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記録ID: 205399
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ハイキング
大雪山

高山植物と雪渓の大雪山(旭岳〜間宮岳)

2012年07月07日(土) [日帰り]
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GPS
06:15
距離
11.3km
登り
890m
下り
885m

コースタイム

11:30 ロープウェイ姿見駅 -- 12:00 旭岳石室(姿見の池)-- 12:50 七合目 -- 13:50〜14:00 旭岳山頂 -- 15:10 間宮岳山頂 -- 15:30 中岳分岐 -- 16:00 中岳温泉 -- 16:30 裾合平 -- 17:30 鏡池 -- 17:45 ロープウェイ姿見駅
天候
過去天気図(気象庁) 2012年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
旭川駅から旭岳行き「いで湯号」で終点下車(1時間30分)
旭川電気軌道バス
http://www.asahikawa-denkikidou.jp/

大雪山旭岳ロープウェイ(10分)
http://www.wakasaresort.com/asahidakeropeway/
コース状況/
危険箇所等
【姿見駅→旭岳石室】
・登山装備なしでも歩ける区間で危険な箇所はありません。

【旭岳石室→旭岳山頂】
・傾斜はそれほどではないものの、砂礫と火山岩で歩きずらいです。
・地獄谷からの噴煙が北風に乗って吹き付けてくるので、かなり硫黄臭がありました。

【旭岳山頂→間宮岳】
・北斜面の大雪渓が待ち構えていますが、下りはシリセードでラクでしたが、登っている人は苦戦していました。
・雪渓を渡る箇所が2〜3カ所。平らなのでアイゼンは不要です。
・山頂付近は砂礫地帯ですが、安定しているので旭岳よりは歩きやすかったです。

【間宮岳→中岳温泉】
・危険な箇所は無く、比較的歩きやすい区間でした。

【中岳温泉→裾合平】
・中岳温泉付近で沢を渡ったりしてやや道が不明瞭です。黄色いペンキが目印。
・木道の無い区間はぬかるんでいました。
・雪渓が数か所ありました。微妙な傾斜で足を取られやすいです。

