富士山吉田ルート 高山病の中なんとか登頂
- GPS
- 17:54
- 距離
- 14.6km
- 登り
- 1,538m
- 下り
- 1,554m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
山小屋で宿泊せずヘッドライトをつけての山行。天候は問題なかったが、山頂近くになるとレインウェアを着ていても風が肌寒く感じられた。 |
感想
初の富士山、どころか1500m以上に初めて足を踏み入れる、記念すべき一日。
ただ登るだけではもったいないと、リーダー(猛者)の恒例行事になっているという「FUJIYAMA KITCHEN」での朝食にはじまり、浅間神社、忍野八海の散策を経て温泉の休憩室を貸し切って2時間程仮眠。
18時頃に富士北麓駐車場へ移動してバスで5合目に上がり、1時間程高度に慣らしたあとにヘッドライトをつけて21:00ごろに出発。
事前に7合目までの予行演習をしていたこともあり、7合目までは落ち着いたペースで登るも、そこから急激に高山病に悩まされ、同行6人の足を引っ張る形に。
先頭を切らせてもらって、ほとんど上を見ず足下だけを見て半歩ずつの歩みを地道に積み重ねるという修行のような登山に。(苦しかったけど案外嫌いじゃない)
高山病の症状としては、「ダルい・ボーッっとする・心拍数が上がる」から、8合目あたりからは「無理をしすぎると吐き気をもよおす」という感じに。このまま登り続けても山頂には行けそうだが、山頂でのご来光を楽しみにしている健康体の6名の足を引っ張りすぎるのが気になるのと、吐き気が顔を出してきて弱気になったのもあいまって、「下山しようと思う」とリーダーに相談するも「大丈夫ですよ、行きましょう!」という言葉に励まされ、肚をくくる。
ご来光は9合目手前の少し広くなった道ばたで。みんなは写真を撮ったりしてたけど、自分は夢うつつで「エマージェンシーシートって思った以上に優れものだなー」と思いながら、染まりゆく大空をボーッと眺める。
頂上からの雲海は格別だったがさすがにお鉢周りは出来ず、火口をバックに写真を撮って下山。次はお鉢周りもしたい。
他にも頂上を間近にしたあたりから1名、下山途中で2名ほど高山病になるも、女性の初心者2名は下山まで何ともなかった。リーダー以外の初心者だけでいうと、高山病の確立は6分の4、うち行動に大きく支障が出たのは6分の2ないし3という結果でした。多いのか少ないのか。
自分の高山病、山頂付近の1時間近くの渋滞(ほとんど進まず)などで往路はなんと予定より+4.5時間、また下山路で女性一人が強力な睡魔に襲われて全員で仮眠を取ったりしたので、結局18時間近くの長丁場に。でも暖かな日差しを感じながらの昼寝はほんとに気持ちよかったし、これだけ長い間山に居たことがなかったので新鮮だった。
高山病対策の反省点。
・出だしのペースはゆっくりだったとしても、休憩を取る回数が少なかったかも
・前日にしっかり寝る(寝不足ではないにしろ不足気味だった)
・高山病耐性がないことが分かったので、次回は観光なしで登山に専念する
ただ、前回も7合目まではなんの問題もなかったので、これは体質だと諦めるべきなのかも。
いずれにしろ体力的には問題なかったので、来年また行ってみて確かめよう!
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