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記録ID: 2068091
全員に公開
沢登り
大峰山脈

【大峰】水太谷〜水太覗の壁〜稜線(大普賢岳南面探索その2)

2019年10月20日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
5.2km
登り
1,174m
下り
1,160m

コースタイム

日帰り
山行
8:30
休憩
0:00
合計
8:30
6:00
70
駐車地
7:10
30
1150m二俣
7:40
110
80m大滝(1150m二俣の右俣)
9:30
60
1370m二俣
10:30
90
水太覗直下の岩壁基部
12:00
40
稜線
12:40
110
大普賢岳
14:30
駐車地
天候 曇りのち晴れ
過去天気図(気象庁) 2019年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
天ケ瀬川(水太谷)沿いの林道は舗装されており,普通の乗用車でも問題ないが,落石が多く路面が荒れているので注意。駐車地には2台くらい駐車可能。
コース状況/
危険箇所等
・水太覗直下の壁のスケールの大きさはまさに圧巻。高さ,幅ともに200mくらいはあるのではないかと思われます。
・先週見つけた大滝に引き続き,右俣にも80m(あくまで目測)ほどの大滝を確認。
・大普賢岳南面の岩壁帯を縫うように遡行するため,岩がちで急峻な地形が続きます。特に,ラストの水太覗直下の壁の右岸巻きは非常に傾斜が強く,岩登りと草付き登りと泥壁登りとモンキークライムを総動員といった感じで,今季で最も大変な高巻きでした。
今回の目的は,先週(10/14)に入れなかった水太谷の1370m二俣の左俣を遡行すること。しかしその前に,1150m二俣の右俣も覗いてみることに。この谷も,地形図上では大普賢岳南面の岩マークに突っ込む形になっており,もしかしたら大きな滝が隠れているかもしれない。(写真は1150m二俣。ここを右に入る。)
2019年10月20日 07:10撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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10/20 7:10
今回の目的は,先週(10/14)に入れなかった水太谷の1370m二俣の左俣を遡行すること。しかしその前に,1150m二俣の右俣も覗いてみることに。この谷も,地形図上では大普賢岳南面の岩マークに突っ込む形になっており,もしかしたら大きな滝が隠れているかもしれない。(写真は1150m二俣。ここを右に入る。)
すぐに谷の傾斜が強まり,8mほどの斜滝が現れる。滝身を直登。
2019年10月20日 07:13撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
10/20 7:13
すぐに谷の傾斜が強まり,8mほどの斜滝が現れる。滝身を直登。
2段20mほどの滝が出現。さらに,その奥にも何か大きな空間が見える。これはもしかして…
2019年10月20日 07:19撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
10/20 7:19
2段20mほどの滝が出現。さらに,その奥にも何か大きな空間が見える。これはもしかして…
2段20m滝は左岸から巻く。ちょっとした岩稜のようになっており,大きな岩を乗り越す箇所がちょっと悪い。
2019年10月20日 07:24撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
10/20 7:24
2段20m滝は左岸から巻く。ちょっとした岩稜のようになっており,大きな岩を乗り越す箇所がちょっと悪い。
高巻きしながら谷の中を覗くと,2段20m滝の上には,さらに立派なナメ滝が続いている。
2019年10月20日 07:38撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
10/20 7:38
高巻きしながら谷の中を覗くと,2段20m滝の上には,さらに立派なナメ滝が続いている。
そして,行く手の木の間に巨大な水の流れが…やはり大滝だ!
2019年10月20日 07:37撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
10/20 7:37
そして,行く手の木の間に巨大な水の流れが…やはり大滝だ!
大滝の直下に降り立つ。水量が少なくあまり姿は美しくないが,80m位はありそうに見える。一つの岩壁に二条に分かれて滝がかかっているのもユニークだ。
2019年10月20日 07:40撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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10/20 7:40
大滝の直下に降り立つ。水量が少なくあまり姿は美しくないが,80m位はありそうに見える。一つの岩壁に二条に分かれて滝がかかっているのもユニークだ。
先週見つけた100m滝といい,この近辺は本当に大きな滝が多い…。地形図の岩マークの部分にはほぼ大滝があると思ってよさそうだ。この大滝の上部を遡行してみるのも面白そう。また課題が一つ増えた。(写真は大滝を真下から見上たところ)
2019年10月20日 07:45撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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10/20 7:45
