ワイルドな巨岩と根っこのコラボ! 金峰山〜瑞牆山 (オプションで大日岩)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 15.1km
- 登り
- 1,801m
- 下り
- 1,789m
コースタイム
10:19 瑞牆山荘より出発
10:58 富士見平(昼食20分休憩)
11:58 鷹見岩分岐
12:09 大日小屋
12:37 大日岩
13:48 砂払いノ頭
14:11 金峰山小屋分岐
14:41 五丈岩
14:45 金峰山山頂(約35分休憩)
15:19 金峰山小屋へ出発
15:35 金峰山小屋
[2日目]
05:15 金峰山小屋を出発
05:28 岩のテラス(朝食20分休憩)
06:05 砂払いノ頭
06:41 大日岩(途中まで登ってみた!)
06:55 大日岩を出発
07:48 富士見平小屋(トイレ休憩1分のみ)
08:08 小川山分岐
08:15 天鳥川分岐
08:16 桃太郎岩
09:49 弘法岩黒森分岐
09:54 瑞牆山山頂(休憩約30分)
10:27 瑞牆山より下山
12:02 富士見平
12:04 水場に立ち寄る
12:33 瑞牆山荘
天候 | 1日目:晴/曇 2日目:曇/雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
自宅最寄駅5時台に出発 07:29 JR八王子より スーパーあずさ松本行(\3670) 08:37 JR韮崎 ↓ 08:50 JR韮崎より 茅が岳みずがき田園バス(片道\2000) 10:05 瑞牆山荘 [復路] 12:55 瑞牆山荘より 茅が岳みずがき田園バス 14:15 JR韮崎 ↓ 14:32 JR韮崎より 中央本線塩山行き(\230) 14:44 JR甲府(予約済みバス発車まで、市内で時間調整) ↓ 16:30 甲府より 京王高速バス(女性専用席、トイレあり 片道\1900) 18:40 新宿(実際は渋滞のため19:35到着) |
コース状況/ 危険箇所等 |
●金峰山小屋について 雨水利用のため、ペットボトル水は高め(\400) お湯は安い(\200)のでお湯だけもらった |
写真
感想
4月の下旬、予想外の悪天候(強風&ガス)により
千代の吹き上げ辺りで撤退を余儀なくされた金峰山。
いつものことながら、公共機関利用なので
最寄駅を始発で出たとしても登山口到着が遅くなる。
金峰山だけでも日帰りはキツイので一泊かな。
どうせ泊まるなら、行きたかった瑞牆山とセットで!
しかも、同日に師匠が大ヤスリ岩ガイドツアーに参加。
瑞牆山頂からロッククライミング中の写真を
上手く撮ってよというご要望を承った。(笑)
最初は、新宿〜甲府のハイウェイ激安バス(最近のマイブーム)
を往復で利用するはずだった。
だって、片道\1900は魅力でしょ!?
一番早いバスを予約したのに、甲府〜韮崎駅の到着と
韮崎駅〜瑞牆山荘までのバス発車が同時刻…。
バス会社に電話して待機可能時間の確認をしてみたが
大勢の登山者に迷惑がかかり、明らかに無理なのでキャンセル
朝だけはスーパーあずさを利用することにした。
それなら、無理せず1本早い山荘行きバスに乗ることができる。
金峰山の山頂が近くなると、またガスが出てきた。
4月の撤退時ほどではないけど。
地形的にガスが出やすいのかな。
ごろごろの岩を越えていると「がんばってね、もう少しよ」と
休憩中の年配女性に声をかけられた。
五丈岩の背面が見える位置まで来た。
そして、前面に廻り込むと山頂。
何だか実物は、思ったよりずっと大きい!
