空木はまたもや雨だった!(千畳敷〜空木〜池山 越百断念!)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 17.0km
- 登り
- 959m
- 下り
- 2,745m
コースタイム
天候 | 7/20(金)雨&風強し 7/21(土)豪雨! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
3年前に来た時と大地獄付近のルートが結構変わっていた。 豪雨だったので道悪し。 |
写真
感想
7月にどこか1日有休を取りたく、本当は天気が安定しそうな来週にしたかったが、どうしても妻がはずせない会議があるので20日じゃないと休みが取れないという。ということで仕方なく?休んだが、どうも天気は悪そうだ。
でも、あきらめて会社に行くのも悔しい。ということで、テン泊は濡れるのでやめ、テン場の無い中央アルプスの避難小屋泊まりにしてみようと3年前に行って雨だった空木から雨さえ降らなければ未踏の越百まで往復してみることにした。
1日目は池山尾根もしくは千畳敷から空木へ向かい、2日目は越百往復して、3日目下山という計画を立てたが、豪雨のため為せず。
結果的に3年前と全く同じルートをたどってしまっただけに終わり、残念。
最初から雨でテンション上がらず。しかも稜線は強風。稜線ですれ違ったのは2名だけであった。
西から叩きつける雨で顔が痛い。雨雨でカッパ被っているので妻の声も聞こえず、無口になった二人が黙々と修行のように歩くだけ。しかし、稜線上の花は咲き乱れており慰めになった。でも、カメラを取り出す気も起きず。
濁沢大峰〜檜尾岳〜熊沢岳〜東川岳と続く稜線も雨ガス濃霧の中に現れては越えていく感じで前回よりだいぶペースダウン。(前回は1日目は快晴で宝剣経由で木曽殿山荘までだった。生憎そのときも2日目は雨だったので、空木の山頂は雨だった・・・)
完全予約制の木曽殿山荘も今日は1人しかおらず閑散としていた。「休憩30分まで限定。休憩料300円」との張り紙が今日はむなしい感じである。いつもならごった返しているんだろうな。今日は予約していなくてもきっと泊まれたに違いない。
ここから空木山頂へ向かう。しかしその登りで霧の中から突然落ちてきた3連チャンの落石(いずれも直径30cm程)が妻の左足に当たって負傷。痛いが歩けるとのことでゆっくりながらもそのまま上を目指す。(変な意味で怪我慣れしている妻・・・)今日のは避けようがないので仕方ない。
いつもなら妻の好きな岩場コースだが雨雨で岩が滑りやすいのと負傷した足で妻も無口に。
辿りついた空木の山頂は、今回もむなしく雨でした・・・。
さて、すぐ下の駒峰ヒュッテに向かう。「こんにちは〜」と扉を開けたが、「管理人は不在にしております。戻らなかった場合は宿泊料金を箱に入れておいて下さい」との張り紙が。
小屋には池山尾根を登ってきてほぼ同時に到着したご夫婦がいらして、下山してくる管理人さんとすれ違ったとのこと。「別の管理人が後から登ってくることになっているがもしかしたら登ってこないかもしれない」とのことでした。
それから、途中で東京新聞記者氏が登っていたが、「もしかしたら引き返すかも」と言っていたとのことで登ってこないかもしれないとのこと。
まずはぐっしょり濡れたものを干すが、暖が無いのでおそらく乾かないであろうな〜、と思いながらくだんのご夫婦と着替えて、その後まったり。
結局、その後、管理人さんは夕方になって登ってきたが、東京新聞氏以下お客は誰も来ず、4人だけでゆったり。幸い妻の怪我も大事には至らず。登山続行可能。
しかも妻と2人きりならちと寂しいが、このご夫婦とずっとお喋りして楽しかった。
宇都宮からいらしたというご夫婦は、どちらも65歳で、今日の空木で100名山98座目とのこと。それでこの悪天候でもいらしていたのか。(雨で行動しているのは同じですので、人の事言えませんが・・・)
話を伺ったら、なんと昨日甲武信岳を日帰りし、明日は白山へ移動。来週の飯豊でご夫婦揃っての100名山達成するということ!
我々は、基本、土日しか休めないので長野県以西にはまず行けないし、北だって福島県が限度。ということで本州中央部の山ばかり行っているので、北海道とか遠くの山の話をたくさん聞けて楽しかった。元々奥様が富山県出身で山をやっていて、お子さんが高校生になってから旦那さんを引っ張り込んでそれから夫婦揃って登っているとのこと。(妻に引っ張られて山を始めたのはウチと同じ)
ご主人は500mlペットボトルのウィスキーを飲み干されてすっかりご機嫌になられ、奥様が「ごめんなさいね。くどくて」とフォロー入れて頂いてましたがなんのなんの。とても楽しいお話を聞かせて頂いて、面白かったです。我々も将来定年しても、こうやってずっと一緒に山登りしていけたらいいな、と思いを強めました。
駒峰ヒュッテは、シュラフも用意してあるが、シュラフ数も20位?基本持参。水場は無いが販売している。(500mlペットボトルが200円!)
