白馬岳 渋滞の大雪渓から霧中の白馬三山

2012年07月27日(金) ~ 2012年07月28日(土)

• GPS: 28:52
• 距離: 17.3km
• 登り: 2,030m
• 下り: 1,419m

コースタイム

＜登り　猿倉〜白馬山荘＞　所要時間　5時間35分

7:18猿倉　-8:06御殿場　−8:29白馬尻小屋（小休止）8:34　-8:48雪渓取付（準備）8:58　-10:44大雪渓雪渓上部　-11:29小雪渓取付　-11:39避難小屋　-12:27村営頂上宿舎　-12:53白馬山荘

＜頂上往復＞　所要時間　35分
13:25白馬山荘　-13:41白馬岳　13:46　-14:00白馬山荘

＜下山＞　所要時間　5時間55分
6:12白馬山荘　-6:28白馬岳　-7:02三国境　-7:50小蓮華山　-9:15大池山荘(大休止)9:35　-10:06乗鞍岳　-10:10ライチョウ休憩10:18　-11:20天狗原　-11:36銀嶺水　-12:07栂池ビジターセンター

天候

27日　晴れのち曇り
28日　曇り時々晴れ

アクセス

利用交通機関：

タクシー 自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

白馬第五駐車場（無料）
きれいなトイレあり（無料）

駐車場→猿倉　約20分
待機しているタクシーにて相乗りで2900円/合計
（一人当たり約1000円とほぼバスと同等）

帰りは栂池ロープウェイとゴンドラ「EVE」で下山
いつも待機しているタクシーで白馬第五駐車場まで　（3000円以内）

コース状況／危険箇所等

＜道の状況　-　猿倉から山頂＞
・大雪渓
登って左側の杓子尾根から落石多数
・葱平
落石しやすく要注意
・小雪渓
平らに歩道が作られており、安全
・白馬岳
東側は切り立っている
未明にご来光を見に行くには要注意。。と思っていたら霧で行けなかった
残念

＜道の状況　-　山頂から栂池＞
・稜線は狭いので行き違い時にちゃんと譲り合わないとぶつかりそうになる
・白馬大池までは残雪なし
・乗鞍岳から天狗原まで大きな雪渓が3か所あり
急なくだりだがロープは張られており、アイゼンを使うほどではない
ロープは1本なので、登りと下りの譲り合いが必要

＜渋滞発生個所＞
・大雪渓
・大雪渓終了後の岩場（アイゼン外し、休憩するため）
・避難小屋を過ぎたあたりの花畑
・村営頂上宿舎直下

・三国境（分岐と団体の休憩）
・乗鞍岳から天狗原までの下りの雪渓
（のぼりと下りの行き違い。団体ツアーを追い越せない）


＜登山ポスト＞
猿倉にも下山口の栂池ロープウェイ乗り場にも登山指導所あり
登山届を提出し、下山の栂池側にもまだ残雪がある旨のアドバイスをいただく

＜安全指導＞
雪渓の上部、葱平、避難小屋付近、村営宿舎下の花畑付近など、多数の安全指導者がいていただき、アドバイスをしてくださる


＜温泉＞
第五駐車場からすぐ目の前の交差点にある第二駐車場に温泉有り
500円（タクシーなど周辺設備で100円割引券配布あり）
小ぶりだが、なかなかいい感じ
（草津などの温泉の外湯のイメージ）
湯船に入ると1分もたたずに肌がツルツルになる！
気持ちのいい天然温泉だった
ちょっと熱め（43度くらいか？）

