初冬の美しい縦走路を歩く：燕岳

2019年11月02日(土) ~ 2019年11月03日(日)

• GPS: 30:09
• 距離: 24.6km
• 登り: 2,476m
• 下り: 2,565m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:03
• 休憩: 2:32
• 合計: 7:35

7:38 中房温泉登山口
8:04 8:08 第１ベンチ
8:26 8:27 第２ベンチ
8:50 8:52 第３ベンチ
9:13 9:27 富士見ベンチ
9:50 9:59 合戦小屋
10:13 10:17 合戦山(合戦沢ノ頭)
10:42 10:42 ベンチ
10:51 11:30 燕山荘
11:36 11:36 いるか岩
11:52 11:52 めがね岩
11:55 12:08 燕岳
12:24 12:32 北燕岳
12:46 12:46 燕岳
12:49 12:50 めがね岩
13:03 13:04 いるか岩
13:10 13:58 燕山荘
14:29 14:37 蛙岩
15:13 燕山荘

2日目

• 山行: 4:38
• 休憩: 1:20
• 合計: 5:58

6:55 燕山荘
7:23 7:23 蛙岩
7:40 7:52 大下りの頭
9:00 9:02 大下りの頭
9:18 9:18 蛙岩
9:46 10:34 燕山荘
10:39 10:39 ベンチ
10:55 11:00 合戦山(合戦沢ノ頭)
11:07 11:07 合戦小屋
11:22 11:24 富士見ベンチ
11:40 11:50 第３ベンチ
12:07 12:07 第２ベンチ
12:22 12:23 第１ベンチ
12:42 12:42 中房温泉登山口
12:53 有明荘

天候

1・2日目：晴れ！好天♪

アクセス

利用交通機関：

電車 バス タクシー

【往路】
■松本 3番線発
｜ 　大糸線(信濃大町行) 16.2km
｜ 　05:58-06:28［30分］
｜ 　330円
■穂高
登山口へと行くバスは、穂高駅に着いた時点でほぼ満車・・・ちょうど来たタクシーの人が声をかけてくれて、バスの列近くにいた人計4人で相乗りで登山口へと向かった＾＾バス運賃が1,700円のところ、一人1,750円だった。

【復路】
バス：中房温泉（16:15）→穂高駅（17:10）　1,700円
■穂高
｜ 　大糸線(富士見行) 16.2km
｜ 　17:46-18:12［26分］
｜ 　330円
■松本 4番線着

コース状況／危険箇所等

●整備が行き届いており、危険個所は特になし。
●燕山荘HPやFBに最新情報をアップしてくれるので、季節の変わり目には役立つ。
一応、軽アイゼンを携行したが使用することはなかった。
https://www.enzanso.co.jp/