地元山岳会の皆さんで管理しているこぎれいな小屋。トイレは男女で1個しかないので、混んでいるときはやや大変そう。
大勢で避難小屋泊するのであれば、水場のある下の空木平避難小屋の方が良いかも。
管理人さんは山岳会のメンバーの方が交替で詰めている。今日の管理人さんは、昨日ガイドで桂木場〜木曽駒日帰り往復したばかりとのことでまたもや下から登ってきたとのこと。お疲れ様です!(しかも、今日1日だけで下山する由。凄すぎる・・・)
夕飯後、明日は何とか天気回復してくれ、と早々に寝るもむなしく屋根を叩く雨音は強まっている。翌朝4時に起きるも豪雨・・・・。それでも明日一日あるし、少しでも雨がやみそうだったら越百とまではいかなくても南駒くらいには足を伸ばしたいとゆっくり朝ごはんを作りつつ様子見。
宇都宮のご夫婦は今日は下山するだけだから、ということであったが、少しでもガスが取れたらもう一度山頂に行くとのことで暫く一緒に天気の様子見。
一瞬だけ太陽が出たりしておおっと思ってもまたすぐガス&雨になるという繰り返し。2時間待って、もうこれ以上はよくならないと見極め、まず、ご夫婦が先に下山され、暫くしてから我々も、ものすごく渋々ながらも下山にかかる。あーあ、これで2週間連続の途中下山・・・・。
が、下り初めたら5分もしないうちに豪雨になったので、下山正解かも。そこからずっーーーーーーーと雨、雨、雨、雨。しかし、こんな天気なのに、登ってくる人の多いこと多いこと。80人〜100人位は登ってきた。さすがナツヤマ!
大地獄のあたりは3年前とかなりルートが変わっていた。崩落したとのこと。
しっかりした鎖が岩場についているので、特に問題は無い。
池山の避難小屋に立ち寄り、雨を凌いだが、かなりトイレの臭いが小屋中に充満していたのでなんかトイレの臭いが服に染み付いてしまった。前に来たときはこんなに臭わなかったのに。良い水場があるだけにちょっと残念。
やはり、避難小屋の屋内トイレは維持管理が難しいかも。
ここからまたさらに一段と雨が強まり、これまでも降っていたが、もう豪雨状態に!林道終点に停まっている車が羨ましい。宇都宮のご夫婦もそこに停めているとのこと。ここからバスセンターまでさらに一時間。晴れていれば何てことないのかもしれないが、豪雨だとツライ。
もうバスセンターに着いたときは濡れ鼠状態で、隣のこまくさの湯に飛び込み、ようやく人心地ついた。
こまくさの湯の向かい側の明治亭(いつもうっかりと寄って食べ過ぎてしまうソースかつ丼店)でまたも食べ過ぎたが、天気悪いせいか小仏渋滞も皆無で東京までさくさく帰れました。
またもや越百に行けず残念・・・・。
いつかリベンジしなくては。梅雨明け宣言はニセであったな。
Pengin22さん こんばんは、初めまして。
レポを拝見いたしました。
天気は大変でしたが、奥様のケガが軽度で何よりでしたね
私も空木岳の手強さは実感済みで、
2週間ほど前に千畳敷から空木岳まで
縦走を企てましたが、何とロープウエイが雨で運休
仕方なく池山尾根をピストンしました
宿泊は同じく駒峰を利用しました。
稜線歩きの心算でしたので、
泊まり装備での池山尾根は結構な急登でした
よって縦走された方が羨ましいい。。。
でも最近のヤマレコ見ていても晴れて縦走できたと
言う方のレポをほとんど見たことありません。
空木岳手強し!!
私もまたリベンジに行きたいと思っています。
始めまして!コメントありがとうございます。
いやあ、前回は宝剣経由で千畳敷から東川岳までは快晴だったのですが、空木は雨雨。今回も空木以南は行けずじまいでストレス溜まりました。
でも、satokunさんはロープウェイ自体運行していなかったとは大変でしたね
お住まいが関西のようですので、西側からのアプローチもされやすいのでは?
我々も今度は西側から行ってみたいなと思っています。
でも、中央アルプス、テン泊できればもっと行きやすいのですが・・・。
晴れた空木に再々リベンジしたいもんです
Pengin22さん、生憎のお天気で残念でしたね。
それに不意の落石による奥様のお怪我、大事に至らずに不幸中の幸いでした。
3年前のリベンジ叶わず途中での下山、あの雨の中では致し方ないと思われます。
このルート、私もいつか歩いてみたいと思ってます。
何時行けるかな〜・・・
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