栂池 - 白馬岳 - 唐松岳
- GPS
- 53:33
- 距離
- 28.2km
- 登り
- 2,457m
- 下り
- 2,887m
コースタイム
- 山行
- 2:57
- 休憩
- 0:21
- 合計
- 3:18
- 山行
- 6:40
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 7:51
- 山行
- 6:38
- 休憩
- 1:54
- 合計
- 8:32
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所: 通行に支障ある箇所なし。 登山届箱: 栂池ゴンドラ乗り場横にあり。 |
その他周辺情報 | 倉下の湯 〒399-9301 長野県北安曇郡白馬村大字北城9549−8 電話0261-72-7989 大人 600円 小人 400円 露天風呂しかない赤い湯の温泉です。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
|
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感想
25日朝白馬村周辺は霧に包まれていましたが晴れそうな予感。時間が経つに従い徐々に雲が取れて白馬の山々がくっきりと見えてきました。ゴンドラなどはモンベルメンバーカードを見せて割引になると思っていたら、往復のみ割引になり片道利用のの縦走者には割引料金は適用されませんでした。がっくり。
朝1番のゴンドラには結構人が集まっていましたが後ろを見ると誰も並んでいません。平日時間の取れる高齢者が並んでいたようです。白馬大池までの登山者はそこそこいて登山道がすっかり誰もいない状態にはなっていませんでした。
残念ながら今年の紅葉は1週間以上遅れているようで所々にわずかな紅葉した木々が見られる位。残念。そのかわりたくさんの人でざわざわしていなくてよかったです。
ゴンドラ終点から白馬大池までの間約4時間ですが、急傾斜の大石だらけの登山道が思ったより体力を消耗します。どなたかがおっしゃった、楽に登れる山はないの言葉が足に浸みます。
天気が良かったので夕陽と日の出はバッチリのはずでした。ただし宿泊したのは白馬大池だったので、日の出の太陽や夕日の太陽を見るためには周囲の山に登らなければなりません。朝日を見るために登るコースは大きな岩がゴロゴロしている山道なのでパス。夕陽を見るためには山小屋から10分ほど歩けば見られると言うことで早速登ってみました。
ある方から白馬大池の星空撮影にすごく良いところだという情報を山であった方から紹介されていたので夜に期待。視界を遮るほどの大きな山ではなく小さな山に囲まれているため街の光が全く邪魔しないので夜空がきれい。薄雲が上空を覆っていたのに暗くなると雲が空いたり、星がほとんど風のない池水面に写って美しいこと。
池が山に囲まれているため、富山県側からせまる雲、長野県からせまる雲の両方とも上空を覆われることが少なくなり、星を楽しめるチャンスが多くなるのではないかと感じます。夜、星空を撮影しているとテント泊や宿泊客の少なくない数の人が星空を楽しみに外に出てました。
26日、星空を撮影して6時に出発。空気が冷たく風があったのでので厚着をして出発。ゆるい尾根歩きでも歩き続けると暑くなり一枚一枚と脱いでゆき最後はTシャツ1枚となる。周りを見るとジャケットを着込んだ人だらけだったのでちょっと浮いてしまったような。
白馬大池から前方に見える大きい小蓮華山を白馬岳と勘違いし歩き続けていたので、山頂で小蓮華岳の看板を見てがっくり。改めて白馬岳を目指しますが足の筋肉痛が著しく、天狗平まで歩けるか不安になる。。
白馬岳山頂から先に進むと今までたくさんいた登山者が嘘のように誰もいなくなる。がらんとした山頂直下の白馬山荘まで下山して、甘酒など飲もうとするも、30日の閉鎖準備作業で忙しく、インスタントコーヒーしかないと言う。村営の白馬小屋に行っても、食堂は午前11時開店なので開店してない。たまたまスタッフが自分たち用のコーヒーを入れていたのを分けていただきラッキー。もちろんコーヒー代は払いました。こちらの小屋も9月30日で営業終了とのこと。
