19時の河口湖駅。スバルライン五合目行きのバスは二つ前の富士山駅が始発のため、混雑が予想される場合はそちらから乗った方がいいが、河口湖駅は綺麗でロケーションが良いので好きだ。五合目までのバス運賃はどちらでも変わらない。
0
19時の河口湖駅。スバルライン五合目行きのバスは二つ前の富士山駅が始発のため、混雑が予想される場合はそちらから乗った方がいいが、河口湖駅は綺麗でロケーションが良いので好きだ。五合目までのバス運賃はどちらでも変わらない。
五合目行きのバス亭にいるのは自分以外は全員外人の人達だ。みんな弾丸するのだろうか。それにしてはザックが小さいものばかりだ。
0
五合目行きのバス亭にいるのは自分以外は全員外人の人達だ。みんな弾丸するのだろうか。それにしてはザックが小さいものばかりだ。
発車時間を過ぎてから駆け込んできて車内で切符を買う人達やら、途中でトイレを堪えきれなくなって停車してもらうやらで、なんと20分遅れで五合目に到着。観光地はこれがある。風が強く、気温は15℃ほどか。中綿ジャケットを羽織る。
0
発車時間を過ぎてから駆け込んできて車内で切符を買う人達やら、途中でトイレを堪えきれなくなって停車してもらうやらで、なんと20分遅れで五合目に到着。観光地はこれがある。風が強く、気温は15℃ほどか。中綿ジャケットを羽織る。
バス亭前の雲上閣のレストランは21:30まで、少し歩いたところにある無料休憩所は終夜開いている。高度順応で時間を潰している人達がチラホラ。
0
バス亭前の雲上閣のレストランは21:30まで、少し歩いたところにある無料休憩所は終夜開いている。高度順応で時間を潰している人達がチラホラ。
バスの冷房が非常にキツく、車内は15℃程度だったと思う。暑さが苦手な白人観光客向けのガイドラインでもあるんだろうか。冷えた体をおでんで温める。
0
バスの冷房が非常にキツく、車内は15℃程度だったと思う。暑さが苦手な白人観光客向けのガイドラインでもあるんだろうか。冷えた体をおでんで温める。
頭にライトをつけるのが苦手だ。また着けているのを忘れ帽子を脱いで地面に叩き付けてしまったりするので、今回はショルダーハーネスに取り着けてみることにした。使い勝手は落ちるだろうけど、ルートの明確な富士山なら困らないのでは…。
0
頭にライトをつけるのが苦手だ。また着けているのを忘れ帽子を脱いで地面に叩き付けてしまったりするので、今回はショルダーハーネスに取り着けてみることにした。使い勝手は落ちるだろうけど、ルートの明確な富士山なら困らないのでは…。
1時間後の21:20。おトイレを済ませて、いざ闇の中へ出発!夜間は雲上閣のトイレは閉鎖されているので、階段下の無料休憩所隣のトイレを使う。こちらは無料でもある。風が非常に強い上にちょうど雨が振り出し、カメラはザックにしまうことにした。ここから御来光まではスマホ。
0
1時間後の21:20。おトイレを済ませて、いざ闇の中へ出発!夜間は雲上閣のトイレは閉鎖されているので、階段下の無料休憩所隣のトイレを使う。こちらは無料でもある。風が非常に強い上にちょうど雨が振り出し、カメラはザックにしまうことにした。ここから御来光まではスマホ。
22:15、六合目(2390m)到着。登山センターは夜間でも開いておりヘルメットが借りられる。雨は降ったり止んだりを繰り返している。【服装:Tシャツの上からレインウェア】
0
22:15、六合目(2390m)到着。登山センターは夜間でも開いておりヘルメットが借りられる。雨は降ったり止んだりを繰り返している。【服装:Tシャツの上からレインウェア】
さらに1時間の23:20、七合目(2700m)花小屋に到着。いいペースだ。雨が強くなってきたのでレインパンツ、レイングローブを着用。ザックカバーは最初からしている。ここからは岩場となり、夜間はやや注意が必要。雨で滑りやすくもなっている。
0
さらに1時間の23:20、七合目(2700m)花小屋に到着。いいペースだ。雨が強くなってきたのでレインパンツ、レイングローブを着用。ザックカバーは最初からしている。ここからは岩場となり、夜間はやや注意が必要。雨で滑りやすくもなっている。
少し上の日の出館。山小屋に着く度に必ずベンチに座って休憩するのが楽しみだ。夜間はベンチを片付けてしまう山小屋もある。baffをしたり外したりして体温調節をしている。
0
少し上の日の出館。山小屋に着く度に必ずベンチに座って休憩するのが楽しみだ。夜間はベンチを片付けてしまう山小屋もある。baffをしたり外したりして体温調節をしている。
日が変わって1:45、八合目(3100m)太子館に到着。相変わらず風が強い。ここのベンチをお借りして1時間の大休止。食事を採る。この上の蓬莱館で岩場も終わりだ。毛糸の帽子を着用。
0
日が変わって1:45、八合目(3100m)太子館に到着。相変わらず風が強い。ここのベンチをお借りして1時間の大休止。食事を採る。この上の蓬莱館で岩場も終わりだ。毛糸の帽子を着用。
時刻的にそろそろ日の出のようだ。登山開始からずっと吹き荒ぶ強風に体力を奪われ、かなり辛くなった。ペースもガタ落ち。予定では九合目付近でご来光という手筈だったが、これは無理だ…。寒くて喉も乾かず、2.5L持ってきた水も全然減っていない。
0
時刻的にそろそろ日の出のようだ。登山開始からずっと吹き荒ぶ強風に体力を奪われ、かなり辛くなった。ペースもガタ落ち。予定では九合目付近でご来光という手筈だったが、これは無理だ…。寒くて喉も乾かず、2.5L持ってきた水も全然減っていない。
4:45、本八合目(3370m)、富士山ホテルに到着。今回はこのあたりで拝もうか。山頂ご来光組が行った後なので空いている。ここまで来ると気温は10℃程度。レインウェアの下に中綿ジャケットを着込んで毛糸の帽子を被り、裏フリースの手袋を着用。
0
4:45、本八合目(3370m)、富士山ホテルに到着。今回はこのあたりで拝もうか。山頂ご来光組が行った後なので空いている。ここまで来ると気温は10℃程度。レインウェアの下に中綿ジャケットを着込んで毛糸の帽子を被り、裏フリースの手袋を着用。
ベンチに腰を落ち着けてご来光待ち。大混雑の山頂と比べてなんて快適なんだ…。本当にご来光はこちらがオススメ。
0
ベンチに腰を落ち着けてご来光待ち。大混雑の山頂と比べてなんて快適なんだ…。本当にご来光はこちらがオススメ。
5:10。とうに日の出時刻は過ぎているが、雲に隠れて見えていない。地上は大分明るくなってきた。色が綺麗だ。
0
5:10。とうに日の出時刻は過ぎているが、雲に隠れて見えていない。地上は大分明るくなってきた。色が綺麗だ。
5:24、やっと待ち望んでいたお日様を拝むことができた。
0
5:24、やっと待ち望んでいたお日様を拝むことができた。
おめでとうございます!
0
おめでとうございます!
夜に山を登るのは楽しいことなんてない。景色は見えないし危険はあるし寒いし虫はライトに寄って来る。でもこの瞬間が全てを帳消しにしてくれる。そんな魅力がある。
0
夜に山を登るのは楽しいことなんてない。景色は見えないし危険はあるし寒いし虫はライトに寄って来る。でもこの瞬間が全てを帳消しにしてくれる。そんな魅力がある。
本八合目はここで終了。このあたりで泊まってご来光を見て、それからのんびりと頂上へ行くのが一番いいのかな。ここから山頂までは1時間半というところ。
0
本八合目はここで終了。このあたりで泊まってご来光を見て、それからのんびりと頂上へ行くのが一番いいのかな。ここから山頂までは1時間半というところ。
ご来光待ちで50分ほども休憩していたのに全然体力が回復していない!強風と寒さのせいか。歩いても歩いても先に進まない。5分歩いては1分休憩という有様。
0
ご来光待ちで50分ほども休憩していたのに全然体力が回復していない!強風と寒さのせいか。歩いても歩いても先に進まない。5分歩いては1分休憩という有様。
吉田須走りの下山ルートが見えている。夜は明けたものの、日差しは地上に届かず気温は10℃以下に留まっている。登山開始時からの強風は止むことがない。
0
吉田須走りの下山ルートが見えている。夜は明けたものの、日差しは地上に届かず気温は10℃以下に留まっている。登山開始時からの強風は止むことがない。
山頂か!と思いきやあれは九合目の鳥居のようだ。山頂前の鳥居は明神だったからね。はあ。
0
山頂か!と思いきやあれは九合目の鳥居のようだ。山頂前の鳥居は明神だったからね。はあ。
九合目の久須志神社跡で休憩。つらい。空気の薄さもあるが、もう体力が完全に尽きている。足が動かない。
0
九合目の久須志神社跡で休憩。つらい。空気の薄さもあるが、もう体力が完全に尽きている。足が動かない。
前回、灼熱の吉田下山ルートに苦しめられた経験から、今回は水を2.5Lも持って来た。しかしこの寒さの為ここまで僅か300mlほどしか消費していなかった。体力も尽きたので1Lを廃棄する。
0
前回、灼熱の吉田下山ルートに苦しめられた経験から、今回は水を2.5Lも持って来た。しかしこの寒さの為ここまで僅か300mlほどしか消費していなかった。体力も尽きたので1Lを廃棄する。
8:00、とうとう山頂!9合目から35分の所を50分かけて到着。
0
8:00、とうとう山頂!9合目から35分の所を50分かけて到着。
久須志神社の山頂御朱印を拝領!