【裾合平→姿見駅】
・沢と登山道が一体となっている区間がありました。雪解水なのでうっかり浸水すると痺れます。
ロープウェイに乗って姿見駅へ。
ロープウェイに乗って姿見駅へ。
地獄谷の噴煙が見えます。散策路の両側はチングルマの花畑。
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地獄谷の噴煙が見えます。散策路の両側はチングルマの花畑。
ウコンウツギ。
エゾコザクラ。
旭岳石室と姿見の池。ここまでは散策路で人が多いです。
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旭岳石室と姿見の池。ここまでは散策路で人が多いです。
マルバシモツケ。紅葉すると真っ赤に染まるらしい。
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マルバシモツケ。紅葉すると真っ赤に染まるらしい。
エゾノツガザクラ。花の直径は1センチくらい。
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エゾノツガザクラ。花の直径は1センチくらい。
日が差してきましたが20m先は日陰、その先は雲の中。
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日が差してきましたが20m先は日陰、その先は雲の中。
ヤマキマダラヒカゲ。夏とはいえ気温が低いのにチョウが飛んでいました。
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ヤマキマダラヒカゲ。夏とはいえ気温が低いのにチョウが飛んでいました。
岩石地帯の六合目。
岩石地帯の六合目。
右下は地獄谷、その向こうは神々の遊ぶ庭。天国と地獄は紙一重?
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右下は地獄谷、その向こうは神々の遊ぶ庭。天国と地獄は紙一重?
七合目は砂礫地帯。ズルズル滑って登りにくい!
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七合目は砂礫地帯。ズルズル滑って登りにくい!
絶滅危惧種のヒメイワタデ。
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絶滅危惧種のヒメイワタデ。
上から雪渓を眺めます。
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上から雪渓を眺めます。
雲の中から人が下りてきました。この時間に登る人はもういないのかな?
雲の中から人が下りてきました。この時間に登る人はもういないのかな?
岩石の見本みたいに石の色が変わります。
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岩石の見本みたいに石の色が変わります。
一瞬、青空が広がりました。
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一瞬、青空が広がりました。
九合目は再び雲の中。
九合目は再び雲の中。
山頂下から。
旭岳山頂に到着! ・・・ガスで何も見えません(T-T)
旭岳山頂に到着! ・・・ガスで何も見えません(T-T)
東側は一瞬晴れました。これから歩く道がうっすらと。
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東側は一瞬晴れました。これから歩く道がうっすらと。
山頂近くにたくさん咲いていたキバナシャクナゲ。
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山頂近くにたくさん咲いていたキバナシャクナゲ。
山頂から下りていくと大雪渓が!
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山頂から下りていくと大雪渓が!
登ってくる人は大変そうです。左奥の島までシリセードで滑り降りました。
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登ってくる人は大変そうです。左奥の島までシリセードで滑り降りました。
大雪渓の先は百花繚乱でした。メアカンキンバイ×イワウメ。
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大雪渓の先は百花繚乱でした。メアカンキンバイ×イワウメ。
ジムカデ。かわいい花なのに名前がかわいそう。
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ジムカデ。かわいい花なのに名前がかわいそう。
熊ヶ岳のコル。高山植物だけの世界です。
熊ヶ岳のコル。高山植物だけの世界です。
メアカンキンバイ。
メアカンキンバイ。
イワヒゲ。
岩に張り付くように群生していますが、これでもツツジ科の木です。
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岩に張り付くように群生していますが、これでもツツジ科の木です。
再び雪渓が現れました。雪の上を雲が流れています。
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再び雪渓が現れました。雪の上を雲が流れています。
間宮岳山頂への斜面にチングルマの群生。
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間宮岳山頂への斜面にチングルマの群生。
ここにもエゾノツガザクラ。
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ここにもエゾノツガザクラ。
後旭岳にはあんなに残雪が。いつまで残っているんだろうか?
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後旭岳にはあんなに残雪が。いつまで残っているんだろうか?
エゾタカネスミレの群生地。これは、感動しました。
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エゾタカネスミレの群生地。これは、感動しました。
標高2100メートルの砂礫地、厳しい環境です。
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標高2100メートルの砂礫地、厳しい環境です。
荒涼としてきました。
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荒涼としてきました。
ミヤマタネツケバナ。花の横に黒く伸びているのは種子となる部分。
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ミヤマタネツケバナ。花の横に黒く伸びているのは種子となる部分。
間宮岳分岐付近から見えた白雲岳。遮るものが無いのでどこからでもよく見えます。
間宮岳分岐付近から見えた白雲岳。遮るものが無いのでどこからでもよく見えます。
ミヤマキンポウゲ。次々に花が現れます。
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ミヤマキンポウゲ。次々に花が現れます。
エゾイワツメクサは大雪山固有種。
エゾイワツメクサは大雪山固有種。
クモマユキノシタ。
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クモマユキノシタ。
分岐から100mほどの所に間宮岳の棒が立っていました。木が無い広い山頂です。
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分岐から100mほどの所に間宮岳の棒が立っていました。木が無い広い山頂です。
おぉ、なんだかすごい景色! 雲が流れて御鉢平が見えました。
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おぉ、なんだかすごい景色! 雲が流れて御鉢平が見えました。
ようやく見つけたコマクサは開花目前でした。
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ようやく見つけたコマクサは開花目前でした。
チシマクモマグサ。
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チシマクモマグサ。
吹きっさらしの尾根。風が強くて寒くなってきました。数分おきに天気が変わっていきます。
吹きっさらしの尾根。風が強くて寒くなってきました。数分おきに天気が変わっていきます。
イワウメ。
15時半、中岳分岐に到着。残り2時間で5.7キロ、先を急ぎます。
15時半、中岳分岐に到着。残り2時間で5.7キロ、先を急ぎます。
イワフデの群生地が続いています。
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イワフデの群生地が続いています。
比布岳。上空は晴れていますが、下は曇ったまま。
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比布岳。上空は晴れていますが、下は曇ったまま。
コケモモ。モモの実が成るわけではないらしい。
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コケモモ。モモの実が成るわけではないらしい。
深い谷へ下りて行きます。
深い谷へ下りて行きます。
中岳温泉。日本一山奥にある温泉だとか。
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中岳温泉。日本一山奥にある温泉だとか。
エゾノリュウキンカ。撮ってばかりいると時間が・・・。
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エゾノリュウキンカ。撮ってばかりいると時間が・・・。
平地に出ました。木道の両側は一面のチングルマです。
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平地に出ました。木道の両側は一面のチングルマです。
何度も雪渓を渡ります。少し雨が降ってきました。
何度も雪渓を渡ります。少し雨が降ってきました。
裾合平の分岐。ベンチがありました。
裾合平の分岐。ベンチがありました。
アオノツガザクラ。
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アオノツガザクラ。
道に水が、と思ったら水を通すように作られていました。歩きにくい・・・。
道に水が、と思ったら水を通すように作られていました。歩きにくい・・・。
神々の遊ぶ庭。晴れていれば・・・。
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神々の遊ぶ庭。晴れていれば・・・。
やっと散策路に戻ってきました。すり鉢池です。
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やっと散策路に戻ってきました。すり鉢池です。
姿見駅の近くで囀っていたノゴマ。
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姿見駅の近くで囀っていたノゴマ。
帰りのロープウェイから水彩画みたいな光景が見えました。
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帰りのロープウェイから水彩画みたいな光景が見えました。

