初雪の剱と大日連山
- GPS
- 28:10
- 距離
- 30.7km
- 登り
- 3,227m
- 下り
- 3,182m
コースタイム
- 山行
- 8:47
- 休憩
- 2:29
- 合計
- 11:16
- 山行
- 8:17
- 休憩
- 1:27
- 合計
- 9:44
天候 | 19日 風雨🌧 20日 雨のち高曇 21日 高曇のち雨のち雪 22日 雪のち雨のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
扇沢ー室堂 片道8100円くらい。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
室堂駅に登山ポストあり。 雷鳥荘〜剱御前 危険個所なし 剱御前〜一服剱 落ちたら痛い 一服剱〜前劔 落ちたら痛い 前劔〜剱岳 落ちたら大変痛い 剣沢〜御前 特に危険でない 御前〜奥大日岳 危険でない 奥大日岳〜大日岳 崩落しかかってる箇所あるが平気。 剣沢の水場は、豊富。 |
その他周辺情報 | みくりが池温泉700円 |
予約できる山小屋 |
|
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
ヘルメット
アイゼン
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---|
感想
今回は、『濃過ぎ』の一言に尽きる山行であった。
立山?剱?仙人?阿曽原???
前からずっと行きたかった仙人に大好きな立山と阿曽原を組み合わせたプラン。心躍らせつつ仕事の具合で山行ギリギリに有給申請をしたwaniko。
絶対に断られると思っていた。
が、まさかのOK!
「涙が出るほど嬉しい!ありがとうございます!」と会社に伝えようと思ったが、やめておいた。←可愛げのないwaniko
山行4日前に有給が通り、大慌てで準備。
そして、当日。
中央道が台風の影響で不通のため20号は、激混み…
立山の朝のライブカメラは、ガスガス。
とは言え大きな期待を込めて待ち合わせ場所の梓川SAへ向かう。
待ち合わせ時間に1時間遅刻し、梓川に到着。
遅刻したにもかかわらず、和やかに迎えてくれたsくん。
wanikoは、一安心。
その後、途中の駐車場で、sくんの車に荷物を移し、一台に車をまとめる。
sくんの車は、車高が高くて乗り心地よし。
だが、1つ気になる。
何が?
足元が。
足元…掃除機かけた方がよさそう!笑
思わず「足元、結構散らかってるね」とwaniko。←余計なお世話だ。
wanikoの車も散らかっていることで有名。
たぶん、誰も知らないと思うけれど。。。
だが、sくんの車はその上をいっていた。
S君の運転で扇沢無料駐車場に到着。
駐車場は、ガラガラ。
そりゃそうよね。
悪天候だもの。
上は風が強いもの。
コンビニで買っていた割引チケットをチケットセンターで交換し、トロリーバスに乗車。
バスが動き出すと何故か、拍手が舞い上がった。
wanikoは、その拍手の意味をバスが動いた事に対するものだと理解した。
が、sくん曰く、紅葉に対する拍手だとか。
たしかに。。。
拍手をしていたのは、皆ご年配の方。
紅葉の美しさに拍手をしていたのだろう。
小学生くらいが拍手をしたのであれば、バスが動いたことに対する拍手で正解だった。
納得したwaniko。
そして、S君の洞察力に驚く。
バスの中では破砕帯の説明がある。
いつも聞き流すwaniko。
だが、今回は破砕帯に関するS君の詳細な説明付き。
興味深いその説明に聞き入る(破砕帯の岩盤とかね。)。
そして、破砕帯のすごさに初めて気づかされた。
※次に行ったときもまた同じ説明してね。ちょっと忘れているから笑。
黒部ダムに到着し、ダムを渡る。
写真もそこそこ。スタスタと足早に。
足早に歩くのは、登山者だけ。
観光客は、みな足を止めて放水していない黒部ダムを楽しむ。
その様子からwanikoは、観光客の日常とwanikoの日常のギャップを感じた。
ケーブルカーとロープウェイ、再びのバスを乗り継ぎようやく室堂へ。
数年前はこの乗り継ぎに疲労感を覚えなかった。
しかし、今回は多少の疲労感を覚えた。。。
何故だろう。。。
自問自答してみるも、今も答えは出ていない。
室堂を出ると案の定の強風。
S君が風上に立って風よけとなってくれた。
そのおかげでwanikoは、よろめくことなく雷鳥荘に着くことができた。
10:35ころ、雷鳥荘に到着。
お腹を空かせたwanikoたち。
外はガスガスの強風。
散歩も不可能。
ということで、夜ごはんにと持ってきた鍋を昼食に回し、以後呑むことに!