五丈岩には数人登っていたが、てっぺんに一人だけ。すごい。
職場でもらったスイーツと即席カフェオレで休憩。
五丈岩の前は広くて居心地がいい。
でも、ガスに覆われる前に金峰山小屋を目指すことにする。
編笠山から青年小屋にかけての岩を思い出す。
ケルンが何とも芸術的。
出迎えてくれたのは、黒ラブラドール‘ゆずひこ’くん。
初対面だけど穏やかで全く動じない。
というか、話しかけても面倒くさそう。(笑)
それなのに、数分後に訪れた登山者のゴールデンに対し
激しく尻尾を振って、後を追いかけようとする姿が可愛かった。
小屋のご主人も、とても気さくでフレンドリーな方。
夕食後、階下ではご主人とスタッフ、お客さんの談話が続き
21時にはお開きになったようだ。
早々に寝てしまったため、翌朝3:30頃トイレに起きた。
その時点で、気がつかない程度の小雨がパラついていた。
今回はイビキの競演もなく(笑)比較的おとなしい登山者ばかり。
明け方「はいチーズ」って寝言を言ったカップルの男子には笑えた。
金峰山小屋を出る時、ご主人が見送ってくださったので
今だ! と思い、ツーショットをお願いしてみた。
曇り気味だけど気持ちのいい朝。
「行ってらっしゃーい」「はい、また来まーす」
歩いてまもなく、ちょうどいい岩のテラスがあったので
持参したロールパンを出して朝食にする。
師匠からメールが入り、大ヤスリ岩のクライミングは雨で中止。
これから屋内クライミングジムへ移動するとのこと。
めったにないシャッターチャンスを逃したのは残念だけど
岩登りは雨だと危険なので仕方ない。。。
時間もたっぷりあることだし、私だけの自由な登山をしよう。
大日岩まで来ると、登って行くパーティがいる。
そんなに急ぐ必要がなくなり、オプションで登ってみることに。
へえ〜こんな風になってたんだ。
あんなに大きい岩がオブジェのように載っている。
大自然のゲージュツだー!
←と○で経路を示しているが、とりあえずここまでにしておこう。
富士見平までは短時間で降りられたが
そこから瑞牆山への道のりが大変だった。
桃太郎岩の辺りから、「え、これ登山道なの?」
と思ってしまうくらいの荒れた道。岩岩岩。
道ではなくて、岩の塊の連なりの隙間を登る感じ。
だからストックは要らない。手を使うので。
最後のほうは、あまりの巨岩軍団に笑ってしまったほど。
山頂に着くと、雨が降ってきた。
片側は絶壁。あれが大ヤスリ岩か。
写真を撮るためしばらく絶壁付近に立っていたら
後ろの男子が「ひえーー足がすくむ!」
「よくあんな場所に立っていられるなー」と喋っている。
だって全然怖くないんだもん。
絶壁付近でジャンボどら焼きと緑茶にする。
よく見えていた大ヤスリ岩にガスがかかり始めた。
でも、雨具は要らない程度の小雨。
薄手のソフトシェルだけを羽織る。
あまりに岩岩していたので、早歩きなど不可能で
下りなのに登りとほぼ同じくらい時間がかかった。
しかも、途中で一度尻餅をつき右大腿部後ろを
岩の角にぶつけてしまいコレが結構痛かった。
(現時点ですごい痣になっている)
驚いたのは、私が富士見平に着く直前
もう正午近くになるのにこれから登るパーティーがいたことだ。
男女ともかなりの年配者で30人ほど。
足取りはゆっくり目、かなり疲れた様子の女性達。
最後のオジサンに「山頂は混んでた?」と聞かれたが…
瑞牆ではなく、途中の小川山へ向かっていたのだろうか?
行き先を聞けばよかった。
ヤマレコの瑞牆山レポのコースタイムがまちまちで、
どれくらいで登頂できるか見当がつかなかったのと
師匠の登攀撮影予定があったため、早朝に金峰山を降りたが
結果的には時間に余裕があってホッとした。
ワイルドな巨岩と根っこのコラボ、充分楽しめた。
大きな痣ができた太腿は痛いけど。(笑)
今回も、自分で計画した山行を完遂できたのがうれしい。
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