御嶽山 頂上での祈り
- GPS
- 08:14
- 距離
- 8.4km
- 登り
- 1,010m
- 下り
- 1,010m
コースタイム
- 山行
- 6:40
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 8:10
天候 | 晴れ・曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
歩きやすい。但し女人堂から下は濡れていると泥で木の階段が滑りやすい。 |
その他周辺情報 | 木曽福島の日帰り温泉「せせらぎの四季(とき)」で入浴と食事。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
ヘッドランプ
ストック
カメラ
ヘルメット
|
---|---|
共同装備 |
地図(地形図)
予備電池
GPS
ツェルト
|
感想
初めて御嶽山に行ってきました。5年前の噴火の頃は、まだ年に1回か2回の「乗鞍岳+上高地散策+白骨温泉」などの観光旅行を兼ねた山歩きや、愛鷹山などの近所の低山に登って富士山を眺めるくらいで、紅葉狩りにも行ったことはなかったので、ニュースを見て、これは大変だとは思いましたが、自分も行っていたかもしれないなどという面での現実感はありませんでした。
その後初心者ながらも頻繁に山に出かけるようになり、御嶽山は山頂から眺める山になり、一度行ってみたい山になり、噴火事故も自分も行っていたかもしれないと、より現実的に身近な事故になってきました。去年も今年も木曽駒ヶ岳から雲海に浮かぶ御岳山を見てその神々しさに見入りました。
今年、頂上までの登山ができるようになったということで、閉山前に出かけてみることにしました。木曽福島は20年以上前に小学校低学年の娘たちと夏休みの家族旅行で泊りがけで行った場所。赤沢自然休養林や馬籠、妻籠、奈良井などを回り、御岳ロープウェイにも乗った記憶があります。まさか日帰りで登山することになるなどとは思ってもいませんでした。かなり家からも遠く、日帰りの限界と考えていた木曽駒ヶ岳よりも1時間半余分にかかるので日帰りは大変かとも思いましたが、「木曽駒は混んでいて山頂駅に着くのは御嶽山の方が早いだろう」というわけのわからない理由で、サモア戦も見ずに土曜の夜7時には寝て、日曜日の朝の3時に起きて出かけることにしました。
7時過ぎに到着、ロープウェイの乗り場駅から黒沢口までは20年前の記憶がよみがえり、登山を開始してからも石室山荘の手前あたりまでは紅葉の中を、あるいはちょっとした岩稜を楽しく歩くことができました。しかし、そのうち岩の隙間に詰まった火山灰や噴出物で破壊された痕跡が目にはいってくるにつれ、ヘルメットを装着している人が増えてくるのにつれ、今までの山行では感じたことのない感覚を覚えました。山頂の階段の横での慰霊碑への祈り、山頂の遥拝所での参拝は、おのずと普段のお願い事の参拝ではなく、慰霊の祈りとなっていました。
今回の感想は、いつものように手放しで楽しんだとは書けませんが、登山道の整備状況などを見ると関係者の方々のご努力がうかがわれ、天気にも恵まれて紅葉も美しく、下山後の温泉も楽しむことができました。
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