幌尻岳(額平川コース)
- GPS
- 15:47
- 距離
- 29.5km
- 登り
- 2,073m
- 下り
- 2,082m
コースタイム
- 山行
- 3:42
- 休憩
- 0:01
- 合計
- 3:43
- 山行
- 10:57
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 11:58
天候 | 一応 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ここからシャトルバスに乗ります(片道2,000円 往復4,000円)※要予約 1日3便 詳細は後述の幌尻岳予約システムにて確認してください。 なお、下山時に泊まる予定の方がそのまま帰れそうなときは シャトルバスの空きがあれば変更も可能で幌尻山荘の管理人の方に伝えていました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<コース概要> 〇第2ゲート〜北海道電力取水施設 延々と林道歩き。およそ7.5kmほど。ただし、何キロ等の標識はありません。 〇北海道電力取水施設〜幌尻山荘 登山道になります。渡渉ポイントですが、 明らかに対岸に渡るところがありますのでわかります。 そこから連続渡渉となるので、登山靴から沢靴等に履き替えましょう。 渡渉ですが、ピンクテープを目印としました。 なお、今回は沢の水は膝の上ぐらいまででした。 渡渉するポイントを間違えると腰とかまでつかるかも。 でも、水が澄んでいるので川底までみえるので問題ないでしょう。 〇幌尻山荘〜幌尻岳 1497mのポイントまでは急な登山道。 ただし、大きな岩とかをよじ登ることはないのでおもったほど きつく感じませんでした。 それ以降は視界が開けて1740mぐらいからなだらかな登りです。 晴れていれば北カールの反対側にある幌尻岳を見ながらの 快適な稜線あるきになるでしょう。 ただし、ハイマツに朝露がついていますので、レインウェアがいいかも。 〇幌尻岳〜戸蔦別岳〜幌尻山荘分岐 幌尻の肩までは軽いアップダウンですが、 そこから標高差約200mのハイマツの藪漕ぎのある下りです。 その後同じぐらいの標高差の戸蔦別岳に登ります。 そして、ハイマツの藪漕ぎもあります。よって、肌の露出は控えたほうがよいでしょう。 なお、七つ沼カールを見ながら歩くことができます。 〇幌尻山荘分岐〜幌尻山荘 激急降下します。ハイマツの藪漕ぎ、笹の藪漕ぎが続きます。 その後、普通の登山道になりますが、六ノ沢の渡渉が待っています。 六ノ沢の幌尻山荘手前の渡渉は深くて登山靴では無理な感じでした。 |
その他周辺情報 | <幌尻岳施設予約システム> http://horoshiri-biratori.jp/ 幌尻岳に関する施設等の予約ができます。 Webからの予約であればリアルタイムに反映されている感じです。 額平川コースで登山する場合は、事前の予約は必須です。 <とよかぬ山荘> http://toyonuka.chu.jp/ 宿泊可。要予約 登山バッチ 500円 ※ 幌尻山荘ではおいてませんでした。 ガスカートリッジも購入できます。※7:00〜21:00の間が管理人さんがいるそうです。 <幌尻山荘> 1泊2,000円 要予約必須: 基本的には2週間前に振り込む必要があるそうです。あくまで基本的にです。 7〜9月は管理人さんがいますが、食事等はありません。 毛布が1枚のみのため、シュラフは必ず持っていきましょう。 |
写真
感想
幌尻岳はいつかは登らなくてはと考えていましたが
額平川コースだと渡渉があり、増水の危険もある。
チロロ林道コースは、テント泊になるのでしょうけども、
一人でいるとヒグマが怖い。
新冠陽希コースだと、林道を歩く距離が長く、今年は利用不可。
余談ですがこのコースは田中陽希さんが百名山一筆書きにて利用して現在は「幌尻岳新冠陽希コース」となったそうです。
で、結論は額平川コースとしました。
あと、時間的に無理なので無難に幌尻山荘泊ですね。
あとは、登ってから泊まるのか、泊ってから登るのかですかねぇ。
泊ってから登ってみましたが、やや帰りの時間が心配ですね。
さてさて、まずはとよぬか山荘到着して、
シャトルバスのチケットを券売機にて購入し、管理人さんに渡します。
約50分ほど砂利道を揺られて第二ゲートへ。バスは2便目だったので
下山してきた方が待機していましたねぇ。
この日は幌尻山荘までなので時間はあるので焦る必要はありませんが、
