鳳凰三山(青木鉱泉〜鳳凰小屋〜地蔵岳〜観音岳〜薬師岳〜青木鉱泉)【テント泊】
- GPS
- 12:54
- 距離
- 19.5km
- 登り
- 2,339m
- 下り
- 2,345m
コースタイム
- 山行
- 5:09
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 5:29
天候 | 快晴☀ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
青木鉱泉(\750/日) 6:45頃に到着した際には青木鉱泉の方が駐車場にいて駐車場所に誘導されました |
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山ポスト 青木鉱泉にあり ■危険箇所 なし。一部登山道が崩壊している箇所もありましが、ロープが張られて立ち入りできなくなっており、別ルートに誘導されていました。 登山道には赤ペンキまたはペンキ矢印で登山道が示されていました。 |
その他周辺情報 | ■登山後の温泉 青木鉱泉(\1000) |
写真
感想
9月の3連休は以前から行きたかった南アルプス・鳳凰三山へ。
朝3時半に自宅を出発、とくに渋滞に巻き込まれることもなく韮崎インターで高速を降りる。
韮崎インター降りてすぐのコンビニで、店員さんに「お客さんたちも鳳凰三山ですか?」と聞かれる。今日は鳳凰三山に向かう人が多いとのこと。天気予報では土日とも快晴とのことで混雑することは予想していたが、やはり、ということで少し焦る。
新道を使って青木鉱泉に向かう。最初の一部分を除いて舗装されていて、道幅が狭すぎることもない。青木鉱泉に到着すると係りの人が誘導してくれて、無事に駐車することができた。自分たちの後からも続々と車がやってきていた。
1日目
ドンドコ沢ルートで鳳凰小屋に向かう。一日目は鳳凰小屋にテント泊の予定。テント場も早い時間に一杯になってしまうということなので、午後一くらいには到着したいところ。しかしテント泊の装備でコースタイム6時間の行程を登るというのは初めてのため、途中でへばって大幅に時間が掛かってしまわないか心配しながら登山開始。
最初は川沿いを緩やかに登り、間もなく樹林帯に入って、ここから長い急登が続く。途中途中で休憩を挟みながら黙々と登る。ドンドコ沢ルートは滝を楽しみながら登れるルートで、滝を見てリフレッシュしながら登ることが出来た。
五色滝を過ぎてしばらく登ると、徐々に傾斜が緩やかになって、突如明るく開けた平坦地に出た。沢が流れる庭園のような広場の向こうに地蔵ヶ岳のオベリスクが見える。長い登りが続いた後でのご褒美のような景色。平坦地から再び樹林帯に入って少し歩いて、鳳凰小屋に到着。ちなみに地図では平坦地の手前に水場があるようだったが、見つけられなかった。平坦地を流れる沢のことだったのか??
テント場にはすでにたくさんのテントが張られていたが、まだ少しスペースがあったのでテントを張ることができた。遅い時間に到着した人たちは、テント場横の木々の間の空いたところに張るよう案内されていた。
夜、やることもないので早めに寝ようと、歯磨きをしに小屋の水場へ。ふと横を見ると、水場横のテラスにVixenの望遠鏡が!すごいな〜、何が見えるのかな〜と望遠鏡をそばに近寄ると、持ち主の方が土星が見えるから見てごらんとおっしゃってくださり、お言葉に甘えて望遠鏡をのぞくと、輪っかもくっきりと土星が見えて感動。それからミニ天体観測が始まり、土星を見たり満月を見たり、ほかの登山客の方々も交えて大いに盛り上がった。
2日目
二日目は4時前に起床。支度してテントをたたんで5時半過ぎに小屋を出発し、地蔵ヶ岳に向かう。今日も朝から快晴で、麓の方を眺めると雲海が広がっていた。地蔵ヶ岳への登りはしばらく樹林帯、抜けて白い砂の登りが続く。前には青い空と地蔵ヶ岳、振り返ると雲海と富士山という、すばらしい景色。
地蔵ヶ岳によじ登ってチューリップの岩の周りをぐるっと一周し、景色を堪能して次は観音岳へ。観音岳へは赤抜沢の頭を登って降りて、鳳凰小屋への分岐を過ぎてまた登っていく。岩場の登りもあって、稜線歩きとはいえ難儀する。途中、直進方向の地面に石でラインがひいてあって、バツ印がつけられているところがあった。左に進むのが正しいルートだが、間違えやすいところなので注意。
鳳凰三山の最高峰の観音岳からは360度の絶景を楽しむ。南アルプス、中央アルプス、北アルプス、八ヶ岳、奥秩父、奥多摩、富士山。不勉強なので見えている山がなんなのか分からないのも多いが、ほかにもたくさん見えていたと思う。
3つめの薬師岳へは下り基調で、真正面に富士山を見ながらの、まさに天空散歩。
右側には北岳をはじめとする南アルプスの山々が間近に迫る。あいかわらず天気は快晴で、風も弱く、暑くもなく寒くもなく、絶好の登山日和。
薬師岳は山頂がだだっ広く、サッカーでもできそうな広さがあった。
絶景にはここでお別れして、ここからは中道を使って青木鉱泉まで下る。長くて単調な下りというのは分かっていたが、景色もない中をひたすら下るので、たぶん距離以上に長く感じる。3分の1くらいまでくると、傾斜がゆるくなって笹原の広がるところに出る。残り3分の1は再び樹林帯をジグザグに降りて、足が限界、というところで林道に出る。あとは青木鉱泉までだらだら林道歩き。少し近道をして、青木鉱泉の駐車場に到着。お疲れ様でした、素晴らしい登山でした。
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