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Yamareco

記録ID: 7557793
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積雪期ピークハント/縦走
大峰山脈

大峰奥駆道(和佐又〜吉野)

2024年12月01日(日) ~ 2024年12月02日(月)
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GPS
31:26
距離
33.8km
登り
2,258m
下り
2,756m

コースタイム

【和佐又口〜大普賢岳】
和佐又の林道は着雪ゼロだったが、和佐又山の登山道からは(北面なので)積雪あり。笙の窟の前後、日本岳の巻き道は南面なので積雪はほとんどない。しかしコルを越えて再び北面に入り込むとしっかりと雪があるので、石ノ鼻で四つ爪の軽アイゼンを装着した。山頂一帯は10cm以上の雪があって、今週の暖気でも溶けずに根雪となるだろう。霧氷もまだ残されていたがこれは更に溶けるかも。
【大普賢岳〜大天井ヶ岳】
この大峰主稜線は10〜20cmの積雪があってすっかり冬景色である。吹き溜まりでは膝まで埋まるほどで、行程中ほとんど雪が切れることはない。ただし霧氷は大普賢と山上の山頂一帯にしか残っていない。踏み跡は和佐又〜大普賢よりは少なくなるが、阿弥陀ヶ森分岐までに2人とすれ違ったので、柏木から登る人もいる模様。女人結界を越えて山上ヶ岳までの区間が最もトレースが少なく、東向きの一人分に見受けられた。小笹の宿は周囲に古い石垣が組まれているので、その上がテント場に適しているが今日はどこも数cmの雪の上。水は豊富な流れがいくつかあって汲みやすい。朝の山上ヶ岳の山頂は閑散としているが、山頂からの下り道はよく歩かれている。踏み跡が凍結しているのでアイゼンはほぼ必須。五番関までは軽アイゼンを付けて歩いた。五番関以南はぐっと積雪が減少し、標高1400m以上のしっかりとした雪とは全く質が違う。
【大天井ヶ岳〜吉野】
大天井直下と四寸岩山の下りの一ヶ所で滑りやすかったほかは問題ない。前者は雪岩ミックスで、後者は落ち葉である。標高1200m以下は積雪があった痕跡すらもなく乾いた晩秋の山。吉野は紅葉が見頃で冬から秋へと歩き移った感覚になった。
天候 12月1日:晴れ時々曇り
12月2日:快晴
過去天気図(気象庁) 2024年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
往路は土日祝のみのR169ゆうゆうバス下桑原行きに乗車。上市駅8時半発で和佐又口には9時55分頃に着く。
登るにつれて雪が増える。奥駆に合流する直下。
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登るにつれて雪が増える。奥駆に合流する直下。
大峰の稜線まで登ると、まだ霧氷が残っていた。
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大峰の稜線まで登ると、まだ霧氷が残っていた。
冬の朝の大峰山寺は誰もいない。
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冬の朝の大峰山寺は誰もいない。
山上ヶ岳の宿坊も雪の中で静か。
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山上ヶ岳の宿坊も雪の中で静か。
下りればまだ吉野は紅葉の盛りだった。
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下りればまだ吉野は紅葉の盛りだった。
高城山から吉野駅まで、あちこちで紅葉が楽しめる。
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高城山から吉野駅まで、あちこちで紅葉が楽しめる。

感想

先週半ばにまとまった雪が降ったようで、何とか週末まで持ってくれてよかった。今年もよい雪山シーズンインを迎えることができて大満足。吉野までの道のりは長かったが、雪上から紅葉の盛りへと逆行する季節感が面白かったところ。
弥山方面もよく見えたが白さはあまり変わらなさそうで、あちらも霧氷はそれほど残されていなかったのではないか。今週の暖気で大峰一帯はどこまで溶けるかやや心配だが、既に次の寒波も強い予報がなされており、今年は順調に積雪が育ちそうで楽しみである。

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