帰りも同じ道を通るので実際にどのくらいの時間で歩けるのかを気にして
早め早めにつくことを心掛けました。
長ーい林道を歩き北電取水施設で休憩。ここから登山道になります。
川にドボンしそうなトラバース箇所が2、3か所あり、その後
いよいよ渡渉です。
渡渉に入るのは対岸に渡らなければならない箇所がありますので
そこで靴を履き替えましょう。その後は幌尻山荘まで渡渉が続きます。
ちなみに1回だけの登山で沢靴買うのももったいないので
ちょっと心配でしたが、ウォーターシューズでチャレンジしました。
実力はどの程度かとおもいましたが、渡渉中、
斜めになっている岩に足をのせると滑りますねぇ。
渡渉ではコケとは生えている石や岩はありませんでしたが、
コケの生えた石に足をのせるとツルんとなりますね。
あと、靴底がやや薄いので登山道で大き目の石だらけだと痛いかも。
なお、あとでほかの方に聞きましたが、フェルト付きの沢靴だと
コケでも滑りずらいとのことでした。やはり沢靴のほうがよいですね。
渡渉を繰り返してると慣れてきますね。
川底もしっかりみえるので深い箇所はいかないようにします。
流れが急なところは川底が見えにくいのでトレッキングポールを
差して深さをはかりながら進みました。
また、膝上ぐらいとはいえ、流れが急だとバランスを崩したりしそうになります。
これだと腰まで浸かるようなら無理そうですね。
なお、増水が想定される場合はシャトルバスがでないそうなので、
バスが出ている時点で大丈夫なのかもしれません。ちなみに水は冷たかったです。
そして、幌尻山荘着。
受付を済ませてると、荷物は小屋に下に収納スペースがあるのでそこに置きます。
小屋の中には寝具と最低限必要なものだけ持ち込みします。
できるだけ多くの人を泊められるようにする工夫なんでしょうね。
一人のスペースは毛布分でした。それをしたにしてシュラフで寝ます。
ちなみにストーブのすぐ隣のスペースだったので寝返りしたら大丈夫かなと
心配になるのでした。(結局大丈夫でしたけど)
2日目3時に起床して4時に出発。急な登りですが、登山道は土なので
わりと負担がかからない感じでした。夜が明けてみると上空は雲で・・・
天気予報では晴れだったはずなのにと恨めしく思います。
稜線に出るとちらっと幌尻岳が見えてきますが、ガスがかかりっぱなし。
山頂に着くころには晴れないかなと思いましたが、山頂でもガスでした。
山頂では電波が届くので天気予報を見ながら40分ほど粘りましたが、
残念ながら晴れず。
ただし、9時ごろには山頂からガスはなかったそうなのでちょっと残念ですね。
早く山頂についたほうが損なのか。いやいや、その後、周回しましたが、
幌尻の肩からハイマツの藪と格闘していると徐々にガスが晴れてきました。
しっかりと七ツ沼カールは確認できましたし、戸蔦別岳も見えてきました。
ただ、幌尻岳の山頂はもう少しでなかなか顔を出しませんね。
戸蔦別岳までの区間はなかなかのハイマツもやはり手ごわいですが、
戸蔦別岳で少々休憩をして、幌尻山荘分岐へ。
ようやくここで幌尻岳の大きな山容を見ることができました。
ここからは激激激ぐらいがつく下りでハイマツの藪漕ぎ、笹の藪漕ぎが続きます。
六ノ沢の渡渉箇所で再度ウォーターシューズに履き替えて3回ほど渡渉して、
幌尻山荘に12時に到着。行きは4時間かかっていないので、
17時のシャトルバスの時間に余裕で間に合いそうです。
小屋に置いていた荷物を整理して、下山しました。
結局登山靴に履き替えることなく第二ゲートまでいきました。
帰るのが目標なので林道は長かったかなぁ〜。
シャトルバスまでの待ちの1時間はほかの登山者の方と山トークしてました。
さすが幌尻岳に来るだけあってみなさん経験豊富な方たちで楽しかったです。
ちなみに同じバスに乗った女性の方がギリギリで到着したのですが、
林道でヒグマの親子に出会ってしまい、正面を見ながら後ずさりして様子を
見ていたら立ち去ったそうですが、進む方向だったので
なかなか前に進めなかったそうです。私的には今回は
ヒグマの気配は感じませんでしたが、やはりいるんですね。
渡渉はちょっとした沢登りなので、他の山にはない経験ができましたね。
増水すると登れないこともあり、なかなか来るとができない北海道の山に、
山頂ではガスでしたが、タイミングよく登れてほんとによかったなと思います。
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