中房温泉-合戦山(合戦沢ノ頭)-燕山荘-大天井岳-大天荘1泊-東天井岳-常念坊(常念乗越)-一ノ沢-ヒエ平(北アルプス/穂高連峰・表銀座)
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- GPS
- 28:52
- 距離
- 19.9km
- 登り
- 1,854m
- 下り
- 2,043m
コースタイム
…耕邯安曇野市(旧南安曇郡穂高町地区)
長野県大町市
D耕邯松本市(旧南安曇郡安曇村地区)
【▲今回のコース↓↓▲】
【▲初日(2012年7月14日(土)/雨・濃霧・強風)▲】
『中房温泉(標高1462m/6:54/登山開始)-第一ベンチ(7:33)-第二ベンチ
(8:01)-第三ベンチ(8:42)-富士見ベンチ(9:15)-合戦小屋(9:50/23分休憩)-
合戦山(合戦沢ノ頭/標高2489m/10:29)-燕山荘(標高2704m/11:19)-大下り鞍
部(12:28)-小林喜作レリーフ(14:07)-大天荘(14:56/荷物デポ)-大天井岳(標
高2921m/二百名山/15:19<大天荘〜大天井岳へは登りで約10分>)-大天荘(標
高2880m/初日登山終了)』
【▲2日目(2012年7月15日(日)/雨・濃霧・強風)▲】
『大天荘(標高2880m/5:50/2日目登山開始<暴風雨で東鎌尾根への縦走は
困難と判断してエスケープルートから下界へ逃げる>)-東天井岳(標高
2814m/6:48)-常念乗越(常念小屋/標高2450m/8:31)-<常念小屋でタクシー
の予約をして一ノ沢のエスケープルートへ逃げ込む>-ヒエ平(標高
1360m/11:46/全行程終了)』
天候 | ※7月14日(土)天気:雨・燕山荘から上の稜線は風速10m以上の暴風雨で濃霧 ※7月15日(日)天気:雨・常念乗越までの稜線は風速10m以上の暴風雨で濃霧 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
/圭鼻訴羚(JR中央本線・JR篠ノ井線・JR大糸線/4310円) <※快速ムーンライト信州81号の指定券510円> ∧羚皹悄礎翹鴫浩(南安タクシー路線バス/1700円) 【★復路★】 .劵平(一ノ沢)〜穂高駅(南安タクシー/4900円) ∧羚癲噌眸(JR大糸線・JR篠ノ井線・JR中央本線/3570円) 9眸〜京王線350円区間 【★往路詳細★】 新宿23:54-4:53穂高5:05-6:00中房温泉 【★復路詳細★】 ヒエ平(一ノ沢)12:15-12:42穂高13:08(普通列車松本行)-13:37松本 14:25(普通列車塩山行)-15:44小淵沢16:16(快速ビュー山梨号新宿行)- 18:10高尾-京王線350円区間 【★登山口までのアクセス(鉄道・バス)★】 南安タクシー(JR穂高駅〜中房温泉バス路線時刻表/PDF) http://nan-an.sakura.ne.jp/bus/img/%E5%B9%B3%E6%88%9024%E5%B9%B4%E5%BA%A6%E4%B8%AD%E6%88%BF%E6%B8%A9%E6%B3%89%E8%A1%8C%E3%81%8D%E3%80%80%E5%AE%9A%E6%9C%9F%E3%83%90%E3%82%B9%E9%81%8B%E8%A1%8C%E8%A1%A8.pdf 南安タクシー(登山口までのタクシー情報/ヒエ平<常念岳>・三股<蝶ヶ岳>) http://nan-an.sakura.ne.jp/tozan/tozan/post-16.html JR快速ムーンライト信州81号(中央本線・篠ノ井線・大糸線) http://www6.airnet.ne.jp/yossy/nightrapid/shinshu.htm |
コース状況/ 危険箇所等 |