感想

テレビで見た大雪山の自然を観たくなり、6月半ば過ぎに旭川までの飛行機のチケットを予約しました。久しぶりの北海道、二泊三日の旅。

1日目は旭川着13時、飛行機が遅れて旭川市内に着いたのが15時という中途半端な時間でした。旅の始まりはいつも雨、梅雨のない北海道に来たのにゲリラ豪雨に襲われました。

2日目の朝、市内から路線バスで旭岳温泉へ。ほとんど信号もない真っ直ぐな道を走るのですが、1時間半もかかります。北の大地は移動だけでも大変です。

昼近くから登る人は少いのか、空いているロープウェイに乗って姿見駅へ。標高1600mの気温は14度で爽やか・・・というより肌寒い。散策路を歩き始めるとすぐにチングルマの大群生でした。

普段の山登りは、樹林帯→樹林帯→樹林帯→森林限界→山頂、ですが、いきなり森林限界から始まって、歩き終わるまでずっと眺めがいいのです。曇りがちの天気で眺望は良くありませんでしたが、咲き乱れる高山植物が途切れることはなく、まったく退屈しませんでした。

旭岳の山頂までは少なからず登山者がいましたが、時間が遅かったせいか間宮岳を周るルートは誰もいませんでした。遮るもののない間宮岳の尾根は北風が強く、雨具を羽織ってちょうど良いくらいです。

天気はめまぐるしく変わり、聞こえるのは風の音だけ。帰りのロープウェイの時間が刻々と迫る中を歩くのはさすがに不安もありましたが、最終便の45分前に姿見駅に戻りました。日が一番長いこの時期でないと無理な行程でした。

翌日は、11時のバスの時間までロープウェイの旭岳駅(山麓駅)近くの湿原と探勝路を散策。山の上では見られなかった花や野鳥が溢れていました。

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コメント

いつのまに?
なんていったらおこられそうですが・・
北海道に行ってらしたのですね。

めまぐるしく変わるお天気や雄大な眺め、たくさんのお花や鳥にであって楽しまれたことと思います。
今の時期、こんなにお花が咲いているんですね

3日目の日記も楽しみにしています
2012/7/11 22:58
>chocoriro5さん
こんばんは、コメントありがとうございますnight

自分でもいつ行ってきたのか気づかないくらい、
あっという間の旅でした。楽しい時間は早く過ぎるもの
ですねsweat01

北海道らしい雄大な景色を見るのが目的で、
実は高山植物はあまり気にしていなかったのですが、
花が見えない場所がないほど咲いていて圧倒されましたhappy02

大雪山は紅葉もmaple素晴らしいと聞いて、
また行きたい病が発症しそうですがさすがに北海道は遠くて
何度も行けないのがもどかしいです。
2012/7/12 0:36
雄大な景色(^^)
tabidoriさん、こんにちは
雄大な景色、足元には可愛いお花たち 素晴らしいです

すっかり堪能させて頂いておりますが、写真では伝わらない部分も多々あるのでしょうね
北海道に出掛けたくなってしまいます airplane

ノゴマを見かけたのですね!
私は図鑑でしか見たことがないのですが、喉元の赤が鮮やかですね。
かわいい〜〜
2012/7/12 15:01
>pippiさん
こんばんは〜
コメントありがとうございます

花がいっぱい咲いていたのは、梅雨 のジメジメから
逃げるためにこの時期を選んだのが正解だったようですscissors 
あまりにもいっぱい咲いていて、歩き終わったらお腹いっぱい
でした^^;

僕もノゴマは初めて見ました
ロープウェイで下山する直前に目の前の木で鳴いていたので、
夢中で 撮っていたら1便後になってしまいました。
最終便が近かったので危なかった〜sweat01

ホシガラスいっぱい飛んでいたのに一羽も撮れなかったのが残念!
2012/7/12 21:41
プロフィール画像
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