記録ID: 2086091
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
赤城・榛名・荒船
表妙義縦走〜標高は低くても濃密な妙義山
2019年11月02日(土) [日帰り]
体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 08:09
- 距離
- 9.4km
- 登り
- 1,226m
- 下り
- 1,207m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 5:33
- 休憩
- 2:36
- 合計
- 8:09
距離 9.4km
登り 1,226m
下り 1,223m
14:31
天候 | 快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
晴天が続いたお陰で,稜線に出る前の森の中も含め,ルートはほぼ乾燥しており,コンディションはとても良好でした。ちなみに,先々週の即位の礼の前日に,晴れの天気予報を信じて一度来ているのですが,夜の間に雨が降ってしまい,大の手前の鎖場ですら足場に体重を掛けられない状況になっていて早々に撤退しました(今回はそのリベンジです)。難度が全く違ってくるので,岩が濡れている時は避けた方が賢明だと思います。また,季節柄,枯れ葉がトレースに溜まっていて,足場を隠していたり,滑りやすくなっているのも要注意でした。なお,道中にトイレや水場はありません。 【妙義神社→大→見晴】大や大の手前の鎖場がその先に行くかの良い判断材料になると思います。その先は,危険度が高い事で知られる奥の院鎖場ですが,慎重に足場を選べば問題ありません。ここで腕がパンパンになりそうな状況なら,先に進まない方が良いかもです。ここを超えれば見晴の絶景が待っています。 【見晴→大のぞき→相馬岳】ビビリ岩,背ビレ岩と有名な鎖が続きますが,これらよりも,大のぞきの先の長い下りの鎖が厳しいと感じました。後半に行くほど手がかり薄くなり,ある程度,鎖と腕力に頼りざるを得ない部分もありました(いっそ後半は鎖を鷲掴みして懸垂下降的に降りるのもありか)。そこを下りきれば,その先,相馬岳まではほぼ楽しい稜線歩き。 【相馬岳→バラ尾根→堀切】急な下りが続き,気の抜けない鎖場もありました。大きめの石がトレイル上の不安定な土に埋まっており,歩く衝撃で落石も起こりえるところなのでヘルメット装着が吉かと。 【堀切→鷹戻し→中ノ岳】何度も警告が出てくるように,危険な鎖場が続きます。鷹戻しも足がかりが薄めですが,それでも足に体重が載せられない場所は限定的でした。慎重に足場を選んでいけば,言われるほど腕力を使わず行けると思います。この先のルンゼ二段鎖も含め,中ノ岳まで厳しい鎖場が続きます。基本に忠実にしっかり身体を岩から離し,まず下をしっかりと確認すれば,足場があるルートを見つけられるはずです。 【中ノ岳→第四石門】中ノ岳の鎖場を下りた後,斜面をトラバースする虎ロープがあります。本来のルートはその先にある虎ロープをさらに下るのですが,何故か上側の斜面に赤テープがあり,それに釣られて登ってしまいました(中ノ岳の祠とは別の祠があるピークに出ました。あまりの藪っぷりに変だとは思ったのですが)。他の方に教えて頂き事なきを得ましたが,赤テープに騙されませんように(なお,祠のピークに登ってしまった場合は,そのまま赤テープに従い反対側の急斜面のトレースを下りても下山路へ合流出来ます)。この辺りも落石注意です。私自身,「ラク」の声に上を見たら,目の前を20cmくらいの石が落ちて来てキモを冷やしました。 |
その他周辺情報 | 【妙義ふれあいプラザ・もみじの湯】3時間520円。比較的新しい施設のようで,露天風呂やサウナ,水風呂の他,休憩施設やレストランも充実しています。レストランのメニューは多く,値段設定も比較的良心的。オススメ! 【妙義山ライブカメラ】富岡市観光ホームページからアクセスできます。 http://www.tomioka-silk.jp/spot/sightseeing/detail/LiveCamera.html 一度,雨で撤退の憂き目に遭っているので,数日前から状況をチェックしていました(笑。Internet Exploreでしか使えないので,Windows 10標準のMicrosoft Edgeの場合はInternet Exploreモードに切り替える必要があります。 |
ファイル |
【後日参考用】当日の天気予報
(更新時刻:2019/11/03 08:16) |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
半袖シャツ
長袖インナー
フリース(薄)
レインウェア(上)
タイツ
ズボン(薄)
靴下
グローブ(薄)
アウター手袋(夏用防水)
靴
ザック
朝昼ご飯
行動食
非常食
飲料(2L)
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
時計
タオル
ロールペーパー
ストック
カメラ
スマホ
着替え(下着)
ヘルメット
スリング
|
---|
感想
今シーズンは,特に8月中は週末の天候に恵まれ,短期決戦ながらも雄大なアルプス縦走を楽しむことが出来ました。一方で,全身を使って岩をガシガシ登るような登山も割合好きで,感を鈍らせない為?にもシーズンに一度位はこういう所にもと,岩で有名な妙義山に登ってみることにしました。数年前にタルワキ沢から登り,奥の院まで来てますが,全縦走は初めての挑戦です。
先にも書きましたが先々週に一度撤退しており,今回はそのリベンジで,晴天3日目の完璧なコンディションを逃さずチャレンジして来ました。朝から雲一つ無い,乾いた空気の中の最高の登山日和,白雲山側は朝も早かったせいか,あまり人に会わず黙々とこなしていましたが,堀切から先ではこの濃厚な縦走コースにも関わらず多くの方がいらっしゃり,情報交換しながら楽しくチャレンジすることが出来ました。
都心からも近く,標高も1000mぐらいとアクセスが楽なのに,これだけ濃密な山はそう無いと思います(なんという効率性)。景色も素晴らしいですし,温泉も目の前ですし,また来たいと思います。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1024人
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する