【●登山道状況(赤線一般登山道)●】 |翹鴫浩堯噌臉鐓屋:危険箇所なし(北アルプス三大急登) 合戦小屋〜燕山荘:危険箇所なし(北アルプス三大急登) 1躬柿顱前抉Ρ厂臘澳筺転倒滑落注意 ぐ抉Ρ厂臘澳筺曽林喜作レリーフ:転倒滑落注意 ゾ林喜作レリーフ〜大天荘〜大天井岳:危険箇所なし β臈形顱租貪薫羈戞Т躙渦媾衞気 東天井岳〜常念乗越(常念小屋):危険箇所無し ┥鑁鮎莟曄船劵平(一ノ沢):転倒滑落注意。沢の渡渉地点数箇所あり 【●登山者数情報●】 |翹鴫浩堯善躬柿顱Х擇200名以上は居た(^^; 燕山荘〜大天荘:約30名 B臈形顱疎臈薫羈戞2名 ぢ臈形顱租貪薫羈戞8名 ヅ貪薫羈戞曽鑁鮎莟(常念小屋):約30名 常念乗越(常念小屋)〜ヒエ平(一ノ沢):約70名 【●大天荘1泊(素泊/5600円)●】 <素泊料金は北アルプスで一番安い> <裏銀座の湯俣温泉晴嵐荘は素泊5600円+入浴料なので大天荘が安い> <北アルプスの他の山小屋は素泊5800円〜6500円で平均が6000円> ※大天荘(大天井岳へ徒歩10分の山小屋/テント場あり) http://www.enzanso.co.jp/daitenso/ 【●大天荘周辺の山小屋●】 中房温泉旅館 http://www.nakabusa.com/ 合戦小屋(燕山荘のテント場が満員の場合はここに幕営できます) http://www.enzanso.co.jp/sansou/kassengoya.html 燕山荘(テント場あり) http://www.enzanso.co.jp/sansou/index.html 大天井ヒュッテ(大天荘の約30分下) http://www.yarigatake.co.jp/otenjo/ ヒュッテ西岳(喜作新道・水俣乗越) http://www.nakabusa.com/lodge/lodge.html 常念小屋(テント場あり) http://www.mt-jonen.com/ |
写真
感想
【■■感想と解説■■】
今回は今年初の夏季の三連休ですので少々の雨でも大丈夫だと思って北アルプスへ出掛けましたが激辛濃霧&暴風雨の中での泥沼登山になってしまいまして失敗でした。当初の登山目標は大天荘(大天井岳)から喜作新道と東鎌尾根を越えて槍ヶ岳に登って殺生ヒュッテに泊まって上高地へ下りるという計画でしたが、激辛濃霧で風速10〜20mくらいの強風で、大雨や小雨で、時々小粒の雹(ひょう)が降り、視界はゼロで眺望もゼロで、稜線では強風にあおられて何回か飛ばされそうになりますし、岩場は滑りやすくなっておりましたので縦走は困難と判断しまして、大天荘から中房温泉へ戻る事も考えましたが、大天荘と中房温泉の間は尾根の起伏が激しいので、比較的楽な常念乗越から一ノ沢へのエスケープルートを選んで、急いで山を下りました。
まずはじめに中房温泉では小雨の中、大勢の登山者が居て合戦尾根に取り付く準備をしておりました。その中で偶然にもヤマレコの知人のmarchi氏にお会いしまして彼と40分ほど山談義をしておりました。彼は燕山荘のテント場に幕営して燕岳と大天井岳をピストンするとの事でした。北アルプス三大急登で有名な合戦尾根の登りは雨の中では激辛にパンチが効いておりまして、第一ベンチ、第二ベンチ、第三ベンチ、富士見ベンチを越えるのがかなりキツかったです。合戦小屋に着くと名物のスイカ(800円)が売られておりまして大勢の人達が行列を作ってスイカを食べておりました。合戦小屋では23分休憩して合戦山(合戦沢ノ頭)へ登って、そこから燕山荘へ向かいました。晴れていれば久々に燕岳へも登る予定でしたが、稜線に出ると雨風霧が強くなりましたので、燕岳は中止して急ぎ足で大天井岳へ向かいました。燕山荘から大天井岳の稜線はあいかわらずパンチが効いていて強い雨風霧の中では体力消耗が激しくて晴天であれば2時間30分で行けますが、今回は3時間20分もかかってしまいました。大天荘から大天井岳へは登りで10分で下りで7分ですので大天荘に荷物をデポして登りましたが、頂上は霧の中で真っ白でしたが、ほんの5分間ほどだけ霧が晴れて一瞬だけ眺望が良くなりましたので急いで写真を撮りました。