先週見つけた100m滝といい,この近辺は本当に大きな滝が多い…。地形図の岩マークの部分にはほぼ大滝があると思ってよさそうだ。この大滝の上部を遡行してみるのも面白そう。また課題が一つ増えた。(写真は大滝を真下から見上たところ)
大滝をひとしきり眺めた後,本来の目的地である左俣に直接トラバースできないか斜面を巻いていったが,岩壁に阻まれてストップ。しかし,そこから,先週見つけた100m大滝を新たな角度から眺めることができた。こう眺めると,やはり下段の滝と合わせて100mは確実に超えそうだ。130m〜140mくらい行ってるかも?(写真に入り切っていないが,この下にももう一段滝がつながっている。)
2019年10月20日 07:58撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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10/20 7:58
大滝をひとしきり眺めた後,本来の目的地である左俣に直接トラバースできないか斜面を巻いていったが,岩壁に阻まれてストップ。しかし,そこから,先週見つけた100m大滝を新たな角度から眺めることができた。こう眺めると,やはり下段の滝と合わせて100mは確実に超えそうだ。130m〜140mくらい行ってるかも?(写真に入り切っていないが,この下にももう一段滝がつながっている。)
懸垂下降を交えて右俣を下降し,1150m二俣を今度は左へ入る。
2019年10月20日 08:28撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
2
10/20 8:28
懸垂下降を交えて右俣を下降し,1150m二俣を今度は左へ入る。
100m大滝の高巻きも,先週巻いたばかりなのでスムーズに通過。写真は途中の岩稜。
2019年10月20日 09:13撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
10/20 9:13
100m大滝の高巻きも,先週巻いたばかりなのでスムーズに通過。写真は途中の岩稜。
さて,1370mの二俣に到着。先週は右側の15m滝を越えて右俣を遡行したが,今回は左奥に滝が見えている左俣に入る。地形図では,この谷は,絶景で有名な断崖である水太覗の直下にダイレクトに突っ込む形になっている。水太覗の下がどうなっているのか,楽しみでもあるが,同時に不安でもある…(無事に稜線に出られるだろうか…)
2019年10月20日 09:32撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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10/20 9:32
さて,1370mの二俣に到着。先週は右側の15m滝を越えて右俣を遡行したが,今回は左奥に滝が見えている左俣に入る。地形図では,この谷は,絶景で有名な断崖である水太覗の直下にダイレクトに突っ込む形になっている。水太覗の下がどうなっているのか,楽しみでもあるが,同時に不安でもある…(無事に稜線に出られるだろうか…)
谷の進む先には,顕著な岩壁が立ち並んでいる。これから,ここに突っ込むのか…
2019年10月20日 09:32撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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10/20 9:32
谷の進む先には,顕著な岩壁が立ち並んでいる。これから,ここに突っ込むのか…
まず10mほどのナメ滝。右岸を簡単に巻く。
2019年10月20日 09:35撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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10/20 9:35
まず10mほどのナメ滝。右岸を簡単に巻く。
谷の両側の岩が急速に立ち始め,その中に3m滝が行く手を阻む。高巻きがやっかいそうなので,直登するが,意外にかぶり気味なうえ,逆層なのですこし緊張する。
2019年10月20日 09:37撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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10/20 9:37
谷の両側の岩が急速に立ち始め,その中に3m滝が行く手を阻む。高巻きがやっかいそうなので,直登するが,意外にかぶり気味なうえ,逆層なのですこし緊張する。
両岸は高い岩壁がそびえたっている。
2019年10月20日 09:39撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
10/20 9:39
両岸は高い岩壁がそびえたっている。
少し進むと,10mと15mほどの滝が連続して行く手を阻む。直登は難しそうだ…さて,どうしよう。
2019年10月20日 09:50撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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10/20 9:50
少し進むと,10mと15mほどの滝が連続して行く手を阻む。直登は難しそうだ…さて,どうしよう。
と,右岸側にちょうどよいルンゼが降りてきていたので,これ幸いとこのルンゼを起点に高巻きを開始する。
2019年10月20日 09:52撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
10/20 9:52
と,右岸側にちょうどよいルンゼが降りてきていたので,これ幸いとこのルンゼを起点に高巻きを開始する。
滝の1段目を巻き終わり,2段目の直下に立つ。2段目は滝下を渡り返して左岸から巻いていく。
2019年10月20日 09:59撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
10/20 9:59
滝の1段目を巻き終わり,2段目の直下に立つ。2段目は滝下を渡り返して左岸から巻いていく。
滝の両側の斜面はもれなく岩がちで,高巻きに苦労させられる。
2019年10月20日 10:03撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
10/20 10:03
滝の両側の斜面はもれなく岩がちで,高巻きに苦労させられる。
2段目の15m滝の上は,2段30mほどのナメ滝が続いていた。しかも,その向こうに巨大な壁らしきものが空をふさいでいる…。ついに来たか。緊張が高まる。
2019年10月20日 10:08撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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10/20 10:08
2段目の15m滝の上は,2段30mほどのナメ滝が続いていた。しかも,その向こうに巨大な壁らしきものが空をふさいでいる…。ついに来たか。緊張が高まる。
下流方向の眺め。
2019年10月20日 10:08撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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10/20 10:08
下流方向の眺め。
ナメ滝の1段目は直登したが,2段目はやや傾斜が強いため,安全第一で右岸から巻いていく。やはり滝の上に壁が見えますな。しかも、かなり大物の予感…
2019年10月20日 10:18撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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10/20 10:18
ナメ滝の1段目は直登したが,2段目はやや傾斜が強いため,安全第一で右岸から巻いていく。やはり滝の上に壁が見えますな。しかも、かなり大物の予感…
高巻きしながら谷を覗くと,ナメ滝はさらに続いていた。
2019年10月20日 10:35撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
10/20 10:35
高巻きしながら谷を覗くと,ナメ滝はさらに続いていた。
そして,ついに,水太覗の岩壁が眼前に出現。写真だとなかなか伝わらないかもしれないが,でかい。とにかくでかい。高さ,幅ともに200〜300mくらいあるのでは。あまりの空間の大きさに圧倒されて,しばし言葉を失って立ちつくしてしまった。
2019年10月20日 10:33撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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10/20 10:33
そして,ついに,水太覗の岩壁が眼前に出現。写真だとなかなか伝わらないかもしれないが,でかい。とにかくでかい。高さ,幅ともに200〜300mくらいあるのでは。あまりの空間の大きさに圧倒されて,しばし言葉を失って立ちつくしてしまった。
しかし,水太覗の下ってこうなってたんだな…どうりで眺めがいいわけだよ。
2019年10月20日 10:33撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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10/20 10:33
しかし,水太覗の下ってこうなってたんだな…どうりで眺めがいいわけだよ。
ここまで辿ってきた水太谷の支沢は,長い長いナメ滝となって,壁の基部にぶつかるようにして途絶えている。壁の基部のどこかから,水が湧き出しているものと思われる。
2019年10月20日 10:41撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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10/20 10:41
ここまで辿ってきた水太谷の支沢は,長い長いナメ滝となって,壁の基部にぶつかるようにして途絶えている。壁の基部のどこかから,水が湧き出しているものと思われる。
下流方向を眺める。それにしても,長いナメ滝だ…。
2019年10月20日 10:42撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
10/20 10:42
下流方向を眺める。それにしても,長いナメ滝だ…。
左の顕著なピークは小普賢岳(と思われる)
2019年10月20日 10:34撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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10/20 10:34
左の顕著なピークは小普賢岳(と思われる)
いやはや,とにかく立派な壁だ。なかなかいいマルチピッチのルートが引けるのではないだろうか。クライマーの皆さん,ぜひ新ルート(水太ダイレクト)の開拓を…!
2019年10月20日 10:48撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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10/20 10:48
いやはや,とにかく立派な壁だ。なかなかいいマルチピッチのルートが引けるのではないだろうか。クライマーの皆さん,ぜひ新ルート(水太ダイレクト)の開拓を…!
さて,逍遥系沢ノボラーの私にはこんなに大きな壁の直登など思いもよらないので,稜線に出るためには高巻きをしないといけないのだが,まず壁の右手…うん,無理そう。ほぼ壁だし。というより,ナメ滝の上を渡って対岸に行くこと自体が難しそうだ。
2019年10月20日 10:43撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
10/20 10:43
さて,逍遥系沢ノボラーの私にはこんなに大きな壁の直登など思いもよらないので,稜線に出るためには高巻きをしないといけないのだが,まず壁の右手…うん,無理そう。ほぼ壁だし。というより,ナメ滝の上を渡って対岸に行くこと自体が難しそうだ。
次に壁の左手…こちらもかなり岩が屹立しているが,左手の樹木が多いラインからなら可能性があるかもしれない。こちらから稜線を目指すことに。
2019年10月20日 10:43撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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10/20 10:43
次に壁の左手…こちらもかなり岩が屹立しているが,左手の樹木が多いラインからなら可能性があるかもしれない。こちらから稜線を目指すことに。
取りついてみたが,やはり岩が多く,しかも傾斜がかなり強い。部分的にはほとんど垂直に感じるほど。これで稜線の手前で絶望的な垂壁にぶち当たりでもしたら,懸垂下降を繰り返して谷を引き返さないといけない。何とも言えない息苦しさを感じながらも、水太覗から続く岩壁に切れ目があることを信じて、稜線を目指す。
2019年10月20日 11:04撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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10/20 11:04
取りついてみたが,やはり岩が多く,しかも傾斜がかなり強い。部分的にはほとんど垂直に感じるほど。これで稜線の手前で絶望的な垂壁にぶち当たりでもしたら,懸垂下降を繰り返して谷を引き返さないといけない。何とも言えない息苦しさを感じながらも、水太覗から続く岩壁に切れ目があることを信じて、稜線を目指す。
少しでも樹木や笹を手がかりにできるところ,傾斜の緩いところを探して,ルートをつないでいく。
2019年10月20日 11:04撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
10/20 11:04
少しでも樹木や笹を手がかりにできるところ,傾斜の緩いところを探して,ルートをつないでいく。
しかし長い登りだ…さっき見た壁と同じだけの高度を稼がないといけないわけだから,当然といえば当然か。
2019年10月20日 11:09撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
10/20 11:09
しかし長い登りだ…さっき見た壁と同じだけの高度を稼がないといけないわけだから,当然といえば当然か。
時々,このような垂壁に阻まれるが,何とか左右に巻きながら登行を継続する。
2019年10月20日 11:28撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
1
10/20 11:28
時々,このような垂壁に阻まれるが,何とか左右に巻きながら登行を継続する。
そのうち,斜面の傾斜が若干ゆるくなり始め,行く手に光明が差し始める。これなら何とか稜線に届きそうだ。
2019年10月20日 11:43撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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10/20 11:43
そのうち,斜面の傾斜が若干ゆるくなり始め,行く手に光明が差し始める。これなら何とか稜線に届きそうだ。
木の間からは,ほぼ目線の高さになった水太覗の岩壁と,その上の稜線が見えた。もう少しだ。
2019年10月20日 11:49撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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10/20 11:49
木の間からは,ほぼ目線の高さになった水太覗の岩壁と,その上の稜線が見えた。もう少しだ。
もう少しだ,と思ったところで,岩稜が出現。傾斜が再び強まるが,木の根が張っているため,なんとかモンキークライムを交えて切り抜けられた。
2019年10月20日 11:53撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
10/20 11:53
もう少しだ,と思ったところで,岩稜が出現。傾斜が再び強まるが,木の根が張っているため,なんとかモンキークライムを交えて切り抜けられた。
やっと稜線に出た!しかし,登山道は稜線の北側を巻いているらしく,道はなく,灌木の藪。
2019年10月20日 11:58撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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10/20 11:58
やっと稜線に出た!しかし,登山道は稜線の北側を巻いているらしく,道はなく,灌木の藪。
少し歩くと,やっと登山道に飛び出した。紅葉に染まり始めた大普賢岳へと続くなだらかな稜線が,天国のように見えた。
