新穂高〜折立 北アルプス最深部
- GPS
- 74:25
- 距離
- 51.7km
- 登り
- 3,794m
- 下り
- 3,525m
コースタイム
05:50 新穂高
10:10 鏡平
11:10 弓折乗越
12:30 双六小屋
15:00 三俣山荘
8/11
04:30 三俣山荘発
06:00 黒部五郎小舎
07:15 黒部五郎岳
08:50 黒部五郎小舎
10:30 三俣山荘
12:00 黒部源流碑
14:30 雲ノ平キャンプ場
8/12
05:30 雲ノ平キャンプ場
07:50 薬師沢小屋
10:30 太郎平小屋
11:00 薬師峠
8/13
04:40 薬師峠
05:00 太郎平小屋
08:20 折立
天候 | 8/10 晴れ 8/11 曇り 8/12 晴れ 8/13 曇り時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
8/10 新穂高5:30着 8/13 折立9:00発→亀谷温泉9:40着・11:10発→富山12:00着 13:10発サンダーバード |
コース状況/ 危険箇所等 |
新穂高〜鏡平 急登がしんどい。 双六〜三俣 巻き道を追加。平坦だが結構長く感じた。 三俣〜黒部五郎小屋 巻き道を通過。雪渓2カ所あり。アイゼン不用 温泉は折立からのバスで途中下車できる亀谷温泉。 10時から600円。 昼飯は富山駅の白エビ亭。 |
写真
感想
夏の盆休みは久しぶりのテント泊単独縦走in北アルプス。
意気揚々と会社を早々にあがり新大阪から新穂高行きのバスに乗り込む。
4泊5日テントで新穂高から室堂までの縦走。
自身のキャリアの中で最長の行程です!
10日早朝新穂高に到着。バスターミナルの辺りが工事中でなんか過ごしにくかったなー。
朝食をとり出発。登山口までは淡々としたほとんど平坦な道。
ここで飛ばし過ぎで後々ばてないようにゆっくり歩く。
(結果的にバテたけど。。。)
わさび平の小屋を過ぎ少しいくとようやく登山道と相成る。
急な道をずんずん登る。4泊分の食料が重い・・・
肩に食い込む荷物がイヤになる。
ちなみにこの休みの天気は10日だけが晴れでそれ以降は曇りか雨。
景色を楽しめるのは今日だけと周りの景観を楽しもうとするが
余裕があったのは鏡平に着くくらいまでそれ以降はひたすら下をみてましたw
バスで移動した日は調子が出ないー。
弓折乗越でゼリーとドーナッツを食べ、少し眠ると体力回復。
ここから双六までは楽にいけた。
小屋でまたまた大休止後、双六への登りから巻き道へと進む。
意外とこの巻き道が長くバテた。
あの稜線を超えたらきっと合流点に違いない!と何度も思うが
その度に道は続いててがっかり。が3回くらいでようやく合流地点。
あとはころがるように下り三俣山荘到着。行動時間10時間超。
この日はお盆前ということでテント場は瞬く間にいっぱいに。
自分はなんとかいい位置でテントを張れた。学生さんが多かったなー
荷物を減らすためにメシを豪華目にというより詰め込み気味に食して就寝。
翌朝高校生のざわざわする気配で起きる。3時過ぎ。
めずらしく途中目覚めることなく眠り続けていたよう。
肩が重いけど体調は良さげ。が天気がパッとしない...
明るくなるのをまって雲の様子をみる。結構流れが早い&雲が高くなってきたので
雨はないだろうと黒部五郎へのピストン決行!
空荷なので進む、進む!1時間ちょっとで小舎到着。
天気もどんどん晴れてきて、そのまま一気に頂上へ!
頂上でゆっくりしていると小舎からのきた人たちが続々と登ってきた。
写真をとって下山。カールの真ん中辺りでは完全に晴れて気分上々!
テントまでもどって昼食をゆっくり食べて撤収し、2日目のキャンプ地雲ノ平へ出発。
と、雨がぱらついてきた、いよいよ降り出すか!?と思ったが結局30分ほどでやみ安堵。
天気予想はずれろよーーーと再度強く願をかけておく。
源流碑をパスし、ーこの源流碑千曲川みたいに水がちろちろ流れているかと思っていたら
本当に碑が建っているだけだったのがちょっとがっかりだったー
雲ノ平への急登に取りかかる。これが結構きつい!
