ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 208082
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

朝日岳〜雪倉岳〜白馬岳周回 花の山旅も天候崩れて大変でした

2012年07月14日(土) ~ 2012年07月16日(月)
 - 拍手
YAMA555 tonbou その他1人
GPS
51:10
距離
32.8km
登り
2,965m
下り
2,957m

コースタイム

1日目:8時間50分
蓮華温泉7:00→7:40兵馬の平湿原→8:25第1鉄橋→9:30第2鉄橋→11:00花園三角点→12:05五輪の森道標→14:00分岐→15:00朝日岳→15:50朝日小屋(テント泊)

2日目:11時間25分
朝日小屋6:00→7:00朝日岳→8:00水平道分岐→8:50燕岩→11:15雪倉岳→12:00雪倉避難小屋12:30→13:20鉱山道分岐→14:10白馬小蓮華分岐14:15-(空身でピストン)→14:40白馬岳→15:00白馬小蓮華分岐→15:50小蓮華山→17:25白馬大池山荘(テント泊)

3日目:2時間50分
4:00起床
時間があるので乗鞍岳までピストン
5:15テン場→5:30乗鞍岳(朝食)5:55→6:15テン場
白馬大池7:20→8:30天狗の庭8:50→10:10蓮華温泉
温泉めぐり約1時間
天候 1日目:雨のち曇り 五輪尾根を登り切る辺りで天候回復
2日目:雨(暴風雨)のち曇り 雪倉岳過ぎたあたりより天候回復
3日目:晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
前日金曜の9:30発で関越・上信越を使い長野ICより下道で蓮華温泉駐車場へ2:40頃到着しました。約5時間と遠いですね。
蓮華温泉への20キロ近い登り道は一車線ですが、所々通り抜けできるように広くなっています。バスも通りますので、時間帯によってはバスとの通り抜けも考えた方が良いでしょう。
蓮華温泉駐車場は約50台程度でトイレあります。
コース状況/
危険箇所等
●蓮華温泉〜朝日岳
蓮華温泉からはずいぶんと下りが続いた感じがします。
兵馬の平湿原は数種類の花が見頃でした。
途中2か所鉄橋を渡る箇所がありますが、ずいぶんと水量が多かったです。
花園三角点に向けて展望の開けた登りとなります。高山植物もたくさん咲いておりとても素晴らしい場所でしょう。展望が良ければと残念でした。
この辺から雪渓が数カ所あります。分岐に向けた最後の登りは結構長い雪渓を歩きます。凍結ではいのでアイゼンは不用でした(跡はありましたが、他の人も装着している人は少なかったです)。降る場合は装着した方が安全だと思います。

朝日小屋
幕営1人500円、ビール500ml700円でした。
小朝日の麓でテン場は土の比較的平ら。水場も近く、トイレも清潔で良い場所です。
朝日岳、雪倉岳の缶バッチありました。

朝日岳水平道は現在通行止め。雪倉岳に行く場合は朝日岳経由になります。

●朝日岳〜雪倉岳
雪渓は数箇所残っていますが、アイゼン無しでも大丈夫でした。小屋の方はアイゼン必須と言ってましたのであしからず。
今回のルートの中で花が一番咲いていたと感じる場所です。天気が良ければ素晴らしい稜線歩きとなるでしょう。特に危険箇所もありません。
陵線は天候が悪いとかなり風が強いです。今回は西側斜面では台風並みの風の強さでした。

●雪倉岳〜白馬岳
鉢ヶ岳の付近は陵線歩きではなく巻いて歩くのですが、結構長い雪渓のトラバースが2回あります。凍結していなかったのでアイゼンは使いませんでしたが、ツルツルになっている場合は、使わないと厳しいでしょう。まだまだ雪が多い印象でした。
東斜面を歩くので風はそれほどなかったです。幸い天気が回復してきたので、分岐への登りの展望は良かったです。

雪倉避難小屋
鉄骨で塀で覆われていてしっかりした造りです。詰めれば20〜30人は収容できそうで、中もキレイでした。窓もあるので明るかったです。トイレもあります。
水場は見当たりませんでしたが、近くの雪渓から取るのかな?