そして大天荘では素泊(5600円)で泊まって持参したカップヌードルを2ケ食べて焼酎を飲んで早々と睡眠に就きました。早朝は前日の天気より少し酷くなっておりましたので、常念乗越からのエスケープルートを設定して急いで山を下りました。そしてカメラが強烈な雨でビショビショに濡れますし、写真を撮ろうとすると強風に煽られますので常念乗越までの写真は超簡素になりまして、常念乗越からヒエ平までの写真は一枚もありません。要は写真を撮っているヒマも無いくらい強烈だったということです。そして常念小屋で南安タクシーの名刺をもらって小屋の中から自分の携帯電話(NTT-docomo)で南安タクシーに電話してタクシー1台を予約して一ノ沢を駆け下りるように急いで下りました。ヒエ平では数台のタクシーが止まっておりましたし、常念岳一ノ沢登山口相談所という避難小屋がありました。タクシーの運転手の話ですとこの避難小屋に泊まる事はシーズン中はOKとの事ですが、あくまで緊急時の避難の場合のみとの事です。今回の総括は失敗登山でしたので山での今後の行動にかなりの勉強になりました。
濃霧と暴風。。。苦渋の英断でしたね。常にリーダーは
安全第一、お疲れ様でした。
山では無茶は禁物です
無茶をすると『遭難』の二文字に即変わります
常に勇気を持った英断が大切であると思います
折角の計画が残念でしたですね
カップヌードル5個というのも面白いですね。
北アルプス梅雨景色は今度頭に浮かんできそうです。
今回は失敗の泥沼登山でした
>折角の計画が残念でしたですね
山は逃げないのでいつでも行けます
>カップヌードル5個というのも面白いですね。
私は日常の生活でも袋入りのインスタントラーメンやカップ麺が大好物なので、山に行く時は必ずカップヌードルを優先して持って行きますし、下界でもインスタントラーメンだけで一週間暮らせます
さらに素泊で縦走する時のコツはどこの山小屋にもカップ麺がお湯付きで300円〜500円で消灯時間の2時間くらい前まで売られておりますので、これを利用するのも荷物を減らす一つの手です。例えば上高地でおにぎりを買って食べて、徳本峠小屋でカップ麺を昼食として買って食べて、大滝山荘でカップ麺を買って食べて、翌朝は自分で持ってきたラーメンを食べて、常念小屋でカップ麺を昼食として買って食べて、大天荘で夕食として買って食べて、翌朝は自分で持ってきたラーメンを食べて、合戦小屋で昼食としてカップ麺か名物のスイカを食べて、中房温泉に下山するというやり方です。ちなみに私は2006年の夏にこのカップ麺縦走を『上高地〜蝶ヶ岳ヒュッテ〜大天荘〜中房温泉』で2泊3日でやりました。小屋で2食付けるよりも1食が350円〜500円で済みますので経済的でしたが、毎日ラーメンばかりですので、オバケのQ太郎の小池さんみたいになってしまいました
>北アルプス梅雨景色は今度頭に浮かんできそうです。
二番目と三番目も考えております
計画通りの山行は色々な要因で変更になりますよね
今回の連休は私も大幅な予定変更
それでも連休3日目には北岳に行ってきましたが最高の天気でした
此のルートはかねがね狙っております。
車のピックアップを考えると、なかなか実行できません。
此のデーターを参考に実行したいと思います。
有難う御座います。
私は逆ルートを考えております。
自分は、合戦小屋に1時間遅れで到着し
大天荘には16:25分着でした
談話室で、20時ころまで飲んでましたよ
同行者2名でしたが、1名の男子は体調不良でした
15日早朝嵐でテントが壊れました。しかも風が強く雨の中時間約束のため無理に撤収しました
槍はあきらめ、水俣乗越しからエスケープ?ルートで大曲に出ましたが、直前の雪渓でひやひやしました
同行者1名の女性はテントが張れず、大天荘に素泊まりしました。
談話室に来られていたら、遭っていたかもしれませんね
今回の中部山岳地帯はどこも天気が悪かったですね
来週は天気が良くなってくれるとよいですね
今回は大雨の泥沼登山でしたが、
このルートは晴れていると眺望抜群です
ちなみに逆ルートの場合はヒエ平(一ノ沢)からの登り
は距離が長くパンチが効いておりますよ
私は大荘に15:30頃に着いて談話室では21時頃まで
へッデンを灯して酒を飲んでました
ご縁がありましたらお会いしましょう
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