昨日もっとメシくって荷物へらせばよかったよー
急登の終わりで休んでいるとすんごいスピードで3人の登山者が駆け抜けていった。
トレランと登山の間みたいな格好で。あーいうスタイルもあるんやー。
ー後日その究極版をみることになるのだがー
そのまま平坦な道を歩き15時過ぎ雲ノ平のキャンプ場到着。
昨日よりも遅めの到着だったのでよい場所がなかったが
トイレからやや近めのところに平坦な一人用の場所をみつけてそこに張る。
昼寝をしてしまったら既に5時前。小屋に幕営の申し込みに行く。
ここは小屋までが30分弱かかるのでめんどくさい。
小屋についたらちょうどメシどきらしく売店もしまっていた。ビール買えず。。。
ゆっくりテントもどってテン場との分岐でぼーっとしていると
6時を過ぎてもまだパラパラと登山者がやってきていた。
日が暮れてテントに戻り、ぶ厚い雲の下で眠る。
朝方テントにパラパラと雨の音。
今度こそ雨キターっと思い明るくなるまで様子見。
4時半頃になると雨もあがり雲がすごいスピードで動いている!これは晴れまっせ!
急いで撤収し出発する頃にはもうピーカン。
天気予報はずれてやんのーーー、ざまぁみろ!と心の中でどーでもいい悪態をつく。
雲ノ平の平坦な道を快晴の中に歩くのは気持ちよい。
しかーし、次にやってくるのは激下り!
登りもハードだがこの暗く湿った岩だらけの道を下るのも結構難儀。
結果的に今回ココが一番の難所だった。で、登りの人とすれ違いが多くなってきたなーと思ったら
沢の音が一気に大きくなって薬師沢小屋到着。
ここは個人的にいつか泊まってみたい小屋の一つ。
あまり人がいなさそうで静かな夜をすごせそう。ここで薬師峠から来た人と情報交換。
薬師峠のテン場大変混雑模様で13時頃でもいい場所がとれないとのこと。
このペースでいけば11時前には着く予定で、いい場所があったらそこで張って
なかったら一気にスゴ乗越まで行くかと決意し、出発。
太陽も高くあがり、谷の奥まで光が降り注ぎ
以前秋にこの道を通った時はひんやりとした道という印象だったが今回は非常に暑かった。
んで、薬師沢の水がうまかったので水を頻繁に飲んで最後の登りでまたバテた。
10時半頃に太郎平小屋に到着。
ここで取材班っぽい人たちを発見。
どうやら昨日から日本アルプス縦走レースというのをやっているらしくその取材らしい。
日本海から太平洋までの400キロを縦断するというとんでもないレース。
1日で薬師岳あたりまできて、2日目で上高地に抜けるそうだ。
夕方くらいに1位の人が走っていた。昨日雲ノ平でみた人のような格好で。
世の中にはとんでもない化け物がいるもんだ。
4泊くらいでひーひーいうてる場合ちゃうな。
なんて思いながらビール片手に日光浴しながら眺めてました。
この日は昼以降こんな感じでビール飲んで、本読んで、昼寝してっと
家にいたらオカンに確実に追い出されそうな午後を過ごしてしまった。
夜、この日はペルセウスザ流星群の極大日。21時くらいにふと目を覚ましたので
テントの扉をあけて空をながめると、ぶっとい流星が空を横切っていった。
あれほど長く太い流れ星は初めて。
ずっと見たかったけどいかんせん蚊がうっとおしいので
5個くらいみてテントにひっこんだ。
翌朝本来ならこの日が今回の山行のメインルート。
薬師岳と通過して一気に五色ヶ原までのロングトレイルのはずだったが
ここにきて天気が崩れだし翌日も回復する見込みはなさそうなので下山することに。
4時半には撤収完了し5時過ぎに太郎平小屋。
そこからは朝が早すぎで人気のいない太郎平を下る。
風が吹きガスで視界の遮られた人気のない道は結構好きだったりする。
カッパを羽織らない程度の雨もほてった体にはちょうど良い。
三角点すぎたあたりから折立からくる人とすれ違い始める。
こんな天気なのにみんな登る登る。
8時過ぎに折立到着。9時のバスで温泉へ。
下界はそんな天気が悪くもなく、下山が適切だったのかは微妙。
とまぁ結局3泊4日の旅となりましたが
天気もそれほど大崩れせずよい山行となりました。
おわり
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