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Yamareco

記録ID: 1991556
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
妙高・戸隠・雨飾

焼山(新潟焼山/杉野沢橋からのピストン)

2019年08月25日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
11:54
距離
18.8km
登り
1,675m
下り
1,676m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
10:07
休憩
1:45
合計
11:52
距離 18.8km 登り 1,676m 下り 1,676m
5:14
21
5:35
5:45
3
5:48
30
滝沢
6:18
22
金山谷
6:40
6:50
14
裏金山谷
7:04
7:19
38
地獄谷
7:57
117
焼沢
9:54
9:55
7
10:02
10:04
57
11:01
11:21
19
11:40
11:57
34
2250m引き返し地点
12:31
12:40
43
焼山
13:23
13:26
7
13:33
79
14:52
35
焼沢
15:27
15:41
14
地獄谷
15:55
21
裏金山谷
16:16
32
金山谷
16:48
2
滝沢
16:50
16:54
11
17:05
1
17:06
ゴール地点
天候 晴れ&ガス
過去天気図(気象庁) 2019年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
杉野沢橋付近の駐車スペース(無料/10台程度)
 
コース状況/
危険箇所等
●コース全般
最近まで入山規制されていたため、登山道は荒れています。
特に裏金山谷から先は道形はうっすらあるものの、
下は伸び放題の薮、上は枝に覆われていて、ほぼ隠れてしまっており、
ある程度のルーファイが必要でした。

●杉野沢橋〜焼沢
石のゲートを通過して河原に出る手前の踏み跡を樹林の方に入っていきます。
(いきなり間違えて、真川を遡上してしまいました)。
真川の堰堤を越えて滝沢までは、平坦な道を進みます。
滝沢(飛び石でオッケー)を渡渉後、金山谷までは真川に沿ってトラバースします。
要所にはお助けロープが付いています。
金山谷を渡渉(こちらも飛び石オッケー)後、尾根(焼見台)を一つ乗り越え、
しばらく沢脇の平坦地を進みます。道が不明瞭になり始めます。
裏金山谷は、渡渉ポイントに薄いペンキマークがありますが、
ここを渡渉しようとすると靴を濡らさなければなりません
(行きは裸足で渡渉、帰りは少し上流で飛び石伝いに渡れました)。
地獄谷(靴脱ぐ必要あり)を過ぎると、地獄谷とヌルイ沢の間を進み、
1630m付近で焼沢(水場)を渡ります。
地獄谷の渡渉後、ルートは一層ワイルドになります。

●焼沢〜富士見峠
焼沢を過ぎるとトラバース気味に進み、1680m付近から九十九折に登っていきます。
1890m付近は道間違いしやすいポイントだと思います。
正規ルートは山腹を巻いていきますが、ガレ沢を直登していく方に引き込まれます。
2000m付近からは、富士見峠に向けてトラバースします。
富士見峠直前のザレた崩落地は要注意。

●富士見峠〜焼山
富士見峠で縦走路に合流し、水無沢を経て泊岩分岐まで緩やかに下ります。
泊岩分岐から山頂までは高低差350mほどの登り。
2200m付近で森林限界を超えると、ザレ場を直登して火口縁に出ます。
火口縁を時計回りに進み、2400mピークを経て焼山山頂へと至ります。
 
