広島県 白木山(祝☆芸備線復旧◇初めてなら真正面から)
- GPS
- 05:49
- 距離
- 11.8km
- 登り
- 1,035m
- 下り
- 1,058m
コースタイム
白木山駅-(70)-五合目-(24)-水場-(25)-白木山山頂-(91)-鬼ヶ城山-(23)-二十畳岩-(62)-上深川駅
天候 | ◆2019年11月10日(日) 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2019年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
往路=白木山駅 復路=上深川(かみふかわ)駅 https://www.navitime.co.jp/diagram/stationList?lineId=00000056 |
写真
感想
《 3年8ヶ月ぶりのコラボ登山は揺籃の地 "白木山" 》
同行者さんとは振り返れば、2012年から年に約1回のペースで今年の春まで
飲み会を実施。3年8ヶ月前、ヤマレコ繋がりなのでコラボ登山でも、という
ことで2016年3月に宮島・あての木浦へ。あての木浦への山行は特に初見で
単独の場合、迷いやすく危険度も高いので広島に帰省しての登山の最終段階
と考えていました。ありがたくも機会をいただきご一緒し無事に踏破、これ
以降は単独でバタバタはありますが歩き通すことができるようになりました。
今回の山行は同行者さんがトレーニングの山として数多く登られているまさに
揺籃の地・白木山へ。
神奈川県在住者の私の感覚では塔ノ岳・大倉尾根を想起させるものがあります。
山歩きを始めたころよく耳にしていたのが、
「大倉尾根を登ることができればどこの山でも大丈夫!」
ということでお聞きしてみると広島の方もこの山でトレーニングを積み自信を
もって県外の山へ! 相通じるものを感じます。
(※ここでいう広島の方というのはあくまでも一般論です)
最初はもっと北側から入り南下する縦走をと思ったりし打診もしたのですが、
「初めてならメインルートの正面登山道で!!」
というお達しをいただき今回のルート設定になりました。
10km少々の山歩きでしたが径路は変化に富み要所での眺望に優れ、多くの
登山者を魅了するのも頷けます。
白木山山頂、二十畳岩からの展望、特に瀬戸内の多島美そして宮島の眺望は
広島を故郷にもつ者としてその素晴らしさを再認識させてもらいました。
当面、広島の実家に帰省しての登山は宮島・弥山の登頂回数を今以上に積み
重ねることをメインに考えていますが、この白木山は多くの登山者に愛され
ているがゆえルートも多彩で計画もしやすくアクセスも予想以上に良いので、
これから少しずつ足を向けていければと思いました。
同行者さんからは宮島・あての木浦へご一緒していただいたことで宮島山行
の幅と奥を広げてもらいました。今回は白木山山行をとおして広島の山歩き
について次の段階へ押し上げてもらったと、そして視野を広げてもらったと
感じています。
良い山歩きをご一緒でき感謝しております。
《 昨年7月の西日本豪雨から芸備線全線復旧 》
昨年7月上旬に発生した西日本豪雨では広島県だけで114名の死者行方不明者が出ました。7月中旬に「サ高住」に入る父の御機嫌伺いで帰省しましたが、広島空港から広島市内へ向かう交通網は寸断され岩国空港経由に変更したり、それでもと思い宮島・弥山に登りましたが観光客は皆無の状態で復旧・復興の険しさを自分なりのレベルですが感じました。
特にJRの地方ローカル線である広島から県北部さらに岡山県北部を繋ぐ芸備線・狩留家駅〜白木山駅に架かる第1三篠川橋梁の流出は地方赤字路線であるがゆえ、一部を残して廃線の可能性も囁かれていました。
1年3ヶ月の時間、13億円の費用をかけて今回無事に架け替えが行われ、沿線にはそれを喜び祝う看板や横断幕を見ることができました。
趣味レベルのことで今回初めて芸備線を利用することになりましたが、いまだ残る災害の爪痕と前進する復旧と両方を感じることがこの山行からできたのは良い機会でした。
鉄道によって駅と駅、街と街、人と人が以前のように繋がって、また、私たちハイカーが自然に触れる機会の選択肢がこれからも広くあり続けて欲しいと願うばかりの今回の山歩きでした。
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