◆北海道遠征疲労困憊の極み・後方羊蹄山〜京極コース
- GPS
- 06:17
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 1,478m
- 下り
- 1,473m
コースタイム
----------------------------------
08:41 京極登山口 気温25度
08:59 一合目 頂上めざしてガンバロウ
09:13 二合目 マナーを守って楽しい登山
09:29 三合目 無理せずにまず一服
09:53 四合目 タバコで燃やすなこの自然
10:16 五合目 自然を壊すな汚すな大切に
10:47 六合目 忍耐の一歩 努力の前進
11:08 七合目 足元に気をつけて
11:32 八合目 高山植物を大切に
12:06 九合目 もう一息だ
12:18 真狩岳(三角点)
12:30 後方羊蹄山山頂 気温18度
14:57 京極登山口
所要時間6時間17分 累積標高差±1446m 移動距離9.96km
天候 | 曇り(予報は雨) |
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過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
船
http://www.sunflower.co.jp/ferry/index.shtml 北の道ナビ 北海道道路情報総合サイト 出発地と目的地を選んで距離・時間の計算 都市や観光地を指定して検索可能。車で行くなら便利。 http://northern-road.jp/navi/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆登山口・駐車場・トイレ・ポスト ○京極コース登山口駐車場 未舗装、見た目10台程度、街灯、自販機、トイレ、一切なし。 最寄りの公衆トイレは、道の駅きょうごくにあり。 ポストは登山口にあります。 登山者名簿に記載すると、シーズン終了後に認定証を郵送しれくれるそうです。 ◆危険箇所等 ○一箇所だけ2メートルくらい下る箇所を除けば、山頂まで一直線の登りです。 山頂直前まで樹林帯の中で視界は開きません。 とにかく、もくもくと登るだけで、かなりストイックです。 九合目から上は、砂礫状で急坂なのでズルズル滑りまくって、なかなか前に進みません。かなり不愉快。下りは注意。 羊蹄山に登る最短コースですが、極端なストイックさがたたってか、京極登山口から登る人は少ないようです。 ◆温泉 ○ニセコ昆布温泉・鯉川温泉旅館 ¥500 10:00-21:00 源泉掛流し 北海道磯谷郡蘭越町湯里592 0136-58-2111 http://www.d1.dion.ne.jp/~koikawa/index2.html ○まっかり温泉・真狩村温泉保養センター 日帰施設 \500 10:30-21:00 源泉掛流し 未湯 北海道虻田郡真狩村緑岡174-3 0136-45-2717 http://www.makkari.info/kanko_guide/guide1/ ◆バッチ ○倶知安町役場観光課 ¥500 庁舎に入ってすぐ右手。 ○羊蹄山避難小屋 ¥500 シーズン中は管理人が常駐しているらしい バッチは1種類のみで、どちらも同じデザイン。 かつて販売していたらしい倶知安観光協会に電話してみたら、扱っていないそうです。 |
写真
感想
北海道遠征最終日。実は、体力的に限界に近いです。もうへろへろ。
こんなんで、標高差が1500mくらいある羊蹄山に登れるのだろうかと、
心配になりながらも、何とかなるさと何の根拠もなく甘い見通し。
当初の予定では、道の駅きょうごくにて車中泊をする予定だったのですが、
移動の途中で力尽きて、道の駅フォーレスト276大滝にて車中泊する。
ここの夜間用トイレは、あまりきれいとは言いがたいものがあります。
すぐ隣にあるきのこ王国のトイレのほうがどうもきれいなようでした。
道の駅フォーレスト276から京極登山口までは37キロ。1時間はかからないですかね。
登山口に到着。もう9時近いのに、車は一台もとまっていない。
ま、予報では雨だからね。こんな日に登るのは、よほど酔狂な人だけでしょう。
気にせず、出発。暑い。曇っているのに、とにかく蒸し暑い。
いつしかタオルがビショ濡れ。絞ると汗が滴り落ちるほど。
この蒸し暑さに加えて、樹木で何も見えず。たまに視界が開けても、ガスで何も見えず。
山頂まで行って、ガスだったらお鉢巡りはやめておこう・・・と考えていたのが、
いつしか、山頂がガスならお鉢巡りを断念するいい理由になるな、と。
とにかく退屈で苦痛なだけの一本調子の登りに、さっさと下山して温泉にでも入りたくなってきました。
もう何でもいいやとばかりに、山頂にて真っ白な写真を撮り、少しばかりはれた火口を眺めて下山。
下山の途中でエゾシマリスに逢えたことだけが救いでした。
下山後。羊蹄山ふきだし湧水で水をペットボトルに汲んだあとは、倶知安町役場へバッチを買いに。
今はここと避難小屋だけでしか売っていないと役場の人は言っていました。
次。ニセコ昆布温泉・鯉川温泉旅館へ。昭和の時代から使っている浴槽は、かなりの年季の入りようですが、湯は析出物過多でよろし。内湯と露天のみ。
入浴後は、苫小牧フェリーターミナルへ向けて出発。
フェリーに乗船してからは、
去年の続きから登った雄阿寒岳
ヒグマの脅威に怯えながらも奥深い自然を堪能した羅臼岳
予想外に険しかった斜里岳
一年越しの悲願だったエゾナキウサギを存分に撮影できたニペソツ山
何も見えずただ苦痛なだけだった後方羊蹄山
のことを感慨深く思い出しながら、ベッドに横になり目が覚めるまで眠りました。しっかし、百名山ばっかり。
記録のタイトルは、適当なのが思いつきませんでした。
数えてみたら、丁度80座目だったというわけです。
そして・・・そして残った幌尻岳・・・。
本日の走行距離192キロ
北海道遠征総走行距離1808キロ(大洗港〜自宅までの往復約300キロを含む)
ソロならではの機動力が良いですね。
車中泊+日帰りで連続5座の遠征が出来るのも今だけだと思いますから
なおのこと羨ましいです。
ところで、北海道にて新しいお姿になられたようで・・・
特別、ソロを志向しているわけではないのです。
そろそろソロはご遠慮したいお年頃なのですが、一向に、ご縁がありません。
今回の北海道遠征中に人生のソロについて、悩みに悩みぬいたら羽が抜け落ちてしまいました。
もう飛べなくなってしまったので、鳴きながら可愛く走りまわるだけです。
連続5座は厳しかったです。山に登るよりも、車での移動が相当に。
地元の車はビンビン飛ばしているし、鹿は飛び出してくるし。
キタキツネは道路のど真ん中で寝ているし。
去年と違って、天気が良かったので大満足の北海道でした。
帰ってきてから、各地でかき集めてきたご当地の観光案内を見るにつけ、まだ食べていない名物などが無数にあり。
また行かなければならない理由ができてしまいました。
特に、苫小牧のホッキ貝。苫小牧はホッキ貝の漁獲量が日本一だとか。勉強不足で知らなかった。
フェリーの時間調整の際に、食べに行けばよかった。ホッキ丼を。
北海道遠征、お疲れさまでした!
いや〜、毎回楽しませていただきました。
リスが毎回登場するとは思ってもいませんでしたよ
羊蹄山の天気は残念でしたね。
moglessさんは百名山のうち、八十座も登っているんですね。すごいな〜。
夏休みに特に何も考えずに北アルプスでダラダラテント泊しようと思っていましたが、moglessさんの北海道遠征を読んで、「こうゆう攻め方もアリだなあ」と思いまして、夏休みは東北ダラダラ山巡りにしようと決めました。
北アルプスは混むし
勉強させていただきました〜
私も、毎回、リスに遭遇するとは思っていませんでした。
去年は、大雪山とトムラウシ山でしか見かけなかったのに。
今回は、天気がよかったためか、動物達も登山道上に出てきて、楽しく遊ばされていたのでしょう。
良い思い出となりました。
羊蹄山の天気はいまいちでしたけども、他の山々が、事前の天気予報をはじき返して快晴でしたので、まあ、満足です。
80座は、この記録のタイトルに適当なフレーズが思いつかなかったために、そのようになっています。
「リス図鑑」は雄阿寒岳で使ってしまっているし。
この羊蹄山は、あまりにも何もなかったので、タイトルを考えるのは苦悩しました。
80座か。長い時間がかかったようでもあり、あっという間だったような気も。
残すところ、20座。最短コースを往復するだけではなく、楽しめるコースを満喫したいです。
といっておきながら、今回の羊蹄山は最短コースの往復だったり。
まあ、北海道にはそうそういけるものではないですから、これはこれでよいのです。
北アルプス、ダラダラテント。私もお盆を過ぎたら、たまには北アルプスにでも、行ってみようかと考えています。
高山のテント場で耳栓など使いたくないですからね。
夕暮れ時のテントサイトにこだまするコースタイムを大幅にはずれた方々の「着いたーーっ!!」が響き渡ると、付近の寝静まったテントから殺気がみなぎっていくのが分かるのが面白いです。
先生も大変だなーとは思いますけどね。
東北ダラダラ。羨ましい。東北の山も北海道に劣らず、奥深い名峰ぞろいかと。
特に印象に残っているのが、鳥海山と八甲田山。
八甲田山など、山頂からは地図で見るような青森県の「形」がわかります。
つまり、津軽半島と陸奥湾と下北半島までもがくっきりと見えて。
遠くには岩木山がそびえて、下山後には、登山口に名湯酸ヶ湯温泉が。
酸ヶ湯温泉の白濁した硫黄泉は堪えられません。おすすめです。
moglessさん、こんばんは。
実はまだ具体的に予定が立っていないのですが、ぼんやりと早池峰山、秋田駒が岳、白神山地、鳥海山あたりかと考えていました。
八甲田山、お話聞いて行きたくなりました。温泉も含めてぜひとも行ってみようと思います
お盆の北アルプスでは耳栓は必需品ですよね。困ったことに。
東北情報ありがとうございました!
ダラダラ行ってきます〜
おお、早池峰山。えーと、この時は、どこの温泉に入ったけか。
確か、青森県弘前市まで移動して、温湯温泉・鶴の名湯(¥200)に入ったような記憶が。
秋田駒ヶ岳。登ったことはありませんが、付近は温泉好き垂涎の乳頭温泉郷があるではないですか。
私は、その中で鶴の湯温泉しか入ったことがありませんが、いずれもおすすめにまちがいありません。
秋田駒ヶ岳に登った際には、乳頭温泉郷をソウナメにしてしまいたいと考えています。
白神山地。白神岳でしょうか。登ったことはありませんが、付近にはかの有名な黄金崎・不老ふ死温泉があります。
日本海に面した露天風呂で、白神岳に登った際には、入浴したいと考えています。
鳥海山。こちらは、鉾立?(鳥海ブルーラインのところ)から登りましたが、変化に富んだ登山道でおすすめです。
下山後に、どこの温泉に入ったかは、いまいち定かではありませんが、たぶん道の駅・象潟温泉に入ったような気がします。
建物の5階だか6階に浴室があり、日本海の沈む夕日をみながら入浴できる、ということだったので、わざわざ日没の時間帯に、入りに行ったのですが、ガラスが曇っていて見えませんでした。
八甲田山の周辺には、一軒宿の温泉が無数にあります。
酸ヶ湯温泉の他、谷地温泉も良かったです。
八甲田山は、ちょうど私が登ろうとした前の日に、遭難者が出たそうで。
前日に登山口で車中泊をしていると、夜遅くまで消防の人が、30人くらいがんばっていました。
シャツ一枚で登ったあげくに、疲労で歩けなくなったそうです。
東北の山と聞くと、いろいろと思い出してくるもので。
私も昨年の9月に羊蹄山に登りました。
比羅夫からですが登りはじめから小雨が降っており、山頂では全く展望がありませんでした。でも下山を始めると一瞬晴れ間が見えて、それだけで満足の間でした。
その後ニセコスキー場まで歩いてニセコアンヌプリの避難小屋に一泊しました。天気は回復して、その途中で見た羊蹄山の赤富士は印象的でした。またアンヌプリ山頂での青と赤の深い夕焼けもすばらしいものでした。
やはり北海道はスケールが違いますね。
こちらこそ、はじめまして。
一瞬でも、晴れ間があったというのは羨ましいです。
この日は、全く何も見えませんでしたから。見えても、せいぜい火口くらいでした。
何で、このような日に登らなければならないのだろうかと、汗で湿ったタオルを絞りながら、考えていました。
まあ、休みに限りがあるから・・・ということだけなのですけど。
赤富士・・・なにやら、素晴らしい光景をご覧になったご様子。ご記録を拝見させていただこうかと思いましたら、ヤマレコ登録前のことでしたか。
moglessさん
もし興味がおありでしたら、拙いブログですがこちらをご覧ください。
http://tochimochi.blog.so-net.ne.jp/2011-09-18
見事な赤富士のお写真。私もあのような羊蹄山の時に登りたかったです。
この日は、深夜便のフェリーにて関東に帰る日でしたので、まるっきし、ノンビリすることができませんでした。
下山後に温泉につかっていても、何か落ち着かず。
あと、キタキツネの写真がよいですね。キタキツネは、夜中の国道沿いではよく見かけましたけども、ブログにあるような、こちらを向いているきれいな写真は撮れませんでした。
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