鋸岳 (北沢峠→戸台大橋) <ヤマレコおすすめルート>
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- GPS
- 31:46
- 距離
- 17.1km
- 登り
- 1,576m
- 下り
- 2,649m
コースタイム
- 山行
- 4:48
- 休憩
- 2:14
- 合計
- 7:02
天候 | 土日とも快晴。風弱い。(台風接近の影響は全くなし) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
夜行バス (毎日あるぺん号) 東京竹橋23:02→仙流荘4:55 南アルプス林道バス 仙流荘5:37→北沢峠6:23 なんとか7台目に乗れた ■復路■ 南アルプス林道バス 戸台大橋14:57→仙流荘15:03 ※ 北沢峠から随時増発あり。 路線バス (南アルプスジオライナー) 仙流荘17:00→茅野駅18:10 客5人。 JR中央本線 (特急) 茅野19:06→新宿21:08 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■甲斐駒ヶ岳↘六合石室■ リボンやペンキは少な目ですが、石を2,3個重ねた小ケルンが多数あり。途中に鎖場1か所。 ■六合石室→三ツ頭■ 烏帽子岳へ逸れる踏み跡がしっかりついているので、よほど注意しないと逸れます。(ヤマレコMAP上でも踏み跡が入り乱れてます) 事前に聞いてたのに、見事誤りました... ■中ノ川乗越↗第二高点■ ガレガレの浮石だらけの急斜面。(鎖・岩登りは無かったと思います) ■第二高点より↘■ <同泊の方々の助言より> 第二高点からは、前方に見えてる第一高点への稜線上を歩くのではなく、一旦南側へ大きく下る。この時、,気辰気伴林の中にある道に入ってたどること。△海瞭擦鰺遒箸擦觸蠅泙任靴辰り下りきること。(途中で右手に岩場へ出る分岐があるが、無視して左へさらに下る。さもないと大変な所に突入するらしい) ■鹿窓まで↗■ 鹿窓目指して急斜面の岩登り。最後は鎖。(本格鎖場) ■鹿窓↘↗第一高点■ 鹿窓からすぐ、太い鎖を巻き付けた岩の上に出ます。第一高点まで連なる稜線が目の前に登場。ただ、その稜線に乗るため、まずは眼下のコルに鎖使って急下降して、また鎖で登り返します。(本格鎖場↓) 稜線に乗れば粛々と歩いてすぐ第一高点。 ■角兵衛沢のガレ下り↘■ 噂通りエグいガレ下りでした。足を踏み出す度に足元がガラガラ崩れ、バランス崩れて大変。 ・始めのうちは、左の方に道が付けられていて(リボン付)、多少ガレ沢歩きを回避できます。途中からはグダグダですが。 ・標高1900m辺りで樹林帯に入るまでは油断できません。 ■徒渉■ 河原に下りた付近に、徒渉点に目印があるらしいのですが見つけられず、楽そうな所を探して徒渉しました。深さ約30cm、幅6,7mくらい。靴脱ぐ徒渉はここだけでした。(この先も徒渉はあったが、伏流水になってて水無かったり) |
その他周辺情報 | ■六合石室■ ・外気の遮断が不十分な造りなので、暖かさは期待しない方がよいかと。(幸いこの日は問題なく過ごせましたが) 風雨の場合、雨が吹き込んできそう。(軒下の桟に大きな通気孔があったり、扉の上下や壁の石積みに隙間あったり。また、外で風吹くと、壁と床の隙間から冷気が吹き上がってきたり) ・この日は床上に8人泊。さらに、朝起きたらお一人土間で寝てました。床上10人はきついかな? ・水場は往復25分くらい。近くの白砂広場(?)から、樹林帯の急斜面を下ります。一見、道が無いですが、よく見ると草むらにピンクリボンがあり、そこから下り道があります。(ヤマレコMAP上で水場への軌跡が載ってます) 急斜面なので、両手をフリーにして行くことを勧めます。水量はこの日は十分出てました。 ■仙流荘 (日帰り風呂)■ 500円。バスの時間までまったり休憩できました。 |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
感想
・初めは戸台口からテン泊して第一高点までピストンするつもりでしたが、ヤマケイのガイド本眺めてたら、やっぱり鋸岳はゲジゲジの走破が醍醐味かな?と思えてきたので、縦走コースでチャレンジしてみました。(水に浸かって渡河した経験無くて、往復2回も渡河したくなかったのもありますが)
・大型ザックで重い荷物を背負って、キレットばりの岩場&鎖場を上り下りしたことなかったので、六合石室を出発するまでは不安でドキドキだったのですが、なんとか大したケガ無く走破することができました。
・小屋でいっしょになった方々の中に登頂経験者がおられて、要注意ポイントを教えていただきました。(第二高点からの下り、烏帽子岳への逸脱など) スムーズに走破できたのは、このアドバイスのおかげだと思います。大変、感謝です。
( ※ 普段なら頼りになるヤマレコMAPですが、第二高点付近は地形のせいでGPSの測位誤差が大きいのか、迷う人が多いのか、"みんなの足跡" がバラついて、見てもよく分からないことになってまして)
・ただ、角兵衛沢のガレ下りは、”真の核心部” という評判通り、大変でした。最初 "富士山の砂走りみたい!" と元気よくガラガラ下ってたら、足を取られて尻餅ついて臀部強打。(まだ痛い)
・あのガレ沢下り3時間+河原歩き2.5時間は自分には辛すぎでした。稜線の縦走はいつかまたやってみたいのですが、帰りの道のりはげんなりでもうごめんなさい、という感じです。縦走で良かった(片道だけでよかった)と、つくづく思いました。戸台ピストンの方々、ホント尊敬します...
・出発前日にいきなり台風が湧いて出て、人少ないかな?と思ってたんですが、土日ともお天気最高。土曜の甲斐駒ヶ岳の山頂は大賑わいでした。早朝の仙流荘も、全バス車両を投入しても1回目では運び切れないくらい、長いバス待ち行列ができてました。みなさま、台風の接近タイミングを冷静に見切って乗り込んで来てましたね。自分にとっても、天気悪くて踏み込めるコースではなかったので、好天は幸いでした。
・ヤマレコおすすめルートでした。
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コメント
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ikerinaさん、こんにちは!
やりましたねぇ~
レコを読ませて頂いても汗握る感じで。先日の番組「グレートトラバース3」でも田中陽希さんが第一高点までのルート?が違って怖いトラバースを歩いてましたし。下りのガレ場も長くて恐ろしい・・
う~ん、オヤジにはやはり四天王はムリです。もう山梨96名山でも良いです
いよいよ、ロングコースがあと2つですね。楽しみにしてます!
最難関アプローチ、ホントにお疲れさまでした~
watariganiさん、ありがとうございます!
現地でお聞きしたり、(事後ながら)他の方の記録を拝見すると、稜線の核心部は、コース取りを誤ると超高難易度になっちゃうみたいです。天気も眺望も良かったし、高揚感もあって楽しかったですよ。稜線は。
ただ、下りがうんざりなので2回目はいいかな、と思ってたりします。
六合石室ではたいへんお世話になりました。
レポすごく細かく書かれてあり参考になります。
ポイントをおさえリベンジ果たしたいです。
今度来る時はノーマルに甲斐駒からにしようと思います。
kashi1969さん、ありがとうございます。
バスや電車だと日帰りが難しい山なのが悩ましいですね。六合石室で1泊するか、北沢峠か戸台口の小屋に前泊して夜明け前に出ないと、下山後の最終バスに間に合いそうにないですしね... リベンジがんばってください!
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