昼間から呑めることほど、幸せなことはない!!
↑心の底からそう思う。
昼からビール→白ワイン→ウィスキー→ブランデー梅酒→ビール→酎ハイ。
11時から呑み始めて、22時まで飲み続けるS君とwaniko。
2人とも笑いが絶えず、かつ誰にでも話しかけてしまう癖がある。
S君がバイク乗りのおじ様(登山者)に声をかけ、2人の宴会がいつの間にか3人での宴会に。
waniko酔っぱらっていたので、どんなことを話したか覚えていない。
が、その方の身の上話をしていたと思う。
だから、ここには書けない。
(離婚したとかそんなことね笑。)
永遠と3人で呑むも18時過ぎに「もうダメだ〜」とそのおじ様が離脱。
おじ様が離脱しても飲み続けるS君とwaniko。
20時過ぎにようやく晩餐会を終え、wanikoたちも部屋に戻った。
お風呂に入り、お布団を引かずにwanikoは、就寝。
S君がお風呂から帰ると、wanikoがお布団も引かずに先に寝ていることに仰天。
wanikoのお布団を引いて、寝かせてくれた。
このようにして、無事に1日目の行程は終了。
2日目
4時に起床し、5時に出発する予定。
だが、外は雨がしとしと降り続いていた。
低血圧で寝起きの悪いwaniko。
そんなwanikoにS君は、外の様子を知らせてくれる。
20日は、時間を追うごとに天気が回復する予報。
S君の判断で出発を1時間遅らせることになった。
その間、wanikoたちは雷鳥荘の温泉を堪能し、朝食をゆっくり摂ることに。
2日酔いもぼちぼち醒めてきた6時。
外の雨はやんでいた。
さぁ!出発。
2日目の行程スタート!
2日目の計画は、剱に登り、真砂沢でテント泊。
御前まで登るもwanikoの調子はイマイチ。
そう、wnaikoいつもどんな時もスロースターター(山に限らず)。
そんなwanikoを気遣ってくれるS君。
wanikoがあまりにも無口すぎるため、調子が悪いのに気が付いていたんだと思う。
ありがたや〜。
9:20頃、ようやく黒百合のコルへ。
重たい重たいザックをようやく体から離し剱をアタック!
剱はどんなとこ?ということで、YouTubeで予習をしていたwaniko。
YouTubeだととても怖そうな場所にいざ、wanikoも立つ。
あれ?全然怖くない!
映像に騙されたー!!!!!
あんなに緊張していたwaniko。
損した気分。
私の緊張を返せー!と雄山に向かって叫んだ。
心の中でね。
岩稜帯をトラバース、そしてよじよじ登る。
S君のように岩稜帯に慣れていないwaniko。
だけれども、手足を使って登るのは、本当に楽しい。
少し時間はかかったのものの無事登頂!
念願の剱。
いや、今年の8月に初めて剱を登ってみたいと思ったばかりだった。
だから『念願』ではないかもしれない。
けれども、剱に登れたことが嬉しかったのには間違いない(*´з`)!
山頂でS君が剥いてくれたリンゴを食べ終え、下山開始。
登りよりも下山の方が怖いはず。
だが、これまた怖さを感じないwaniko。
そんな自分に驚く。
剱に5回も登っているS君の先導もあり、あっという間に剣山荘に着いた。
もちろん一方通行を間違えることなくね。
剣山荘に着くとS君、「僕が一人でクロユリまで行ってザック取ってくるから、ここで待ってていいよ」と。
waniko「へ!?Σ(・ω・ノ)ノ!お山でそんなこと言われたの初めてだよ!」と驚く。
wanikoの18キロくらいのザックとS君のザックをS君が一人で持って剣山荘に来てくれるの!?と確認すると、どうやら2往復するという。
え!?Σ(・ω・ノ)ノ!再び驚くwaniko。
その気遣いに嬉しさ半分のwanikoだった。
が、自分のザックは、自分の責任で持ちたいこと、
パーティーは不要に離れてはダメだと思っていたこと、
一人で待つのは、つまらないこと、
そして、S君と一緒に夕日に映える道を歩きたかったことから、その申し出を断った。
ありがと。折角なのにごめんね。
2人でクロユリまで登り返し、デポしていたザックを回収し剱沢のテント場へ向かった。
というのも、その日の行程の時間が押しており、最終日のお天気が思わしくないことから真砂沢までは行かず、剱沢でテント泊することとしたのだ。
剱沢のテント場に到着するとザック2つ持ちのショーくんと出会った。
何か困ったことが起きたのか!?と思い声をかけた。
すると、ちょうどいいアタックザックのベルト?が壊れ、ほかのザックを代用したために、アタックザックの代わりのザックがメインザックに入らず、飛び出た形になったそう。
とりあえず、困ったことはないとのこと。
胸をなでおろし、wanikoたちは、テントを設営。
嬉しいことにショーくんも、wanikoたちのテントの隣にテントを設営してくれた。
3人でお話をしつつ夕食を摂るも風が冷たく寒い!(夕食はsくんがラーメンを作ってくれた。お野菜たっぷりで美味しかった!特に煮卵!)
