記録ID: 197095
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖
南アルプス 易老岳から聖岳
2012年06月02日(土) ~
2012年06月03日(日)
s-mochi
その他1人
- GPS
- 36:09
- 距離
- 23.8km
- 登り
- 3,014m
- 下り
- 2,961m
コースタイム
<6/2> 4:35易老渡、9:45易老岳、12:25喜望峰、12:57仁田池、13:33茶臼岳、15:35奇岩竹内門、16:22上河内岳肩、聖平冬季小屋 18:30
<6/3> 5:35冬季小屋、6:08薊畑、7:04前聖岳、8:40聖岳、10:20薊畑、13:20造林小屋、14:45西沢渡、15:44聖光小屋、16:15易老渡
<6/3> 5:35冬季小屋、6:08薊畑、7:04前聖岳、8:40聖岳、10:20薊畑、13:20造林小屋、14:45西沢渡、15:44聖光小屋、16:15易老渡
天候 | 6/2(土)曇り、6/3(日)午前中は薄曇りの中、太陽が出る場面も 、午後は雨のち曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
6/1: 相模原に19:30に集まり、食事をとり、20:30 高尾山ICに向かう。 圏央道 高尾山ICが開通した為、八王子ICを回るより速そうだ。 中央道は比較的空いており、23:00過ぎには松川ICを降りた。 直ぐにコンビニに向かい、明日の朝食を購入し、易老渡へ向かう。 易老渡へは二度目なので迷う事も無く、約1.5時間で到着した。 駐車場には車は無く我々のみ。 途中 土砂崩れの2箇所は、河原へのエスケープ道があり、問題無く通過できる。 6/2: 4:00起床 (3:00頃、釣り客に、何処へ行くのかと、起こされる、迷惑な話である。) 4:35 天候は曇り、登山届を出し、出発した。 之から易老岳まで、880mから2354mまで、1500m余りを5時間程掛けて登る事になる。 易老岳が近づくにつけ、雪が出てくる。 9:45 易老岳着、頂上は平なのだが、雪が40-50cmは在るだろうか。 光岳、茶臼岳方面にはトレースが無く、ピンクテープを頼りに、北面に下っていく。 所々、雪の無い道を交えながら、喜望峰を目指す。 12:25 喜望峰へ到着した。 先も長いので、仁田岳はエスケープする。此処からの稜線は木道の上に雪が有る個所を通過し、仁田池には12:57 通過した。 次のピークが茶臼岳 2604mに向かう。 先に行った Mさんを追いかけ、ふと頂上に目を向けると、上半身が黒い雷鳥を捉えた。 13:33 茶臼岳に到着した。 此処で遅い昼食にする。 次のピークが上河内岳 2802mが遠くに構えている。箱庭の様な場所を通り、雪渓を歩き、奇岩竹内門を15:35に通過した。 肩には16:22に到着。 頂上へは片道20-30分かかるので、エスケープする。 此処から長い雪渓を左にトラバース気味に進み、聖平小屋(2260m)が見える箇所から、樹林帯の中を下るが、所々 雪が有り、時間が食われる。18:30 聖平小屋に到着した。早速沢筋に 水を汲みに行き、冬季小屋に入る。 今日は此処まで誰とも会っていない。 小屋の外には単独行が到着した模様、 テントを張るとのこと。 今日は、貸し切る状態の中、最初は持ち上げたビールで乾杯する。その後食事を作るが、小屋の中とはいえ可也 冷え込む。 明日も早いので早々に就寝する。 6/3 4:00起床だが、未だ寝むさが残る。 ラーメンと餅の食事を採り、5:35に小屋を出た。天候は薄曇りで時々太陽も顔を出すまあまあの天気である。 西沢渡に下る分岐である 薊畑には6:08に到着。 荷物はそのまま持ち、聖岳に向かう。 7:04前聖岳に到着した。 中々良い道である。 途中、道は雪渓に入ったりと、ザレた道を登っていく。 昨日に続き、今日も1羽の雷鳥を確認した。 8:40 3013mの聖岳頂上に到着した。 雪は標識の出具合から60cmだろうか、奥聖岳へは雪の無い道が続いている。 生憎のガスで、回りに展望は無かった。 9:10 下りにかかる。10:20 分岐に戻り後はひたすら、西沢渡を目指す。 12:30頃 雨になる。 此の道は可也の急下降で、滑落注意の看板を共に、滑落防止のネットを張っていた。 滑落者が居る事が想像できる。 13:20 旧造林小屋に到着した。 此処から、河原への道を下るが、Mさんとはぐれる。 此の下の先が西沢渡と思い、対岸に渡り、先を目指すが、どうも、西沢渡が見えている。靴を脱ぎ、水に入るが、雪解けの水は冷たく、とても渡れない。 暫し戻り、渡渉を試みるが適当な個所が無い為、意を決して、靴のまま水に入る。対岸に渡り、もと来た道を登り、再び 造林小屋に戻った。 既にMさんは居なかった。どの道が西沢渡への道か、確認できないまま、更に稜線まで登り慎重に降りるが、矢張り、道は造林小屋となる。 ガイドを読むと、小屋を回り込み、とある。小屋前の道を行く(先ほどは道が見つからなかったが...)と下山道を発見した。 数分歩くと赤い雨具が見えた、Mさんだ。 多分 1.5-2.0Hは損をしたようだ。14:45 西沢渡の渡渉ポイントに到着した。 水量が多いのと、橋も無いので、ワイヤーケーブルに乗るしかない。 苦労の末対岸に渡る。 15:00 此処から聖光小屋までの林道は、崩壊箇所が無数にあり、気苦労が絶えない。15:44 聖光小屋(970m)に到着した。 此処からは車道を30分で易老渡に到着した。既に16:15だった。 帰りの準備をし、ほっ湯アップル温泉に向かう。 1.5H程林道、国道を走り、到着する。 車を降りると、左足がサンダルの中で滑る感じがしたので見てみると、足首は血だらけだった。 温泉から出てきた女性が、受付でバンドエイドを貰ってくれ、張ったが未だ血が出ている。 湯船に入らない心算で、温泉に入る。 暫くして血も止まったが、傷口を見ると、山ヒルの様だ。 此の後、手打ちとんかつ 志瑞で食事後、20:00位に飯田ICから中央道に入る。 雨は半端でなく、豪雨状態だった。 22:15 高尾山ICを降り、ガスを入れ、Mさんを相模原駅に22:35に送り届けた。 |
写真
撮影機器:
感想
一昨年 9月の光岳は多くの登山者に出合ったが、今回は6月と言う時期のせいか、または林道寸断の情報のせいか、聖平で出合った単独行の方以外、人には逢うことは無かった。 ということで、雪道には踏み跡はなく、ピンクテープ、また地形を判断しての徒歩となった。 ガス等で周囲が見えないと危険な状態。
この時期、花が多いのかと想像していたが、2種類? しかなく、寒さのせいなのかと、納得した。 後は、山ヒルに遭ったことは誤算だった。
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もう雪も残りわずかですね。。。
自分の時は聖の標柱が全く見えなかったのに全て見えてます。
聖の標柱をタッチしにまたいつか登りたいですね:)
s-mochiさんの写真を見て南ア南部また縦走したくなりました。
お疲れ様でした!
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