望岳台から十勝岳・美瑛岳／北海道のへそ巡りと花の絨毯

2012年08月04日(土) [日帰り]

• GPS: 06:50
• 距離: 16.7km
• 登り: 1,536m
• 下り: 1,532m

コースタイム

(0553)望岳台駐車場
(0615)白銀荘分岐
(0630)雲ノ平分岐
(0640)十勝岳避難小屋
(0647)標高1380m道標
(0724)昭和噴火口・標高1720m道標
(0808)十勝岳山頂
　※休憩（〜0825）
(0940)美瑛岳分岐
(0952)美瑛岳山頂
　※昼食（〜1017）
(1052)美瑛岳分岐
(1207)雲ノ平分岐
(1233)望岳台駐車場

天候

晴れ時々曇りもしくはガス

アクセス

利用交通機関：

自家用車

・望岳台駐車場（約50台/無料）
　※十勝岳望岳台レストハウス（売店）あり
　※トイレあり
http://www.gutabi.jp/spot/detail/671

・その他の登山口の様子
http://www.kamifurano.jp/tokachidake/climbing.html

・上富良野駅からは上富良野町営バス
http://www.town.kamifurano.hokkaido.jp/contents/01soumu/0140sharyo/busindex.htm

コース状況／危険箇所等

登山ポストあり。

危険な箇所
・雲ノ平〜美瑛分岐間のロープ・鉄梯子
・十勝岳山頂周辺で、火山特有の登山道不明瞭箇所

望岳台登山口〜十勝岳山頂
・天気が良いなら危険な箇所もなく登山道も明瞭
・昭和噴火口と十勝岳の肩への2箇所は若干急登。
・十勝岳直下の沢横を通る時はケルンを頼りに進む。
・十勝岳山頂はあまり広くない。

十勝岳山頂〜美瑛岳山頂
・平ヶ岳付近は広い場所のためケルン頼りに進む。
・鋸岳は巻きます
・鋸岳の裏に砂走りの下りがあります。（須走りの様です）
・鋸岳〜美瑛岳は広々としたお花畑で花の絨毯になります。
・美瑛岳は岩山で山頂もひろくありません。

美瑛岳山頂〜望岳台登山口
・まず岩場の急斜面（逆では急登）になります。
・這い松になると藪こぎなり、登山道は雨水でえぐれてます。
・美瑛岳分岐からポンピ沢に降りる岩場で3点支持が必要。
・悪天時のポンピ沢の渡渉は注意が必要。
・えぐれた沢（雪の川）に降りるとき、鉄階段とロープ場が
　あり、あまり安全とは言えないので注意。
・雲ノ平で合流して、あとは望岳台まで富良野の大地を眼下に下ります。

◆展望
森林限界以上は視界を遮るものがないので、天気が
良ければ展望が非常にいいです。
南に芦別岳、夕張岳、北にトムラウシ、旭岳。

◆山バッチ
望岳台レストハウス（500円）

◆下山後のお勧めスイーツ
サンタのヒゲ（国道237号ぞい、中富良野）
http://popurafarm.com/santaclaus-beard/

■立寄りの湯
・吹上温泉保養センター 白銀荘
http://www.navi-kita.net/shisetsu/hakugin/
　※熱さの異なる露天風呂数種類やサウナもある。
・カミホロ荘
http://tokachidake.com/kamihoro/
・十勝岳温泉 凌雲閣
http://www.n43.net/report/koyou/tokachidake/ryounkaku.htm