wanikoは、その寒さにギブアップ!
けれども話したりない、呑み足りないため、ショーくんをwanikoたちのテントに招待し、3人でお山話に花を咲かせ楽しい時間を過ごした。
ショーくんは、翌日バリエーションルートの八ツ峰から剱岳をアタックするとのこと。お互いの登山の安全と再会を祈りつつ解散。
そして、8時過ぎに就寝。
なお、2日目の夜には持ってきたお酒をすべて飲み干してしまった。
※S君はこの時期の高所でのテント泊を心配していた。それもそのはず。
モンベルのよくわからない寝袋の3番?ぱっと見5番くらいの寝袋で一夜を明かしたのだ。
とはいえ、暖をとる準備は万全。
ナルゲン湯たんぽ!!と暖かいウェア!!
これさえあれば、3時間は爆睡できる。
そして…
3日目
目が覚めると時刻は6時!
ナルゲン湯たんぽのお陰で、寒さに凍えず爆睡できたsくんとwaniko。
深い眠りにつけたことは喜ばしい。
だが、、、、6時起床は、さすがに寝坊だ。
5時にテントを撤収して大日へお散歩へ行く予定であった。
なのに・・・。
テントを撤収する時間がないため3日目も剱沢泊に計画を変更。
必要な荷物だけを持ち大日へ。
7:30テント場出発。
まさかの寝坊で、お酒の入手も絶たれたwanikoたち。
御前まで登ると小屋が開いていた。
閉まったはずの小屋の扉。
wanikoとsくんの悪あがき。
「お酒売ってますか?」笑。
当然の如く、売ってもらえなかった。
新乗越を過ぎ、風の流れから硫化水素漂うトラバース道へ。
ここで、sくん、硫化水素の豆知識をwanikoに教えてくれた。
硫化水素は、慣れたら匂いを感じなくなるとか、水に溶けるとか。
物知りsくんとの山行は、勉強になる。
硫化水素漂う道を小走りに奥大日に到着。
奥大日で暫し休憩。
するとサングラスがよく似合うお兄さんがやってきた。
写真を何枚も撮るお兄さん。
waniko、「剱岳を背に写真撮りましょうか?」
と提案すると
お兄さん「いえ、自分の姿は写真に収めないたちなので」と断られた。
waniko「えー!勿体無い!剱岳とお兄さん、とても画になっててカッコ良かったのに!!」と思わず言ってしまった。
するとお兄さん照れ臭そうに「では、お願いしようかな」と。
wanikoたちはお兄さんの写真を撮り終え、奥大日から大日へ向かう。
(この時も奥大日からお酒のために雷鳥沢に下り、温泉に入って、お酒を入手して剣沢に戻るか悩んだ。だが、誘惑には負けなかった。偉いよ!sくんとwaniko!)
そこの休憩では、wanikoたち大きな反省をしなければならなかった。
『無計画な休憩』である。
朝寝坊から始まり、時間に余裕があったわけではない。
なのに、休憩時間を決めずにダラダラしてしまった。せっかくCTを巻いたのに。。。
ということで、2人で次からは出発時間を決めてから休憩しよ!と反省。
大日への道は梯子があるものの、難所ではない。梯子と言えども、もはや梯子ではなく階段と化していたくらいだ。
少し高度感があるだけ。
この時話していたこと。。。
wanikoは、今でも覚えている。
が、ここでは下らなさ過ぎて書けない笑
覚えておく必要がないほどの内容なのだ。
ちょっとだけ書くとお山での女性の何気ない発言についてだ。
七福園に着くと雷鳥三羽がお出迎えしてくれた。
雷鳥の家とは知らずにwaniko。
急にグエーという大きな音に驚かされた。
今まで聞いた雷鳥の声で1番元気のいい声だった。
雄一羽に雌が二羽。
雄と雌一羽は、警戒心が強い。もう一羽の雌は能天気な性格そう。
雷鳥にも性格があって面白い。
そう思いつつ、雷鳥家族の時間をお邪魔しては悪いので、家族写真を3枚だけもらい通過。
七福園から中大日までは、登り調子。
そこから大日小屋までは、ステップの高い急な下り。
ピストンのため登ることを想像しつつ下るwaniko。
帰りはきついだろうと。。。
そして、予防線を張る。
sくんに「帰りのここは、ゆっくり登ろうね!」と。
大日小屋に着くも閉まっているためスルー。
大日岳ピークに到着。
後ろを振り返ると、剱岳がだいぶ小さくなっていた。
今回の休憩はきちんと時間を決め、休憩に入る。
大日のピークでは、素晴らしい行動食と出会った。
wanikoは、行動中はあまり喉を通さない。
食べられるものが限られるタイプだ。
sくんから、バランスパワーをもらっても一口だけもらい、食べられそうにもないと「もう大丈夫」と返却してしまうほど。←ワガママでごめんね笑。
だが、大日岳で食べたバランスパワーは、今までとは違った。
一口食べた瞬間「うー!!!!」と声を上げてしまうほど。
sくんは、そのwanikoの声にバランスパワーが口に合わないと思ったらしい。
が、そうではない。
「美味しいー!!!!!!」の「うー!!!」だったのだ。
その味は抹茶小豆。
これはとても美味しかった。
wanikoの行動食は、次からこれに決まり!
だが、問題が。。。
この味、売られてるのを見たことがない。。。
とは言え、素晴らしい味のバランスパワーに出会えとても嬉しかった。
さぁ、そろそろ出発と言う時に奥大日で写真を撮ったお兄さん現る。
次はお兄さんから、写真を撮ってくださいと依頼。
waniko、お兄さんの心境の変化に少し可笑しくなった。
カッコイイ剱岳の前では、皆自分を写真に写し入れたくなるものなのだ。
お兄さんの写真を撮り終え、計画通りに剱御前へ向け出発。
復路は、あんなにも小さくなっていた剱岳や雄山がどんどん大きくなっていく。
直ぐに新乗越に到着。
ほぼ、計画通り。
御前への登りは、ctで1:20。だがwanikoたちの見立てでは1:00。
今までずっと会話の途切れなかったsくんとwaniko。
だが、ここの登りだけは違った。
初めて会話が途切れた。
wanikoたちも黙ることができるのだと再発見。
剱御前に16:40到着。
剣沢に下る。
テント到着は、17:20くらい。
ショーくんとの再会を楽しみにショーくんのテントに声をかけるも無応答。
まだ帰ってないねと心配しつつ。
3日目の夜ご飯担当は、waniko。
スープパスタだ。
塩で味を整えつつ作るが、最後にドバッと塩を投入してしまったwaniko。
味見をすると塩っぱい!
sくんに渡すと「混ぜ方が足りない」と一言。
「味見してもないのに何故わかるの?!」と聞くと、お鍋をかき回す音が少なかったからと。
sくんが、よーくかき混ぜてくれた。
そして再度味見。
美味!!!
wanikoクッキング成功!!
と言っても、袋物のクラムチャウダーとサラスパを混ぜて、塩を足しただけ。
sくんも美味しい!ととても気に入ってくれたので、wanikoは、満足。
二品目は、キノコのソテー。
これもwanikoが作るはずであった。
が、テントの中で作ると油が跳ねる。
と言うことで外で作ることに。
だが、外は寒い。
ピンチヒッターsくん現る。
wanikoの代わりにsくんがキノコソテーを作ってくれた。
それが大変美味!!
wanikoのスープパスタ以上に。
そこで、問題がおきた。
キノコソテーにどうしてもお酒が欲しい。
sくんの荒技。
ウィスキーの蓋を開け、匂いを嗅ぎながらキノコソテーを食べる。
waniko、その様子に呆れるも爆笑。
まぁ、それが生きる力なのかと思い良しとした。
夕食を終えのんびりとした時間を過ごしていると、テントの外から足音が聞こえてきた。
もう暗いのに。
あ!ショーくんが帰ってきたかも?!とsくんが外に出ると違った。
トイレマンだ(のちにトイレマンとついたあだ名)。
雷鳥沢まで行きたいがタイムリミットで剣沢でビバークすると言うトイレマン。
当初、雷鳥沢への道を伝えたが、トイレマンの顔はイノチカゲロウ。
「歩けそうですか?もう暗いから無理しない方がいいけれど」と伝えると、「無理っす」と即答。
ということで、剱沢でビバークすることになったのだ。
が、その日は23:00から雨予報。
雨風しのげるようにとwanikoたちは、「あそこにトイレがあるからその軒下がいいよ」と。
そこなら雨風しのげる。
で、「銀シートやらなにやらもろもろあれば十分!死なないから!」とトイレマンを勇気づけた。
S君、waniko、バリエーションルートを歩いてきたおじさんの3人でトイレマンの対応をしたが、3人が3人とも同じことを心配し質問をしていた。
1寒さをしのげるものはあるか?
2食べ物はあるか?
トイレマンは、休める場所を見つけ、20分後に律儀に寝床発見報告をしに来てくれた。
wanikoたちは安心し、眠りについた。
夜中1:30くらい?
S君が「冷たい」と目を覚ました。
wanikoもその声に目を覚ます。
そして、S君、雪がテントに積もってる、雪を払ってくると。
寒い中雪払いに出てくれた。
もちろんwanikoは、寝袋の中。
そして、戻ってきたS君。
おもむろに歌いだす。
「雨は夜更け過ぎに〜♪雪へと変わるだろ〜♪」←山下達郎風に読んでね。
waniko「へ!?」今歌うこと?と驚くも爆笑。
初雪さえも笑いに換えるS君。
S君が湯たんぽを温め直してくれ、再度就寝。
明け方5時すぎ。
雷のような音がした。
しかし、どうも雷ではない。
落石?
S君が外に出て確認すると別山側から落石の形跡が多数。
雪が積もったことによる落石。
積雪時の落石の音を初めて聞いたwaniko。
雪が付くことで落石の音に重みが増すと分かった。
時間も時間なので、そろそろ起きることに。
朝食に残りのチャーシューを混ぜたカレーリゾットをいただいた。
味は?カレーリゾットは美味!チャーシューも美味!
だけれど2つを合わせると…不明…
そして、コーヒーをのみ干し出発準備に取り掛かる。
6時頃、トイレマンが「すみませ〜ん…」とやってきた。
wanikoデリカシーがないので、「あ!トイレのお兄さん?」と聞いてしまった。
すると、そうだと。
お兄さん無事を知らせに来てくれたのだ。
そして、今から雷鳥沢に下るとのこと。
雷鳥沢あたりでまた会うと思うから、一緒にお風呂に入って行こうよ!と誘い、トイレマンとその場では解散した。
wanikoとS君は、いそいそと撤収準備。
7:50ころ撤収完了。
最後にショーくんのテントに「ショーくん?」と呼びかけたが返事はなかった。
落石に注意をはらい、積雪5センチくらいの中、御前まで登り雷鳥沢へ下った。
雪化粧の雄山はに朝陽が差し込む。
その様子は、まさに幻想的。
そして、静まり返る室堂はとても素敵な場所だった。
雷鳥沢に着くと強風にもかかわらずテントを開けて朝食をとる人がいた。
その人の目の先には、雄山。
贅沢な朝食だ😊
ただ、wanikoなら、その寒さに凍えてテントを閉めて朝食をとるだろうと思った。
雷鳥沢から雷鳥荘への階段を見るとどこかで見たレインウェア!
あ!トイレマン!!
トイレマンを発見したwanikoたち。
声をかけ、一緒にみくりが池温泉へ。
トイレマンがマイナス10度対応の寝袋を友人から借りてきたのに初日は暑くて活躍せず、2日目はトイレ泊だったため活躍しなかった話や、西穂の話に盛り上がった。
トイレマン、唐揚げ食べる!と注文にいき、持ってきたのは白海老揚げだったり。
終始、笑いをくれたトイレマンだった。
お風呂から上がり、室堂へ。
途中で3人で記念撮影。
写真を撮ってくれたカップルに登ったんですか?と問われたため、剣を指差し、「あそこに行きました。」と答えると。。。
カップルは、仰天。
そりゃそうだよね、一般の方からするとあり得ないよね笑
室堂のターミナルでトイレマンにお別れを告げ、wanikoたちは、ショーくんがテントに帰ってきていないことを登山指導員に告げた。
すると、派出所で詳しく聞きたいからと山岳警備隊の詰所を案内された。
詰所には体格の良い男性が4名ほど。
その隊長らしき男性から沢山の質問を受けた。
1.wanikoたちの連絡先、名前、住所
2.wanikoたちの計画と実際に歩いた道
3.ショーくんについて、知っている限りのことなんでも。
(ショーくんの名前、連絡先、年齢、出身、パンツの色、ヘルメットの色、ザックの色、ウェアの色、テントの色、登山歴、計画、装備、顔写真)
この経験から、名前と連絡先を交換することが時として大変重要だと感じた。
また、相手の道具に興味を持つこともね。
ショーくんには、御前に着いた時に電話、みくりが池で電話、派出所前で電話、その後も扇沢についてから電話したりと沢山着信を残してしまった💦ごめん🙏
警備隊にショーくんのことを任せ、wanikoたちはショーくんの無事を祈るのみ。
扇沢に着くと警備隊から、剣沢のテント場で赤いザックを見つけましたとの連絡が入った。
一安心も束の間、それがショーくんだとは断定できていないと。
wanikoたちは扇沢をあとにし、かつ玄へ。
本当はショーくんもカツ玄に誘うつもりだったけれど。。。
かつ玄で豚カツを待っている間、ついに!
