鳳凰三山テント泊縦走☆ 〜激坂に苦戦…広河原から夜叉神峠へ〜
- GPS
- 19:47
- 距離
- 19.0km
- 登り
- 2,184m
- 下り
- 2,319m
コースタイム
- 山行
- 7:26
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 7:52
- 山行
- 8:44
- 休憩
- 3:08
- 合計
- 11:52
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
市営芦安第二駐車場を利用。 3:30着にて下記の混雑状況。 第一駐車場…がらがら 第二駐車場…ほぼ満車 第三駐車場…がらがら バス停に近い第二駐車場は早めに混むようだ。 バス停から高低差のある第三駐車場は結構大変そうで避けたいと思った。 芦安駐車場〜広河原 始発バスまたは乗り合いタクシーで広河原へ向かう。 当初の予定ではより到着時間の早い乗り合いタクシーに乗るはずだった。 タクシー乗り場にザックだけがずらっと並んでおり、自分らも同じように場所取り。 一旦車に戻って朝食を摂る。 始発20分前ぐらいにタクシー乗り場に戻ると、既にタクシーが到着してしまったようで…自分らのザックのみ置き去りになっていた。 場所取りはまったく意味をなさないようだ。汗 タクシーは5台ぐらいいた気がするけど、全部満車…やってしまった。 こんなことなら並んでおけば良かったと後悔。 急いでバスの列に並び、4台中3台目のバスに無事乗車…危なかった。 勉強になりました。。 夜叉神峠〜芦安駐車場 バスで戻る。 16時台のバスに乗ったが、空いていた。 バスに乗車後、料金を支払う。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
広河原〜白鳳峠 車道から登山道へ入るといきなりの激坂なのでペース配分に注意。 激坂だが、ハシゴや足場など良く整備されていた。 白鳳峠に近づくとゴーロ帯となる。 振り返ると北岳の眺望が良い。 悪天候時はルートが分かり辛くなるかもしれないので注意。 白鳳峠〜高嶺 さらに険しい斜面となる。足が上がらなくなり息も上がる。 我慢のしどころ。 高嶺直下は岩場あり。三点確保で登る。 岩が入り組んでいるので頭を打たないように注意。 ヘルメットが有ればより確実。 高嶺〜地蔵岳 白砂の稜線歩きが続く。 多少のアップダウンがある。 痩せ尾根もあるので滑落には注意が必要。 この辺から地蔵岳のオベリスクが見え始めて嬉しくなる。 地蔵岳から観音岳、薬師岳の稜線の眺望も見事。 地蔵岳〜鳳凰小屋 地蔵岳直下は白砂のザレ場が続く。 かなりの急斜面なので、歩くたびにずるずると滑る。 重心を意識して、尻もちをつかぬよう気を付けて下る。 次第に樹林帯に入るが、ここからも急斜面が続く。 しばらく樹林帯を下ると沢の音が聞こえ、鳳凰小屋に到着する。 鳳凰小屋 受付も丁寧で親切。非常に居心地が良い。 テント場もペグが刺さりやすく快適。 そして何より風の影響がほとんどないのが良かった。 水も使い放題。美味しい南アルプスの天然水です。 鳳凰小屋〜地蔵岳 前日の下りでは結構な急斜面だと感じたのだが、登りではさらに実感。 「この山は急斜面ばかりだ…」と愚痴が出る始末。 ご来光を目指して夜間に登ったが、特に危険を感じる箇所は無かった。 樹林帯を抜けると、ザレ場に入るのだがここでまた一苦労。 ザレ場の急斜面なので一歩進んではズルっと下がって…また登っては下がって… の繰り返しとなり、かなり体力を消耗。 だが振り返ると韮崎市?の美しい夜景があるので我慢。 地蔵岳〜観音岳 眺望の良い稜線歩きとなる。一部岩稜となるので滑落に注意。 白峰三山、甲斐駒、仙丈、八ヶ岳、秩父山塊と素晴らしい眺望。 観音岳へは一度結構下ってからの登り返しとなる。 今回のコースでは最後の本格的な登りとなる。 前日の乳酸も相まってかなり辛いが、我慢。 観音岳〜薬師岳 本旅で一番気持ちの良い稜線歩きを感じた区間。 緩く下りながらの絶景の稜線歩きは最高。 この頃から富士山の素晴らしい眺望も始まる。 薬師岳〜南御室小屋 森林限界からさらに下るとシラビソの森に入る。 苔も美しく南アルプスの深い森を味わう。 南御室小屋には水場あり。 料金はチップ制で100円〜とのこと。 南御室小屋〜夜叉神峠 ひたすら…ひたすら下る。 斜度はそれほど無いので歩きやすい。 危険個所は無いが、長い下りでの集中力切れに注意。 浮石も結構あるので、足を捻らぬよう注意。 |
写真
感想
7月の白峰三山縦走時に、見えていた鳳凰三山。
北岳からも地蔵岳のオベリスクの存在感がすごく、いつかは行ってみたいと思っていた。
今回は泊りで山に登れる機会にも恵まれ、縦走で登ることとなった。
