記録ID: 21308
全員に公開
アルパインクライミング
槍・穂高・乗鞍
奥穂高岳・南稜
1994年04月25日(月) ~
1994年04月26日(火)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 12.3km
- 登り
- 1,848m
- 下り
- 1,836m
コースタイム
4月25日 長野(3:00)→松本(4:00)→上高地駐車場(5:30)→岳沢登山口(6:00)→岳沢ヒュッテ付近C1(9:00)泊
4月26日 岳沢ヒュッテ付近C1(6:00)→南稜取り付き(6:30)→奥穂高岳(11:00ー30)→前穂高岳(14:00ー30)→奥明神沢のコル(15:30)→岳沢ヒュッテC1(16:30)→上高地駐車場(17:30)
4月26日 岳沢ヒュッテ付近C1(6:00)→南稜取り付き(6:30)→奥穂高岳(11:00ー30)→前穂高岳(14:00ー30)→奥明神沢のコル(15:30)→岳沢ヒュッテC1(16:30)→上高地駐車場(17:30)
アクセス |
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写真
撮影機器:
感想
岳沢から奥穂直登の奥穂南稜ルートを登る。岳沢ヒュッテの近くにテントを張る。小屋では小屋明けの準備で雪かきをしていた。9時に岳沢についてしまい、その後は酒をのんで名取さんとバカ話をしてゲラゲラ笑っていると、小屋のご主人が「おぅ、エラい盛り上がってんな!」と笑って声をかけてくだすった。
翌朝一番、南稜に取り付く。大滝の左のルンゼを詰め、急な雪面を登っていくと、上高地の盆地がどんどん全景を見せてくる。岳沢は絶好の展望台だ。乗鞍、御岳、富士山もみえた。南稜核心のトリコニーもノーザイルで右を巻き気味に登る。岩稜、雪稜を登り、ぞっとする様な急斜面もスタスタ上がる。落ちたらやばいがザイルを出す程でもない。南稜頭付近では雷鳥のつがいが現われ、かなり近づいて撮影させてもらった。白い羽根の一部が茶色くなりかけていた。
奥穂の山頂でジャンダルムを眺め、今回コブ尾根にしなくて良かったと話す。前穂までの吊り尾根は雪が半分、岩が半分。前穂から涸沢を眺め、明神岳とのコルに下る。夏道のようだが、踏み跡程度で、ガレ場の変なところのクライムダウンもある。コルについて新しい足跡を見つける。そういえば今日は清野さんが明神岳の東稜を登ったはずだ。この急なルンゼでいきなりシリセードをやった跡がある。この過激ぶりはきっと清野さんにちがいないと名取さんが断言する。
最初はためらいがちながらも、間も無くシリセードであっというまに岳沢へ滑り降りると、案の定清野さんが手を振って迎えてくれた。岳沢小屋のあるじにあいさつして上高地へ下る。
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