【百名山紀行:98座目】光岳は、遠かった!
- GPS
- 26:55
- 距離
- 38.6km
- 登り
- 4,048m
- 下り
- 4,080m
コースタイム
- 山行
- 6:29
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 7:05
- 山行
- 6:45
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 7:47
- 山行
- 5:28
- 休憩
- 0:14
- 合計
- 5:42
- 山行
- 5:29
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 5:51
■累積標高:±3084m
■コースタイム:6時間25分+6時間45分+6時間20分+5時間5分
■行動時間(休憩時間を含む):7時間5分+7時間47分+5時間42分+5時間51分
(注)データは、ヤマレコMAPから入手しています。
◇茶臼小屋:https://nanpusu.jp/yamagoya/report02.html
水が豊富です。夕食に刺身が出ました。
◇光岳小屋:http://alps2592.c.ooco.jp/
とても綺麗な小屋です。小屋番さんが今年で終わりとのことです。
天候 | 8月21日:曇り 8月22日:ガス(夕方は晴れました) 8月23日:雨所々暴風雨 8月24日:曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
■復路:沼平(送迎バス/12:30-13:00)白樺荘(14:35-17:50)/しずてつバス)静岡駅 ◇井川地区自主運用バス:¥500 http://www.city.shizuoka.jp/000_004645.html ◇しずてつバス:\3100。7月25日で今年の運行は終了しました。 https://www.justline.co.jp/southalps2019/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
■特段危険なところはありませんが、普通に危険な個所(崩落地、朽ちた階段、傾いた桟橋等々)は多々あります。特に仮設の丸太橋から落ちた場合には急流に流されます。 ■登山口から茶臼小屋までは急登の連続です。北アルプス三大急登顔負けと思います。 ■三吉平から静高平まではガレた枯れた沢の中を登っていきますが急登で雨の際には注意が必要かと。 |
その他周辺情報 | ◇白樺荘:https://www.visit-shizuoka.com/spots/detail.php?kanko=445 前泊と下山後の入浴で利用させて頂きました。湯舟からは茶臼岳が望めます。 |
写真
感想
個人的には、百名山の中で今回の光岳が最難関と思っていました。どのルートで登るか色々と悩んだ末の今回の行程になっています。以前から畑薙から入って易老度に下ろうと思っていましたが、今年から易老度からの乗り合いタクシーも無くなり易老度に下っても芝沢ゲートまで歩いてタクシーで移動することになります。ならば、畑薙から往復しようと思いましたが、茶臼小屋から一日で光岳を往復するのは私には無理と言うことで、茶臼小屋に二泊することにしました。これで、以前から泊まって見たいと思っていた光小屋にも泊まることになり、結局山中で三泊することになりましたが、私と同じ日程で歩かれている方も結構いました。直前に台風が来て仮設の橋が流されていないか心配でしたが、無事で良かったです。
今年から井川観光協会の送迎バスの運行がなくなりましたが、白樺荘に宿泊した場合には、翌朝沼平までの送迎があるとのことで白樺荘に宿泊しました(井川地区の民宿に宿泊した場合も可能です)。白樺荘までは東海道線金谷駅から大井町鉄道で千頭駅まで来て、そこからアプト式の鉄道に乗り換えて井川駅まで来て、最後は井川地区自主運行バスで白樺荘にたどり着きました。南アルプス南部は山に登るのも大変ですが、アプローチも大変なところです。翌朝は6時40分に送迎バスが出て7時前に沼平に着きました。(静岡駅から井川地区自主運行バスで井川地区に入ることも可能です)。
(8月21日:曇り)
・送迎バスで沼平まで送って貰い歩きだしましたが、地元の方の車に拾ってもらい登山口まで車で移動しました。畑薙大吊橋は渡ってから登り始めますが早速急登が待っています。ヤレヤレ峠から一旦ウソッコ沢小屋まで下りますが、その間に仮設の丸太橋が二つあります。台風で流されていないか心配していますが思った以上にしっかりとした作りになっていました。ウソッコ沢小屋からが本格的な登りになります。樹林帯の中、展望もない中を黙々と登りますが、毎度のことですが初日はペースが上がりません。横窪沢小屋で大休止を取り茶臼小屋を目指しますが、高山植物が見かけるようになると茶臼小屋に到着します。この日は、小屋も空いていてゆっくりと過ごせました。規模は小さいですが綺麗な小屋です。
(8月22日:曇り)
・朝食は5時からで6時前には光岳に向かいます。朝からガスが掛かっていて展望は全くありませんでした。茶臼岳に登ったら三吉平まで400mほど下ります。途中には南アルプスの森らしさを感じさせるところも所々にあり疲れを癒します。三吉平から静高平らまではザレた涸沢を登っていきますが、急登でルートを見失いそうなところです。ひと踏ん張りすると静高平に着きますが水が豊富に流れていました。ここで水を補給して光岳小屋に入ります。小屋にザックを置き光岳に向かいますが、山頂からの展望はなく少し行った展望台から光岩が見えていました。夕方には雲が取れ富士山が綺麗に見えていました。これでやっと光岳に来たという実感がわいて来ました。
(8月23日:暴風雨)
・翌日は朝から雨模様で雨具を来て出発しますが、易老岳の手前からは風も強くなり横殴りの雨が吹き付けて低体温症にならないか心配しながら歩き続けました。茶臼小屋に着いた時は、本当にほっとしました。中には横窪沢小屋まで下った人もいましたが、当初の計画通りにこの日も茶臼小屋に泊まることにしました。この日も夕方には雲が取れ富士山が見えてきました。
(8月24日:曇りのち晴れ)
・下山日です。沼平に12時30分に送迎の車が来る予定ですので、それに間に合うように小屋を出ます。三日前に登って来た道ですが、よくぞこんな道を上ってきたものだ、と感心しながら下っていきます。とにかく事故を起こさないように慎重に下ります。気温もさほど高くならずに歩きやすい一日でした。草薙大吊橋を越えて沼平まで歩いていたら、予定していた井川観光の送迎の車が椹島の方向から来て拾ってもらい白樺荘まで送って貰いました。白樺壮で汗を流して喉を潤してから、しずてつのバスで静岡に出て帰宅しましたが、ともかく計画通りに歩きとおせて満足いく山行でした。しかし、光岳は遠い山でした。記憶に残る山行となりました。
(参考までに)
◇山行記録_2019年(46回)
https://www.yamareco.com/modules/diary/69690-detail-178223
◇百名山登頂記録(98/100)
https://www.yamareco.com/modules/diary/69690-detail-111830
こんにちは
machida-kumaさんが24日、下山中に登っていた二人組です。
大変な山行だったようですが、日本百名山98座目 光岳登頂おめでとうございます。
次は 飯豊山ですね。
好天をお祈りしております〜
いつまでも ご健康で楽しい山登りを〜
umunaruhodoさん
コメントありがとうございました。
お話をさせていただいたのを覚えております。
3日目の暴風雨は、経験したことのないほどでした。
私の方は、残りは飯豊山と筑波山ですのでクリアできると思いますが、
umunaruhodoさんは、二百名山に挑戦とは凄いですね。
完登を陰ながら祈っております。
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