＜その温泉の目の前のラーメン屋＞
7/24にオープンしたて！といことでポスターがたくさん貼られていたので入ってみたが、いたって普通。。。残念。。。。

写真

7/27 6:49

朝の白馬第五駐車場
だいぶ余裕あり
タクシーが待機しており、同じタイミングの方と乗合させていただく

7/27 7:05

猿倉までは約20分

7/27 7:08

登山指導所があり、登山届をチェックしていただける

7/27 7:18

いざスタート！

7/27 7:41

さっそく林道から小蓮華の稜線がきれいに見える

7/27 8:06

林道を終えると間もなく

7/27 8:28

白馬尻小屋

7/27 8:29

白馬尻小屋

7/27 8:29

前の広場ではたくさんの方が休憩し、雪渓を見上げたり、準備したりしている
この広場に出ると一気にクーラーのような涼しい風が吹き抜ける

7/27 8:34

いざ、初の雪渓登り！

7/27 8:48

アイゼンを取り付けるために雪渓の取り付き付近で混雑　
その先はすでに渋滞

7/27 8:49

要注意！
ほんとに石が落ちてきます

7/27 8:58

ひたすらひたすら雪渓を登るのは気持ちいい

7/27 9:05

7/27 9:17

石にこの表示をつけられると説得力があります

7/27 9:28

青空に向かって！

7/27 10:00

振り返るとだいぶ雲が上がってきている

7/27 10:23

中間地点あたりから一気に渋滞がひどくなる

7/27 10:28

雲が近いぞ！

7/27 10:33

あぁ
雲にのまれてしまった。。

7/27 10:35

あぁぁ
八甲田山か。。。？

7/27 10:50

葱平の急登を紛らわすために写真をちょっと

7/27 10:50

7/27 10:51

7/27 11:01

赤岩というのでしょうか？

7/27 11:29

ここから小雪渓

7/27 11:29

長くはありませんし、幅のある歩道をきちんと作っていただいており、不安感はありません

7/27 11:38

避難小屋

7/27 11:39

小さい

7/27 11:44

花畑

7/27 11:45

天狗菱の裏に杓子岳

7/27 11:48

また青空に出ました

7/27 11:48

頭上（というのが表現として近い）に村営頂上宿舎

7/27 11:49

左にはまだ大大雪渓

7/27 11:56

花畑

7/27 11:56

マーライオン?

7/27 11:57

花畑

7/27 11:57

7/27 11:58

花畑

7/27 12:01

花畑

7/27 12:02

花畑

7/27 12:18

はい！

7/27 12:24

村営宿舎の直下にある水場
冷たくて、うまい！

7/27 12:27

村営宿舎

7/27 12:30

たくさんの方が長いのぼりを終え、休憩しています

7/27 12:32

右方向に今夜の宿　白馬山荘がはっきりと！

7/27 12:39

杓子岳と鑓ヶ岳

7/27 12:39

尾根に出ると剣岳方面が見えるはずが。。。
今一つ

7/27 12:39

尾根の裏に隠れていた旭岳
早かったので往復も考えたが、白馬岳を優先

7/27 12:39

気持ちのいい尾根道

7/27 12:45

7/27 12:53

食堂とかのある2号館

7/27 12:53

受付は富山県と長野の県境

7/27 13:06

さっそくレストランに入り

7/27 13:09

ビールをいただきます！

7/27 13:43

山頂！

7/27 13:41

三角点

7/27 13:42

これがあの有名な強力伝の！

7/27 13:43

なぜか山の方角が反時計回りにずれているよう。。。

7/27 13:55

コマクサ発見！！

7/27 14:13

山小屋にはいたるところにたくさんのビールが樽で備蓄されており

7/27 15:28

まるでビヤホール状態！

7/27 17:10

館内には昭和大学の診療所あり

7/27 17:10

安心です
ありがとうございます

7/27 17:28

1000人以上を収容するこの小屋の食堂はまるで工場

7/27 17:30

夕飯をいただきます

7/27 18:53

夕陽は旭岳にかかった雲のせいでいまひとつですが　きれい

7/27 18:56

反対側もきれい

7/27 18:57

一瞬　雲の間に

7/27 18:58

7/27 18:59

7/27 19:03

杓子岳、鑓ヶ岳方向もきれい

7/27 19:06

杓子岳、鑓ヶ岳方向もきれい

7/27 19:10

寒くてだんだんと人が減っていく中、空はいっそ言うきれいに

7/27 19:10

7/27 19:11

7/27 19:17

7/27 19:21

日本気象協会の天気相談所！
こんなのがある山小屋は初めて！

7/28 4:53

朝は霧と風がひどく、ご来光は断念

7/28 4:54

今日の天気予報
日本気象協会の窓口に掲示されているだけに、とても安心

7/28 6:10

霧の中を出発
昨日　山頂に行っといてよかった

7/28 6:12

7/28 6:12

いざ！

7/28 6:28

7/28 6:28

頂上！

7/28 6:46

尾根を下ります

7/28 6:52

7/28 7:00

7/28 7:00

7/28 7:01

7/28 7:02

三国境
休憩する団体と行き交う人々で混雑

7/28 7:03

7/28 7:16

7/28 7:27

7/28 7:37

7/28 7:43

7/28 7:49

7/28 7:49

7/28 7:50

小蓮華岳

7/28 7:51

7/28 7:51

7/28 8:05

7/28 8:06

7/28 8:22

今日で一番白馬岳が見えた瞬間

7/28 8:25

7/28 8:31

7/28 8:37

7/28 8:41

7/28 8:41

7/28 8:41

7/28 8:45

7/28 9:09

7/28 9:11

7/28 9:15

7/28 9:15

7/28 9:41

7/28 9:45

池に飛び込む若者たち
気持ち良さそう

7/28 9:47

7/28 10:05

乗鞍岳山頂にある巨大ケルン

7/28 10:06

7/28 10:11

ライチョウさんがクークー鳴いて子供を呼んでいる（左下）

7/28 10:12

同じ場所で今度は左を向いてます

こどもはハイマツの中に隠れてうまく写真には映りません

7/28 10:25

下山途中も雪渓がありますが、アイゼンは付けずに

7/28 10:28

7/28 10:36

雪渓での渋滞

7/28 10:54

7/28 11:16

7/28 11:20

7/28 11:36

銀嶺水

7/28 11:36

えぇ？こんな水飲めるの?

