【嶺朋ルート〜間ノ岳〜乗越沢〜池ノ沢〜広河内岳】 南アルプスの真珠『池ノ沢池』


- GPS
- 16:26
- 距離
- 38.1km
- 登り
- 3,323m
- 下り
- 4,012m
コースタイム
- 山行
- 6:45
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 7:29
天候 | ・1日目・・・曇り時々雨 ・2日目・・・晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
・奈良田〜広河原(1230円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
・嶺朋ルート 吊り橋を渡って左側の遊歩道へ。 1つ目の東屋を通り過ぎて2つ目が見えた頃に右手側を注視すると赤いマーキング有ります。 マーキング豊富で踏み跡も濃いのでバリエーションルート初級向け。 ・池ノ沢 過去には右岸に良い路があったらしいですが、現在はその殆どが消失している様子で倒木が多い沢と右岸に残っている杣道を行ったり来たりしながら登りました。 予想以上に倒木が多く時間が掛かりました。 池ノ沢池より上部は下部に比べて踏み跡が濃く、所々にマーキング有り。 ハイマツ漕ぎ二箇所は避けられませんでしたが部分的でアクセント程度。 |
写真
感想
数年前から計画倒れになっていた池ノ沢池へ行ってきました!
池ノ沢池は大井川東俣から派生する池ノ沢という沢の中腹2250m付近に佇む池で、その澄んだ水の美しさから『南アルプスの真珠』と言われています。
ただ、近年土砂の流入などで池が小さくなっていると言われています。
今回は余裕を持って一泊で未踏のルートを歩きながらの山行としました。
奈良田から始発のバスで広河原へ。空を見上げるとヤマテン予報に反して小雨。
車酔いで気持ち悪いまま吊り橋を渡りスタート!吊り橋を渡り左側の遊歩道を進み東屋の先に赤いマーキングが右手側に見えると嶺朋ルートの取り付き。
マーキング豊富で踏み跡も濃いので廃道や藪尾根を歩かれる方なら安心して歩けるルートで静かに北岳への登路として使える好ルートだと思います。ただ、今回はハイマツがびしょ濡れで悲惨なハイマツ漕ぎとなりました。(泣)
ボーコン沢ノ頭から八本歯まで進んでも全然ガスは抜けず、展望を期待出来ないので北岳はスルーして間ノ岳方向へ。3000mの稜線からもガスが深く展望ゼロでした(泣)
今日は間ノ岳→三峰岳→熊の平小屋で時間が2時に近かったので行動打ち切り。(1時半に前なら池ノ沢小屋まで行く予定でした)
・2日目
6年ぶりの有人小屋に泊まりグッスリ眠り体力が回復している事がよくわかる朝でした。
前日に下見をしておいた乗越沢を下り大井川東俣へ。
勾配は急ですが、難所は無くゴーロの沢で1時間掛からず東俣へと降りてきまさした。
東俣は広い河原ばかりかと思いきや、川幅が狭まり急流などもあり飽きずに延々と下ります。右岸・左岸の草地にルートがあったりするので探して歩いた方が圧倒的に早いです。
滝ノ沢・白根沢を見送り池ノ沢手前の小高い丘にひっそりと池ノ沢小屋があります。
内部は薄暗くカビ臭い。釣り人の物と思われる炊事用具などがあります。
小屋を後にして池ノ沢を遡行します。
出合付近は明るく、単純な沢でだと思いましたが入渓すると倒木が非常に多くウンザリ!
過去には右岸に良い路があったらしいですが、現在は消失して自分には部分的にしか見付けられず。(踏み跡を辿り必要以上に高巻きされるのが怖くて行けなかった)
そんな状態の沢なのでかなりの時間を要してしまいました。
水流は途切れ勾配が緩くなると今回の目的地である池ノ沢池に到着です!
