北アルプス 蝶ヶ岳(長塀山でテン泊)
- GPS
- 29:34
- 距離
- 25.3km
- 登り
- 1,395m
- 下り
- 1,392m
コースタイム
- 山行
- 8:10
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 9:09
天候 | 29日晴れ、30日雪(霙交じり) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
12/27、仕事納めから足早に上高地へ向け出発。
翌28日は机上講習&ロープワーク講習。
そして29日、雲一つない絶好の天気のなか蝶ヶ岳へ向け出発。
人気がなく静寂に包まれた河童橋、青空に浮かぶ穂高や焼岳など、贅沢な空間や景色を楽しみつつまずは徳澤園へ向けて足をすすめた。
これまで、無雪期には何度か歩いたことはあるが、雪があるのは初めてであり、見える景色や登山道の様子など全く違った場所に感じてとても新鮮だった。
徳澤園からは本格的な山道ということでアイゼンを装着。
出だしから急登の連続だったが、リーダーがゆっくりペースを保ってくれていたので、バテることなく登っていけた。
ところが、どうしたことか長塀山手前辺りから左ひざに痛みが出始め、ひざを曲げるのがとてもつらい状態で、引きずるように歩く始末・・・
ということで、天気がいいにもかかわらず途中から写真を撮る余裕がなくなってしまった(T_T)
それでもなんとか幕営適地に到着。
ほっとしたのもつかの間、当初は頂上アタックは明日の予定だったが、天候等を勘案しテントを張る前に頂上へ行くとのこと。
不安を抱えつつ頂上へ向け出発。
ザックをデポしたおかげもあり、若干は足取りは軽くなったものの、足を引きずりながらの歩行にはかわらず・・・
それでも、樹林帯を抜け視界が晴れ蝶ヶ岳や常念岳の姿が見えると、なぜが足取りはぐっと軽くなった。
蝶ヶ岳頂上からは360度の大展望。
そのなかでも、白く染まった槍ヶ岳から奥穂高岳への連なりは、ここまでの疲れや痛みを忘れさせてくれるほどの大絶景だった。
遮るものがない蝶ヶ岳の頂上は風が強く、長時間の滞在は危険ということもあり、一通り写真を撮ってすぐに下山開始。
テン場へ戻り、リーダーの支持の下、初めての雪上テント設営。
テントを張り終え、水づくり用の雪を確保した後、腹ごしらえ前に水作り開始。
晩飯用、朝飯用、そしてメンバー8人分の水を作るのに約2時間を費やし、冬山テント泊の大変さを痛感した。
晩飯は寄せ鍋を皆でつついたが、これが最高にうまかった。
おなかを満たした後は、明日に向けてシュラフにもぐりこんだ。
夜中、シュラフの顔周りが結露でビショビショになり、なかなか寝付けないまま起床時間を迎えた。
ハンバーグ&コンビーフ丼で腹ごしらえした後、出発準備を整え外へ出ると雪が降っていた。一晩で10センチほどの雪が積もっていた。
雪が降る中テントを撤収し下山開始。
徳澤園へ下るまでにすれ違ったひとはわずかに1人。
雪でトレースがない中、リーダーが慎重にルートを見極めてくれ、無事徳澤園に到着。
昨日はいくつかのテントがあったが、時間が早いことまたあいにくの天気ということもあり、テントはゼロ。
徳澤園から河童橋へ向かうころには、雪が霙というか雨に変わり、気分的にも疲労はピークに。
それでも無事河童橋まで帰還。
痛み止めを飲みまくったおかげで、なんとか下りてくることができた。
今回の山行は、雪上テント泊や雪からの水作り、冬の上高地や積雪期の北アルプス登山など初めて尽くしだったが、どれもこれもとてもいい経験であり、大変勉強になった。もっともっと経験を積んで、レベルアップを図っていきたい。
がしかし、左ひざの痛みはなんとかしなければ・・・
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する