熊野古道・小辺路(高野山→熊野本宮大社)
- GPS
- 30:20
- 距離
- 73.7km
- 登り
- 5,726m
- 下り
- 6,433m
コースタイム
- 山行
- 9:28
- 休憩
- 1:42
- 合計
- 11:10
- 山行
- 8:39
- 休憩
- 2:31
- 合計
- 11:10
天候 | 3日間とも晴天(最高気温34℃) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
熊野バス:熊野本宮→川湯温泉→新宮 |
コース状況/ 危険箇所等 |
小辺路は道幅が広く、道標が整備されており、安心して歩けました。 但し、アスファルトの一般道を歩く距離もそれなりにあります。照り返しが痛いです。 集落→山→集落の繰り返し。集落は数軒でバスは数本/日、自動販売機があればラッキーレベルと考えてください。 |
その他周辺情報 | 高野山ゲストハウスKOKUU \3,500 (マウンテンカプセル) 十津川温泉ホテル昴 日帰り入浴 \800 |
写真
感想
当初計画ではGWに小辺路、来年大峯奥駈道の予定でしたが、今年はGWが長くなり計画が逆になりました。更に9月に休みが取れ、一気に小辺路も行くことになりました。できれば、熊野本宮大社から小雲取越/大雲取越を経由して熊野那智大社まで行きたかったのですが、3日間とも好天気で、連日あまりの暑さに体力がついていけず小辺路のみで完了としました。
起点の高野山には前日入りし、大門から奥の院までじっくりと見て回ることができました。高野山のゲストハウスに宿泊し、翌早朝にスタートできたことで、その後の行動が楽になりました。
小辺路は大峯奥駈道とは異なり一般道を歩くことが多く、特に西中からの7.4kmのロード、八木尾橋から道の駅までのロードは、頭上の直射日光だけでなく道路からの照り返しが痛く、汗がすぐ乾いてしまう程で水がいくらあっても足りなく非常に苦しみました。
そのような状態でしたので、ホテル昴さんの日帰り入浴で水風呂に入れたことは火照った体には幸いでした。あれがなかったら、3日目の行動はなかったかもしれません。
また、歩いている途中でバスに乗れるチャンスもありましたが、そこは歩かないと意味がないので意地を張りました。
3日間を通し小辺路ですれ違った方は合計7名。内、通しで歩かれていそうな方は1人で、他の方は日帰りのようでした。
暑かったためか、集落でもほとんど人に会うことはありませんでした。
宿泊はツエルトで2泊。夜中になるとそこそこ涼しくなりましたが、ツエルトの中は暑く、汗が止まることなくなかなか寝付けませんでした。暑い時期に標高の低いところでツエルトに泊まるとどうなるか身をもって知りました。
歩いている途中で「熊・蛇・蜂に注意!」の看板は多く見かけました。実際には至る所で大きな蛙、蛇、トカゲに出会い、蜘蛛の巣が顔や腕に絡みました。気が付かずに蛇を踏んでしまったこともありました。大きな蝮でなくてよかったです。
しかし、寝ている間は鳥の鳴き声だけで、動物の足音はありませんでした。
八ヶ岳では夜中に鹿や猿がテントの周りをぐるぐる回っていたので、その差に驚いています。但し、ツエルトの中に蟻が入り込んでいて気になりました。
今回、事前に十津川村役場から「世界遺産熊野参詣道登山マップ」を送っていただきましたが、これが非常に役立ちました。
https://www.vill.totsukawa.lg.jp/traveling_guide/blog/index.php?c=blog_view&pk=1526966443
普段は山と高原地図を利用していますが、小辺路に関しては縮尺が小さく、見辛いものでした。登山マップはいろいろな情報が記載されていて便利でした。
同じ地図を使った外国人向けの「Pilgrimage Route Maps」は高野山でも入手できます。小辺路以外の情報も記載されているため若干厚くなりますが、地図には日本語で書かれていることも多くあり十分に役立つものでした。
小辺路以外の中辺路や小雲取越/大雲取越版もありました。
8年前に中辺路を3日かけて歩きました。今年、大峯奥駈道/小辺路を歩いたことで熊野古道は一旦終了するつもりです。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する