写真では見た事がありますが、実際に見ると透明度が高く樹林帯の中でひっそりと佇む景色は神秘的で感動しました。
いつまでもこの景色を見ていたいのですが、靴を履き替え、パンを食べて水をガブ飲みしたら南嶺の稜線に向けて出発です。
池から上のルートはマーキングもあり下部に比べて分かりやすく歩き易いルートです。
部分的なハイマツ漕ぎを二箇所ほど楽しみガレを登ると南嶺の稜線に出ました。
時間があるので笹山尾根(ダイレクト尾根)経由の予定でしたが、大籠岳方面はガスが深く、あの広い稜線で視界が無いのは厄介なので素直に大門沢で下山する事にしました。
今回の山行は天候には恵まれませんでしたが、お目当ての池ノ沢池が良い天候で見られたので大満足!
ただ一つ後悔しているのは、6000時という大金を払って小屋に泊まるより、東俣のフカフカの草地に焚き火で寝た方が充実した山行になっただろう、、、。という事です。(笑)
池ノ沢池すっごく綺麗ですねぇ・・・ウットリ
これは行かねば!!
sunatomoさん、こんばんは!
とても綺麗な池なので是非とも訪れてもらいたいです
sunatomoは凄いコースを歩かれるのでどんなコース取りになるのか興味津々です
kaiさん、こんにちは😃😃😃
あれ、似たようなとこ行ってるように地図では見えたけど、タイトルと赤線よく見たら、全然違う山行きだった!まあ、kaiさんなら同じわけないよなとは思い直しましたが。自分にはまだまだ山と高原地図のラインしか見えてないんだなあと、思いながら拝見してましたよ。永野さんの本をじっくり読まなきゃ汗
過去の大井川東俣あたりの履歴見たらEvergreenさんとかone–hanterさんとかBMさんとか出てきてるし( ̄O ̄;)濃い人ばかりだなあ。
shin0609さん、こんばんは!
記録拝見しました
永野さんの本にも東俣を起点にしたルートが何本か記載されていますが、やっぱり東俣まで来たなら焚火で眠りたかったですね。
また行く機会があると思うのでその時は自然と一体になれる山行にしたいと思います。
kaiさん、こんばんは!
相変わらず、狙い所が違いますね
やはり、北アよりも、南アが似合うお方デスよ!
決行日、土日なら天気も良かったかと
火曜日とは、会社サボリましたか〜
南アルプスの真珠、池ノ沢池は知りませんでした。
確かに、透明度抜群ですね
一度見てみたい気がしますが、手強いですね
何気にサラッと書かれていますが、大門沢下降点から2時間15分とは無茶苦茶な
これだから怪物くんは困るのですよ。
その区間を善良な登山者は、一生懸命歩いて3時間30分も掛かりましたとさ
tailwindさん、こんばんは!
北のアルペン的な雰囲気は国内では唯一無二の存在でやっぱり年に一度は訪れたいですね
ご存知の通り南アルプスは大きい山塊で主稜線以外でも見どころが多く、今回行った池ノ沢池は本当に神秘的な場所でした!
働き方改革の恩恵を受けて月・火曜日での山行になりましたが、天候には恵まれませんでした
MGC気分でサブ2くらいは行けるかな〜なんて思ってましたが、バーナーやらロープやらが重くて思い切って下れませんでした。
まぁ、変なテンションで下るとまた故障するので程々が良いですね
池ノ沢池は前々から気になっていて行こうと考えている場所です!
とっても参考になりました!ありがとうございます!
しかし美しいですねぇ( ゚Д゚)
alsoさん、お久しぶりです。
池ノ沢池は大袈裟ではなく山にある池の中では本当に綺麗な部類だと思いますよ
ドローンで撮影したら見てみたいな〜
ところで、八ヶ岳の往復やられたんですね
僕もいつかはやりたいと思っていたんですが、やっぱりalsoさんくらいの体力がないと厳しい山行ですね。。。
やる時にはデポやタイムスケジュールなど参考にさせてください!
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