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Yamareco

記録ID: 1999119
全員に公開
沢登り
京都・北摂

【京都北山】ハエタテ谷(ハイタテ谷)からオークラノ尾

2019年08月25日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
3.8km
登り
518m
下り
518m

コースタイム

日帰り
山行
3:00
休憩
0:00
合計
3:00
9:30
100
入渓点
11:10
80
オークラノ尾
12:30
入渓点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2019年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
入渓点付近の路肩に駐車
コース状況/
危険箇所等
危険個所はほとんどありません。序盤の15m滝も左手から簡単に巻けます。
序盤の連瀑帯さえうまく巻けば,登山靴でもたどれるのではないか(もちろん,沢靴で水線遡行したほうが楽しいですが)と思われるくらいの小さな沢です。藪っぽいところもなくオークラノ尾の山頂付近に出られるので,オークラノ尾へのバリエーションルートの一つとして利用できます。
府道38号線の由良川にハエタテ谷が出合っている付近に渓流釣り用の入川道があり,そこから斜面を由良川に下っていく。
入川道の看板(写真)には「ハイタテの淵」と記載されており,ハエタテ谷はハイタテ谷とも言うのかもしれない。
2019年08月25日 09:28撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/25 9:28
府道38号線の由良川にハエタテ谷が出合っている付近に渓流釣り用の入川道があり,そこから斜面を由良川に下っていく。
入川道の看板(写真)には「ハイタテの淵」と記載されており,ハエタテ谷はハイタテ谷とも言うのかもしれない。
由良川を渡渉。深いところで腰くらいで,比較的容易に渡渉できた。
2019年08月25日 09:29撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/25 9:29
由良川を渡渉。深いところで腰くらいで,比較的容易に渡渉できた。
ハエタテ谷の出合。小さな流れだ。
2019年08月25日 09:31撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/25 9:31
ハエタテ谷の出合。小さな流れだ。
左右は植林帯だが,北山の小さな沢にありがちな藪っぽさは全くなく,快適に歩いて行ける。
2019年08月25日 09:32撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/25 9:32
左右は植林帯だが,北山の小さな沢にありがちな藪っぽさは全くなく,快適に歩いて行ける。
と,急に小滝の連瀑帯が出現!テンションが急上昇。
2019年08月25日 09:37撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/25 9:37
と,急に小滝の連瀑帯が出現!テンションが急上昇。
谷はゴルジュ状に狭まり,つるつるに磨かれた黒い岩の上を斜滝が連続して落ちている。水線を楽しく登っていける。
2019年08月25日 09:37撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/25 9:37
谷はゴルジュ状に狭まり,つるつるに磨かれた黒い岩の上を斜滝が連続して落ちている。水線を楽しく登っていける。
右側の岩壁がなかなか立派。
2019年08月25日 09:38撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/25 9:38
右側の岩壁がなかなか立派。
まだまだ小滝が続いている。
2019年08月25日 09:38撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/25 9:38
まだまだ小滝が続いている。
いやー,こんな記録のない沢にこんなにきれいな連瀑帯があるとは。これは当たり沢かも?(と,この時は思ってました笑)
2019年08月25日 09:39撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/25 9:39
いやー,こんな記録のない沢にこんなにきれいな連瀑帯があるとは。これは当たり沢かも?(と,この時は思ってました笑)
連瀑帯が終わった後も,感じの良いナメ滝が続く。
2019年08月25日 09:41撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/25 9:41
連瀑帯が終わった後も,感じの良いナメ滝が続く。
いやー,なかなかいい感じ。
2019年08月25日 09:41撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/25 9:41
いやー,なかなかいい感じ。
ここもきれいだ。
2019年08月25日 09:42撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/25 9:42
ここもきれいだ。
やや,奥から大きな水音が…まさか…
2019年08月25日 09:43撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/25 9:43
やや,奥から大きな水音が…まさか…
おおっ,大きな滝だ!
2019年08月25日 09:45撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/25 9:45
おおっ,大きな滝だ!
15mほどの滝だ。まさかこんな記録のない小沢にこんなに立派な滝があるとは…。
この先も滝が続くと思われたため,ここでハーネスとヘルメットを装着。完全な沢装備に。
この滝は左手から簡単に高巻きできます。
2019年08月25日 09:46撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/25 9:46
15mほどの滝だ。まさかこんな記録のない小沢にこんなに立派な滝があるとは…。
この先も滝が続くと思われたため,ここでハーネスとヘルメットを装着。完全な沢装備に。
この滝は左手から簡単に高巻きできます。
15m滝の上も気持ちの良いナメ滝が続く。
2019年08月25日 09:58撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/25 9:58
15m滝の上も気持ちの良いナメ滝が続く。
なかなか期待させる小滝が続く。次は何が出てくるか?
2019年08月25日 10:05撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/25 10:05
なかなか期待させる小滝が続く。次は何が出てくるか?
わくわくしながら遡っていくが…
2019年08月25日 10:07撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/25 10:07
わくわくしながら遡っていくが…
次第に…
2019年08月25日 10:19撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/25 10:19
次第に…
平凡化…
うーむ,やはりこうなったか(笑)沢装備を装着した意味がなかった…。
しかし,地形図を見ると源頭付近は等高線が混んでおり,もしかしたら何か出てくるかもしれない。淡い期待を胸に遡行を続ける。
2019年08月25日 10:19撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/25 10:19
平凡化…
うーむ,やはりこうなったか(笑)沢装備を装着した意味がなかった…。
しかし,地形図を見ると源頭付近は等高線が混んでおり,もしかしたら何か出てくるかもしれない。淡い期待を胸に遡行を続ける。
二俣は右俣に入った。登るにつれて植林は自然林に変わり,雰囲気が良くなっていく。しかし,いかんせんガレ谷だ…
2019年08月25日 10:25撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/25 10:25
二俣は右俣に入った。登るにつれて植林は自然林に変わり,雰囲気が良くなっていく。しかし,いかんせんガレ谷だ…
シカがこちらを見ていた。
2019年08月25日 10:28撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/25 10:28
シカがこちらを見ていた。
源頭付近で思い出したようにナメのサービス。しかし結局これだけだった。そのまま水切れ。
2019年08月25日 10:29撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/25 10:29
源頭付近で思い出したようにナメのサービス。しかし結局これだけだった。そのまま水切れ。
途中,左手の斜面に立派なトチの木がそびえていた。幹をひとかかえしようと思ったら大人5人くらい必要そうだった。
2019年08月25日 10:41撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/25 10:41
途中,左手の斜面に立派なトチの木がそびえていた。幹をひとかかえしようと思ったら大人5人くらい必要そうだった。
もう少しで稜線というところで,突然,立派な巨岩の門が出てくる。もう少し下のほうで出てきたらもっと盛り上がったのに…。うまいこと間をくぐっていくことができる。
2019年08月25日 10:48撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/25 10:48
もう少しで稜線というところで,突然,立派な巨岩の門が出てくる。もう少し下のほうで出てきたらもっと盛り上がったのに…。うまいこと間をくぐっていくことができる。
結局,藪漕ぎもなしに稜線に到着。本当にスムーズな詰めで,昔ここは峠道でしたと言われても信じてしまうくらい。
2019年08月25日 10:52撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/25 10:52
結局,藪漕ぎもなしに稜線に到着。本当にスムーズな詰めで,昔ここは峠道でしたと言われても信じてしまうくらい。
稜線を少し歩いてオークラノ尾に到着。以前,カラオ谷から登っており2回目だ。
2019年08月25日 11:10撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/25 11:10
稜線を少し歩いてオークラノ尾に到着。以前,カラオ谷から登っており2回目だ。
2019年08月25日 11:10撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/25 11:10
下山はハエタテ谷の左俣を下降することにした。気持ちの良い稜線を歩いて左俣の源頭付近へ。
2019年08月25日 11:18撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/25 11:18
下山はハエタテ谷の左俣を下降することにした。気持ちの良い稜線を歩いて左俣の源頭付近へ。
ハエタテ谷の左俣の源頭はあまり沢形がはっきりせず,下降する際は地形図をしっかり見る必要がある。
2019年08月25日 11:23撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/25 11:23
ハエタテ谷の左俣の源頭はあまり沢形がはっきりせず,下降する際は地形図をしっかり見る必要がある。
斜面を下降していく途中,水が湧き出している箇所があった。水は冷たくて本当においしい。おすすめの水補給スポット。
2019年08月25日 11:36撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/25 11:36
斜面を下降していく途中,水が湧き出している箇所があった。水は冷たくて本当においしい。おすすめの水補給スポット。
左俣には何か出てくるのではないかと期待したのだが,結局右俣と同様,平凡でした。
2019年08月25日 11:54撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/25 11:54
左俣には何か出てくるのではないかと期待したのだが,結局右俣と同様,平凡でした。
左股と合流した後,沢の下降を続けていく。気持ちの良い沢だ。
2019年08月25日 12:10撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/25 12:10
左股と合流した後,沢の下降を続けていく。気持ちの良い沢だ。
15m滝の落ち口。登りと同じく右岸側を簡単に巻き下れる。
2019年08月25日 12:12撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/25 12:12
15m滝の落ち口。登りと同じく右岸側を簡単に巻き下れる。
連瀑帯も意外と簡単に水線近くを下降できるが,滑りやすいので注意。もし不安であればもう少し高い斜面を巻き下ることもできる。
2019年08月25日 12:20撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/25 12:20
連瀑帯も意外と簡単に水線近くを下降できるが,滑りやすいので注意。もし不安であればもう少し高い斜面を巻き下ることもできる。
由良川に到着。
時間が余ってしまったので,この後八ヶ峰に移動し,午後は権現谷を遡行してみました(記録は別記)。
2019年08月25日 12:29撮影 by  FinePix XP120 XP121 XP125, FUJIFILM
8/25 12:29
由良川に到着。
時間が余ってしまったので,この後八ヶ峰に移動し,午後は権現谷を遡行してみました(記録は別記)。

感想

 土曜日に夜遅くまで仕事をしていたせいで,日曜の朝起きてみたら既に6時…。これでは遠出はできない。しかし山には行きたい…。そのため,かねてからいくつか計画していた京都北山新ルート開拓の一つを実行に移すことにした。
 ハエタテ谷(ハイタテ谷)は,ちょっとしたゴルジュで有名なカラオ谷の一つ東隣の沢である。調べた限り記録は皆無だが,近くにカラオ谷やオクノタンなど,小粒だが滝がたくさん出てくる谷があるので,この谷も期待できるのでは,と考えていた。
 実際に歩いてみて,序盤の連瀑帯と15m滝はなかなか立派で,素晴らしかった。しかしその後が続かず,一気に平凡化してしまうのが残念。しかし,逆手に取れば,隠れた滝を探勝しつつ,オークラノ尾へ比較的気楽に登れるバリエーションルートとしての価値はあると思われる。また,沢登りの視点からも,カラオ谷を遡った後の下降路として活用してもいいかもしれない(尾根を下るより快適だし,楽しいと思う。)。
 
 
 

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