白馬大雪渓〜白馬三山〜鑓温泉 猛省の巻


- GPS
- 56:00
- 距離
- 18.0km
- 登り
- 2,246m
- 下り
- 2,241m
コースタイム
7月9日(月)白馬尻小屋4:32−7:23白馬頂上宿舎7:40−8:00白馬山荘−8:20白馬岳山頂8:40−9:04杓子岳・大雪渓分岐−10:27杓子岳−11:53鑓ヶ岳−12:26天狗・鑓温泉分岐−13:37鑓温泉(入浴)14:18
※下山路が分からず、準備中の鑓温泉に緊急泊
10日(火):鑓温泉5:02−6:30小日向のコル−7:30猿倉
天候 | 8日:下界は曇り時々晴れ 山は雨〜霧雨 9日:晴れ 10日:晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※この時期の平日の猿倉の駐車場は余裕で駐車可 10日:猿倉7:45−長野道豊科CI−中央道双葉SI−自宅10:05 ※午後から職場に復帰 |
コース状況/ 危険箇所等 |
○猿倉〜白馬尻 全く危険箇所なし ○白馬尻〜葱平〜頂上宿舎 大雪渓は私一人でちょっと不安だったが、迷うことはありません。連休の14日以降はしっかり整備されているでしょう。途中一カ所トラバースがありますが、道が切ってありますから大丈夫 ○頂上宿舎〜白馬岳山頂 全く危険箇所なし ○白馬岳〜杓子岳〜鑓ヶ岳〜天狗・鑓温泉分岐 非常に楽しい稜線歩き、ただし杓子岳への登りは結構きついです。 ○天狗・鑓温泉分岐〜鑓温泉 7月14日からの連休に鑓温泉がオープンとのことで、この時期まだ下山路は整備されていませんでした。少し下ると大きな雪渓がありますが、登山道は比較的わかりやすく鑓温泉までは迷うことはありませんでした。しかし、トレースがなく鑓温泉に着くまでは不安だらけ・・・途中何箇所かに雪渓、クサリ場があります。 鑓温泉では多くのスタッフがオープンに向け大忙し。これだけ多くの人が登ってきたのだから、下山路は明確なトレースがあるだろうと安心し、30分ほど入浴。湯量、湯質、環境とも素晴らしい温泉 ○鑓温泉〜小日向のコル 鑓温泉からの下山路の杓子沢の取り付き道までは、雪渓を一旦下ってから別の沢の雪渓を登ってという、絶対教えてもらわねば判らないコース。オープン前に来た人は必ずここで迷ってしまうとスタッフの人が言っていました。私も1時間半ほどルートを探しましたが、判らずタイムアウト。写真にルートを載せておいたので参照してください。 杓子沢の取り付きから小日向のコルまでも何箇所か雪田を横切るので、テープを探しルートロスしないよう注意してください。 ○小日向のコル〜猿倉 小日向のコルから猿倉までは全く迷うような所はありません。 |
写真
感想
最近、北アルプスに魅了されています。それはやはり雪の存在です。残雪の山々のそれは美しいこと。またこの時期一斉に開花する高山植物。
で今回、当初は土日に八方尾根〜唐松岳〜不帰の瞼〜天狗山荘(泊)〜白馬鑓ヶ岳〜杓子岳〜白馬岳〜小蓮華山〜白馬大池〜乗鞍岳〜栂池を予定していましたが、天気予報がころころ変わり、土曜は長野県北部は大雨、日曜日も雨、月曜日に曇り時々晴れ。
そこで、月曜日に休みを取り、猿倉〜大雪渓〜白馬岳のピストンをしようかと考えましたが、どうせなら白馬山山を縦走してみたい・・・・
色々考えたあげくコースタイムを見ると、日曜日に猿倉荘か白馬尻小屋に泊まり、4時頃から行動すれば、三山を巡って、鑓温泉におりて、時間があれば温泉にも入って、猿倉に下山は十分可能だという結論に達しました。
この縦走コースはメインのルートなので、白馬鑓温泉小屋のオープンが7月14日からで、まだ鑓温泉のルートが開いていないことなんて、全く思いもよりませんでした。
で、日曜日の天気を見ながらゆっくり猿倉に行き、殆ど霧雨状態だったので白馬尻小屋まで行き一泊、翌日4時半から大雪渓にとりつき、予定した時間より早く白馬岳、杓子岳、白馬鑓ヶ岳を周り、天狗尾根と鑓温泉分岐までは極めて順調
ところが、天狗尾根と鑓温泉分岐には鑓温泉方面という標識はないし、シャットアウトするような紐も引いてあるわで、ちょっと悩みましたが、鑓温泉方面に下山することに・・・
土曜に大雨が降った影響か全くトレースもなく、途中の幾つかの雪渓ではちょっと不安もよぎりましたが、迷うような所もなく、鑓温泉に13時半頃到着
鑓温泉では20人ほどのスタッフでオープンに向け慌ただしい様子。聞けば入浴はOKとのことで、これほどの人が猿倉から登ってきたのだから、これ以降の下山ル−トはトレースを辿っていけば楽勝とゆっくり入浴。
で、14時30分頃、鑓温泉から下山開始。ところが鑓温泉下の雪渓は、温泉熱で雪渓が融け、あちらこちらで大きな穴が開いていて極めて危険な状態。一番安全そうなところを見つけても全く人が歩いたような形跡がなく、鑓温泉のあれだけのスタッフが歩いた形成もない。どうして?一度戻って鑓温泉小屋のスタッフに聞くと、何と皆さん、ヘリコプターでここに来たとのこと・・がーん真っ青(・.・;)
でも今朝、何人かが下ったと聞き、概ねのルートを聞き再チャレンジ、雪渓を下りトレースを探すが全く見つからず1時間半以上も右往左往・・・・
このままでは・・・遭難(@@;)
時間も午後4時近く担ってしまったので、何とか鑓温泉に戻り、オープン前だが泊めてもらうことに・・・
幸い電話は通じたので、職場やかみさんに電話して、事情を説明・・お恥ずかしい限りでした。
明日は3時間かけて尾根まで戻って同じコースを戻るしかないと覚悟を決めていましたが、仕事を終えたスタッフの方に良く聞くと、判りにくいが、目印になる2本のダケカンバの大木を教えてもらって明日チャレンジすることに・・・
翌日5時スタートで何とかこの鬼門を通過。写真でもルートを示したとおり、絶対ルートを教えてもらわなければ、下山ルートの取り付きは判らないと思います。
今回は、登山を始めて、かつ ヤマレコにレポしてから記念の50回目でしたが、こんなこととなり、猛省です・・・・
山を甘く見るな。雪渓は危険で怖い。・・・つくづく実感
それと、今回デジカメの露出が故障してしまって、スマホで撮ったもので、写真もイマイチです
また、火曜日午後からは職場に復帰。みんなに心配され、とっても恥ずかしい思いをしました。<m(__)m>
10年も前ですが、丁度同じ経路を歩いたことがあります。
次は鑓温泉のみを目的地にして”温泉三昧”!しようかと思っております。
ありがとうございます。
鑓温泉は、湯量、湯質とも最高
今度はちゃんとオープンしているときに
山小屋の方が、7月14日からオープンするので、14日までには登山道を整備すると言っていましたので、これからは私のように道に迷うことはないと思います。
行かれたらぜひヤマレコにアップしてください。
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