これから行く杓子岳と鑓ケ岳を見るとうーん。白馬頂上山荘から大きく降りて杓子岳はジグザグの道を山頂まで斜面をほとんど直登してる。その後白鑓ケ岳に行くために山を一回降りる。そしてまた鑓ケ岳に上るジグザグの道すべての行程が見えてしまい、杓子岳に登る気が失せる。それでも真っ白な鑓ケ岳に上った後、足が棒のようになり目的地の天狗平まで、まだかまだかと疲労と戦いながら進んでしまう。
景色は最高。このコースは世界に誇るトレッキングコースではないだろうか。コース上のどこでどこを見ても写真を撮りたくなる景色が広がっています。そのわりに取れた写真は大したことがないのがなんとも悲しい。
やっと天狗平のキャンプ場につくと工事中の山小屋の大工さん達とと山小屋を守っているおばさんが1人店を守っていました。なかなか世話好きなおばさんなようで感じがよい。不帰ノ嶮なんて鎖がついてるから大丈夫と初めての不帰ノ嶮への不安をあっけらかんと語ってくれたり、外国人のお客さんが来てもしっかり受け答えをしたり、ただものではなさそう。
大工さん達のお話では、今シーズンは9月30日までの工事で終了。来年度は7月20日前後の開店をめどに工事を進めるとのこと。建築一番の問題はヘリコプターによる物資の輸送が安定しないこと。費用、飛行回数とも、山小屋とヘリコプターの問題が大きく関わっているようです。山小屋ができてもその後の小屋運営が難しそうなのが心配です。
小屋から100mも南に進むと夕日が見られるポイントがあります。テントサイトの正面から朝日が昇ります。夕焼け、朝焼けを見るのに最高なテント場。さらに正面に見える、キャンプ場から見る鑓ヶ岳は真白で雪山のよう。夕焼け時と朝焼け時、赤い陽が当たり真赤になるのを期待してましたが、今回はそれほどでもありませんでした。
夜は街明かりと星空のコラボレーションがこれまた美しい。
幸い携帯電話の電波がバッチリ入るので天気予報を確認すると、土曜日は朝から雨。27日は下山することに決定。
朝6時キャンプ場を出発。天狗の頭まで約30分位天狗を行を約2時間。ここで思ったより体力損耗。鎖があったり鉄の渡橋があったりする核心部なかなか長くて約1時間半。天狗平売店のおばちゃんに言うほど簡単では無い気がします。垂直に上る鎖の距離が、思ったより長い。結構緊張が続くのと、岩場の上りが続くので足の筋肉が思っていたより痛くなってきます。
皆さんおっしゃとおり、危険箇所はしっかり鎖が設備されてます。鎖を使い岩場を上ったりトラバースしたり比較的安全に、アスレチックが長く楽しめました。ただし、通過した直後は緊張のためか、すぐには折り返したくありませんでした。
北から南に抜けるコースは、下を見ないで済むので高度感が苦手な人はよいかも。そのかわり基本的にはだんだん岩場の鎖で体を持ち上げて高度を稼ぐので疲れます。逆に南から北に抜けるコースでは、天狗の大下りまでだんだんと高度を下げるので足が楽な気がします。ただし基本的に垂直に鎖場を下るので、高所恐怖症の方は下を見るのが必要なのでどうかな。
今日、不帰を南た人最低3人。北上した人約8人。北上の方が人気あるんですね。
唐松岳山頂で私の後から南下した人に遭遇。何となくそのまま唐松山荘で一緒にコーラを飲むことに。話しているとなんとyamareco利用者のnori1004さんでした。山の好みが似てるのでで、話が合いました。これからも山情報よろしく。
今回の失敗
夕日を見に行き帰ってきたらテント床は2リッターの水が広がっている。唯一良かったのはテントを立てたのは微妙に傾斜地だったので水が下のほうにたまっていたことです。マットもシュラフも一部濡れていたので、寒さで寝られないかと心配したにもかかわらず、わずか水を含んでいたシュラフとマットはそのまま水を分散していてくれたようで、暖かく寝ることができました。
無くしたもの
レンズフード、ストック先端のゴム、ヘッドランプ
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