箱根外輪山〜沼津アルプス〜伊豆山稜線歩道
- GPS
- 30:05
- 距離
- 131km
- 登り
- 6,569m
- 下り
- 6,678m
コースタイム
- 山行
- 13:40
- 休憩
- 0:23
- 合計
- 14:03
- 山行
- 15:09
- 休憩
- 0:54
- 合計
- 16:03
天候 | 1日目:晴れ 2日目:曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
ゴールは河津駅 |
写真
感想
年末年始は北海道を離れて伊豆箱根の低山を一泊でハイキングしてみることにした。箱根湯本駅から箱根の外輪山、沼津アルプス、伊豆山稜線歩道をつないで河津駅まで歩こうという計画。何度も街に下りるので途中で面倒になったらいつでも中止にできるという超お気楽なルートだ。
【1日目】
早朝の電車に乗って箱根湯本駅まで移動。快晴の空が広がっていてモチベーションも上がる。まずは金時山へ向けて箱根の外輪山を進んでいく。広くて歩きやすい快適な登山道だった。箱根の山々や正面には富士山もどーんと見えて素晴らしい景色。気候も日差しが暖かくて風が冷たい感じで超快適だった。軽量化したとはいえ荷がちょっと重いのだけが不快である。金時山が近づくとスライドする人も増えてくる。残念ながら金時山の山頂だけガスで真っ白だった。
金時山からは乙女峠方向に進む。富士山が間近に見えて大迫力だった。乙女峠を過ぎるとスライドする人もほぼいなくなる。丸岳から先は箱根スカイラインに沿っての道。車の音が聞こえて来て微妙な気分だった。湖尻峠から先は登山道崩壊のため通行止め。芦ノ湖畔を進む。湖畔の雰囲気のいい道かと想像していたけどそうでもなかった。道も何ヶ所か崩壊していた。歩く人も少ないと思われた。
国道に合流後は沼津の街に向けてひたすら車道歩き。箱根峠で「沼津22km」の看板を見たときは遠くて少しうんざりした。既に行動食がなくて空腹マックス状態。街で何を食べようかとそればかり考えながら歩いていた。すき家を発見したときは嬉しくて泣きそうになった。その後はスーパーマーケットで食料を調達して沼津アルプスの登山口まで進む。
暗闇の沼津アルプスへ入っていく。いきなりの急登で息も上がる。沼津の夜景が綺麗だった。ビバーク出来そうな場所を確認しながら登る。徳倉山の山頂は広くて芝生みたいになっていた。マットがなくても快適に寝れそう。時間も遅いしここを今日の宿泊場所とした。急いでツエルトを張る。さすがにマットがないと地面からの冷気で寒かった。ウトウトしていると除夜の鐘が聞こえてくる。今日が大晦日だったことを改めて認識した。
【2日目】
4時起床。寒い朝だった。前日の疲れがまだ残っているが行くしかない。夜明け前の暗闇のハイキング道を進む。朝からいきなりの急登も多くてとても辛かった。途中初日の出が目的と思われる4人組とスライド。ただ雲が多くて太陽は見れなかったのではと思われる。鷲頭山の先から多比の街方向へ下山。しばらくは海沿いの道を進む。コンビニで朝飯を食べて行動食を追加で調達した。
金冠山へ向けて山の方へ入っていく。しばらくは舗装路。市民の森からようやく登山道が始まる。金冠山の山頂は雲が多くて景色はいまいち。富士山も見えなかった。金冠山から伊豆山稜線歩道を進んでいく。この日は全般的に風が強くて微妙に寒かった。ペットボトルの水がずっと冷え冷えで飲むと体が寒くなる。温かい飲み物が欲しい気分だった。
山稜線歩道はほぼ車道に沿って続いている。ただ正月だからか車も少なくて静かな雰囲気だった。微妙なアップダウンも多くて疲れた体には案外しんどかった。ここは2018年12月にトレランレースで一部区間を走っている。そのときに見た風景はほぼ記憶にないので新鮮な気分だった。案内標識に書かれている距離表示がなかなか減らなくて今日中に河津駅まで到着できるのか途中とても不安になった。
天城峠に到着した頃には真っ暗となってしまう。天城トンネルは超不気味でオバケでも出そうな雰囲気だった。あとは河津駅までひたすら車道歩き。ずっと下り基調だけど疲労と寒さでマジ辛かった。交通量も多くて歩道がないところはちょい恐怖。東京まで戻れる最終上り電車に間に合うよう必死に歩く。この寒さの中でもう一晩ビバークするのは勘弁だ。なかなか駅まで着かなくてあまりのしんどさに泣きそうになる。どうにか15分前には河津駅に到着。良かった。これから帰るのも遠いんだけど…。
天気も良く伊豆箱根の山々を満喫することが出来た。2日目は寒くて辛かったがこの山域は夏は暑くて地獄を見そうなので結果的にこの時期で良かったと思う。どうせならもう1日追加して天城山まで歩けば良かったと帰ってから後悔したのである…。
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