完敗の白馬縦走

2012年07月26日(木) ~ 2012年07月27日(金)

• GPS: 32:06
• 距離: 17.5km
• 登り: 2,011m
• 下り: 1,407m

コースタイム

　(-○○)と有るのは予定から遅れた時間を意味します
7月26日　06:44(-44分)猿倉−08:01(-31分)白馬尻小屋−10:34大雪渓−14:15(-105分)頂上宿舎(泊）15時頃迄休憩その後散策（写真）
7月27日　04:30(-30分)頂上宿舎発−05:30(-45分)白馬岳頂上−06:26三国境−07:30小蓮華山−08:41船越の頭−09:21白馬大池−11:11白馬乗鞍岳山頂−11:46乗鞍下り第一雪渓−12:47天狗原−栂池自然園−

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス

25日　新宿から高速バスで八方バスターミナル　白馬−新宿　往復￥8330
26日　八方バスターミナルから猿倉　￥980
27日　栂池パノラマウェイ　　　　　￥1720
27日　栂池高原から八方の宿　タクシー　￥3500　　

コース状況／危険箇所等

危険箇所
1.自己の過信
2.登りは得意とする処でしたが、背に荷物11.9kg背負っての大雪渓登坂に時間を要　しました。ケースバイケースで荷物は軽くした方が良いでしょう。
3.一般的に大雪渓の落石が要注意でしょう、大雪渓も後半に入ると雪渓上やその境　目に日本猿が沢山活動しています、カラカラと言う音で視線を向けると小石が転　がって行きます。又30センチ大の石が動くのを見ましたワッチが第一です。
4.私は6本爪のアイゼンを使用しましたが、横方向に成ると流れますので（雪がフワフワ）注意が必要と思います。
5.大雪渓の登り時に下山者とすれ違いますが、皆さん膝が大笑い状態で七転び八起　きでハラハラしました。
6.昨年より雪が多く残って居ます乗鞍・天狗原間は特にアイゼンが必要と思いました。
　コースが雪で昨秋と異なりました。大岩地帯を通らず雪渓を行くと少し楽かも
　(2012/7/27の情報)
7.上記を踏まえ私は縦走コースを大きく変更しました。（山頂荘のアドバイザー意見)

写真

25日08:36　新宿高速バスターミナル案内板

25日08:38　CMソングで有名な○○カメラ　この向いがバスターミナル

25日08:38　バスターミナル

25日12:13　梓川SA　ココは名前が”あずみ野”と変わるそうです

25日12:13　梓川SA　ココは名前が”あずみ野”と変わるそうです

26日06:52　猿倉到着後予め用意した登山者カードを届ました

26日07:45　猿倉から白馬尻迄来ました。なかなかのペースです

26日07:49　白馬尻からの眺めです

26日07:53　あれが大雪渓ねー、と未だ余裕です,,
汗でグズグズです。

26日08:01　生ビール700円,トイレを済まし気合いを入れた

26日08:01　

26日09:07　出発して1時間経過,時間が遅い為雪面からもやが上がり始めた　週中でも結構列が出来て居ます
　

26日09:07　雪渓を振り返ると

26日10:34　結構列がバラケテきています約2000mt　

26日10:34　振り返るとこんな感じです

26日11:42　凄く傾斜があります

26日11:42　葱平（ねぶかっぴら）の入口

26日11:42　雪渓を抜け少し行った所でアイゼンを外しました　ココからは岩場を進みます

26日11:42　両側に広がるお花畑！カメラマンが沢山居ましたが、私は余裕が無くなって居ます

26日11:57　両側に広がるお花畑！

26日11:57　両側に広がるお花畑！(イワオウギ）

26日11:58　両側に広がるお花畑！こんな斜度です
2300mt付近 きつ〜い

26日11:58

26日12:08　2360mt付近で紺碧の空にジェト機が上がって行きます　

26日12:08　アルプスに突き立つ槍のようでした　

26日12:08　まだ2400mt手前です、直ぐ横には流れる雪渓が在ります

26日12:09　未だ山荘は見えません！2326mt

26日12:28　2390mt　あの山は何だろう(杓子の肩位か天狗菱と言うらしい、このアングル登坂道に避難小屋が在り入口に公衆トイレでは在りませんと看板が掛けてあった）

26日12:29　先に腕を組んでこっちを見ている人が居る、後少しか！　

26日12:42　又ジェットが表れた飛行コースでしょうか！

26日12:42　2394mt　写真29と殆ど変わらない！時間だけ経過してる（写真内の人物は13分ぶん変化している）　

26日13:28　2540mt　確かに花は沢山咲いています　

26日13:28　2540mtヤマガルさんは余裕で花を撮っています

26日13:28　2543mt

26日13:31　2553mtと書いた注意看板が在ります　

26日13:31　2545mt未だ見えない

26日13:39　2576mt　後少し　この後14時19分にGPS信号途絶え白馬頂上宿舎に入った様です
宿泊手続き後即自販機で缶ビールを購入しちゃいました

26日15:28　2753mt　ビールを飲んでひっくり返り白馬岳は！、、この時明日にしようとのんきに思って居ましたが、起きあがり直ぐに稜線に出ました
写真はテント場上の稜線から観た村営頂上宿舎です

26日15:28　稜線から見た杓子岳

26日15:28　2738mtから見た頂上宿舎のテント場

26日15:29　2738mt　稜線から見た白馬岳

26日15:30　2738mtからの旭岳2867mt

26日15:30　白馬山荘と頂上宿舎の位置関係

26日15:33　杓子岳左肩

26日15:33　向こう奥は小蓮華山か　

26日15:36　白馬山荘と頂上宿舎の位置関係　

26日15:36　杓子・鑓

26日15:40　目指す白馬岳と白馬山荘大きな山荘だ
頂上迄約20分、往復小一時間と言う

26日15:41　2768mt　稜線上の丸山から杓子・鑓ヶ岳

26日15:41　丸山2768mtからの杓子左肩

26日15:42

26日15:42　三国境方面

26日15:43　丸山から鑓ヶ岳2903mt　

26日15:51　イワギキョウ

26日15:55　2867mt旭岳

26日15:55　旭岳から3人パーティが雪渓をトラバースしてきます

26日15:56　頂上宿舎テント場から稜線に出る道に今盛りと沢山のウルップソウが咲いています
白馬の一部にしか咲かないと何処かで見ました

26日15:57　上記通路から白馬岳

26日16:00　宿舎に戻る途中イワヒバリに出会った

26日16:11　杓子・鑓を最後に宿舎に引き返し食事準備（待ち）

26日18:45　食事後サンセット白馬の為丸山に再度上がり暫くファンタスティクな光景を楽しんだ
剣岳が良く見える　これから夕日に染まるアルプス群を楽しむ

26日18:45　以下、山名調査中！”連絡請う”

26日18:45　山名調査中！”連絡請う”

26日18:46 剣岳・立山

26日18:47　丸山手前から写した杓子・鑓ヶ岳
大分暮れねなずんで来ました

26日18:48　山名調査中　山名調査中！”連絡請う”

26日18:48　剣岳...

7/26 18:48

26日18:48　山名調査中！”連絡請う”

26日18:49　山名調査中！”連絡請う”

26日18:49　山名調査中！”連絡請う”右端は旭岳

26日18:53　剣岳

26日18:53　山名調査中！”連絡請う”

26日18:54　オレンジに染まる杓子岳・白馬鑓ヶ岳・この時点では杓子のマキ道を通り鑓のあの尾根を行くんだと決めていました。

26日18:55　剣・立山・右端が判りません！山名調査中！”連絡請う”

26日18:55　雲海と言うか！もやなのか！浮かぶ山々良い感じ

26日18:55　濃いオレンジと成った杓子・鑓ヶ岳

26日18:55

26日18:55　剣岳・3つ山が前後している

26日18:55　3つ山が前後している

26日18:56　もう限界

26日18:58　落ちる

26日18:59　落ちる

26日18:59　落ちた、、浮かび上がる山々山。剣した判らない

26日19:00

26日19:00　白馬鑓後方の雲が染まった

26日19:01　この1分の差って何なんだろう

26日19:02

26日19:05

26日19:05　豚に真珠て聞こえてきそう！！

26日19:08　誰も知らない白馬岳ツリー”山荘の窓灯り）

26日19:08　高高度の夕焼けと成った

26日19:09　撮影ポイントを変えたら鑓の肩と剣岳・そして上限の月　　”携帯だぜ”

今回持参したカメラは1「ドコモ携帯N−01C」　2「LUMIXーFX9」　3「SANYO　ザクティ　フルHDムービー」　殆どの場面でムービーを併用しているのです　荷も重くなる訳です

27日05:30　ご来光を見ようと張り切っていたがガスなのか！日の出カスってしまった（日の出時間04:43位）皆さんご来光だけで上がっている私のザックは12kg超　何処でどうしたのか！何でこの時間、不明ですが宿の出立時間も確認していない。
4時に目覚まし消したからOKと思っていました。ザックの中に2食分のお結びが追加されている。

27日05:31　1分て何だ、一気に雲から日が射した

27日05:31　あっと言う間にガスは蒸散した

27日05:32　特に白馬岳は凄い　後の崖がピークだ

27日05:32　覗き込むとこんな

27日05:32　雲が東から駆け上がり稜線を飛んで行く少しの差で白馬頂上の方が高い

27日05:32　時間的に日の出はもう無し

27日05:39　西側を見るとブロッケン現象が流れる雲に写っていた

27日06:53　三国境を越した辺りで見かけたブロックされたコマクサ

27日06:53　

27日06:54

27日06:54　白馬・杓子・鑓の重なりを楽しむ

27日06:55　白馬・杓子・鑓の重なりを楽しむ

27日06:55　小蓮華方向か！

27日06:55　昨年行った唐松岳も見えて来た

27日06:55　昨年行った唐松岳も見えて来た

27日06:57　コレを上がれば小蓮華山か！

27日06:58　小蓮華の稜線か小石のような肩

27日06:59　白馬・杓子・鑓の重なりを楽しむ

27日07:05　白馬はでかい

27日07:07　白馬はでかい

27日07:07　白馬はでかい

27日07:17　白馬はでかい

27日07:22　何処までも付いてくる白馬の奥行き
この雪庇みたいな雪溜まりの上に沢山足跡がある！

27日07:30　2768.9mt　小蓮華山頂上で記念ショット頭に刺さった鉄剣

27日07:31　小蓮華をかわすと白馬大池が見えた、
何だあれは、水がこぼれそうな地形だなこっちから見るのは始めてです

27日07:43　見る角度でどんどん変わる杓子岳

27日07:43　このアングルは、まるで飛行機の様だ

27日07:54　見る角度でどんどん変わる杓子岳

27日07:55　白馬大池が見えて来ました

27日07:55　未だ大雪渓も見えてるのか杓子・白馬間

27日08:16　小蓮華と大池間に高い山が在ったんだ

　　

27日08:16　この辺りでハイマツからジッジッジッ
とセミの鳴き声がした姿は見えないのでムービーで声を録音してやった。イワギキョウ

27日08:28　2日めの歩きはつま先が痛いが歩きやすい尾根道だコレを越えれば大池か

27日08:41　ツルッとした天辺に標識が在った”船越の頭”

27日08:41　大池は見えるが未だ遠いぜよ

27日08:42大池は見えるが未だ遠いぜよ2

27日08:52　大池は見えるが未だ遠いぜよ3

27日08:54　目先を誤魔化す様にハクサンシャクナゲが咲いている

27日08:55　大池は見えるが未だ遠いぜよ4　

27日09:01　つま先が痛いので踵から着地するように歩く、乗鞍のケルンが見える

27日09:01　蓮華温泉方向に水がこぼれそうなこの目線

27日09:17　大池手前にケルンが沢山在った

27日09:18　沢山2つ！

27日09:21　あと少し

27日10:10　大池のテント場

27日10:17　来たぜよ！やっと

27日10:34　足の指にテーピングを追加し乗鞍に向かう

27日10:45　乗鞍側から白馬大池山荘を振り返ると、UFOが飛んでいる！

27日10:46　去年はこの辺りで弁当を食べた

27日10:59　UFOは雷鳥らしい　大池とハイマツの境目中央付近着地直前の鳥が写り込んでいる

27日10:59　大池からの登りは結構きつい

27日11:10　ルミックスでセルフタイマー標識横のお父さん足が5回攣ったそうですこの方も1人登山

27日11:11　乗鞍のケルン

27日11:11　ケルンと標識の中間路肩で荷を降ろし残りの弁当をパク付いた、朝1ヶ　昼1ヶのおにぎり

27日11:46　情報通りに乗鞍の下りに雪渓が待ち構えていました。ココはアイゼンで安全に！
昨年10月来たとき大岩を選んで歩くきつい登山道ですが、逆にそこを通らずに済むので有り難かった

27日12:59　ココが最後の雪渡り
この手前に60mt位の雪渡り在りでもロープが在りました

27日12:59　雪だまりを渡りチョットだけ楽道

27日13:00　チョットだけ楽道→この後大石下山道あり

27日13:30　やっと木道、ココだけ超楽ちんしかし未だ下りは続く

27日14:30　やっと開放され先ずはソフト

27日14:50　この後ゴンドラ駅に向かう（クルマユリ）　

木道に出たときはハー死にそう何て言いながら歩いた、その死にそーからが又永かった
　

蛇足：ブログに大雪渓はピッケルとアイゼンが必要と書いて有ったので急遽制作してみました。
白馬尻小屋で装着後に雪渓を上がったが！
雪が柔らかく使う機会が無かった（笑ヘヘ）

撮影機器：

LUMIX DMC-FX9 パナソニック

感想

mitsjmax

完敗の意味：登山計画と予定を自分が未熟な為ヒックリ返りました、大雪渓を上がり左へコースを取り杓子・鑓ヶ岳と進む予定が、アドバイサの意見でアッサリ正反対の右コースに行ってしまいました。それだけ自信がが無かったと言うことです。
自分の計画を貫けなかったと言う意味で完敗です。

1．
今回白馬縦走！と題し計画を造りましたが、ザックの重さがコース変更を余儀なくさせられました。
2．
白馬村営山荘でアドバイザーに当初予定コースであった鑓温泉帰路について情報を頂いたが、私の猿倉−白馬間のコースタイムでは危険と指摘されました。無論大雪渓を下山コースにするのが一番早いが、ココは時期的に避けた方が良いとの事でした。（どのコースにしても、1泊プラスし2泊にすべきと言う）
結果昨年来た事のある白馬大池・乗鞍岳・天狗原・自然園のコースを選択しました。
しかし乗鞍・天狗原間は未だ雪渓が3ヶ所残って居るので慎重に下山するよう話が有り、登山届のルート変更を鑓温泉・猿倉を大池・自然園に変更手続きを行いました。（登山届のコピーを持って居たので変更容易でした）
3．
体力も去る事ながら、行動記録のGPSロガー電源を2区間で投入忘れや電池切れを気が付かず失敗しました。
4．
他にも失敗が有りましたので山行記録内で紹介します。
5．
今回は、結果的に山中1泊で正解だと判明しました、何故、、、
下山した翌日足首・膝がパリパリで水平部を歩くのがやっとでした（笑）登り階段は平気でした。もし大池でもう1泊したら下山出来なかったと思います。

要は体力不足・歳・ザックの重量等のバランス不良が有ったと思います

2010年5月に栂池自然園を訪れた時に目にした白馬岳の写真が夢の始まりでした。
昨年7月に木曽駒ヶ岳、9月白馬唐松岳、10月白馬大池と経験し本年2012年箱根の明星ヶ岳・明神ヶ岳・金時山で調整した積もりが今回の白馬縦走と成った訳です。

当初コース：猿倉−白馬岳−杓子岳−白馬鑓ヶ岳−鑓温泉−猿倉
変更コース：猿倉−白馬岳−三国境−小蓮華山−白馬大池−白馬乗鞍岳−天狗原−栂池自然園

※テント担いて縦走と高言したが夢は夢で寝て観ます