7/28 11:36

と思ったけど湧きだし口を見るときれい

7/28 12:00

ようやく今日のゴール　栂池ビジターセンターを目視

7/28 12:09

霧の稜線に向かってアイスで乾杯

7/28 12:12

ちなみに今日は「野イチゴ」ソフト

7/28 12:19

ロープウェイとゴンドラを乗り継いで下山してきます

7/28 12:21

7/28 12:26

7/28 12:32

7/28 12:42

ゴンドラを下山中

7/28 12:55

こちらの登山口は「ゴンドラ乗り場」に登山相談所があり安心

7/28 13:12

第五駐車場
行きとは別世界の大混雑

7/28 13:37

ちかくの第二駐車場にある白馬八方温泉へ

7/28 13:37

草津などにある外湯の雰囲気を残す
そんなに大きくない

7/28 13:37

その目の前にオープンしたての八方美人ラーメン

7/28 13:44

普通のラーメンでした

撮影機器：

DSC-TX10 SONY

NEX-5 SONY

感想

pandapan

＜安全指導＞
雪渓の上部、葱平、避難小屋付近、村営宿舎下の花畑付近など、多数の安全指導者がいていただき、アドバイスをしてくださる
また、白馬山荘内には診療所があり、同日は第62代の先生が登っていらっしゃるようで、出迎えの若者が出ていた
たくさんの方のおかげで安全な登山をさせていただいている
ありがたい

ちょうど今、日曜の夜に「サマーレスキュー」というドラマが放送されているが、主役の女性に「山をなめてる」と言われないよう、気を付けたいと思う


＜平日でも2畳に3人＞
平日だからすいているだろう。。。と思っていたのだが、白馬山荘　受付時点では「今日は一畳に二人ずつです」といわれショック！
ま、仕方ない。。
結局、最終的には2畳に3人ということになった

去年、二日連続　「一畳に二人」を経験したが、それと比べると圧倒的に楽！
もっと空いていることに越したことはないが。。。

せめて予約している人の分だけでも1畳を確保できないか。。と同部屋の長老たちは不満げだった


＜天気予報は変わりやすい？か、異常気象？＞
天気予報はこの二日間はいいはずだったが、初日は特に午前中は絶好調だったが、昼に近づいてだんだんと雲が多くなってしまった

また、晴れのち曇りの今日も、朝から霧。時々晴れ間
雲が多く眺望は近くの山に限られた

全体的に寒くて花も遅れている中で、最近の地上の高温のせいで雲が多くなってしまっている。。。とタクシーの運転手さんも栂池のロープウェイの方がおっしゃっていた


＜大雪渓＞
大渋滞だったが、そのおかげでまったく疲れを残さないまま登りを終えることができた
いいのか？わるいのか？


＜猿倉の路上駐車問題＞
帰りのタクシーの運転手さんがおっしゃっていた
猿倉の駐車場に入りきれなかったマイカーが路上駐車をしており、今日、バスの運行に支障が出ているそう
ルールとマナーはきちんと守りたいものだ
運転手さんは「マイカー規制するべきだ！」とバス会社とタクシー会社で申し立てるべきだという話が出ていると話していた

我々登山者の利便性を確保するためにも、公のルールは守りたい

この手の話は扇沢でも中房温泉でもよくあるらしい

コメント

hirok

大雪渓はすごい人ですね
pandapanさん、初めまして。

27日栂池から歩いていて、長野側は絶えずガスが上がっていたので、大雪渓はガスの中と思いきや、いい天気だったのですね。

それにしても平日でも大雪渓は人がすごいですね。
個人的には楽で眺望も楽しめる栂池ルートが好きですが。
朝一のゴンドラに乗れば、下りてくる人に会うことあっても、登る人で混雑することはありませんでした。

pandapan

コメントありがとうございます
午前中の早い時間は青空を見上げながらのいい山歩きでした
ただ、混雑した駅のエスカレータのような大混雑で、横を追い越すわけにもいかず。。。でした

栂池ルートで下山しましたが、おっしゃる通り、土曜にもかかわらずそれほどたくさん登ってくる方は多くなく、そちらから三山を見上げながら登って行くのもいいなぁ。。と思いました

次回はぜひそのルートで行きたいと思います

コメントありがとうございました