【初冬期】鳳凰三山
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- GPS
- 13:23
- 距離
- 23.9km
- 登り
- 2,227m
- 下り
- 2,626m
コースタイム
- 山行
- 4:51
- 休憩
- 1:50
- 合計
- 6:41
- 山行
- 5:42
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 6:35
天候 | 暴風⇒強風⇒曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雪が無い! 水に注意 |
写真
装備
個人装備 |
テント
ガス
ガソリン
ワカン
ごはん
|
---|
感想
1日目
夜叉神〜夜叉神峠〜辻山〜南御室小屋〜薬師岳小屋〜薬師岳〜観音岳〜薬師岳小屋(テント)
2日目
薬師岳小屋〜薬師岳〜観音岳〜地蔵岳〜観音岳〜薬師岳小屋〜南御室小屋〜辻山〜夜叉神峠〜夜叉神
クリぼっち企画で一人で行ける雪山に。
北アルプスは、費用がかさむし、八ヶ岳は、人が一杯居るし。
という事でお手軽な鳳凰三山へ。
さすがに雪は少しはあるだろうと期待して夜叉神から入山。
予想通り入山者はおらず、日帰りの3人組と同じく薬師岳小屋3人組の2パーティのみ。静かな山歩きが楽しめそうだ。
<2019.12.21>
この日は晴れ予報ではあったが、夜叉神峠を越えると、爆風が吹き荒れる。
翌日も悪天の予報。おかしいなぁと思いつつ進むが、風は強まる一方。これは敗退かな…と思いながら高度をあげて行く。
この所、毎週土曜日の天候に恵まれない。 今週もまた土曜日が悪い。
しかも今回は日曜日まで悪いときた。毎週毎週天気が良くなく霹靂とする…
辻山手前まで全くといっていいほど雪が無い。
しかも、最近雨が降っているらしく、雪では無く氷化した雪が広がる。
これは薬師岳小屋に行っても雪が無いのか?
雪が無ければ水が作れないので、持っている水は自分が今テルモスに居れている1リッタ(正確には900ml)これしかない。 そうなると敗退するしかない…
そう思いつつ、辻山を通り、南御室小屋へ向かう。
今回初めて辻山経由にしてみた。 理由は友人が結構辻山の山頂で張っていて、そこからの景色を良くSNS上にあげていたからだ。 辻山からの白峰三山の景色はなかなか見ごたえがあった。 そして、南御室小屋の看板に、湧水。天然水♪との記載があり。
もしや水が取れるかも? と期待を胸に南御室小屋へ。
キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!! と今にも凍りそうではあったが、かろうじてまだ水が出ていた。これは助かった!
翌日の行動分併せて3リッター程追加。 ザックはかなり重くなるが、背に腹は代えられないと 薬師岳小屋まで担ぎあげる。
薬師岳小屋で前の日に泊まっていた人達とすれ違う。
稜線上の風の様子や雪の量などを確認すると、風は20mオーバあり私の装備だと、飛ばされ危険!との事。
雪はくるぶし程度あるが、水を作るほどではないとの事であった。
やはり水を担いで正解だった。
薬師岳小屋に着くと先行者はおらず早朝に入山をされた日帰りの方が下山をしようとしていた。
冬季小屋をお借りしてCheckIn。
完全装備をしてとりあえず薬師岳を目指す。 森林限界を越えた薬師岳はかなり吹いていたが、段々弱まってきているのか、歩けない程ではない。当初は20mの爆風を期待?していたが、15m前後と言ったところか。これなら観音岳まで行けそうだ。と翌日の悪天敗退を見越して観音岳までピストンをする。
観音岳のピークを踏んでおけば、仮に翌日天候が悪く稜線に出れず下山をしても何となく自分の中で気持ちの折り合いが付けそうだと感じた。
丁度薬師岳に戻って来た時には、薬師岳小屋に泊まる予定の3人パーティが居たが、空身であった。恐らく南御室小屋に張る事にしたのだろう。。。
という事で、この日の薬師岳小屋は完全貸切となった。
風は夕暮れまでゴーゴー言っていたが、日が沈むにつれ静かになっていった。
一人での小屋は特に何をする訳でも無いが、周囲に誰も居ないという事でなんかウキウキしていた♪
<2019.12.22>
翌日。
3時に起床 外に出ると風はほとんどなく、朧月になって月は出ていた。気温も高く寒さを感じさせない。これなら地蔵岳まで行けそうだ。と早々に準備を行い出発することにした。
この日の予報は荒天予報の為、荒天になったら引き返す。また、7時半になったら引き返すというルールで出発。真っ暗ではあったが慎重にテープやペンキを拾って何とか地蔵岳へ到着することが出来た。オベリスクの登攀をヘッデン一つの真っ暗の中で行うのは多少気が引け、明るくなるのを待とうか迷った。予定だと明るく成る予定ではあったが、一向に明るくならないのと、北風がここはもろにあたる所で寒くて早く帰りたかったので、早々に地蔵岳ピークを目指す。
何とか山頂直下迄行って、早々に下山をして、薬師岳のテント場を目指す。ここまで無補給だったので、その行動食やお湯を担いで来てそのままテン場迄戻るのも癪なので(笑) 観音岳で一本立てる。その頃にはようやく朝になっていた。富士山がまだきれいに見えていたので、天気は何とかなりそうだなとホッとする。
予定よりも1時間程巻きで小屋に到着。
それでも、天気の崩れが心配だったので少しでも早く下山をしようと、早々に荷物を撤収し下山開始。
南御室小屋と夜叉神峠で休憩をしながら、2時間半ほどで夜叉神に到着した。
帰路もとても順調で、11時に夜叉神を出たのに14時には自宅に着けた。
自宅について、洗濯をしてのんびりとお風呂に入って疲れと寒さを癒せた。
強風と雪不足。悪天の恐怖の2日間ではあったが、終わってみると意外にそうでも無く充実した山行となった。
たまにはこんな山行も良いなって思える内容の山行であった。
まずは、山行の様子をアップしました。
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