妻と、高妻山へ。
- GPS
- 09:13
- 距離
- 13.4km
- 登り
- 1,481m
- 下り
- 1,479m
コースタイム
- 山行
- 8:09
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 9:13
天候 | 雨のち曇りのち晴れ。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
登山者用駐車場は広大。そして、がら空きでした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
戸隠牧場から、弥勒尾根を登り、一不動からの登山道との合流地点(六弥勒)までは、所々で急坂もありますが、危険箇所はありません。 六弥勒から山頂までは、山頂直下の急登がとにかく急坂で、非常に堪えます。 グレーディングがDとなっており、少々心配していましたが、危険かと言われるとそれほどとは思えませんが、それでもやっぱり、大変です。 登山道が濡れていると、下山時は危険だと思います。何度か足を滑らせました。 下山は六弥勒から五地蔵山を経由して一不動まで。このルートはやや痩せた尾根でアップダウンもあり少々荒れていますが、景色が素晴らしい。高妻山方面は、樹間から高妻山をチラチラ眺めながらで、何カ所か木を伐ってもらえたらさらに素晴らしいとは思いますが、反対方向は、基本的に崖ですので、戸隠牧場方面が一望でき絶景です。 一不動から戸隠牧場まで。 当初は弥勒尾根のピストンを計画していたので、このルートを予習しておらず、行ってみて腰を抜かすほど驚くことに。 「氷清水」という看板のある水場からは、竹筒から勢いよく水が流れており、それ以降は流れる水とともに下山。 ある場所で道がなくなる。ウソだろと近づくと滝。もっとも実際には2mほどの鎖場で、そこから「帯岩」と呼ばれる岩場をトラバース。 結局、下山までに十数回の渡渉。足を濡らすような箇所はないものの。 極めつけは、「滑滝」。十数メートルはあるだろう滝の脇を、(ほぼ)垂直下降。 このルートは覚悟して行って下さい。覚悟して行けば、まぁ、心配するほどではない(グレーディングC)ですが。 |
写真
感想
戸隠キャンプ場は遠い。
もっと遠い人には怒られそうだが、我が家からは比較的遠い登山口だ。
そんな早起きからの長距離運転中に、いきなりつまずく。
雨。
姨捨SAを過ぎた辺りからは、本降りだ。
やれやれと思いながらも、クルマを走らせる。
それでも、信濃町ICを下りるころには、ほぼ止んでくれた。
ホッとして、下道を進む。
ホッとすると、眠くなる。
妻が心配そうに声をかけてくる
「大丈夫?」
「うん」
「ねえ、大丈夫?」
「うん」
「ホントに大丈夫?」
「うん」
そんな「うん」を連呼させるような声をかけてくるなよ。ますます眠くなるだろ。もっと気の利いた会話はないのか?
と、以前なら言い返していただろう。
そんなふうに言い返せば、ケンカになったかもしれないが、眠気は覚めたに違いない。
しかし、もうすぐ20年になろうかという結婚生活で、ぼくは学習した。
生返事でやり過ごすべき、と。
かくして、眠気は去らない。
とかく、家内と交通、安全の両立は難しい。
どろどろになりながら、登山者専用駐車場に到着。
15分の仮眠を取ってから、出発。
戸隠牧場を通り抜ける。
午前6時の高原の寒さで目が覚める。
朝靄が立ちこめ、幻想的な雰囲気。なかなか良い写真が撮れて、テンションが上がる。
そして登山道へ。
時折、急登もあるが、メリハリのある登山道で、退屈しない。
樹林帯を抜ける。
山の上では、もう冬が始まろうとしている。
ダケカンバが、樹氷となって広がっている。下草のクマザサは、まだ緑。崩れてあらわになった地表が、赤茶色のアクセントとなっている。
なんと美しいのだろう。
山頂直下の急坂は、確かに大変だったけれど、ガスに覆われた山頂も、徐々に晴れてくる。
絶景。
下山は、上りとは別のルートを選択する。
それは、予想外のアトラクション。まさか流れ落ちる滝の脇を、15メートル垂直下降することになるとは。
超ハイテンションで、下山。
帰路へ。
今日一日を振り返っていたら、話題は尽きない。
眠くなる暇もなかった。
素晴らしい山行だった。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する