幌尻岳(沢渡りとカール)（百名山 第93座目)

2019年09月17日(火) ~ 2019年09月18日(水)

• GPS: 13:26
• 距離: 28.0km
• 登り: 1,949m
• 下り: 1,937m

コースタイム

1日目

• 山行: 9:14
• 休憩: 0:50
• 合計: 10:04

距離 18.0km 登り 1,799m 下り 1,328m

4:57 第2ゲート
5:35 5:35 奥幌尻橋 登山口
6:49 6:49 北海道電力取水施設
9:02 9:15 幌尻山荘
10:31 10:37 命の水
12:03 12:03 大岩
12:07 振内・新冠コース分岐
12:13 12:41 幌尻岳
12:48 12:49 振内・新冠コース分岐
14:03 14:06 命の水
15:01 幌尻山荘

2日目

• 山行: 3:08
• 休憩: 0:03
• 合計: 3:11

距離 10.0km 登り 151m 下り 623m

15:01 幌尻山荘
6:33 6:37 北海道電力取水施設
7:48 7:49 奥幌尻橋 登山口
8:20 第2ゲート

天候

元々18日から登るつもりだったが、2日目は、天気悪くなりそうとのことで、沢の水が増水する前に行くことに。結果、2日ともいい天気。幌尻山頂の風は冷たいが、風が無ければポカポカ。ただ、夜は寒い。幌尻山荘では、基本毛布1枚。寝袋が要ると知らず、雨具を含めて全て持ってた服を着て、それでも夜中寒くて何度か目覚めた。山荘の人に1枚でいいの？貸し毛布あると言われたが断ってそのまま寝たのも敗因。2日目は5：00発。沢の水は冷たいが、直ぐに慣れて問題ない。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

国道237号から幌尻岳登山口の標識のある道道545号へ。ここがクネクネ道だが、舗装されており、しばらく行くと開けて豊糠山荘に出る。分かりやすい。こんなクネクネ道じゃない道もあるんでは？と思うくらい山荘周りは開けてる。クネクネ道では夜中のせいか、鹿がうじゃうじゃ。豊糠山荘は、21:00までcheck inが必要なので、利尻山に登って、稚内から来た私は24：00着で車中泊。翌朝4:00のシャトルを待った。

コース状況／危険箇所等

4:00のシャトルに乗ったが、登山口までは、ちょうど1時間。思ったよりかかる。ここでも鹿はいっぱい。5:00スタート。
今回は7名位乗っていたが、2名1組を除いて、みんな一人でバラバラに歩く。
2時間で取水口。最初は沢の脇を歩くこと10分。そこで沢用の靴に履き替え。ここで同じシャトルの内、4人が一緒になる。聞くとみんな初めての沢渡り。全員が一緒に行こうということになり、準備終わって出発。約1時間半の沢渡り。最初はビビリながら、足の滑り具合と、水の流れにどの位耐えれるかを探りながら歩く。5回位渡ると慣れてきて、渡るコース取り、体の流れに対する方向(基本流れに向き合ったら流されない)も自信が付く。合計16回徒渉を満喫。最後渡って幌尻山荘着。
靴を履き替え、朝飯を食べてから幌尻岳へ。急登を2回で山頂が見える。その後は、カールの尾根沿いに登っていくが、なかなか着きそうで着かない。登山道は特に問題ない。山頂から少し先に行って、7つ沼を見る人もいたが、私は折り返し。

その他周辺情報

シャトルは片道2000円、幌尻山荘は既に振り込み済みで2000円、幌尻山荘は自炊、ビールは350ccが700円(この日はなくならなかったが、あるだけ)

写真

9/17 3:40

4:00の出発前にトイレを借りるが、豊糠山荘とは閉校後の豊糠小中学校を使っているのね。

9/17 4:58

第1ゲート 出発口

9/17 5:05

ハンゴンソウ 反魂草 下痢止めの薬効で一命を取り止めたのが名前の由来

9/17 5:14

セイタカアワダチソウ 背高泡立草 黄色い花が泡立って見えるから。大泡立草は頭が尖ってない。

9/17 5:21

額平川 (ぬかびらがわ)ここの上流を登るのかとドキドキ

9/17 5:27

トリカブト 鳥兜

9/17 5:27

ダイモンジソウ 大文字草

9/17 5:29

カメバヒキオコシ 亀葉引き起こし

9/17 5:29

9/17 5:30

キツリフネ 黄釣船

9/17 5:33

滝

9/17 5:34

ウツボグサ 靫草の群生

9/17 5:34

エゾコザクラ 蝦夷小桜

9/17 5:35

奥幌尻橋

9/17 5:36

いくつも滝

9/17 5:40

ヨツバヒヨドリ 四葉鵯

9/17 5:41

エゾノトウウチソウ かなり珍しいと。他の方の山レコを見て知った。

9/17 5:41

9/17 5:47

マツヨイグサ 待宵草

9/17 6:18

マルバダケブキ 丸葉岳蕗が多く、山深いという感じ。これは特に葉が大きい。

9/17 6:48

取水口着 ここから沢渡り。。。

9/17 6:49

取水口

9/17 6:51

まずは脇道を歩く。

9/17 6:53

こんな感じ。まだ普通の登山靴

9/17 6:55

エゾシオガマ 蝦夷塩竈

9/17 7:12

ここで靴の履き替え
4人がたまたま一緒に履き替え
みんな初めてで一緒に行こうと。

9/17 7:12

初下ろし。今日のために買った。旧タイプなので、6500円->4000円

9/17 7:18

2つ目の渡り みんな写真撮り合い

9/17 7:18

後ろからなので、恐々振り返ります。

9/17 7:18

無事渡りました。ストックも必須。

9/17 7:39

30分も行くと楽しくなってきます。

9/17 7:42

滝もあり。

9/17 8:01

エゾリンドウ 蝦夷竜胆

9/17 8:01

こんな具合

9/17 8:08

なかなか自分で渡る様は取れない。

9/17 8:10

9/17 8:14

流れが急な所もあるので、浅瀬を探すか、急な流れは跨ぐか。

9/17 8:30

滝

9/17 8:37

最後の渡りで幌尻山荘着。1時間半の楽しい沢歩きでした。一番深い所で膝上位。

9/17 8:41

ここです。

9/17 9:14

山荘の裏手にあるのは戸蔦別岳(とったべつ)

9/17 9:44

ホソバウスユキソウ 細葉薄雪草

9/17 10:03

山道はこんな感じ。急登だが歩き易い。地面も乾燥していた。

9/17 10:20

命の泉を超えると風景が広がる。一番右が、山荘の裏手に見えた戸蔦別岳

9/17 10:20

パノラマ1/3

9/17 10:20

パノラマ2/3

9/17 10:23

幌尻岳方向だが。パノラマ3/3

9/17 10:39

急坂を更に登ると

9/17 10:51

向こうにカールが見え始めた

9/17 10:51

北から南東にかけての風景 1/6

9/17 10:51

2/6

9/17 10:52

3/6

9/17 10:52

4/6

9/17 10:52

5/6

9/17 10:52

6/6

9/17 10:52

9/17 10:58

ここまで来てやっと山頂が見える

9/17 10:58

カール

9/17 10:58

カール

9/17 10:59

9/17 11:02

9/17 11:07

山頂とカール

9/17 11:21

ミヤマアズマギク 深山東菊

9/17 11:22

真っ赤な葉っぱ。こんな色が秋の気配を感じさせる。

9/17 11:22

ワタスゲ 綿菅

9/17 11:23

キンロバイ 金露梅

9/17 11:32

9/17 11:53

最後の登り。右の大きな岩が印象的。南側のパノラマ1/5

9/17 11:53

日高山地の山々 パノラマ2/5

9/17 11:53

パノラマ3/5

9/17 11:53

パノラマ4/5

9/17 11:54

パノラマ5/5

9/17 12:13

何とか12:00頃に山頂 360度の景色

9/17 12:18

9/17 12:18

9/17 12:18

9/17 12:38

9/17 12:39

カールを見ながら降ります。この辺で登りにシマリスがいた。ナキウサギは見えず。

9/17 15:05

戻って来ました。みんな山荘前にシートを敷いて休んでます。

9/17 15:30

早速ビール。山荘の方が、乗れるよというので、明日は予定変更して12:00ではなく、9:30のシャトル。今日一緒に歩いた人の一人と沢は一緒しようということにしました。昨日の睡眠2時間なので17:00には寝てしまいました。

