梅雨明け好天の塩見岳 (鳥倉から日帰り)
- GPS
- 10:32
- 距離
- 24.4km
- 登り
- 2,188m
- 下り
- 2,175m
コースタイム
歩行時間 8時間2分、行動時間 10時間28分
標準コースタイム 15時間20分
※行きの林道は車で送ってもらっています。標準コースタイムはこの間の50分込みです。したがって、歩行時間はコースタイムの55%程度です。
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
バスは鳥倉登山口まで行ってくれます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●鳥倉林道ゲート〜鳥倉登山口 鳥倉林道は案外走りやすい道でした。国道を外れてからゲート前まで15km。 ゲートから鳥倉登山口までは2kmの林道歩きです。最後200mだけダートとなっています。 ●鳥倉登山口〜三伏峠 最初標高差150mのみやや急。その後は非常に緩やかかつ足元が天然のクッションっぽくなっている箇所が多く歩きやすいし、下山時膝も痛めにくい。 水場は6/10標識のちょっと先にあり、登山口に直接注いでいます。 ●三伏峠〜本谷山 三伏峠から三伏山までは緩やかですぐ。三伏山では360度の展望が得られます。 三伏山からは一旦緩やかに100mほど下った後で、やや急な150mの登り返し。 本谷山は若干展望ありますが、樹林帯の中です。 ●本谷山〜塩見小屋 また再び150mほど下ってから、やや平坦気味に登っていくトラバース道で権右衛門山を巻きます。その後短いゴーロ歩きを経て、やや急坂を150mほど登り切ると塩見小屋です。標高2680m辺りで漸く森林限界を突破します。 ●塩見小屋〜塩見岳 概ね岩登り。ガレ多く落石を落としやすいので注意です。 ※結局のところ登りも下りも本谷山の登り返しが怠いだけです。 ※下山後の温泉は赤石荘が一番近いでしょうか。日帰り入浴は木曜定休日だそうですが、この日は入れました。 |
写真
感想
さて、北海道から帰ってきてみると、その翌日、翌々日と好天のようだったので、北海道&東日本パスの期間も残っていたし、岡谷でレンタカーを借りて塩見岳に登ってくることとしました。
松川ICで降りてからは一苦労。大鹿村には実は来たことがありましたが、国道を外れてから林道を15kmも運転して漸く鳥倉林道ゲートに到着しました。予定より40分遅れの22時40分に到着。6時間は睡眠を取りたいので出発も40分は遅れそうです。
そんなわけで午前4時40分に起床。朝食を済ませて準備して午前5時半頃出発しようとすると軽トラのおじさんが来て、「登山届回収しにきたんだけど、今すぐ出発するなら乗せていってあげるよ。」と言われました。出発が予定より遅れたのでこれはありがたい。ありがたく乗せていって頂くことにしました。ゲートから鳥倉登山口までは5分。これで30分くらい短縮できたことになりましょう。
おじさんにお礼をいって、いざ登山口を出発。最初はやや急坂でしたが、すぐに緩坂に変わり、その後三伏峠までずっと緩々でした。途中北アルプスや中央アルプスが遠望できる箇所がありました。
三伏山につくと登山者が一人おりました。この方は既に縦走6日目で今はペースの中々上がらない同行者を待っているとのことでした。甲斐駒ヶ岳からずっと縦走してきているそうで、三伏山からの360度の展望を見て、「毎日360度の大展望とかええんかな。」とか言っておられました。こんな連日天気のいい日に縦走とか羨ましいです。
三伏山からは一旦下って本谷山まで150mの登り返し。本谷山山頂は樹林帯であまり展望は得られません。本谷山からは再び150m下ってしばらくは樹林帯の中を平坦に進んでいきます。南アにしばしば登っているうちにこの南ア的な標高2500m上の樹林帯歩きも好きになってきました。南ア森林限界高すぎです。
それから割と急に登り始めて標高2680mで漸く森林限界突破。森林限界を突破するとすぐに塩見小屋でした。塩見小屋では塩見岳への最後の登りに備えてファンタを購入してエネルギーを充填します。てかこっからの塩見岳がイケメンw
塩見小屋からはついに岩登り。塩見岳直下はガレている箇所多く落石を非常に落としやすいので慎重に。塩見岳西峰に登りつめると360度の大展望が待っていました。
南アルプスはほぼ全山が雲一つなく見えます。特に間ノ岳の存在感がヤバい!今日は絶好の南ア日和だったようですね!
