僕の心を奪う時間をあげよう(乗鞍岳)
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- GPS
- 04:49
- 距離
- 8.0km
- 登り
- 546m
- 下り
- 542m
コースタイム
- 山行
- 3:57
- 休憩
- 0:48
- 合計
- 4:45
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
写真
感想
時々レポートを見て気になっていた乗鞍岳ご来光バス、今回実行に移すことができました。せっかく自動車で行くのならと、昔の同僚Kさんに声をかけたところ、この日なら空いているということで日程決定。結果的にはグッジョブでした。直前まで午後に大雨の予報でしたが、台風が突然向きを変えてくれたおかげで天気予報はいずれも良好。期待が高まります。
竹田駅でKさんをピックアップして、名神を一路東へ。その後東海北陸道を介して、午前3時過ぎにほおのき平駐車場に到着しました。結構自動車は停まっています。そして、頭上には満天の星空。これは嬉しいサプライズ。3時30分くらいから発券が始まって列に並びましたが、ここで並んだら1台目のバスに乗れそうです。ウェブでははっきりわかりませんが、バスは全てが平湯温泉発なのではなくて、ご来光バスは適宜ほおのき平を始発します。そのため、数台見送ったりする心配はありません。
畳平まではほぼ50分ですが、暗いためこの間の眺望はありません。バスは畳平バス停の前に、ご来光登山口に停まってくれます。大黒岳と富士見岳の中央点に近い場所なので、ご来光目的で行った人は、ここで降りるのがよいかと思います。私たちは向かって左、大黒岳の方に登っていきました。暗いので、ヘッデンがあった方がよいです。足元は階段がほとんどで、ロッキーですがそんなに歩きにくいほどではありません。大黒岳山頂にはすぐに到達できます。山頂は長細くなっており、恐らくどこからでもいい視野角は確保できるようです。私たちは山頂まで行く手前に三脚を据えました。なお、かなり風が強く、寒いです。他の方の中には、初冬の装備をしてこられている方も。私は夏装備(Tシャツ+アームカバー)に薄手の長袖シャツを羽織り、それにフリースとインシュレーションを重ねてちょうどよかったです。
大黒岳に登る前から雲海が見えており、東の空が次第に明るくなっていきます。山際には雲がなく、ベストなサンライズが期待できそうです。贅沢を言えば、少し上に多少雲があれば、日に焼けて芸術的なのでしょうが、それは願いすぎですね。実はこれまで使ってきたRX100M4が酷使が祟って(がさつに扱ったつけで)二軍落ちすることになり、新たに購入したRX100M5Aのデビュー戦だったのですが、夢中でレリーズを押しました。雲海は滝霧になっている箇所もあるし、太陽が出るあたりは燃えるように赤いし、何物にも替えがたい瞬間を見ることができました。「晴れ女です」というKさんには感謝してもしきれません。太陽が姿を現しても、今度は雲海が赤・白・黒に染め分けられ、言葉を失いました。
しばらく堪能した後、大黒岳山頂をゲットしてから富士見岳に向かいます。腰が不安だというKさんは一旦畳平に戻ってから、様子を見つつ剣が峰に直行するとのことであり、ここからは別行動です。富士見岳も眺望は素晴らしかったですが、登りが大黒よりもハードだったこと、頂上が狭いこと、を考えると、初心者は大黒の方が無難だったかと感じました。それから肩の小屋方向へ。左側には素晴らしい雲海が広がり、それを太陽が惜しげもなく照らします。何度も足を止めてシャッターを押します。結局この日に撮影した写真は500枚になりました(ブラケット撮影で同時に5枚撮影するのも含む)。
肩の小屋でお手洗いを借り(ただ、水道から水が出ません)、剣が峰を目指します。登山地図ではさほどハードには見えなかったのですが、これまで以上に足元がガレ場になっており、歩きにくいです。先月痛い思いをした高山でもあり、さらにポールを車に忘れてきたこともあり、ショートステップでこつこつ登りました。特に剣が峰直前のガレ道は注意が必要でしたが、まあ消耗する前に登頂することができました。頂上からは南方向の眺望も開け、本当に気持ちのよい場所でした。別行動だったKさんが仕入れてきた話によると、乗鞍岳といえども、これだけ見晴らしがよいのは年に数日しかなくて、富士山を含めて遠くまでよく見える日だったと言うことでした。
ここから下山に向かいますが、山と高原地図では朝日岳や摩利支天岳への道も書いてあったため、今日は6座ゲットだ、とか思っていたのですが、朝日岳に行く道が見当たらず、あとで畳平で尋ねたところ、今は朝日岳への道は整備されていないので登れなくて当たり前ですとのことでした。古い登山地図には載ってるかも知れないとのことだったのですが、私が見たのはヤマプラのウェブ版だったんですけど・・・? また、摩利支天岳には東大の天文台があり、昔はそこまで行けたそうなのですが、現在は人が常駐していないので通行止めになっているようです。さらに、現在木道の掛け替え作業で、お花畑には入れません。
そんなこんなで、行こうと思っていたところにはいくつか行けなかったのですが、最後に魔王岳に登りました。高さは大したことないのですが、階段が予想外にしんどかったです。途中、至近距離で雷鳥を見つけたのですが、カメラを用意している間に逃げられてしまいました。ここで今日の予定はおしまいで、9時頃に畳平に帰着。Kさんはこつこつと歩いて、剣が峰制覇して戻ってこられました。1050のバスでほおのき平に戻り、移動の手間が要らない宿儺の湯で汗を流して京都に戻りました。本当に美しかったです。来週はやはりKさんと四国遠征の予定。
なお、レポートタイトルはとある曲の歌詞を私が適当に訳したもの。なんて曲だかわかる人おられます?
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