お花がいっぱい霊峰白山
- GPS
- 09:17
- 距離
- 16.5km
- 登り
- 1,618m
- 下り
- 1,616m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※7月中旬〜10月中旬は別当出合まで車で入れなくなる。 手前の市ノ瀬でシャトルバス乗り換え。 別当出合:トイレあり 殿ヶ池避難小屋:トイレあり ※2012年は建替えのため使用できなくなるとか 室堂ビジターセンター:トイレあり 水場あり 甚ノ助避難小屋:トイレあり ※とてもきれいな避難小屋 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■別当出合〜<観光新道>→室堂 やせた尾根道があり滑落しないように注意が必要 沢筋では雪渓が残っておりトラバース時に足を滑らさないように ■室堂〜山頂(御前最高峰) 特に危険箇所はない ■山頂(御前最高峰)〜<池巡り>〜室堂 山頂から火口へは急な下り。滑らないように 火口は雪が多く残っており道が不明瞭 池に近づきすぎて落ちないように ■室堂〜<砂防新道>〜別当出合 危険箇所は少ないが、観光新道と同じく沢筋に雪が残る また石の階段が多いが、濡れているときは滑りやすいので注意 |
写真
感想
霊峰白山(はくさん)。
最高峰が2702mと北陸ではずば抜けて高い山で、遠くからでもよく見えます。
冬はその名前のとおり真っ白な山頂が輝いていて、霊峰と呼ばれるのにふさわしく感じます。
今年は乗鞍岳、御嶽山、荒島岳、槍ヶ岳からその白い山頂を眺めてきて「雪のあるうちに登っておきたいなぁ!」と思っていながら、休日とお天気の都合がつかずそのまま梅雨入り。
どんどん雪が融けていく状況に悔しい思いをしていましたが、梅雨の晴れ間を狙って日帰りで強行してきました。
別当出合から観光新道で室堂を経由して山頂(御前峰:ごぜんがみね(2702m))へ。
そこからぐるっと回り込むように池巡りをして室堂へ下り、砂防新道で別当出合まで戻るプラン。
残念ながら雪はほとんど融けてしまっていましたが、花の百名山だけあって登る途中はお花がいっぱい!
登りのしんどさを忘れるくらい、目を楽しませてくれました。
そして、山頂からの予想もしない絶景!
池の青さが尋常じゃなかったです。
山頂付近では古くなった寛永通宝を拾いました。
江戸時代の人の落し物ですね。
霊峰として古くから人々に愛されていたことが感じ取れるお山でした。
どっしりとした裾野の広い山です。
雰囲気としては鳥海山に近い感じがします。
なだらかな斜面が長く広がっているのでスキーで滑るにはとてもよいかも。
来シーズンはスキーを担いで登りたいと思います。
道もしっかり整備されていて、急な斜面や危険箇所もありません。
がんばれば日帰りできますが、一泊してのんびり山の雰囲気を楽しむのがよいと思います。
■別当出合→<観光新道>→室堂
別当出合の少し手前に広い駐車場があります。
駐車場から別当出合まで10分ほど歩かないといけません。
別当出合で鳥居をくぐって出発。
すぐに観光新道と砂防新道の分岐です。
左へ行くと観光新道。右へ行き吊り橋を渡ると砂防新道。
今回は観光新道で登ります。
最初からかなり急な登り。
でも、お花が咲き乱れていてとても楽しい。
やがて、森林限界を超えてやせた尾根沿いを登っていきます。
この尾根沿いは景色がとてもいいです。
黒ボコ岩で砂防新道と合流し、ちょっと登ると弥陀ヶ原と呼ばれる平原に。
ここから山頂がど〜んと目の前に表れます。
さらに少し登ると室堂到着。
大きな小屋があり、ここ水もたくさん補給できます。
暑くなるだろうと思って水を2リットル担ぎ上げましたが、徒労に終わりました…
■室堂→山頂
室堂から山頂(御前峰)までは標高差で250mほど。
すぐそこに山頂は見えますが、この登りが意外としんどい。
富士山を登っているような気になってきます。
ただ、登れば登るほど景色が広がってくるのでとても楽しい。
山頂からは予想もしなかった景色が広がっていました。
「ああ、この山は火山だったんだな」と理解できます。
まだ雪の残る火口。
そして、火口の池の青さが恐ろしいくらいきれいでした。
■山頂→池巡り→室堂
山頂から急なガレ場を下って火口へ。
池の近くまできましたが、この青さがどこから来ているのかは分かりませんね。
この付近、まだ雪が多く残っているので道が不明瞭。
天気が悪くなって視界がなくなったら危なそうです。
池(油ヶ池、紺屋ヶ池、翠ヶ池)を巡った後は雪の残るなだらかな斜面をトラバースしながら室堂へ。
この斜面をそのままスキーで下っていったらとても楽しそうです。
■室堂→<砂防新道>→別当出合
帰りは砂防新道で。
砂防新道のほうが観光新道よりもきれいに整備されています。
ただ、こちらも沢筋には雪渓が残っているので、注意が必要です。
全体を通して道や避難小屋もよく整備されており、トイレも水場もちゃんとあり、急な斜面もなく登山にとても適した山だと思います。
その分、夏は富士山のように多くの登山者でにぎわいそう。
また、白山は100種を越えるお花が生育しているということ。
「ハクサン○○」という名前の花も多いですもんね。
これから7月、8月もどんどんお花が咲き誇りそうです。
コースもとても豊富。
今度は別のルートを歩きたいですね。
こんにちは。
近日、白山を歩こうと思い、立ち寄りました。
ギンリョウソウはどのあたりに咲いているのでしょうか。
是非実際に見てみたいのですが、ひっそりと控えめだと
見落としてしまいそうです・・・。
dyunさん、こんばんは
ギンリョウソウですが、別当出合の登山口から観光新道を進んですぐのところに、登山道の左側にひっそりと咲いていました。
ホントすぐのところです。歩き始めて15分ぐらいです。
地図の上の緑の点(写真17)の場所のところです。
見た目は気持ち悪い感じがしますが、よくみるとかわいいお花ですよ〜
楽しい山旅を〜
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