ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 204479
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
大雪山

北海道5日で7山その6 ニペソツ山

2012年06月26日(火) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
14.3km
登り
1,468m
下り
1,448m

コースタイム

3:50登山口-5:35小天狗-7:10天狗平-7:55ニペのコル-8:45ニペソツ山頂-10:40前天狗-11:55小天狗-13:00登山口 計9時間10分
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2012年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
十六の沢登山口は車数台駐車可。トイレあり。
コース状況/
危険箇所等
登山ポストあり。コースで危険な個所は登山口前の渡渉箇所のみ。
一見倒木にしか見えない丸木橋を渡り、右手から巻くように尾根に取り付く。
今日も快晴
2012年06月26日 05:18撮影 by  DMC-GF3, Panasonic
6/26 5:18
今日も快晴
小天狗の岩場が難関。ロープも鎖もないところを指とつま先だけでへつりながら進めということらしい。
2012年06月26日 05:35撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
6/26 5:35
小天狗の岩場が難関。ロープも鎖もないところを指とつま先だけでへつりながら進めということらしい。
通過後に振りかえる
2012年06月26日 05:41撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/26 5:41
通過後に振りかえる
前天狗が見えてきた
2012年07月01日 21:18撮影 by  DMC-GF3, Panasonic
7/1 21:18
前天狗が見えてきた
天狗のコル
2012年06月26日 05:52撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/26 5:52
天狗のコル
景色のよいところに出てきたと思ったら90°左に曲がる標識が。下山時にうっかり直進すると石狩岳方面に行ってしまう有名な道迷いポイント。
2012年06月26日 06:12撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
6/26 6:12
景色のよいところに出てきたと思ったら90°左に曲がる標識が。下山時にうっかり直進すると石狩岳方面に行ってしまう有名な道迷いポイント。
昨日登った石狩連峰
2012年07月01日 21:19撮影 by  DMC-GF3, Panasonic
7/1 21:19
昨日登った石狩連峰
ここの雪渓で水分補給を行う
2012年06月26日 06:38撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
6/26 6:38
ここの雪渓で水分補給を行う
ナキウサギの多く生息する岩礫帯
2012年07月01日 21:20撮影 by  DMC-GF3, Panasonic
1
7/1 21:20
ナキウサギの多く生息する岩礫帯
ナキウサギのおでまし
2012年07月02日 01:34撮影 by  DMC-GF3, Panasonic
5
7/2 1:34
ナキウサギのおでまし
上部コースとの合流地点
2012年06月26日 07:05撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/26 7:05
上部コースとの合流地点
いきなり眼前に二ペソツが(望遠)
2012年07月01日 21:23撮影 by  DMC-GF3, Panasonic
2
7/1 21:23
いきなり眼前に二ペソツが(望遠)
まずは手前の丘を越えなくては
2012年07月01日 21:24撮影 by  DMC-GF3, Panasonic
7/1 21:24
まずは手前の丘を越えなくては
だんだん大きくなる
2012年07月01日 21:25撮影 by  DMC-GF3, Panasonic
1
7/1 21:25
だんだん大きくなる
今度は左の山が邪魔だ
2012年07月01日 21:25撮影 by  DMC-GF3, Panasonic
7/1 21:25
今度は左の山が邪魔だ
険しい岩場もある天狗岳
2012年06月26日 07:32撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/26 7:32
険しい岩場もある天狗岳
トムラウシ
2012年06月26日 07:32撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
6/26 7:32
トムラウシ
ようやく遮るものがなくなった
2012年07月01日 21:27撮影 by  DMC-GF3, Panasonic
1
7/1 21:27
ようやく遮るものがなくなった
利尻富士のような姿
2012年07月01日 21:28撮影 by  DMC-GF3, Panasonic
1
7/1 21:28
利尻富士のような姿
頂上直下は右から巻く
2012年07月01日 21:29撮影 by  DMC-GF3, Panasonic
1
7/1 21:29
頂上直下は右から巻く
ニペのコル付近より
2012年07月01日 21:32撮影 by  DMC-GF3, Panasonic
7/1 21:32
ニペのコル付近より
急峻な岩場
2012年07月01日 21:32撮影 by  DMC-GF3, Panasonic
7/1 21:32
急峻な岩場