ショーくんから連絡がー!!!!!
以下、原文のまま
『ご心配お掛けしました
今、警察の方と連絡中です
本当に申し訳ございませんkp』
KP?!笑!!!
wanikoとsくん、安堵したことも相まって文末のKPに大爆笑。
何の略??
いや、相当焦って連絡くれたから『KP』と打ってしまった。
と結論づけた。
ショーくんもトイレマンも無事。
本当によかった。
(ただ、しょーくんに関しては、私たちが警備隊に伝えたことで各署への連絡が大変だったのではないかな。。余計なお世話だったらごめんね)
そして、美味しくカツを頂くことができた。
なお、トイレマンも、ショーくんと言う名前である。
ダブルしょーくん笑。
2人ともキャラが濃すぎ。
当初の計画から大幅な変更があったものの、今回の山行は、素敵な出会いが沢山あり、楽しい山旅でした。
そして、みんながみんな無事に下山できたことに本当に感謝。
ありがとうございました!!
上記流れには、書ききれなかったが、今回の思い出は他にもある。
以下、箇条書きとする。
S君が片付け苦手なこと。
wanikoが潔癖なこと。
S君は、濃いめのコーヒーが好きなこと。
wanikoは、薄すぎるコーヒーが好きなこと。
Sくんもwanikoもデリカシーにかけること。
また思い出したら、書き足したいと思う。
こんにちは!
山行計画が休み総動員で
次々上がるので 恐れおののいていましたが
4連休?は天気が今ひとつかな
それに 中央道通行止め
どうするのかなと思っていましたが
行きましたね
あの天気で 剱山頂では展望あって良かったですね
曇りでも 展望ある無し大違い
気迫で いやアルコールで雲を飛ばしたですかね
それにしても 凄い挑戦的な飲みっぷりですね
乾杯いや完敗ですね
まだ書き足りないようですが
お疲れ様でした ゆっくり爆睡してください
そして
特にエスコート?様
ご苦労様です
on-boroP
boroPさん、こんばんは!
コメントありがとうございます😊
はい!大慌てで色々なルートを計画しておりました🤣
中央道通行止めは20号が混みにくそうな時間を狙えばどうにかなるか考えました。
が、やはり、激混みでした💦はは。。。
乾杯に完敗!!😁
少し二日酔いになったので、私は完敗でした笑。
Sコートさんは、私の相手で、さぞ大変だったかと思います笑。
今回も長い文章にお付き合いくださり、ありがとうございました🎶
優しいコメントありがとうございます☆
実際はテント内の整理整頓や、料理中の片付けなどこまめに叱られていて、全然エスコートではなく、山の相棒です(*^^*)
片付けられない分、背負って罪滅ぼしする程度(笑)
wani ちゃんから少しお話聞きました◎
僕らも、ブナ立〜烏帽子でニアミスしてそうですね☆
今回はwani ちゃんも僕も能天気の高気圧コンビなので、吹雪も楽しく笑って歩けました(笑)
今度はもう少しお酒控えて、山に集中します(^_^;)
楽しかったですね 呑み会ww、イイ山行でした。またどこかの山で(*´ω`)
tamukumaさん、雷鳥荘では、ご一緒くださりありがとうございました‼‼
今となっては、酔っ払いすぎてて何を話したのか。。。笑
けれども楽しいお酒だったことは鮮明に覚えています😊✨
また、どこかのお山でお会いできることを楽しみにしています✨
山ドール❤
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