鳳凰三山縦走では一般的には、夜叉神峠から広河原へのルートが一般的。
しかしその場合、地蔵岳から広河原へはかなりの激坂を下ることとなる。
自分は下りが苦手なのと、天候悪化も懸念される中であの激坂を下るのは危険と判断。
敢えて今回は、広河原からスタートし夜叉神峠へ下山するルートに決定した。
敢えて選んだルートではあるが、広河原から高嶺までは想像以上の辛さ。
15キロ超のテント泊装備を背負っての激坂はかなりしんどい。
白鳳峠から高嶺までの最後の登りでは、本当にヒーヒー言いながら登った。汗
この登りの辛さが今回の旅では色濃く記憶に残ってしまった。笑
辛い登りの後に行き着いた鳳凰小屋はまさに砂漠の中のオアシス。
テントという快適な別荘を建てて、天然水やビールを味わう。
山トークをしながらの鍋は最高に楽しかった。
翌日の地蔵ヶ岳〜観音岳〜薬師岳の縦走路も素晴らしかった。
7月に登った白峰三山が雲から出てきた時は本当に感動した。
良い方向に天気予報も外れ、晴れ間も見れた。
風も無く、白砂の稜線を心行くまで楽しんだ。
それと今回は山先輩と一緒に縦走した。
単独行でしばらく登っていたので参加して頂き嬉しく思う。
単独行も好きだが、辛さ嬉しさを誰かと共有するってやっぱり良い!
久しぶりに楽しく賑やかな登山となった。
テント泊縦走はやっぱりキツいな〜とあらためて実感したが…
それを上回るほどの良さもあらためて実感!
これからも、どんどん山で夜を明かしてみたいと思う。
次回までにはトレーニング方法を見直しもう少し楽に登れるように体を造らなくては。。
テント泊での縦走お疲れ様でした!
鳳凰三山のオベリスク、自分もいつか行ってみたいと思っています😆とても楽しまれたようで良かったです👍
山の後は肉食べたくなりますよね🍖400は食べ応えありそうですね(・∀・)肉!
実はDIVE TO BLUEしてますよねwどんどんやってください🤣
kageroboさん、こんばんは^_^
オベリスク、すごくかっこよかったので是非訪れてみてください。自然ってすごいなーって心から思う形状でした!
あ、気付いて頂けましたか?笑
DIVE TO BLUEやっちゃいました(^ ^)
北岳を目の前にして、目をつぶり両手を広げて少し上を向く…
ほんと、全身で感じれて気持ち良かったです!またやらせて頂きます。笑
教えて頂きありがとうございます!笑
心配された天気もまずまずで素晴らしい山行になりましたね。
山先輩の頭の怪我も大事に至らず良かったですね。
それにしても、鳳凰三山はインパクトある景観ですね。
なかなかアプローチが定まらず伸び伸びになっていますし、他に行きたいところもたくさんあるんですが、私も早くオベリスクを身近に拝みたいもんです。
その広河原との間の激坂以外でアプローチ検討中だったのですが、夜叉神往復か、甲府駅に車を置いてバスで夜叉神峠、帰りは青木鉱泉からバスか・・・
夜叉神峠往復の場合、山小屋は薬師岳小屋になると思うのですが、翌日、オベリスクまで行って夜叉神に下山となるとちょっと辛そう
何かアドバイスあればよろしくお願いします。
AERIALさん!こんばんは^_^
天気は2日目は崩れると諦めていたのですが、良い方にズレてくれて良かったです。
オベリスクは、是非訪れて頂きたいです。なぜあのように岩が残ったのか…ほんと素敵な形状です。
夜叉神峠ピストンですかー💦
薬師岳小屋泊なら十分現実的だと思います。
ただ、2日目はコースタイム長くなるので場合によっては夜のうちの出発になるかもしれませんね。観音岳から地蔵岳は登り返しもありますので、精神的に辛いかもしれません。
夜叉神峠から薬師岳小屋まではダラダラと続く長い長い尾根となります。十分計画して挑戦なさってください^_^
中には日帰りでピストンする方もいらっしゃるみたいですが、信じられません^_^笑
それと、今回はこの登山に関して色々とアドバイス頂きましてありがとうございました!おかげで無事に縦走することが出来ました(≧∇≦)
まさか、同じ日に鳳凰にとはで驚いています(笑)
初日は良かったはずが思いのほか悪く、日曜日が大逆転。
地蔵岳辺りは時間が同じなのでお会いしてるかもですね!!
朝起きて、もう一度地蔵岳と思いましたが、体が言うこと聞きませんでした(笑)
これからも、よろしくお願いします!!
ratelさん!こんばんは!
私も、ratelさんの山行記録を拝見し驚いていたところです
まさかのニアミスでしたね
もしかしたら本当にお会いしていたかもしれませんね 笑
こんな事なら、是非お会いしてお話ししたかったです
またどこかの山でお会い出来る事を祈っております。
こちらこそ、よろしくお願い致します
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