分岐から白馬岳までは危険な箇所もありません。私は空身で小走りで登り30分、降り15分でした。展望がなかったのでその他コメントはありません。

●白馬岳〜蓮華温泉
小蓮華からはアップダウンを繰り返しながら陵線歩きで白馬大池に向かいます。このルートは朝日〜雪倉と縦走した足跡をずっと見ながら歩けていいところです。

白馬大池テン場
池のほとり水は無料。平らでよいテン場でした。トイレも清潔で紙もありました。
ここからは白馬岳は見えません。せっかくなので乗鞍岳まで歩いてみて欲しい場所です。ごつごつした岩を飛びながら歩くのが楽しく、頂上にはケルンもあり、360度の展望です。

大池から蓮華温泉への降りもなかなか素晴らしいです。朝日岳、雪倉岳の大きな山容を左手に見ながら歩けます。そして日本海も、今回は佐渡島も見えました。

●温泉
蓮華温泉と言ったら秘湯を守る会の良質の温泉です。特に外湯は私のベスト3に入る温泉でした。黄金の湯、仙気ノ湯、薬師ノ湯とそれぞれ泉質が異なるようです。4人程度入れる露天風呂で、もちろん着替え場所などありません。混浴です。
朝日岳〜雪倉岳を見ながら素晴らしい風呂でした。
蓮華温泉駐車場出発
蓮華温泉駐車場出発
雨が降る中です。
右が駐車場のお手洗い。
雨が降る中です。
右が駐車場のお手洗い。
早朝駐車場はほぼ満車でした。
早朝駐車場はほぼ満車でした。
蓮華温泉ロッジ
兵馬の平湿原
湿原は数種類の花が咲いていました。
湿原は数種類の花が咲いていました。
鉄橋通過。かなりの水量でした。
鉄橋通過。かなりの水量でした。
雨の中少しずつ姿が見えてきました。
1
雨の中少しずつ姿が見えてきました。
カモシカ坂を登る。
展望が開けてきます。
1
カモシカ坂を登る。
展望が開けてきます。
キスゲも咲いています。
キスゲも咲いています。
花園三角点に到着。
花園三角点に到着。
五輪高原から少し雪渓があります。
五輪高原から少し雪渓があります。
この時期に水芭蕉が満開です。
1
この時期に水芭蕉が満開です。
五輪尾根を登っている最中にまた雨に。
こんな感じで暫く雨が降ったりやんだり。
五輪尾根を登っている最中にまた雨に。
こんな感じで暫く雨が降ったりやんだり。
ゴゼンタチバナでしょうか。
ゴゼンタチバナでしょうか。
登山道は花が咲き誇っています。
登山道は花が咲き誇っています。
五輪尾根は雪渓歩きが何箇所かあります。
五輪尾根は雪渓歩きが何箇所かあります。
分岐に向けて長い雪渓。
分岐に向けて長い雪渓。
凍結しているわけではないのでアイゼンは履かずに登ります。
凍結しているわけではないのでアイゼンは履かずに登ります。
分岐点に到着。
結構風が強い。
分岐点に到着。
結構風が強い。
最後の雪渓を登って。
最後の雪渓を登って。
朝日岳に到着。
これから朝日小屋へ下山。
これから朝日小屋へ下山。
朝日小屋が見えてきました。
奥が前朝日。
1
朝日小屋が見えてきました。
奥が前朝日。
小屋から前朝日。
1
小屋から前朝日。
テン場にてビールで乾杯。
1
テン場にてビールで乾杯。
翌日はかなり強い雨。
翌日はかなり強い雨。
白馬水平道は現在利用できません。
そのため朝日岳に昇り返す必要があります。
白馬水平道は現在利用できません。
そのため朝日岳に昇り返す必要があります。
燕岳は迫力がありました。
燕岳は迫力がありました。
暴風雨の中でも花はキレイに咲いています。
朝日〜雪倉の陵線は本当に素晴らしい。
暴風雨の中でも花はキレイに咲いています。
朝日〜雪倉の陵線は本当に素晴らしい。
コマクサ。
展望のない雪倉岳で道標のみ撮影。
展望のない雪倉岳で道標のみ撮影。
ウルップ草
暴風の中、雪倉避難小屋に到着。
暴風の中、雪倉避難小屋に到着。
中はキレイでトイレもついています。
風が強いので中で昼食休憩。
中はキレイでトイレもついています。
風が強いので中で昼食休憩。
午後は天気が回復してきます。
午後は天気が回復してきます。
鉢ヶ岳のトラバースは雪渓数箇所あります。
鉢ヶ岳のトラバースは雪渓数箇所あります。
凍結していないのでアイゼンは装着せず。
凍結していないのでアイゼンは装着せず。
鉱山道分岐に到着。
こうやって見ると雪倉岳は素晴らしい山です。
1
鉱山道分岐に到着。
こうやって見ると雪倉岳は素晴らしい山です。
朝日池でしょうか。
朝日池でしょうか。
蓮華温泉への分岐到着。
蓮華温泉への分岐到着。
ガスで何も見えなさそうですが、軽身で白馬ピークハントです。45分で往復。
ガスで何も見えなさそうですが、軽身で白馬ピークハントです。45分で往復。
山頂はやはり展望無し。
次回は大雪渓から登ります。
山頂はやはり展望無し。
次回は大雪渓から登ります。
ザックを担ぎなおして小蓮華に向けて登り。
ザックを担ぎなおして小蓮華に向けて登り。
小蓮華から白馬方面。
小蓮華から白馬方面。
小蓮華から白馬大池方面。
まだまだアップダウンがあります。
小蓮華から白馬大池方面。
まだまだアップダウンがあります。
白馬大池に到着。
1
白馬大池に到着。
テン場から早朝の景色。
3
テン場から早朝の景色。
朝日に写る朝日岳と雪倉岳
3
朝日に写る朝日岳と雪倉岳
乗鞍岳に向かいます。
2
乗鞍岳に向かいます。
乗鞍岳からは白馬が見えました。
3
乗鞍岳からは白馬が見えました。
3日目は天気が回復しました。これから下山なのに残念。
2
3日目は天気が回復しました。これから下山なのに残念。
乗鞍岳山頂の大きなケルン。
乗鞍岳山頂の大きなケルン。
乗鞍岳山頂
2012年07月16日 05:35撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
7/16 5:35
乗鞍岳山頂
下山道は雪倉岳から朝日岳の展望が終始良いです。
1
下山道は雪倉岳から朝日岳の展望が終始良いです。
天狗の庭に到着。
天狗の庭に到着。
天狗の庭から。
黄金の湯。
仙気ノ湯
展望最高で私の露天風呂ベスト3には入ります。
4
仙気ノ湯
展望最高で私の露天風呂ベスト3には入ります。
薬師の湯。
蓮華温泉は秘湯を守る会です。
蓮華温泉は秘湯を守る会です。
撮影機器:

感想

2泊3日で北アをフルに満喫できる場所と言うことで、いろいろと計画してみましたが、安全にテン泊出来る場所で蓮華温泉からの朝日〜雪倉〜白馬周回ルートを選びました。2日目に白馬頂上でテン泊するか迷いましたが、下山後の目当ての蓮華温泉にゆっくり入りたかったのと、帰宅に5時間以上かかるため白馬大池を選択しました。

仕事を終えて一路白馬まで向かったが、その中でも北部である蓮華温泉は遠い。深夜にも関わらず結構車は止まっていた。翌日目覚めると満車状態でやはり夜を押して来て正解だった。
天気予報では曇り時々晴れだったはずだが、朝起きてみると結構な雨が降っている。それでも翌日以降の天気が回復することを祈りつつスタートした。

思っていた以上に残雪が多く、花満開の季節には少し早かったが20種類以上の高山植物が咲き雨の中でも楽しい登山ができた。特に朝日岳への登り、朝日岳〜雪倉岳は素晴らしい。水芭蕉というと6月というイメージだが咲いていて得した気分だ。そして最近の水芭蕉はどこもでかくなっているが、小さく可憐な花だった。

1,2日目とも午前中は悪天で、午後高曇りながら回復し展望が得られた。展望があるのとないのではモチベーションが違い、それが足取りに直結してくると改めて感じた。展望があると疲れないし、足取りも軽やかだった。

お目当ての蓮華温泉は早く下山できたため、黄金の湯、仙気ノ湯、薬師ノ湯と泉質の違う3つの風呂をじっくり堪能できた。特に仙気ノ湯は展望も良くて湯加減もちょうど良く最高の気分だった。まだまだ温泉を知らないが、ワイの中では八幡平の籐七温泉、八ヶ岳の本沢温泉に並びベスト3に入る場所だ。

周回ルートを歩き、親知らず方面へ日本海まで繋げたいと目標を見つけたので、いつの日か頑張るぞ。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1812人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら