【乗鞍岳】極上のご来光で迎えた4x回目の誕生日と2x回目の結婚記念日(^^♪(県境〜乗鞍岳〜位ヶ原山荘)
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- GPS
- 05:12
- 距離
- 6.2km
- 登り
- 393m
- 下り
- 748m
コースタイム
- 山行
- 3:43
- 休憩
- 1:29
- 合計
- 5:12
天候 | 快晴♪ 上の方でも思いのほか暖かく、県境から山頂まではインナー+長袖シャツ+レインウェア。 下山時はインナー+長袖シャツ(時折腕まくり)だけ。 夜明け前の県境尾根で、半袖1枚で「寒くない!」と言い張っていた人も身近にいますが、さすがにそれはアテにしない方がいいかと・・・ |
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過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
埼玉県民なので、関越〜上信越経由で松本ICへ。 松本ICから国道158号、県道84号経由、50分程度で乗鞍高原観光センターバス停へ。 県道で多少、デコボコしたところはありますが、終始2車線で走りやすい道。 ちょうど日付が変わったタイミングで到着、3分の1くらい埋まっていたかと。 04:10発のご来光バスに乗車、バスは5台、3台目に乗車。 県境にちょうど05:00くらいの到着。 http://www.alpico.co.jp/access/kamikochi/echoline/ ご来光バスは9/16で終了。 4年前に来たときには、9/27にご来光バスに乗ったので、ずいぶんと早い時期に終わってしまうようになった模様。 ■帰り 位ヶ原山荘から乗車。 実際にバスが出たのは10:22。時刻表は出ていませんので、目安として。 二人並んで座ることはできず、くらいの混雑具合。 乗鞍観光センターの駐車場は満車も満車。 我々の下山時にも、これから上に登っていく人がバス待ちの列を作っていました。 乗鞍高原観光センターからは、行きと同じ道をたどって。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■県境〜乗鞍岳 ・県境は人いっぱい。富士見岳でご来光待ちでしたが、大混雑でした。 ・肩の小屋までは整備された平坦路。 ・肩の小屋から山頂までは普通の登山路。よく整備されており歩きやすい道ですが、いくら一番簡単に登れる3,000m峰とはいえ、やはり北アルプス。岩場を歩くことになるので、足元の注意は必要。ビーチサンダルの人もいましたが・・・(後述) ・山頂についたタイミングではちょっとの混雑。後から登った方のレコを拝見すると、かなりの大渋滞だったようで・・・ ■肩の小屋〜位ヶ原山荘 ・肩の小屋から先は一気に人が減ります。 ・肩の小屋口から5分ほど降りたところで、大きさからクマのものかと思われる真新しい糞を発見(写真あり)。Twitterで、山頂近くでの目撃の情報を見ましたので、山頂付近をウロウロしているのではないかと。近くに行く方はお気をつけください。クマ鈴は必須かと思います。 ・肩の小屋口から先は沢沿いの道も多く、歩きづらいです。ここは登山者の領域でしょう。 ・紅葉はまだまだでした。ちょっと枯れた葉っぱが出てきている程度でした。この調子だと、月末の週末がちょうどよいころですかね(あくまで個人的見解)。 |
その他周辺情報 | ■そば処 合掌 乗鞍高原観光センターから車で10分くらい降りたところにある蕎麦屋さん。 二人ともてんぷらそばを注文。 そばもおいしかったですし、野菜のてんぷらもまたおいしかったです。 http://www001.upp.so-net.ne.jp/gasshou/ |
写真
装備
個人装備 |
ザック(26L)
ザックカバー
朝ご飯
非常食
サーモス(お湯)
水
レインウェア
フリース
帽子
手袋
ストック
ヘッドランプ
ライター
サングラス
地図
スマホ
カメラ
ロールペーパー
救急用品
予備靴ひも
携帯簡易トイレ
保険証
タオル
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感想
我が家は夫婦ともに9月15日生まれ、どうせならということで結婚記念日も9月15日で、盆暮れ正月がまとめてやってくるような家。
今年はちょうど子供も不在で、2x年目で初めて二人で迎える結婚記念日。
かねてより、山でのご来光を拝んだことのない嫁さんをご来光の山に連れて行きたいと思っており、晴れたら乗鞍岳でさっくりとバスでのご来光登山プラン。
前々日まではイマイチの天気予報。
出かけるのは諦めかけていたところ、前日のヤマテンでは急転、晴れ。
夜からの準備でバタバタと出かけることに。
乗鞍観光センターをバスが出るころは曇り空・・・
が、バスで登っているうちに雲を抜け、後方に広がる見事な雲海!