写真

11/2 7:26

【1日目】燕岳登山口までタクシーで移動。楽だった〜
車窓からは曇っているように見えたが、青空が出迎えてくれて気持ちが上がる♪

11/2 7:40

ここに来るのは約3か月ぶり。
その時は蝶ヶ岳からの縦走だったので、ここがゴールだった。

11/2 7:41

もうすっかり秋色！さぁ出発〜

11/2 8:08

人も少なく、涼しいこともありサクサクと第一ベンチに到着。

11/2 8:11

天気が良く、兎に角気持ちが良い日。ウキウキしながら登っていたら・・・

11/2 8:27

アッという間に、第二ベンチ到着。
去年歩いた時は人も多く暑かったからか、もっと時間がかかった気がした。

11/2 8:47

途中開けたスポットがあり、思わず感嘆。白い山並みに何枚も写真を撮ってしまったが…この後もっとすごい景色が待ってるよーと、この時の自分に伝えたいw

11/2 9:19

富士見ベンチ到着。ここに来るのは4回目だが、初めて富士山を見ることができた。

11/2 9:54

合戦小屋に到着。すいかの販売は、当然終了。その代わり、お汁粉が販売されていて美味しそうだった。

11/2 10:02

トイレ休憩後に再び出発。

11/2 10:09

歩きだしてすぐに・・・おおおお( *´艸｀)
槍の穂先が！

11/2 10:10

空は真っ青！

11/2 10:19

去年、この場所に辿り着いた時に大雨に遭遇し…夫のカメラが壊れたという思い出？の場所。

11/2 10:19

この位置から燕山荘が見えるとは！
どういう訳かこの道を通る時はほぼ、ガスっていたなぁ。

11/2 10:28

振り返ると、富士山や八ヶ岳が見える。こんなに展望の良い道だったとは。やっぱり山は、晴れた日に登らないとダメだなぁ〜としみじみ。

11/2 10:44

進行方向左手には、この山並み！
嗚呼、早くあの山々をもっと近くで見たい！と足早になるw

11/2 10:45

ここに来て雪道出現。軽アイゼンは持参していたが、使用するほどでもなかった。

11/2 10:57

そして無事、到着〜＾＾
美しき燕岳。

11/2 10:57

そして槍ヶ岳。恰好良いなぁ〜

11/2 13:13

まずは燕山荘にチェックイン。カイコ部屋に4人。夏に泊まった時は6人だったことを思えば快適＾＾

11/2 11:39

荷物を軽くして、燕岳山頂を目指す。
久々の邂逅。「いるか岩」

11/2 11:43

モニュメントのような岩々。
燕岳って…いちいち絵になるなぁ。

11/2 11:47

今年は行きたくても行けなかった双六岳・鷲羽岳などが見える。来年こそは！しかし思ったよりも雪が少ない？

11/2 11:51

燕岳に接近中w

11/2 11:55

めがね岩

11/2 12:05

燕岳山頂到着。夏は人がたくさんいるのでこの碑、初めて見た。

11/2 12:06

良い眺め〜
時間はあるので、北燕岳まで行くことに。

11/2 12:06

はぁー素敵な縦走路。本当は大天井岳へ行きたかったが…この景色を見られて満足＾＾

11/2 12:13

燕岳山頂には7-8人の登山者がいて賑わっていた…といっても、夏に比べれば少ない、少ない。

11/2 12:15

北燕岳へ行く人おらず…この景色独占！

11/2 12:28

北燕岳には誰もおらず、一人のんびり〜

11/2 12:32

誰もいないので、地図を出して山座同定♪
あれが双六岳、三俣蓮華岳、鷲羽岳…だと思うんだけどなぁ〜と一人悩んでいた。

11/2 12:41

北燕岳→燕岳ルートは雪があったが、丁寧に歩けば軽アイゼンは不要。

11/2 12:50

富士山に南アルプス…かな。
360度グルリと山が見れて圧巻・感動、である。

11/2 12:55

んーーずっとそこに座っている気持ち、わかります！！！

11/2 13:03

人が作った建物と自然とできた岩が、上手にミックスされてるなぁーとシミジミ。綺麗な景色だわ〜( *´艸｀)

11/2 13:26

山荘でちょっと休憩。持ってきたおにぎりとおでんを食す。美味だった〜。食後、大天井岳方面を散歩することに。

11/2 14:01

到着した直後は数張りだったテントも、14時には賑わっていた。燕山荘のテント場…競争率激しそうだなぁ。

11/2 14:16

天気が良いので15時半までに山荘に戻れる所まで、歩くことにした。逆光で眩しかったが、槍は恰好良かった！！

11/2 14:21

ちょっと疲れていた気もするが、山荘にいるのが勿体ない！と感じてしまう程の好天だったw

11/2 14:32

大下りの頭まで行こうかと思ったが、この先の岩場までとした。

11/2 14:34

岩にもたれかかり、大天井岳を眺めた。

11/2 14:35

夏に大天荘のテント場に泊まった際、小屋が素敵で今シーズン泊まりたいと思ったのだが…まぁ、来年だわね。

11/2 14:38

街の景色も綺麗だった。

11/2 14:40

蛙岩がイマイチどれか分からず…これ？

11/2 14:41

麓の方はちょうど紅葉していて…上から紅葉を一人楽しむ。

11/2 14:51

一日歩き回ったからか…この緩く見える登りが、最後ちょっときつかったw

11/2 15:15

燕岳
女王の貫録ですわ。

11/2 15:20

17時の夕飯までのんびりすることに。

11/2 16:05

夕食まで後1時間というのに、ケーキに手を出してしまう（汗）シーズン終わりが近いから、ちょっとお安くなってた♪

11/2 16:25

ストーブが各所に置いてあり、その温もりはもちろんだが
炎の優しい色にも癒された(^^)

11/2 16:40

16時50分くらいが日の入り。夕飯直前だが、防寒して外に出た。

11/2 16:44

陽が沈むのを息を潜めるように待つあの時間が、好きである。

11/2 16:50

日の沈む位置が、夏の時から随分変わったなぁ〜

11/2 16:55

山荘脇のテラス？にも人が下り、マジックアワーを楽しんでいた。

11/2 16:55

名残惜しかったが、食堂へ。

11/2 17:03

夕食は豪華。魚と肉が一枚の皿にのるなんて！自宅の食事より豪華かも！？

11/2 17:44

赤澤社長のお話、楽しかった。ホルン・・・もうちょっと聞きたかったわw

11/3 5:57

【2日目】もう少し早く外に出ようと思いつつ、雲も厚いから対して焼けないだろう…とノロノロしてしまった。

11/3 5:59

ヘッドランプが不要な程明るくなっていた。燕岳の手前広場のような場所で撮影したく、先を急ぐ。

11/3 6:10

おおーーー良い色になって来た！

11/3 6:11

この日は山友が蝶ヶ岳へ行くと言っていたことを思い出す。彼女もこの景色を見てるのかなぁ〜とか思いながら撮影してた。

11/3 6:12

短い時間だったが、焼けた瞬間を撮れて嬉しい。雲は厚かったけど、うん！満足！

11/3 6:13

燕岳が染まる瞬間…ってボケボケだった（汗）

11/3 6:13

太陽が顔を出す時、いつも厳かな気分になる。

11/3 6:13

一期一会。この景色を見れて感謝！

11/3 6:16

レンズを思いっきり伸ばして撮影。
先週、塔ノ岳へ登った際には見れなかった富士山。雪が被っているのを遠い場所で確認w

11/3 6:25

街側の景色も、キレイだったなぁ。

11/3 6:32

山荘へと戻り、7時前には出発することに。

11/3 7:01

2日目は松本市内に宿泊予定で、時間がたっぷりあった＾＾
美しき縦走路を堪能するしかないでしょーーーー！！

11/3 7:04

昨日歩いた時は逆光で眩しすぎた槍ヶ岳が、朝はしっかりと直視でき…それだけで満足。

11/3 7:06

大天井は真っ白なのに、縦走路の斜面は秋色。こんなに近いのに、この差に驚いた。

11/3 7:18

麓の景色も、キレイだったなぁ。

11/3 7:19

2日目の天気は下り坂と聞いていたが、予報を裏切ってくれて嬉しかった。

11/3 7:43

大天井岳の雄々しさに、しばし見惚れた。

11/3 7:45

大下りの頭
ここでUターンするつもりが、大天井岳をもっと見たくて先にすすんでしまった（笑）

11/3 8:16

振り返ると、燕山荘が小さく見えた。

11/3 8:28

槍ヶ岳がかなり近く見え（まぁレンズズームにすれば、大接近できるんだけど）満足！

11/3 8:28

この辺りで、燕山荘へ戻ることに。

11/3 8:54

カラマツ紅葉の名残。いつかピーク時に見てみたいっ。

11/3 8:56

燕岳へ戻る道、右手側に見える富士山がキレイだった。

11/3 9:05

戻ってきた「大下りの頭」

11/3 9:19

見納め・・・かな。

11/3 9:35

大天井岳へ向かうという登山者。「お気をつけて〜」と、羨望の眼差し・・・。

11/3 9:46

名残惜しく、何度もカメラを構えて撮影「槍ヶ岳」
来年、登りたいけど、登れるかなぁ。

11/3 10:34

最後に燕岳をパチリ。

11/3 10:36

さて！怪我をしないよう下山！

11/3 10:43

燕山荘・・・今度は残雪期に来てみたい。

11/3 10:43

また来シーズン( ;∀;)

11/3 11:06

合戦小屋手前で見たカラマツ。黄金色だった〜

11/3 11:14

写真左側の木の形・・・味がある。

11/3 12:14

標高を下げると、正面に見える山肌がキレイだった。

11/3 12:45

登山口で見たもみじ。黄色が多い中、赤色が新鮮感じた。

11/3 12:55

有明荘に到着〜

11/3 12:55

入浴している時「今年は紅葉が残ってるわねー」「2週間程遅いみたいよ」と話しているご婦人方がいた。「ラッキー」と思った次第。

11/3 12:56

これにして今シーズンのアルプス登山は終了。また来年、楽しみだっ。

撮影機器：

EOS 70D CANON

感想

よしゑ

先週金曜日、県内大雨により夜行バスがまさかの運休に。予定していた燕岳登山は中止に。悪天候・雪が積もってきたらもう歩けない…とがっかりしていたが、11月の3連休は好天に恵まれそうなので、再度計画を立てて出発した＾＾

燕岳はこれまで3回登ったことがあるが、思い返せば毎度厚い雲に覆われていたり、雨に降られたりしていた。合戦小屋を通過し森林限界を超えた辺りで燕山荘が確認できた時には、ちょっと感動してしまった。やっぱり登山は「晴れ」がイイネ！

軽アイゼンを持って行ったが、使用することはなかった。ただし大天井岳まで登る人は、10本爪以上のアイゼン・ピッケル携行が推奨されていた。
ピッケル使っての登山は自信がなかったので、今回は断念。

去年お盆休みに泊まった際は、一般的なカイコ部屋を6人で使用。今回は4人。私は十分ゆったりに感じたが「燕岳は狙って、人が少ない時にしか来ないようにしている」という同部屋の方は「人が多くてびっくり。4人で使うなんて…」と、ちょっと落胆していたのが印象的だった。

夏の瑞々しい緑色した山も美しくて好きだが、秋色に冬がミックスした山も良い。一番は空気が澄んでいるから、遠くまで見通せるのが気持ちが良い！
登山者も夏よりは格段に少なかったし…晩秋・初冬の登山はなかなか良いと思った次第。

翌日はお天気下降気味では？という話があったが、予想を裏切る良い天気。
「大下りの頭」まで行ってUターンしようと思いながらも、ついつい歩いて大天井岳までに近づこうとしてしまった。大天井岳から来る人に羨望の眼差しを送りつつ…来年こそは！と、白く輝く大天井岳を眺めながら心に誓った次第。冬靴も保温材が入ったものを購入しよう！…お高いケドね。

この日は下山後、有明荘で食事をしのんびり入浴。最終バスで穂高駅へ。松本市内へ出てゲストハウスに一泊し、翌日は上高地へと足を伸ばした。
前回は帰りの電車を気にして、有明荘で食事を取る時間がなかった。のんびりした旅というのは良いものだなぁ〜と実感した＾＾