編笠山、権現岳 [遠い飲み屋へ]
- GPS
- 08:33
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 1,428m
- 下り
- 1,430m
コースタイム
- 山行
- 3:03
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 3:50
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
|
その他周辺情報 | スパティオ小渕沢でお風呂 |
写真
感想
職場の仲間3人、自称「登山部」での山行も今年で3回目になります。
昨年は塩見岳から間ノ岳まで、充実した山行となりましたので、ことしも男らしく渋い縦走をと思い、越百山、南駒ケ岳、空木岳から中央アルプス縦走の計画を立てていました。
ところが台風18号が発生。その歩みが遅くてなかなか決断できず、結局、予定した休暇を取る予定にした日程の初日からの山行は難しいと判断しました。
どうするか?昼休みに会社の会議室を使ってのアクションプラン検討となりますが、そこに代案を出さねばなりません。
そこで思いついたのが「遠い飲み屋」こと青年小屋。サラリーマン故、簡単に休暇をずらすこともままならず、2泊の予定が1泊になってしまうので、長めの縦走は諦め、気になっていた山小屋でゆったり過ごすというプランにしました。
本来、編笠山、権現岳の周回縦走は日帰りも十分可能なコースですので、集合もゆっくりです。10時45分に小淵沢駅集合で、タクシーで観音平に向かいます。
天気は快晴。雲海展望台では富士山もはっきりと見えました。
工程は短いとはいえ、標高差1000mくらいはあり、それなりの急登を登って編笠山に到着。昨年行った南アルプス、行くはずだった中央アルプスもはっきり見え、遠くには北アルプスもぼんやりと眺められます。そして八ヶ岳の峰々。南の端から見る峰々はそれぞれ個性的で「八ヶ岳」の名に相応しいものと思いました。
ゆっくり景色を楽しんだあと、急坂を下って、赤提灯のぶら下がる青年小屋に到着。談話室は基本テーブルではなく、こたつで、山小屋というよりも親戚の家にでも来たような雰囲気で妙に落ち着く感じです。私はビールではなくコーヒーを注文したのですが、一杯ごとに手で挽いてくれるコーヒーは酸味が聞いていて本格的でとても美味しいです。
5時半には夕食。豚汁がとても美味しいですし、デザートには山盛りのぶどうが出てきてとても贅沢です。
食事の途中では甲斐駒ケ岳や八ヶ岳で活動をされている山岳医、山岳看護師さんの紹介がありました。医師、看護師という任務をこなしつつ、山への情熱を持ち続け、私的な時間を割いてまで山の安全のために尽くされていることには本当に頭の下がる思いです。
それから日本酒。ご主人の竹内さんが吟味された本当に美味しい日本酒がおいてあります。
食事のあとはこたつを囲んで団欒。とても居心地のいい空間と時間です。山小屋とは基本的には山を歩くために必要最小限の設備であり、快適とは無縁の場所と思っていましたが、ここは違いました。山小屋を目当てに山に行く、というのもありなのだなあと強く納得しました。
翌日も晴天。ゆっくりと小屋で支度をして権現岳に向けて出発です。
権現岳までは標高差400mほどではあるものの、それなりに岩場もあり、アルペン的な気分を味わいながら歩くことができます。紅葉も始まり、黄金色に染まった良い景色を堪能することができました。
三ツ頭を経由して下山。途中はガスでしたが、笹の多い歩きやすい道を1000m下って、11時30分ころには観音平に戻りました。
スパティオ小渕沢の温泉で汗を流し、同じ施設内にある中華料理屋さんで軽く打ち上げをして帰路に付きました。
コースが短いのがやや物足りない感はあるものの、良い山小屋、晴天、岩場歩き、黄葉と十分に楽しめた山行でした。ただやっぱり来年はこのメンバーでがっつり縦走をしてみたいなあと思っています。
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