杉野沢橋よりスタート
2
杉野沢橋よりスタート
石のゲート
真川の河原に出て遡上してしまいましたが、これはまちがい
1
真川の河原に出て遡上してしまいましたが、これはまちがい
行き詰まってしまい、来た道を戻ってやり直し。河原に出る手前にうっすら踏み跡を発見
行き詰まってしまい、来た道を戻ってやり直し。河原に出る手前にうっすら踏み跡を発見
いきなりぬかるみに足を突っ込んでしまったkomemame。靴を洗います
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いきなりぬかるみに足を突っ込んでしまったkomemame。靴を洗います
滝沢手前で下ります
滝沢手前で下ります
滝沢を渡ったあとはトラバース道に入ります
滝沢を渡ったあとはトラバース道に入ります
この辺りはまだしっかりした道でした
この辺りはまだしっかりした道でした
トラバース道が続きます
トラバース道が続きます
このあたりを歩いてる時は、後でこんな大変になるとは思いも寄らず
このあたりを歩いてる時は、後でこんな大変になるとは思いも寄らず
金山谷。飛び石でオッケー
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金山谷。飛び石でオッケー
尾根をひとつ乗り越えると…
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尾根をひとつ乗り越えると…
ドーンと焼山
アップで(photo komemame)
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アップで(photo komemame)
縦位置でもパチリ
2
縦位置でもパチリ
焼山を眺めながら進みます
焼山を眺めながら進みます
裏金山谷に到着。飛び石での渡渉が難しく…
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裏金山谷に到着。飛び石での渡渉が難しく…
danyamaはこれで凌ぎます
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danyamaはこれで凌ぎます
komemameは靴を脱いで
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komemameは靴を脱いで
裏金山谷を過ぎると登山道がワイルドに
2
裏金山谷を過ぎると登山道がワイルドに
地獄谷。この石を乗り越えた後…
3
地獄谷。この石を乗り越えた後…
靴を脱いでの渡渉となりました
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靴を脱いでの渡渉となりました
地獄谷を通過すると、道はよりいっそうワイルドに
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地獄谷を通過すると、道はよりいっそうワイルドに
なんだろ?これ(photo komemame)
2
なんだろ?これ(photo komemame)
焼山を見上げます
1
焼山を見上げます
下草ボウボウ
枝を払い除けながら
1
枝を払い除けながら
焼山が少し近づきました
焼山が少し近づきました
1680m付近から九十九折に登っていきます
1680m付近から九十九折に登っていきます
青空が見えてきてこちらに引っ張られます
2
青空が見えてきてこちらに引っ張られます
斑点のないコオニユリ
7
斑点のないコオニユリ
でもこれ、実は道間違え中
でもこれ、実は道間違え中
ようやく薮と枝から解放されたと喜んで…
ようやく薮と枝から解放されたと喜んで…
火山岩のガレ場を登っていきます
火山岩のガレ場を登っていきます
その後、危険なザレ場で「こりゃ、おかしい」と気づきます
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その後、危険なザレ場で「こりゃ、おかしい」と気づきます
振り返ると高妻山&乙妻山。手前は地蔵山でしょうか
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振り返ると高妻山&乙妻山。手前は地蔵山でしょうか
正しいルートに強引に復帰
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正しいルートに強引に復帰
正しいと言ってもこんな感じが続きます
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正しいと言ってもこんな感じが続きます
2000m付近から富士見峠に向けてトラバース
2000m付近から富士見峠に向けてトラバース
ミヤマキンポウゲ
1
ミヤマキンポウゲ
アップで(photo komemame)
2
アップで(photo komemame)
ハクサンフウロ
ようやく視界が開けて来ました
2
ようやく視界が開けて来ました
裏金山と奥が金山かな
3
裏金山と奥が金山かな
富士見峠に向かって藪漕ぎ
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富士見峠に向かって藪漕ぎ
最後の試練
富士見峠直前のザレた崩落地。ここは要注意
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富士見峠直前のザレた崩落地。ここは要注意
胸から下はびしゃびしゃ
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胸から下はびしゃびしゃ
ようやく辿り着いた富士見峠はチョー地味
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ようやく辿り着いた富士見峠はチョー地味
縦走路に合流
刈り払いされた登山道
刈り払いされた登山道
泊岩分岐。規制解除になったからでしょうか、案内板が新しい
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泊岩分岐。規制解除になったからでしょうか、案内板が新しい
泊岩分岐から山頂までは高低差350mほどの登り
泊岩分岐から山頂までは高低差350mほどの登り
グイグイ登っていきます
1
グイグイ登っていきます
ヤマハハコ
2200m付近で森林限界を超えました
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2200m付近で森林限界を超えました
山頂を見上げます
山頂を見上げます
徐々に火山らしい景色になってきました
徐々に火山らしい景色になってきました
晴れたりガスったりを繰り返します
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晴れたりガスったりを繰り返します
ザレ場の登り
巨岩の下を進みます
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巨岩の下を進みます
風もあって涼しい。先週までのあの暑さは何処へやら
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風もあって涼しい。先週までのあの暑さは何処へやら
荒々しい景色に圧倒されます
2
荒々しい景色に圧倒されます
火口縁が近づきます
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火口縁が近づきます
火山岩がゴロゴロ
火山岩がゴロゴロ
火口縁に乗りました
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火口縁に乗りました
焼岳山頂と火口
火口縁に沿ってまずは山頂の西側の岩峰に登ります
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火口縁に沿ってまずは山頂の西側の岩峰に登ります
岩峰にはお助けロープが取り付けられています
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岩峰にはお助けロープが取り付けられています
岩峰を越えて…
東側に回り込みます
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東側に回り込みます
正面に山頂
火口には残雪と青い水
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火口には残雪と青い水
ガスの間から雨飾山が姿を現しました
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ガスの間から雨飾山が姿を現しました
アップで雨飾山(photo komemame)
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アップで雨飾山(photo komemame)
山頂まであと少し!
山頂まであと少し!
オヤマリンドウ
登ること6時間弱…
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登ること6時間弱…
焼山山頂に到着しました
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焼山山頂に到着しました
山頂より。妙高
山頂より。左に鋸岳と鬼ヶ面山。右に雲に覆われた昼闇山
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山頂より。左に鋸岳と鬼ヶ面山。右に雲に覆われた昼闇山
山頂より。雨飾山
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山頂より。雨飾山
山頂より。金山と天狗原山
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山頂より。金山と天狗原山
山頂より。乙見湖
山頂より。乙見湖
TOP of TOPでお昼ごはん
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TOP of TOPでお昼ごはん
おどろおどろしい
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おどろおどろしい
山頂から東に少し進むと最近まで火山ガスが出てたっぽい生々しい場所がありました
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山頂から東に少し進むと最近まで火山ガスが出てたっぽい生々しい場所がありました
火打に向けて下り始めますがルートが見つかりません。入山規制の影響で縦走路は廃道化してるっぽい
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火打に向けて下り始めますがルートが見つかりません。入山規制の影響で縦走路は廃道化してるっぽい
それでも谷なんだかルートなんだかわかんないところを急降下
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それでも谷なんだかルートなんだかわかんないところを急降下
どんどん急斜面になり滑りまくり。これ以上進むのは危険だし、藪漕ぎが加わると時間的にも体力的にもきびしそう
どんどん急斜面になり滑りまくり。これ以上進むのは危険だし、藪漕ぎが加わると時間的にも体力的にもきびしそう
ということで山頂から150mほど下った地点で引き返すことに
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ということで山頂から150mほど下った地点で引き返すことに
ガスが晴れて影火打が見えました。最初はこれが火打だと思ってましたが火打は奥に隠れていることを後で知ります
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ガスが晴れて影火打が見えました。最初はこれが火打だと思ってましたが火打は奥に隠れていることを後で知ります
こちらは妙高
影火打と妙高をセットで
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影火打と妙高をセットで
胴抜切戸を見下ろします。火打までの縦走路はほぼ藪に覆われているのが確認できました
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胴抜切戸を見下ろします。火打までの縦走路はほぼ藪に覆われているのが確認できました
晴れたりガスったり目まぐるしい空
晴れたりガスったり目まぐるしい空
ガスの奥から火打が姿を現しました
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ガスの奥から火打が姿を現しました
東斜面は草付き
(photo komemame)
火口縁まで戻りました
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火口縁まで戻りました
複雑な雲
山頂より。火打と影火打。右の平坦地は天狗の庭
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山頂より。火打と影火打。右の平坦地は天狗の庭
来た道をトボトボ
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来た道をトボトボ
岩峰を下ります
ザレの下り
ガスは多いながらも森林限界上の景色は素晴らしかったな
ガスは多いながらも森林限界上の景色は素晴らしかったな
樹林帯に入りました
樹林帯に入りました
富士見峠を過ぎると再び草薮に閉ざされます
富士見峠を過ぎると再び草薮に閉ざされます
サラシナショウマ
サラシナショウマ
足元が見えず下りですがスピードが上がりません
1
足元が見えず下りですがスピードが上がりません
帰りも下草と枝を払い除けながら
帰りも下草と枝を払い除けながら
高妻&乙妻も見納め
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高妻&乙妻も見納め
沢地帯まで戻ってきました
沢地帯まで戻ってきました
地獄谷は行き同様に靴を脱いで渡渉
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地獄谷は行き同様に靴を脱いで渡渉
帰りの裏金山谷は少し上流で飛び石伝いに渡れました
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帰りの裏金山谷は少し上流で飛び石伝いに渡れました
裏金山谷を過ぎてようやくフツーの道に
裏金山谷を過ぎてようやくフツーの道に
滝沢を通過
滝沢のきれいな流れ
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滝沢のきれいな流れ
堰堤脇を通過
トボトボ
ゲートまで戻りました。お疲れ様でした!
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ゲートまで戻りました。お疲れ様でした!
【おまけ】
帰りは念願のたちばなで豚汁。下山口から少し遠かったけど来た甲斐あり、の美味しさ
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【おまけ】
帰りは念願のたちばなで豚汁。下山口から少し遠かったけど来た甲斐あり、の美味しさ

感想

夏休みに北アから頸城山塊がよく見えていました。
そういえば新潟焼山って最近規制が解除されたんだよね。
火山は、いつまた規制がかかるかホントわかんないんだよなぁ。
ということで登れるうちに行ってみることにしました。

当初は、杉野沢橋から焼山を登って火打まで稜線を辿り、
笹ヶ峰に降りて周回するつもりでした。

しかし、杉野沢橋からのルートがなかなかワイルド。
この日は水量が多かったのでしょうか靴を脱ぐ渡渉が2回、
その後は、足元はほぼ見えず、下草と枝を払い除けてルーファイしながら。
道間違いも2度ほど犯し富士見峠まで思いの外時間がかかってしまいました。
また、長い入山規制のせいで、焼山から胴抜切戸までの夏道も消えていて、
強引に下ってみましたが、胴抜切戸までは草付きのかなりの急斜面でズル滑りして危険。
鞍部まで下れたとしてもガスの間から時折見えた胴抜切戸から影火打までは藪漕ぎ必至。
これは時間的にも体力的にもキビシそう。
進む戻るでkomemameとひと悶着したのちに、来た道を戻ることに。
道が道だけに戻るのもかなり憂鬱でしたが、他に良いルートがなくてしかたなし。

こんなに険しい道だとは思いもよらず、
半袖で臨んでしまい(帰りは長袖に着替えましたが…)腕は生傷だらけ。トホホ。
でも、たちばなの豚汁は疲れた体に沁みたなぁ。
 

夏の暑さはどこへやら、とたんに秋らしい空気の1日。
山は変わり身が早すぎる。
暑過ぎるのはイヤだけど、早々に秋だなんてちょっと寂しい。

今回はこのひんやりした空気に救われました。
だってとにかくすごい藪漕ぎ状態!水量多く徒渉あり。
強烈な自然の力に苦しめられました。
これが本来の山の姿であること、
こうして山に入れることにありがたさは分かっちゃいるけど、
もうやだーーー、勘弁ーって何度思ったことか。
思ったんじゃなくて、思いっきりに口に出してました。
これで暑かったら…。
しかし久々に(?)泣き言を言いながらの山歩きとなり、ちょっと反省もしています。

やっぱり楽しまなくちゃ!
苦しくても楽しさを見つけよう!
と、あらためて思ったのでした。

そういえば帰りに食べたとん汁も、
玉ねぎ本来の自然な甘みが強烈でした。沁みたー。

超自然満喫。

おしまい。

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