極上のご来光を拝むことができる期待感でいっぱい。
富士見岳の山頂で迎えたご来光は、節目の日に改めて前を向いて歩いていく気を起こさせてくれる、期待にたがわぬ見事なものでした。
山の上からのご来光は、いつ見ても、何度見ても良いものです。
山の上からのご来光は初めてのはずの嫁さんは、意外とフツーの反応でしたが(笑
ご来光を楽しんだ後には肩の小屋を経て山頂へと向かいます。
それほどキツイコースではありませんが、それでも3,000mの高峰。
空気が薄いこともあってか、普段から運動不足気味の嫁さんの体には厳しい条件だったようで、のんびりと山頂へ。
山頂はド快晴の下で、文字通りの360度の絶景(^^♪
北アは槍ヶ岳、奥穂高岳、焼岳、笠ヶ岳、黒部五郎岳、鷲羽岳、水晶岳、立山、剱岳、鹿島槍ヶ岳、白馬岳
南アは甲斐駒ヶ岳、仙丈ケ岳、北岳、間ノ岳、塩見岳、悪沢岳、赤石岳、聖岳
中央アは木曽駒ケ岳、空木岳、恵那山
八ヶ岳は赤岳、蓼科山
そのほかにも富士山、御嶽、白山
これだけの山々を目視で確認。なんとも贅沢な時間。
行動開始は早かったわりに遅めの朝食を取りながらのんびりしているうちに、下から登ってくる人がかなり増えてきます。
下山路が混まないうちに、ということで早めの時間に下山開始。
山頂からの下山中、すれ違う人の多いこと・・・
100人の単位ではなく、1,000人の単位だったんじゃないだろうか。
そんな中、ビーチサンダルで登っている方が。
「岩ゴロゴロなの知らずに来たのかなぁ、しょうがないなぁ」と思っていましたが、横で「山頂まで行けるよ、大丈夫」と言っている方が・・・
さすがに見かねて、「岩場も多いから止めた方がいい、登ることはできても下りは危ない」と声をかけましたが、あえなくスルー。。。
強制することはできませんが、さすがにビーサンのレベルになると周りは止めないといかん気が。
怪我無く降りてきているようであればよいのですが。
肩の小屋でコーヒーを飲みながら一服。
肩の小屋からは位ヶ原山荘方面に向かうと、肩の小屋から先は一気に人が少ない登山道。
その代わり、動物さんがいらっしゃるようで、ライチョウがバタバタとしているほか、肩の小屋口から少し下ったところには新しいクマさんの落し物が・・・
この日、Twitterで山頂付近のクマの動画がアップされていたので、このクマの落し物で間違いないかと思います。
紅葉が進んでいれば、紅葉の絨毯がきれいなところでもありますが、まだまだこれから(ちょっとだけ期待はしていた)。
歩きづらい沢道が多く、思ったより時間を要したため、計画より遅れが生じて乗りたかったバスは諦めていました。
位ヶ原山荘で早めの昼メシを食べながら、のんびりバスを待てばいいやあ、と思っていたところ、登山道から林道に出たところで、上からバスが来るのが見えます。
慌てて走って山荘へ。
バスに追い越されるときに運転手さんが、「待ってますから大丈夫ですよ」と声をかけてくれました。
とはいえ、のんびり歩いて待たせてしまうのも申し訳ないので、バス停まで走ってちょうど添乗員さんが降りてきたタイミングで到着。ギリギリセーフ。
最後に高所で走ったためか、単なる寝不足のためか、バスの中では頭痛・・・
短い時間ながら、ものすごく濃密な山行でした。
最後に、、、
肩の小屋から山頂に向かっている途中、男性が倒れているのが見えました。
すでに心臓マッサージ中で、救助連絡のために山荘に向かった方もいらっしゃいました。
自分も山岳救助隊に救助された経験があることからも、何かしら役に立てることがないか、タイミングを見てマッサージを変わろうかと考えているうちに、後方から手際から見て医療関係に従事しているのではと思われる方が救助に加わりました。
そうなってくると、心配で見ているだけで、役に立てることが何もなし。すごい無力感。
山荘から救助隊が登ってくるのが見えた後は、逆にいると救助のジャマになりかねないため、先に進むというのがその場での判断。
気になりながら登っていたところ、救急車が到着し、しばらくしてから降りていくのが見えていました。
山行の翌日、お孫さんのTwitterで残念ながら亡くなられたことを知りました。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
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