ニペのコルは風の通り道
2012年07月01日 21:34撮影 by  DMC-GF3, Panasonic
7/1 21:34
ニペのコルは風の通り道
あとは一気に登るのみ
2012年07月01日 21:34撮影 by  DMC-GF3, Panasonic
7/1 21:34
あとは一気に登るのみ
この辺りが森林限界
2012年07月01日 21:35撮影 by  DMC-GF3, Panasonic
7/1 21:35
この辺りが森林限界
ニペソツに着いたぁ。
2012年07月01日 21:35撮影 by  DMC-GF3, Panasonic
2
7/1 21:35
ニペソツに着いたぁ。
南方の眺め
2012年07月01日 21:38撮影 by  DMC-GF3, Panasonic
7/1 21:38
南方の眺め
南西方面
2012年07月01日 21:39撮影 by  DMC-GF3, Panasonic
7/1 21:39
南西方面
北西方面
2012年07月01日 21:40撮影 by  DMC-GF3, Panasonic
7/1 21:40
北西方面
北方の眺め
2012年07月01日 21:40撮影 by  DMC-GF3, Panasonic
7/1 21:40
北方の眺め
東方の眺め
2012年07月01日 21:41撮影 by  DMC-GF3, Panasonic
7/1 21:41
東方の眺め
真下は急峻な崖となっている
2012年07月01日 21:42撮影 by  DMC-GF3, Panasonic
7/1 21:42
真下は急峻な崖となっている
天狗岳
2012年06月26日 08:56撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/26 8:56
天狗岳
表大雪核心部
2012年06月26日 08:56撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/26 8:56
表大雪核心部
石狩、音更
2012年06月26日 08:56撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/26 8:56
石狩、音更
十勝岳
2012年06月26日 08:57撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/26 8:57
十勝岳
天狗岳はいくつもの峰の複合体だ
2012年07月01日 21:43撮影 by  DMC-GF3, Panasonic
7/1 21:43
天狗岳はいくつもの峰の複合体だ
ニペのコルからの登り返し
2012年06月26日 09:29撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/26 9:29
ニペのコルからの登り返し
道がなくて登れなかった天狗岳ピーク
2012年06月26日 09:58撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/26 9:58
道がなくて登れなかった天狗岳ピーク
さらばニペソツ
2012年06月26日 10:26撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
6/26 10:26
さらばニペソツ
前天狗の風衡地。カメラマンがお泊りだった。
2012年07月01日 21:43撮影 by  DMC-GF3, Panasonic
7/1 21:43
前天狗の風衡地。カメラマンがお泊りだった。
左が天狗岳
2012年07月01日 21:44撮影 by  DMC-GF3, Panasonic
7/1 21:44
左が天狗岳
前天狗の北端(幌加分岐)より
2012年07月01日 21:44撮影 by  DMC-GF3, Panasonic
7/1 21:44
前天狗の北端(幌加分岐)より
糠平湖が見える
2012年07月01日 21:44撮影 by  DMC-GF3, Panasonic
7/1 21:44
糠平湖が見える
遠くに見えるはクマネシリ山(別名おっぱい山)
2012年07月01日 21:45撮影 by  DMC-GF3, Panasonic
7/1 21:45
遠くに見えるはクマネシリ山(別名おっぱい山)
この岩溝沿いにへつって巻く。
2012年07月01日 21:45撮影 by  DMC-GF3, Panasonic
1
7/1 21:45
この岩溝沿いにへつって巻く。
丸木橋を渡っていればすぐに登山道に取り付けたのに。
2012年06月26日 12:59撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/26 12:59
丸木橋を渡っていればすぐに登山道に取り付けたのに。
これが倒木てなくて丸木橋だったとは。朝は気がつかなかったが良く見るとこばが成形してあるので倒木では無かった。
2012年06月26日 13:01撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
6/26 13:01
これが倒木てなくて丸木橋だったとは。朝は気がつかなかったが良く見るとこばが成形してあるので倒木では無かった。
オマケ1 十勝三俣はすがすがしい気分に浸れるところだ
2012年07月01日 21:48撮影 by  DMC-GF3, Panasonic
7/1 21:48
オマケ1 十勝三俣はすがすがしい気分に浸れるところだ
オマケ2 三国峠そばより樹海
2012年07月01日 21:49撮影 by  DMC-GF3, Panasonic
1
7/1 21:49
オマケ2 三国峠そばより樹海
オマケ3 旭川空港で観察した珍しい光柱現象
2012年06月26日 19:32撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
6/26 19:32
オマケ3 旭川空港で観察した珍しい光柱現象

感想

北海道連続登山も本日が最終日。最後まで取っておいたニペソツにとうとう登れる。明日からは会社だ。まずはこの日予報通り晴れてくれたことに感謝。連続登山でも靴ずれや怪我や事故なくこれたことに感謝。
気合いが入っているのと、2時前には下山しないと飛行機が間に合わないのとで4時前に出発。駐車場には人気のないバンが1台停まっていただけだったが、出発するころにはもう2台ほどやってきていた。
ポストに記帳して一歩を踏み出した途端に道に迷った。目の前に沢があるのだが橋がない。河原沿いの道もない。標識もない。なんて非常識な登山口なんだと少し憤慨した。昨日の石狩シュナイダーコースも沢が大荒れで渡渉に苦労したが、ここでもただ1箇所の渡渉に苦労するとは。少し沢沿いに歩き、渡渉し、強引に藪こぎで斜面を登ると登山道に出た。本当の登山道はどこだったのだろうか、大水で橋が流されたのだろうかとも思ったが、下山した際に一応丸木橋があることが分かった。朝は気が急いていたせいか他の倒木見分けがつかなかったようだ。
登山道自体は歩きやすく、ぐんぐん標高を稼ぐ。朝早いと涼しいので汗もかかない。
小天狗頂上付近でちょっと厄介な岩場がある。本州の山なら鎖やハーケンの1つでも打ってありそうだが、そこは北海道、何もない。まあつかみが穿たれているので危ないことはないが、胸のカメラが岩にぶつかりそうで神経を使う。
小天狗を越えると熊の出そうな天狗のコルという湿地帯。ここの水場は期待できない。
しばらく進むと樹林帯から這松帯に移行するところで直角に左に曲がる。ここが以前道迷い遭難のおきたポイントだと知る。下山時には正面の石狩連峰の景色に見とれて直進してしまいそうなところだ。
前天狗の登りに差し掛かったところでカメラマンに会う。前天狗にテントを張って一晩過ごしたそうだ。明け方は氷が張るほど冷えたらしい。朝日に照らされる山々や用心深いナキウサギの写真を撮るには山に泊りがけで重い機材を運び上げなければならない。ネーチャーカメラマンというのは一般の登山者よりも遥かに根性が座った人たちだと思う。
前天狗ではコースが2つにわかれるが行きは谷コースを選択。途中の雪渓でペットボトルに雪を仕込むためだ。ナキウサギの声が方々から聞こえる。気配を消していると岩の上にひょこっと現れたりする。カメラを向けると姿を隠す。いい写真とろうと我慢比べをしたが、結局こちらが根負けして先へ進んだ。
天狗平でニペソツが眼前に現れた。この感動を味わうために今回の旅行を組んだといっても構わない。深田さんもこのカッコよさを見たら絶対100名山に組み込んだろうにと感じる。天狗平はニペソツの展望台として格好の場所だ。
 うきうきしていると頂上までの登りなんてちっとも苦ではない。感覚的にはあっという間に頂上についてしまった。とんがった山なので眺望はもちろん360°
 あまりにも景色に気を取られてこの山の名物ツクモ草を探すことも忘れていた。
前天狗で昼食を済ませてから下山開始。前天狗ではコマクサが咲いてはいたものの、期待したウスバキチョウは姿を見せなかった。時期的にはぴったりな感じがするがこれから発生するのだろうか。
 予定より早く13:00に下山。お楽しみは幌加温泉のはずだったのだが、温泉宿は閉館となっていて廃屋と化しており、入ることは叶わなかった。
 代わりに層雲峡温泉黒岳の湯で汗を流し、旭川ラーメンを堪能した後、帰途に着いた。


お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1552人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら