◆オベリスクからの御来光☆鳳凰三山 (青木鉱泉〜ドンドコ沢より)
- GPS
- 27:40
- 距離
- 15.2km
- 登り
- 2,075m
- 下り
- 2,062m
コースタイム
青木鉱泉スタート 8:55
南精進ヶ滝 10:55
鳳凰の滝 11:44
白糸の滝 13:05
五色の滝 14:15
鳳凰小屋 15:35
◆ 2日目
鳳凰小屋スタート 3:10
賽の河原 4:10
地蔵岳オベリスク東直下 4:25
日の出 4:35
子授け地蔵5:45
観音岳山頂 7:20
薬師岳山頂 8:10
中道経由下山 8:15
御座石 9:10
青木鉱泉到着 12:45
天候 | 1日目:晴れのち曇り(山頂ガス) 2日目:早朝快晴のち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・スペース約 100台 ◆青木鉱泉まで中央高速韮崎ICより1時間 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆青木鉱泉までの道路状況 国道20号過ぎ武川町新奥辺りで路面悪い 普通車だとFバンパー擦るかも!?ってか擦った↓↓ 大型ダンプの飛び石注意 ◆青木鉱泉に登山ポスト有 ◆青木鉱泉ドンドコ沢〜鳳凰小屋 急坂あるが滝と樹林帯で癒された登山道 危険箇所無し ◆賽の河原 ザレ場の急坂続き辛い ◆オベリスク 岩稜が続き直下にはロープ有 ◆地蔵岳〜薬師岳 観音岳への登り返しにやや急登があるだけで、 全体としてアップダウンは少なく、展望がすばらしいルート☆ ◆中道〜青木鉱泉 単調な樹林帯の下山が続く 林道からのショートカット有 |
写真
感想
今回は、青木鉱泉登山口からスタート!!青木鉱泉から樹林帯を登っていくと『南精進ヶ滝』『鳳凰の滝』『白糸滝』『五色の滝』の順に4つの滝を廻ることが出来ます。またピークの観音岳までの標高差は1,690Mで、なかなな登り応えのある登山でした。
樹林帯は、梅雨時期でシットリとしていて涼しく、様々な花や茸が顔を出し楽しませてくれます♪今日の目的地『鳳凰小屋』までの登りも、ダイナミックな滝のマイナスイオンや木漏れ日に癒され、急坂の辛さを感じさせず楽しく登る事が出来ました☆
4つの滝の中でも最高部にある『五色の滝』は滝壷まで迫ることができ、落差70Mの巨大な景観に圧倒されました。(写真2枚目)そんな滝を写真におさめる為、三脚をセットしてると怪しげな人が・・・写真をよく見ると、滝間近で修行されている方も(驚)邪念を祓いたいとか語ってました。(苦笑)
そんなこんなで、あっという間に!?休憩も多めに6時間半かけて『鳳凰小屋』に無事到着しました。鳳凰小屋の標高は約2400M。水が豊富な小屋で、深い森を要する山で優しく包みこまれた天の恵みが、赤抜沢の頭より湧出し、鳳凰小屋の前を清らかに流れています。小屋の周辺には、様々な山野草や色とりどりの花が咲き、7月には希少なキバナノアツモリソウ、8月は小屋の周りをぐるっと囲む勢いで咲き乱れるヤナギラン!さまざまなピンク色のタカネビランジ!そして、この山にしか咲かない、ホウオウシャジンの何とも言えない紫色は印象的だそうです☆一言で表すと、小屋全体が可愛らしい印象でした。
食事は、鳳凰小屋特製カレー☆自家菜園で無農薬有機栽培のジャガイモを使った熟成カレーの味は格別★人生で一番と言っても過言じゃありません☆それから、夕食を済ませテラスに出てみると・・群青色に染まる夕焼けと月の饗宴が広がっていて、心の底から癒されました☆ほんの一時の自然が魅せた演出でした☆
小屋に戻ってからは、談話室にてスタッフさん手作りの山酒を堪能『24年物の白蛇イチゴ酒・苔桃酒』の芳醇な香りや琥珀色の美酒でほろ酔い気分♪岳トークで盛り上がり楽しい時間はあっという間でした☆
翌日は、『地蔵岳』山頂でのご来光を観れる事を期待しながら就寝身体を休めましたZzz。
登山2日は、地蔵岳にてご来光を望める事を願い午前2時半起床、ヘッドランプを装備し3時過ぎ真っ暗な登山道のナイトハイクがスタート。1時間程で樹林帯から視界がひらけ、あり地獄の様な砂地の急坂が現れました。『賽の河原』へと続くこの道はなかなか前に進めず、まさに地獄の様な所でした(汗)。
そんな心境で顔を上げてみるとモルゲンロートを想わせる幻想的な光景がり、折れそうな心を励ましてくれました☆
それから、オベリスクの東側を目指し岩山を登り絶好のご来光ポイントに到着。4時30過ぎに雲海からのご来光を望む事が出来ました。言葉では言い表せない感動が溢れ、みんな自然の素晴らしさにしばし黄昏てしまいました(笑)
右手にはこれから登る『観音岳2780M』さらに遠く雲の上には『霊峰 富士山』が望めました。雲の白さと青空のコントラストはまさに名画のようでした☆
意気込んでいたオベリスクへの登攀は・・・今回は無茶はせずに先に進みました。岩を下り終えると『賽の河原』が広がっており、沢山の『子授け地蔵』が富士山の方角に向いていました。今でも、子授けの文化は続いていて、年に何人かはお地蔵さんを持って帰るそうです。そして最高の笑顔でまたこの場所に帰ってくるんですね。
観音岳や薬師岳へと続く登山道は、花崗岩混じりの真っ白な稜線で季節によって様々な高山植物が彩ります☆展望は『甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳』『白峰三山』をはじめとする南アルプスはもちろん『富士山』『八ヶ岳』『金峰山』『北アルプス』などの名峰が望めます。観音岳山頂までは約1時間半、さらに薬師岳山頂まで約20分、鳳凰三山の東に視界を遮る山はなく甲府盆地が広がっていて、非常に開放感の高いアップダウンの少ない稜線歩きです♪
下山は、樹林帯の続く中道を4時間半ほど降り、青木鉱泉へ到着。残り1時間ってところで雨に遭いますが、無事下山し帰路へと着きました。
今回で2回目の山小屋泊でしたが、天候や自然・人に恵まれ想い出に残る登山となりました★
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する