笠ヶ岳 〜台風通過直後の暴風雨にも負けず
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- GPS
- 38:48
- 距離
- 31.1km
- 登り
- 3,132m
- 下り
- 2,999m
コースタイム
- 山行
- 7:26
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 8:15
- 山行
- 6:41
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 8:11
水は小屋入口右側に蛇口あり(テン場の水場は涸れた模様)
天候 | 8/16 暴風雨のちガス 8/17 ガスのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(新穂高センター手前のスノーシェイド内に駐車場への分岐あり) 台風直後のため空き多数あり https://www.okuhida.or.jp/archives/5001 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所無 杓子平より上は遮るものがない為、暴風雨の際は低体温症に注意 |
その他周辺情報 | 荒神の湯(栃尾温泉)は無料(寸志200円程度) 蒲田川沿いの露天風呂。洗い場はなし |
写真
感想
台風10号の影響で17日の日帰り山行への変更も検討したが、17日の天候回復に一縷の望みを託し、結局当初の予定通りで実施することとした。前日15日の夜、台風がようやく日本海へ抜けた頃我が家を出発した。
高速道路は至る所50キロ規制をしており、走行車線をトラックが抜かしていくと飛沫で何も見えない中、高速を一路奥飛騨へ走らせた。途中のパーキングは水たまりになっているところがありトイレまでジャボジャボ歩き、停めてる車の中にいると風で車ごと持っていかれそうだ。
おかげで、新穂高の駐車場には全く困ることがなく、新穂高センターからほど近い第3駐車場に停める事ができたのが、この天候での良さか。
16日は杓子平まで土砂降りの中での登行。カッパも撥水の限界を超えたか、あるいは撥水処理を怠っていただけか、カッパを着たはずの下の皮膚の上を水が流れ、体が急速に冷えていった。幸い杓子平に着いたころには雨風が止み、低体温症になることはなかったのが幸いだ。9時間歩行・標高差1800m・テント泊の装備に登山口から1時間も歩くと早くもバテバテに。つらい登りを癒してくれるのが数々のお花。花の写真撮影をしている間は貴重な休憩になったが、バテていたからか花の写真の大半がピンボケだったのは、やはり休憩メインだったからか。杓子平から抜戸岳分岐へは気合で登り切りました。
テン場についてから小屋までの「0.2K、モウスグ」の案内はバテバテの私には、終わりなき階段のようで辛かった。小屋でテン場の手続きを済ませるや否や、ビール(500ミリ缶800円)にて乾杯し、台風10号の中で宿泊した人の貴重な体験談を聞くことができた。
小屋の中にあった天気予報では翌日晴れとあり、4時起床で御来迎と気合を入れて臨んだが、予想に反して翌朝もガスの中。時々晴れ間も見えたが、結局笠ヶ岳、槍穂は最後まで姿を現さなかった。そんな山行だったが、sherpapaさんから受け継いだテントとサーマレストで快適に過ごすことができ、夜はdusterシェフによる、名古屋グルメの味噌煮込みうどんを堪能し、テント生活が楽しめました。
毎年恒例の「心の洗濯」と称するmetsさんとの沢登り。
今年は飛騨のデート沢として名高い「沢上谷」を所望されるも、私は過去2度遡行したことがあり、いまいち触手が動きませんでした。
しかしながら、近くにある笠ヶ岳と組み合わせができるのではないかと思い、metsさんに打診したところOKが!
本当はクリヤ谷から登りたかったですが、台風の影響で増水が懸念されたため、一般的な笠新道を登下降することにしました。
初日はひたすらガスの中、翌日も真っ白な朝を迎えましたが、下山中に時折ガスが切れ、北アルプスらしい絶景の一部が垣間見えたことは、喜ばしいことでした。
ただ、抜戸岳分岐から笠新道登山口までの標高差1,400mに及ぶ激下りは、足にこたえました。。。(翌日は筋肉痛)
コメント
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metsさん
台風一過の笠に行かれたんですね。
私は今シーズンの夏休みは天気がよくなかったのでオフでした。
この笠は他の山仲間を誘っても、ハードな登りなので断られています。
また、来シーズンでも天気のいい日に一緒にぜひ、再チャレンジしましょう。
dusterさん
やはり、あの上り下りはハードでしたか?
orisさん こんばんは
16日はともかく、17日は大展望を期待してたのですが・・・
笠新道はつづれ織りに作られているので急登一辺倒ではなく、それほどでもないと思いますよ
樹林帯での山野草、杓子平の解放感と笠新道はしんどいなりに楽しみながら歩けますから、ぜひ一度チャレンジしてください。
orisさん、こんにちは。
笠新道は、良く整備された歩きやすい登山道ですが、標高差はきっちりありますので、それだけご留意いただけたらと思います。
比較的軽装で日帰りされる方もいらっしゃいましたが、山荘泊まりとして荷物を軽くするのもいいのではないでしょうか?
バテバテ&悪天候&視界不良と、なんとも苦行のような山行でしたね。
でも翌日の杓子平はなかなかの展望でよかったですね。
それにしてもdusterさんはすっかりワンゲル魂を抜かれてしまっていますねぇ…
sherpapaさんからのプレゼント、活躍していますね!
sherpapaさん、喜んでくれますね!
咲き終わった何か、の前の白い花弁の花は、前にnekobaさんのレコで知った「森の妖精ゴゼンタチバナ」だと思いますょ^_^
takahoseさん、こんばんは
気象条件は決して良くなかったですが、それなりに充実した山行でしたよ
久しぶりのテント泊でしたしね
傘&ザックカバーの使用は、いまどきの標準的な登山者の常識かと
だって、一般ハイカーみたいなものですから
(一般ハイカーが、ダブルヘッダーで沢登りを組み入れるか!という指摘はナシですよ
takahoseさん こんばんは!
今回は、直前の台風通過で17日の日帰り沢登りのみも検討してたんですけど、前日のdusterさんからの『行きますか!』と有無を言わさないメールに、台風の中強行して来ました。
天気はいまいちでしたけど、駐車場もルートもテン場も空いてましたし、涼しかったので良しとしましょう。
他にもワンゲル精神の忘れ、濡れた靴下は胸に入れて寝て乾かすも、臭いに耐えられないのか、やってなかったし、嘆かわしい限りです。(私は替えの靴下を使ってたとか言う突っ込みは、無しですよ)
のスッキリ爽快とはならなかったんですね
metsさん、dusterさん、こんばんは
僕も2年前に雨の笠新道歩いてますが、長いし、急だし、単調だし、さらにカッパがムレムレで大変でしたが、さすがワンゲルで鍛えられたお二人、それ程でもなかったですか
笠ヶ岳は、クリヤ谷からも面白そうですね いつか増水してないときにチャレンジしたいと思ってます
lowrider さん おはようございます。
改めてlowriderさんのレコを読み返すと、私と同じ様に台風直後の山行だったのですね。その後lowrider さんのレコでは夕方から大展望となってますが、私らは普段の行いが悪いのか、、、、
笠新道は実はよく調べもせず登ったので、笠新道登山口に着いたとき、杓子平までコースタイム4時間!となってしまいました。世間一般のハードとかいう評価を知らずに、まあこんなもんか!という感じでした。
抜戸から双六さらにその先へと、lowrider のレコを見て是非行って見たくなりました。
lowriderさん、こんにちは。
笠新道の眺望は素晴らしいですが、単に登下降するよりも、クリヤ谷を登りに加えた方がより楽しめると思いますよね。
私もトライしてみたいです。
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