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Yamareco

記録ID: 210249
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無雪期ピークハント/縦走
東北

東北の山旅(2) 失敗だらけの岩木山(神社から登れば…)

2012年07月25日(水) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
6.1km
登り
1,344m
下り
349m

コースタイム

7:35桜林公園下出発-7:45樹林帯入る-8:30姥石-9:30焼止まり避難小屋-10:30錫杖清水-11:00〜11:10鳳鳴ヒュッテ(夫と合流)-11:30〜11:45岩木山山頂-12:25岩木山八合目駐車場着-岩木山神社参拝-岩木山神社登山口発見

 ・夫はスカイラインで岩木山八合目から登った。途中合流して一緒に下山。
 ・もともと嶽温泉のコースを予定していたが、車中泊の関係で百沢コースに変更。神社から登ることに意味があると知らず…。下山後に岩木山神社を参拝して、このような素晴らしい登山コースだったことを知り愕然。リサーチ不足!
 ・調べると「百沢コース」がいちばん歴史もありおすすめと出てくる。これは正しいと思った。神社のこともあり、登る意味のある、よいコース。しかし焼止まり避難小屋までの樹林帯が長く…しんどい!
天候 小雨/ガス/一時本降り
 ・予報は雨でわかっていたが、少しでも希望があればと決行。しかし途中で本降りにもやられ、終始ガス。結局岩木山の山容をこの目に見ることはかないませんでした…がっくり。
 ・天候が天候だったので、百沢コースから早朝登ったのは4名のみでした。
過去天気図(気象庁) 2012年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
・前日、桜林公園で車中泊。
 (無料駐車スペースは、公園上のスキー場入口あたりにある。
  この情報は「山と高原地図」には載っていない)
・帰りは岩木山八合目駐車場からバスもあるが、夫の車で下山。
コース状況/
危険箇所等
◆7/25現在、錫杖清水から上200mほど雪渓あり。
 この雪渓を詰めていくのが正しいルート。しかしもろいので慎重に。
 ・道標の指示はなく、雪渓を詰めるのか分からなくなる。雪渓に踏み跡も見つけにくい。しかし地図を見ると沢を詰めるコース取りをしていることが分かるため、雪渓を詰めるので正解。
 ・アイゼンは不要と思う。しかしダブルストックあるいはアイゼンがあってもよい。
◆焼止まり避難小屋から先は沢を詰めるコース。土砂崩れに注意。
本日のいでたち。途中で本降りになり、レインウエアとザックカバー登場。
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本日のいでたち。途中で本降りになり、レインウエアとザックカバー登場。
桜林公園の真ん中をつっきる階段が登山道とは!
桜林公園の真ん中をつっきる階段が登山道とは!
スキー場にぶつかり、あれっと思うが標識あり。
スキー場にぶつかり、あれっと思うが標識あり。
リフトのわきから、樹林帯に入る標識。
リフトのわきから、樹林帯に入る標識。
姥石。樹林帯は虫がまとわりつく。
姥石。樹林帯は虫がまとわりつく。
クルマユリ。
焼止まり避難小屋! ここまでの樹林帯は、降られるし、道せまいし、虫多いし、蒸し暑いのにレインウエアだし、単独の4人しか登ってないし。この小屋でおじさまとお話しして雪渓の情報をゲット。
焼止まり避難小屋! ここまでの樹林帯は、降られるし、道せまいし、虫多いし、蒸し暑いのにレインウエアだし、単独の4人しか登ってないし。この小屋でおじさまとお話しして雪渓の情報をゲット。
小屋の中。寝られる。
小屋の中。寝られる。
なんと!山菜のプレゼントが置いてあった!ステキ! ねまがりたけ、と思われます!
なんと!山菜のプレゼントが置いてあった!ステキ! ねまがりたけ、と思われます!
ミヤマツボスミレ、ですね!
ミヤマツボスミレ、ですね!
タニウツギ。らしい、正解?
タニウツギ。らしい、正解?
コシアブラと思ったけど、コシアブラって樹木なんですね。全然特徴つかんでいませんでした(^^;
コシアブラと思ったけど、コシアブラって樹木なんですね。全然特徴つかんでいませんでした(^^;
たらのめ? 誰かがポキッと採った跡。山菜であることは間違いない!
たらのめ? 誰かがポキッと採った跡。山菜であることは間違いない!
ワラビ、かなあ?
ワラビ、かなあ?
花の名前、不明ですが、ヘビイチゴなどの類か?
花の名前、不明ですが、ヘビイチゴなどの類か?
「危険!土砂崩れ」の看板。確かに両岸は土で、流れた跡が多数あり。
「危険!土砂崩れ」の看板。確かに両岸は土で、流れた跡が多数あり。
嶺桜(ミネザクラ)。
嶺桜(ミネザクラ)。
ミチノクコザクラ。
ミチノクコザクラ。
ズダヤクシュ!
オオバキスミレ。たくさん咲いていた!
オオバキスミレ。たくさん咲いていた!
錫杖清水からの雪渓。この上によっこいしょ、と乗ります。アイゼンはなくて平気ですが、ダブルストックがあると安心。大した傾斜ではありません。
錫杖清水からの雪渓。この上によっこいしょ、と乗ります。アイゼンはなくて平気ですが、ダブルストックがあると安心。大した傾斜ではありません。
薄くなっているところ、つい踏み抜いてしまった! 危ない、危ない。
薄くなっているところ、つい踏み抜いてしまった! 危ない、危ない。
視界悪いです。先のほうで雪渓が切れるところから、雪渓歩きから解放されました。アイゼンなしで一度も滑りませんでした。
視界悪いです。先のほうで雪渓が切れるところから、雪渓歩きから解放されました。アイゼンなしで一度も滑りませんでした。
ミヤマキンバイ。
ミヤマキンバイ。
ハクサンチドリ。
ハクサンチドリ。
小さいけれど、マルバシモツケ。
小さいけれど、マルバシモツケ。
ミヤマホツツジ。
ミヤマホツツジ。
ハクサンボウフウ。
ハクサンボウフウ。
こんな天候でも某Cツーリズムさんのツアーで団体客が来ていました。ああ…ここから日本海を見たかった…。
こんな天候でも某Cツーリズムさんのツアーで団体客が来ていました。ああ…ここから日本海を見たかった…。
なんと!八合目駐車場に、モリアオガエルが!ベンチの下にいました。おじさまが教えてくれました。かわいい〜〜!
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なんと!八合目駐車場に、モリアオガエルが!ベンチの下にいました。おじさまが教えてくれました。かわいい〜〜!
下山後、嶽温泉に。「山楽」という温泉宿の混浴露天風呂、店のたたずまいからは想像できないワイルドさ。GOOD!
下山後、嶽温泉に。「山楽」という温泉宿の混浴露天風呂、店のたたずまいからは想像できないワイルドさ。GOOD!
下山後、岩木山神社へ立ち寄ると、登山口がここに…。ああ、これが正式な百沢コースなんだと初めて気づく。自分が間違っていた…。
下山後、岩木山神社へ立ち寄ると、登山口がここに…。ああ、これが正式な百沢コースなんだと初めて気づく。自分が間違っていた…。
登山コースの修行っぷりについて解説されている。
登山コースの修行っぷりについて解説されている。
ああ…ここから歩くべきだった…。たった30分の平坦な道…、知っていたら歩いたのに…。リサーチ不足で大失敗。涙
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ああ…ここから歩くべきだった…。たった30分の平坦な道…、知っていたら歩いたのに…。リサーチ不足で大失敗。涙
天気が悪くて山容は全く見られませんでしたが、本当は神社の後ろにドンと岩木山があるんだ。もう一度来なくちゃ…!
天気が悪くて山容は全く見られませんでしたが、本当は神社の後ろにドンと岩木山があるんだ。もう一度来なくちゃ…!

