どぴ〜かんの大雪黒岳からお鉢平 Sptaka 2012summer 北海道ツアー 2/4
- GPS
- 08:30
- 距離
- 12.9km
- 登り
- 941m
- 下り
- 934m
コースタイム
行動8時間半
登高合計1000m
山で会った人 100人
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天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
グレートサミッツ国内編 NO34 大雪黒岳から御鉢平
昨年の冬に、層雲峡の黒岳スキー場から、黒岳頂上を目指したが、直下で敗退した。35度の傾斜にモナカ雪。無理はせずに滑り降りたが、正直に言うと、黒岳とはつまらなかった。ただの急斜面。
だからこの夏にまたきた。
笹っ原とハイマツ、そこのお花畑で、やっぱりリフトを降りると急傾斜で、鼻の先に青笹があって、いつまでも視界が狭いし、朝からの強烈な日差しで、汗ダラダラなのだ。歩が遅くて、2時間かけてやっと登りきり、頂上。瞬間あ然となった。
井戸から這い上がったというか、刑務所から解放されたというか、10キロ先まで視野が開けた。その先に大雪山があり(見えないが)、手前に大きな御釜。それは直径が3キロくらいはあるんですか? 宇宙基地のように、超巨大に迫ってきた。
こんなのは詐欺でしょ。黒岳が面白いか、つまらないかは、最後のほんの10mを登りきるか、その手前で敗退するか。付け加えるなら、天候がいいか悪いか。
噴火口の外輪山にそって、北鎮岳があり、間宮岳があり、北海岳があり、カルデラ外輪山だと言ったら、「お鉢平」と言ってくださいといわれた。そうですか。平とは御釜の底のことだと思うけど。有毒温泉と書いてある。
黒岳とは、外輪山よりも下流の、台地末端の一峰に過ぎなかった。すべてが2100mオーバーなのに、黒岳の1900mはやはり低い。でもそういう大展望のスタートが黒岳だったなんて、みんな知ってんのかなほんとに。
頂上から石室の方にいく。そのままどんどん北鎮岳へ。北鎮とはただの丸っこい山で、でも大雪の次に標高があるからみんなこちらを選ぶのだが、本当にそうか?と途中で思った。
ちゃんとお鉢を一周できるか不安で、北鎮分岐から往復の30分の登頂を省略。見るだけで十分。その先、いよいよ、外輪山向こうの本峰、大雪が見えてきた。そうだよね、北海道最高峰の大雪は、せめてしっかり見なければ。登らなくても遠方から見学するよ。
のっぺらぼうな間宮岳の分岐から、「いずれ、近い将来登ってあげるからね」と、今回もパス。周遊のお鉢平に沿って、もどる方に進む。
やはりこちらは展望がいい。トムラウシが見える。初めて見るのに分かるか? いや、地図を広げれば分かる。もしかして、その右隣に見えるのは、先月登ったオプタテシケかよ。後で調査の人に聞いたら、その通り、感激だ。今日は本当に天気がいい。なのに石狩岳とか、ニペソツは、雲のなかだ。
帰りの道は、北海岳を過ぎたあとに、一旦沢に下る。それが火口御釜の中心から流れる沢で、有毒温泉とか言わる。でも枝沢の水を飲んだら、ものすごく美味しいのだ。豊富な残雪から流れてくるし、とても冷たい。
流れを渡って登り返して石室、来た道戻る。リフトから黒岳への上りは相当辛かったが、今度はそれを下る。観光客がここまで限定で上りきって「ガスで何も見えないねえ」とは、リスクが多すぎないか。昼を過ぎたら、やっぱり一面はガスだ。上りの半分の時間でリフトまで戻るけど、でも辛いよ、標高差400mあるんでしょ。
大雪は雄大だった。
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