間ノ岳・北岳
- GPS
- 56:00
- 距離
- 16.6km
- 登り
- 2,220m
- 下り
- 2,221m
コースタイム
- 山行
- 7:11
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 7:11
天候 | 初日:晴れのちにわか雨、二日目:晴れ、三日目:霧雨のち晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2005年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
|
その他周辺情報 | 天恵泉・白根桃源天笑閣 |
写真
感想
毎年恒例のお盆休み・山行は室堂から五色ヶ原、薬師岳を経由し折立へ向かう4泊コースが当初の計画だった。しかし、出発日前後の悪天候が予測され、出発日を遅らせることになった。そのために日程も短縮、行き先も南アルプスの何処かということになった。出発日の朝に協議を行った結果、北岳に向かうことになった。
南アルプススーパー林道は通行規制で、芦安に車を置いて登山口・広河原までバス等を利用しなければならない。駐車場到着とほぼ同時に出発する乗合タクシーに運良く乗車することができ、予定より早い時間に登り始めることが出来た。
広河原より大樺沢を登り、とりあえず二俣の分岐を目指す。テント設営場所を白池御池にするか北岳山荘にするかを二俣到着時の状況によって判断することにすることにする。大樺沢の傾斜はとても緩やかなもので、チョイと重めの荷物も苦にならないほどに楽な登りであった。また、この日は気力・体力が充実し、超がつくほどの絶好調であった。二俣に到着した時点でかなり余裕があった。という訳で・・・・北岳山荘を目指すことになった。
右俣コースと呼ばれる二俣よりも先はチョイと傾斜がきつい登りで、後半にはハシゴなども設置された急登となる。しかし、この日は比較的余裕のある状態を保ちながら、八本歯ノコルまでを登り切った。この暑い時期にも大樺沢には雪渓が残っていた。また、この日の天候は非常に良く、背後には鳳凰三山がクッキリと姿を現していた。
さて、この日のお昼頃に宮城県を中心とした大きな地震があった。関東地方も結構な揺れであったらしいが、この地震に気づかなかった。しかし、同行者はその時間帯に大樺沢にあった大きな岩が転がり落ちるのを目撃したらしい。
八本歯ノコルからは北岳南東側の巻き道で北岳山荘を目指す。北岳山荘まであと少し!というところで遠く背後から雷の音がした。ビビッり速い足取りで北岳山荘までを駆け抜けた。結果論ではあるが、予定よりも早い時間に登り始めることが出来たのは非常にラッキーであった。軽い霧雨状態の中、テントを設営し終えたオイラ達は缶ビールで乾杯をする。
翌朝、日の出前に起床し『とりあえず間ノ岳まで、可能ならば農鳥岳』と、この日も行き当たりばったりの計画で行動を始める。日の出直前、東の空には雲がかかっていたが、厚い雲の切れ間からご来光が臨めた。南アルプスの山々や、富士山や中央アルプスの山々、遠く八ヶ岳・奥秩父の山々を臨むことが出来た。
間ノ岳へは北岳山荘から南方向へ向かう化崗石の砂礫の尾根道を行く。岩稜帯の軽いアップダウンを幾つか越え、中白根岳を経由し間ノ岳に到着する。間ノ岳山頂からは南アルプス南部の山々が臨める。その後、結局は農鳥岳は諦めて来た道を戻った。
北岳山荘に戻り山荘の受付に行くと生ビールで乾杯した。結局この日は各自3杯の生ビールを呑むことになる。乾杯を終え各自山荘付近の散策をするのであった。雷鳥さまの姿を探し、イロイロ徘徊したが・・・・結局のところ雷鳥さまとのご対面は叶わなかった。
翌朝、やはり日の出前に起床、北岳を経由して広河原に下山をする予定である。霧雨状態でご来光はお預けとなった。分岐に差し掛かる頃には霧雨も止み、所々で青空ものぞき始めた。分岐からは北岳を西側に巻きながらアクセスする。途中、ハイマツ林の中の岩の上に雷鳥さまを発見する。また、金環状の虹や2年振りとなるブロッケン現象にも遭遇した。
前年まで北岳山頂の標高は3192.4Mとされていた。しかし、新たに3193.2Mのポイントが確認され標高は3192Mから3193Mに訂正された。北岳山頂からは肩ノ小屋を経由し、広河原10時半の芦安行きバスに間一髪間に合った。芦安を後にし御勅使川沿いの公共温泉場の天恵泉・白根桃源天笑閣に立ち寄り汗を流した。
さて、今回は体調もヨロしく快適な山行でした。高山植物の写真を撮りまくるなど、参加者全員が充実した山行となったのでした。
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