常念岳・蝶ヶ岳【三股-常念岳-蝶ヶ岳-三股】
- GPS
- 27:12
- 距離
- 16.5km
- 登り
- 2,083m
- 下り
- 2,068m
コースタイム
- 山行
- 7:39
- 休憩
- 0:33
- 合計
- 8:12
天候 | 1日目:晴れ(雲多し) 2日目:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特になし |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
風のため断念した2014年、雨とガスの中を登った2015年と、常念岳には運がなかったので、再度登ろうとずっと機会をうかがっていました。
週末の天気が好転したので、急遽、常念岳・蝶ヶ岳をテント泊1泊で行くことに。
今年初めてのテント装備だったので、出発もゆっくりめの、歩くペースもゆっくりめの、体力温存モードで三股を出発しました。
すぐに常念岳への登山道に取り付き、勾配がきつくなります。
しばらく樹林帯を登っていくと勾配が緩くなり、またしばらく登っていくと、樹木の頭から前常念岳がちらちらと。
ちょっとずつ勾配がきつくなり始め、森林限界を抜けると、岩との戦いになりました。
前常念岳は、常念岳の前衛ではありますが、かなり登りごたえのある登攀で、避難小屋に到着したときに安堵感は、とても大きかったです。
避難小屋からひと登りすると前常念岳の三角点があり、そこからは、稜線沿いに常念岳までの登山道が伸びています。そして、右手には常念岳以北の常念山脈が丸見えです。
この稜線も結構くせもので、ところどこのピークに大きな岩が横たわっていて、歩きにくいったらありゃしない。
そんな登山道と悪戦死闘している間に、どんどん常念岳は近づいてきて、常念岳の肩に到着しました。方に到着すると、その先には槍ヶ岳が顔を出してくれました。ただし、槍の穂先は雲の中でしたが。
肩からは頂上が見えているの、ただ登るだけなのですが、意外と勾配がきつく、休み休み登っていきます。
2015年は、視界がまったくなかったので、肩からはひたすら下を見ながら登り、いつの間にか頂上に到着したのですが、今回は頂上が見える分、精神的にはきつかったかもしれません。
常念岳の頂上からは、槍ヶ岳から穂高岳にかけてが一望で、最高の展望台です。
北には常念山脈の山々のほか、北アルプス最深部の鷲羽岳、水晶岳、野口五郎岳も見えました。
南には、蝶ヶ岳までの緩やかな稜線が見え、遠くに蝶ヶ岳ヒュッテの赤い屋根も確認することができました。
常念岳からの眺望を楽しんだ後、蝶ヶ岳に向けていったん高度を下げ、いくつかのピーク(しかも、意外としっかりとした)を越え、蝶槍に取り付いた時には、体力の消耗が激しく、ただただ登るだけ、という状態になってしまっていました。
前常念岳への登攀と細かいアップダウンで、かなりスタミナを使い果たしたようです。
蝶槍からは、広い稜線を、右手に穂高岳を望みながらゆっくりと歩き、蝶ヶ岳ヒュッテに到着しました。
朝、明るくなってからテントを出て、蝶ヶ岳の頂上に向かい、蝶ヶ岳にしっかり登頂し、穂高岳から槍ヶ岳の展望をじっくり味わいました。
最初は穂高岳と槍ヶ岳の頂上には雲がかかってきましたが、雲が流れていたので、プラプラしたり、テントを撤収したりしながら時間を過ごし、最後はなんとか、雲のとれた穂高岳を拝むことができました。
槍ヶ岳は最後まで雲の中でしたが、昨日、しっかり見れたので、大満足です。
最高の眺望を存分に味わったのちに、後ろ髪をひかれる思いで下山を開始しました。
蝶ヶ岳から三股への登山道は、勾配がきついところと緩やかなところがはっきりしていて、大きな岩などもなく、とても歩きやすいルートです。
昨日の疲れも引きづることもなく、快調に歩くことができ、あっという間に三股まで下山できました。
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