感想

<これまでの東北の山旅>
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-210065.html

東北山巡り第二弾は、岩木山に。
雨天が分かっていての決行。
梅雨がなかなか明けず、シビレを切らしての登山決行でした。笑
しかし、やってみて、
雨天が分かってはいても大変心残りになる登山になった……。

「失敗だらけ」とまで言わずとも、
 ・雨天はつらい!特に本降り。しかも蒸し暑くてレインウエアがつらい。
 ・視界5〜10mで景色ナシ。結局岩木山の山容が見られなかった。(;_;)
 ・百沢コースから登ったのはソロ4人。人に会わず気がまぎれなかった。
 ・極め付けは、百沢コースを「途中から」登ってしまったこと!

焼止まり避難小屋までの樹林帯は、たった2時間程度なのに苦しかった。
上記のような、雨、人に会わない、視界なし、じめじめと暑いなどの環境が相まって「しんどさ」を作っていたのだと思う。(翌日岩手山へ登ったけれど、快適で余裕すらあった)

それはまあ天気のことなのでよいのだが、
神社の参道からこんな立派に登山道が続いていて、それが本来の参拝、本来の百沢コースだった…ということを知った時には「私のバカバカバカァ!」という気持ちになった。少しでも短いコースで、少しでも楽に、という考えは見直さなくてはなりません。

いつかまた絶対、天気のよいときに、もう一度きちんと「岩木山神社奥ノ院」まで百沢コースで参拝するぞ!!
そう決心したのでした。
だって岩木山の山容はこの目で見られもしなかったのだから…。

<所感>
その後岩手山に登ってみて、比較すると、岩木山はスカイラインがあるため多くの登山者はそちらから登っているのが現状だと思った。
メインとはいえ、百沢コースの樹林帯登山道は、道幅がせまい。
岩手山(馬返し・焼走り)は3人は並んで歩ける登山道ばかりだったけれど、岩木山(百沢コース)は2人でもきつい幅がほとんどだった。
1人通れれば何の問題もないけれど、登山道の快適さ、山の印象の違いとして記しておきます。

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