写真

『吹上温泉保養センター 白銀荘』きれいな小屋です。
横にキャンプ場もあります。

望岳台駐車場

登山ポストあり

望岳台から十勝岳方面

ウラジロタデ

イワベンケイの花後とエゾオヤマリンドウ

雲ノ平分岐

ここから登ります。

十勝岳避難小屋

標高1380m道標の岩場の登り

昭和噴火口

昭和噴火口おくは美瑛岳

荒野を進みます

左手には鋸岳の尾根

ケルンに沿って進みます。

氷河のような雪渓の川

麓の雲海へ雪の川が流れます。

再び登りになります

振り返ると良い展望です。

前十勝は立ち入り禁止です。

最後の登りになります。

富良野岳です。

芦別岳をズーム

夕張岳をズーム

山頂の三差路

十勝岳山頂です。

山頂から富良野方面

旭岳方面です。

美瑛岳へいきます

広い荒野です。

振り返ると十勝岳。
西部劇のロケ地にできそうです。

鋸岳は巻きます

ザクザク長い砂走りが続きます。

奥に雄大な美瑛岳です。

お花畑の始まりです。
ミヤマクロスゲ

イワブクロ

メアカンキンバイ

花の絨毯です。

ミヤマアキノキリンソウ(コガネギク)

エゾオヤマリンドウの絨毯

美瑛岳が迫ってきました

岩を登ります

チングルマの花後の絨毯

ウサギギク

チングルマの花の絨毯

可愛いミヤマリンドウ

ウコンウツギの花束

イワブクロ

美瑛岳への分岐

あれが美瑛岳山頂です。

美瑛岳山頂

山頂裏の絶壁

美瑛岳から下山途中の十勝岳の全容。

足元に蝦夷シマリスがでてきました。

愛くるしいです。
全然逃げません。

ゴゼンタチバナ

元気の良いウサギギク

ミヤマリンドウ

ハイマツの間を藪こぎで進みます

美瑛岳分岐

岩場の下りを用心しております

ポンピ沢の渡渉

えぐれた枯れ沢です。

鉄梯子で降ります

対岸はロープで登るようです。

底は天然の冷蔵庫です

おもちゃの花の様なエゾコザクラ

マルバシモツケ

イワヒゲ

メアカンキンバイ

雲ノ平で合流

富良野の大地がみえます

望岳台駐車場とレストハウス

有難う十勝岳！

サンタのヒゲのスイーツ。
お勧めです。

夜は札幌ススキノのラーメン横丁へ

感想

Non-Day

・春頃むくむくと北海道の山に行きましょうと企画が持ち上がり、北海道にきました。
・初日は、千歳空港から「吹上温泉保養センター 白銀荘」に直行です。
・白銀荘は自炊小屋なので、途中千歳のイオンで食材を買い出しして、温泉を堪能したあと
　その食材をつまみに小屋で酒盛りです。
・当日は、朝早く正面の望岳台に到着して、ヤマレコにレポートがあった羆を
　気にしつつ十勝岳に向かって出発しました。
・多少標高差はあるものの、見晴らしが良いのでそれほど苦にならない登りになります。
・この十勝岳は火山のためか植物がまったくない荒野を歩いていきます。
・山頂は狭いものの360度の展望があり、富良野岳へ続く尾根道も気持ちがよさそうです。
・十勝岳から美瑛岳へ登山道は、途中ザクザク歩ける砂走りや、花の絨毯が広がるお花畑など
　バラエティーがあり、とても楽しくなります。
・この一斉に花が咲いた北海道ならではのお花畑は、北アルプスよりすごいかもしれません。
・一方、美瑛岳から望岳台への登山道は、這い松の藪こぎや沢の渡渉など登山道が一転します。
・とにかく羆が出ないように祈りつつも楽しい周回を回ることができました。
・また下山したあとも、偶然に見つけた中富良野で美味しいスイーツも堪能できました。
・今回はいろいろ準備していただき、有意義な北海道へそ巡りができましたのでtenpaiさんには感謝したいと思います。

◆宿泊施設
吹上温泉保養センター 白銀荘
・自炊一泊温泉付き（2600円安い）
・温泉はサウナや露天風呂もあり、シャンプー・ボディーシャンプーは備え付け。
・電子ポット、電子レンジ、鍋、食器、皿は無料で自由に使って良い。
・ガスは有料。