0
久須志神社の山頂御朱印を拝領!
ちょうど雲と雲に挟まれる形で、山頂からの展望は一切ない。さっきはよくご来光が見えたもんだ。
0
ちょうど雲と雲に挟まれる形で、山頂からの展望は一切ない。さっきはよくご来光が見えたもんだ。
山小屋で命のラーメン。少し味が薄いが、量があって嬉しい。前回はこれでどうにか低体温症を免れた思い出のラーメンだ。疲れ切った体では器を持つのも一苦労。
0
山小屋で命のラーメン。少し味が薄いが、量があって嬉しい。前回はこれでどうにか低体温症を免れた思い出のラーメンだ。疲れ切った体では器を持つのも一苦労。
ラーメンを食べて出ると少し暖かくなっていた。10℃はありそう。そういえば、去年に続き高山病の気配もない。この疲労で高山病にまでなったら、本当にブルドーザーに乗せて貰うしかないぞ。
0
ラーメンを食べて出ると少し暖かくなっていた。10℃はありそう。そういえば、去年に続き高山病の気配もない。この疲労で高山病にまでなったら、本当にブルドーザーに乗せて貰うしかないぞ。
火口。かつてはこの下に(火口のど真ん中)に大日如来を祀るお堂があったという。掘れば跡が出てくるだろう。対面には剣ヶ峰が見えているが、今回も断念。本当にあそこは遠い…。
0
火口。かつてはこの下に(火口のど真ん中)に大日如来を祀るお堂があったという。掘れば跡が出てくるだろう。対面には剣ヶ峰が見えているが、今回も断念。本当にあそこは遠い…。
風が強いので鳥居その他のお祀りセットを並べることは出来ず、これで失礼を。とうとう富士山頂でお稲荷さまをお祀りできて嬉しく思います。
0
風が強いので鳥居その他のお祀りセットを並べることは出来ず、これで失礼を。とうとう富士山頂でお稲荷さまをお祀りできて嬉しく思います。
9:00、寒く厳しい山頂を後にする。ここから4時間日陰なしの灼熱の吉田下山ルートが始まる。
0
9:00、寒く厳しい山頂を後にする。ここから4時間日陰なしの灼熱の吉田下山ルートが始まる。
水はあと1.3Lほど。微妙なラインだが、あそこに見える本八合目で補給できるので、最終判断は保留。曇っていて前回よりは楽だが、体力がもうない。歩き出して20分くらいで暑くなり、中綿ジャケットとレインパンツを脱いだ。
0
水はあと1.3Lほど。微妙なラインだが、あそこに見える本八合目で補給できるので、最終判断は保留。曇っていて前回よりは楽だが、体力がもうない。歩き出して20分くらいで暑くなり、中綿ジャケットとレインパンツを脱いだ。
13:00。写真を撮るような余裕もなくトボトボと歩いて4時間。七合目と六合目の中間あたり。まだ1時間は掛かりそうだが、地獄の九十九折を抜けてほんの少し元気が出てきた。
0
13:00。写真を撮るような余裕もなくトボトボと歩いて4時間。七合目と六合目の中間あたり。まだ1時間は掛かりそうだが、地獄の九十九折を抜けてほんの少し元気が出てきた。
14:10、スバルライン五合目に帰着!水は大丈夫だったが、案の定日差しがキツく、かなり日焼けしてしまった。
0
14:10、スバルライン五合目に帰着!水は大丈夫だったが、案の定日差しがキツく、かなり日焼けしてしまった。
あ〜こんなに辛いのは始めてだ。弾丸なんてもう2度としない。もう歩けないと思ってからその2倍は歩いた。とにかく無事に戻れたことを感謝します。
0
あ〜こんなに辛いのは始めてだ。弾丸なんてもう2度としない。もう歩けないと思ってからその2倍は歩いた。とにかく無事に戻れたことを感謝します。
去年売り切れだった富士子チャンを連れて帰宅。富士の神様ありがとうございました。
0
去年売り切れだった富士子チャンを連れて帰宅。富士の神様ありがとうございました。