2019年10月20日 12:00撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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10/20 12:00
少し歩くと,やっと登山道に飛び出した。紅葉に染まり始めた大普賢岳へと続くなだらかな稜線が,天国のように見えた。
すぐに水太覗に到着。
2019年10月20日 12:00撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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10/20 12:00
すぐに水太覗に到着。
この真下にさっきまでいたわけだ…。今は,この下がどうなっているかよくわかっているため,これ以上前に足を進める気になれません(笑)
2019年10月20日 12:01撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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10/20 12:01
この真下にさっきまでいたわけだ…。今は,この下がどうなっているかよくわかっているため,これ以上前に足を進める気になれません(笑)
ちなみに,登ってきた斜面は手前に見える杉の生えた尾根。70°〜80°くらいは斜度がありそうだ…。
2019年10月20日 12:03撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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10/20 12:03
ちなみに,登ってきた斜面は手前に見える杉の生えた尾根。70°〜80°くらいは斜度がありそうだ…。
しかし,今日はよい眺めだ。ところどころの紅葉も美しい。
2019年10月20日 12:06撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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10/20 12:06
しかし,今日はよい眺めだ。ところどころの紅葉も美しい。
2019年10月20日 12:06撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
10/20 12:06
色づき始めた稜線の木々。
2019年10月20日 12:04撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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10/20 12:04
色づき始めた稜線の木々。
大普賢岳。今日の大普賢岳は大盛況だ。雨の中,誰にも会わなかった先週とえらい違いだ。
2019年10月20日 12:41撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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10/20 12:41
大普賢岳。今日の大普賢岳は大盛況だ。雨の中,誰にも会わなかった先週とえらい違いだ。
山頂からの眺め。
2019年10月20日 12:41撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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10/20 12:41
山頂からの眺め。
2019年10月20日 12:42撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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10/20 12:42
この後,登山道を適当にショートカットしつつ,笙の窟経由で下山。無事に駐車地に帰着した。ありがとうございました。
2019年10月20日 14:38撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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10/20 14:38
この後,登山道を適当にショートカットしつつ,笙の窟経由で下山。無事に駐車地に帰着した。ありがとうございました。

装備

備考 ・40mロープを携行。1150m二俣の右俣を覗いたあと、戻る際に懸垂下降で使用。
・岩を登る場面が多いため,沢靴はラバー推奨。

感想

 先週に引き続き,水太谷を遡行し,記録をほとんど見ない大普賢岳南面を探る。今回は,前回の遡行で気になった1370m二俣の左俣を稜線まで詰めることにした。
 予想通り,左俣は水太覗の直下に通じていた。そして,水太覗の直下には圧倒的な高さの壁が隠れていた。その空間の大きさにはただただ呆然としてしまった。水太覗は上からの眺望ももちろん素晴らしいが,下から眺めてもなかなかのスペクタクルであった。
 また,水太覗の壁の高巻きはかなりのスリルと困難さであった。今期の沢登りで一番しんどかった高巻きだったかもしれない(次点は,白山のカラスノ谷の10m滝左岸巻き)。
 ついでに覗きに行った1150m二俣の右股でも80mほど(あくまで目測ですが…)の二条の大滝との出会いがあるなど,大普賢岳の南面は地形図の岩記号や等高線の密集ごとに発見があり,なかなか面白い山域だという思いを新たにした。まだ入っていない支沢がいくつかあるので,今後も探ってみたいと思う。
 

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