9/18 5:02

皆さん3:00頃から外に出始めてましたが、私は寒くて眠れなかったのと、ご飯作らないので、出発ギリギリまで寝ていたかったが、4:00に起きて準備。沢は2人で降ります。

9/18 5:05

5:00さーて出発。朝一番の水は冷たい

9/18 5:14

滝

9/18 5:40

ラショウモンカズラ 羅生門葛

9/18 5:54

ここの鎖の下は深くて歩けないので、岩歩き

9/18 5:56

1つだけある橋

9/18 5:56

滝

9/18 6:30

もう2回渡渉あるかと思ったが、取水口に着いてしまいました。御一緒頂いてありがとうございました。

9/18 6:34

殆どの人は沢靴を履き替えるが、私は沢靴のまま最後まで行きます。

9/18 6:38

こんな格好(靴)で最後まで。

9/18 6:41

ダイモンジソウ 大文字草

9/18 6:42

イヌダテ 犬蓼

9/18 6:43

トリカブト 鳥兜

9/18 6:44

ダイモンジソウ 大文字草 こんなに群生し咲いてます。

9/18 6:45

9/18 6:48

ミゾソバ 溝蕎麦

9/18 6:49

行きに撮ろう思ったキツリフネ 黄釣船の群生 2の沢と3の沢の間

9/18 6:49

少しアップにするとキフリツネが良く見える。

9/18 6:53

後ろに大きい滝

9/18 6:57

9/18 7:03

9/18 7:08

9/18 7:08

ウスユキソウ 薄雪草

9/18 7:12

9/18 7:19

川から大分離れた

9/18 7:21

ここは国定公園

9/18 7:34

9/18 7:38

シロツメクサ 白詰草

9/18 7:44

9/18 7:46

9/18 7:47

9/18 7:47

9/18 7:53

9/18 7:54

ウメバチソウ 梅鉢草

9/18 8:00

9/18 8:07

9/18 8:11

9/18 8:12

ウツボグサ 靭草 アップ

9/18 8:13

9/18 8:16

9/18 8:20

到着

9/18 8:47

昨日の早朝より大きなバス

9/18 9:51

今回のハイライト。林道ゲートから豊糠山荘に戻る時に、ヒグマが！！しばらく車の前をずっと逃げた。

9/18 10:20

豊糠山荘着

撮影機器：

iPhone 6s Apple

感想

khoshiko

北海道残り3つ(利尻、幌尻、トムラウシ)の百名山の2つ目。初めての沢渡りは一人では怖かったが、一緒に行ってくれた方がいて助かりました。ありがとうございます。安心して歩けたので、とても楽しめました。斜里岳の沢登りも良かったが、また違った沢、山頂のカールもとても良く、本当に大満足。他の山とは全く違う楽しみ方のあるいい山です。

コメント

mtys10416

お疲れさまでした！
こんにちは！行きの渡渉ルートにてご一緒させて頂いたmtys10416と申します。
写真たくさんアップしていただいてありがとうございます！そういえばこまめにカメラを構えておられたなあと思い出されます。おかげさまで思い出が増えました！
皆さん健脚でいらして私はいつもノンビリなのでついていくのが大変でしたが、今回の山行は早めの決断早めの行動が功を奏しましたね。その甲斐あって雨にも降られず、晴天に恵まれ最高の絶景を楽しむことができました。皆さんに引っ張っていただいて感謝です！
写真少し追加で公開しますので良かったらご覧下さい。

maruhide

ありがとうございました
幌尻岳にて、行きも帰りも一緒に徒渉させていただいた者です。
初めての徒渉でドキドキしてましたが、あの時一緒に行こうと声をかけていただき、ありがとうございました。
安全に徒渉できたのはもちろんですが、自分以外の方々がどのようにルートファインディングや徒渉ポイントの選択をしているかを見るのは大変勉強になりました。
とにかく、天気もよく、楽しい登山となりましたよね。私も遅蒔きながら漸く記録をアップしましたので、よかったら見にきてください。