ガスってきていますが、まだ中央アルプスに御嶽山、乗鞍岳、北アルプス、八ヶ岳連峰、奥秩父の山々、富士山も見えました。
塩見岳山頂にはまたしても縦走6日目の2人組がおりました。彼らは先程の2人組とは反対に茶臼岳からずっと縦走してきているそうです。3日前まで北海道にいたことなどを話したら、「俺も大学生の頃は青春18きっぷ使って羅臼岳とか利尻岳とか登ったわw やっぱり同じこと考える奴いるのなw」みたいなことを言われました。今日は熊ノ平まで行って、明日下山されるようです。
その後塩見岳山頂を一人でしばらく独占。この景色を堪能。そして農鳥岳にいると思われるmamepyonさんに手をふっておきました。
さて、レンタカー返却の時間もあるし、温泉にも入りたいので、名残惜しいですが11時18分に下山を開始しました。塩見小屋ではまたスプライトで補給w
本谷山の登り返しがやはり辛かったですが、これはエネルギー切れだったからというのもあったようです。本谷山で昼食にカップうどんを食べたらその後は足も元通りに動くようになりました。
三伏峠からの下山中には多数の登山者とすれ違います。合計で40人くらいにすれ違ったと思いますが、24人組のグループもおりました。
鳥倉登山口からは林道歩き2km。歩いてみてここを行きで短縮できたのは精神的にでかいと感じました。本当にありがとうございます。
下山後は赤石荘で露天風呂に入ります。赤石荘には「塩見岳(ゆとり)」とかいう謎のバスがとまっておりました。恐らく先ほどの24人組のツアーバスでしょう。何か「ゆとり」という言葉に笑ってしまいました。
塩見岳、この日に登れてよかったです。南アで夏にこんなに晴れたのは実は初めてかもしれません。
ロングコースお疲れ様でした。
向いの農鳥岳からボクも手を振っておきましたww
塩見から見える南アの大きな山々は素晴らしいですね。そして森林限界の高い南ア的2500m超の樹林歩きボクも好きです。
これがこの山域の魅力でしょうかね。
足の具合はだいぶ良くなったのでしょうか?ペースの速さはさすがです。更に南部の山々にもコレなら安心ですね。
北海道から戻ってきたのですが。しかし早速の塩見岳とは。登山計画も目白押しですね
普通は膝を壊していると養生した方が良いのですが、コースタイムを見ると逆療法で膝の調子が良くなっている様にも見受けられます やっぱり若さでしょうか。
しかし景色が良いですね。自分も仙塩尾根はまだなので、このレコの写真を見ると是非歩いて見たくなりますね。
mamepyonさん
農鳥岳お疲れ様でしたー。僕は急登はしばらくはやる気になりませんw
足は大分よくなってきてはいますが、日常生活では階段の下りなどでまだ違和感を覚えるので、これだけ歩いても痛んでいないのはサポーテックタイツの力が大きいと思います。あれを導入してからは山で膝が痛いと感じたことはないです。
Futaroさん
塩見岳は全く計画にはなかったのですがねw 手持ちの北海道&東日本パスを見ていたら、普段は遠くて中々行けない南アルプスの裏側からどこかに登ってみようという考えが浮かびました。岡谷からですので運転は楽でしたね。
膝は何度か痛めているのですが、ある程度治ってきたら少しずつ負荷をかけていかないとダメだと思っています。若いからできる方法なのかもしれませんが、膝の痛みは筋肉をつけることでしか完全には抑えられないと考えているので。
仙塩尾根日帰りですか?いつかそんなレコが上がることを期待しておりますw
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