燧ヶ岳+三条の滝+尾瀬沼一周♪(大清水起点)
- GPS
- --:--
- 距離
- 36.7km
- 登り
- 1,859m
- 下り
- 1,858m
コースタイム
7:53 尾瀬沼VC
8:47 沼尻
10:08 燧ヶ岳俎
10:23 燧ヶ岳柴安
11:45 見晴
12:50 三条の滝
13:25 休憩所(雨宿り)
14:00 発
15:10 白砂峠
16:15 三平下
17:40 大清水
天候 | AM晴れ PM雷雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
一ノ瀬〜三平峠間の木道は破損箇所があります。 濡れた状態での木道は滑りやすく、転倒に注意です。 |
写真
感想
日帰りで尾瀬へ行ってきました♪
今回は大清水〜尾瀬沼〜燧ケ岳〜見晴〜三条の滝(ピストン)〜尾瀬沼〜大清水と歩く長丁場です。
朝は4時半に前橋を出発し、6時過ぎに大清水に着。
ピークを過ぎているので、土曜のこの時間でも駐車場は空きが目立ちます。
空はやや雲が多いですが青空も広がり、天気はしばらくは持ちそう。
とは言え、あまり良くない予報だったので降られる覚悟で臨みます。
一ノ瀬までの林道はヨツバヒヨドリやハンゴンソウ、ソバナなど夏後半の花々が咲き乱れます。
一ノ瀬を過ぎてからは谷間なので樹林帯はまだ薄暗く、涼しい登山道を登っていきます。
途中、朝日が差し込み景色全体が黄緑色〜黄金色に染まります。
十二曲がりを登り切ると視界が開けます。
よく晴れており、遠くに至仏山も望めます。このまま天気が持つことを期待して歩いていきます。
三平峠手前ではアリドオシランが複数咲いていました。
林内の朝のまだ薄暗い時間帯のため写真は撮れず、帰りに撮ろうと先へ進みます。
木道は前日の雷雨で濡れており、滑りやすく注意が必要です。
幸い今回は一度も転びませんでした。下手に手をつくと切り傷となります。
三平下へ降りると、湿原には夏の後半に咲く植物がお出迎え。
特にサワギキョウやオゼミズギクは至る所でこれでもか、と言うくらい咲いていて湿原を濃紫色と黄色に彩ります。
尾瀬沼ビジターで少々休憩し、大江湿原へと出ます。
湿原はこちらも黄と紫をベースに様々な植物が咲いています。
間もなく花のシーズンも終わり、湿原は草紅葉へと景色を変えていきます。
沼尻では休憩中の登山者多数。
尾瀬ヶ原から来た人、これから尾瀬ヶ原へ向かう人、時間的には両者おられたと思います。
燧ケ岳はよく見えており、今回は展望は期待できそうです。
ナデッ窪を登っていきます。
前半、登山道は草が茂るところもあり先行き不安になりましたが、後半は下草が丁寧に刈り払われており(長蔵小屋スタッフの方々でしょうか)歩きやすくなっていました。
とは言え、急登で岩場の多い登山道。木道が整備されて歩きやすい尾瀬の中では間違いなく悪路に分類されます。
個人的にはぬかるみの多い長英新道よりはずっと好きですけどね。。
しばらく歩くと徐々に尾瀬沼が小さくなり、全景が見えるようになってきます。
急登を一旦終えると、ピークの爼瑤盡えてきます。
ヒウチに登るときはなぜか悪天候のことが多いので、このあたりで俎が見えたのは初めてかもしれません。。
山頂直下は緩やかな上り坂から一転。短い距離ですが再び急登になり、最後の関門となります。
無事登り切ると爼堯2346m)に到着。雲が多い中、開けた展望が待っていました。
平ヶ岳や会津駒ヶ岳、さらに遠くには奥只見湖や越後三山あたり(どれがどのピークだかは良く分かりません;)も見えます。
小休止して、山頂の柴安堯2356m)へと向かいます。
下って上り返す内容です。ピーク時には結構渋滞することもあるのですが、今回はすんなり登頂。
尾瀬ヶ原と奥には至仏山、笠ヶ岳までよく見えていました。
天気は清々しく、皆さん展望を楽しんでいました。
見晴新道で降ります。
ここは見晴までほぼ真っ直ぐにに下るルートですが、岩がゴロゴロとしており下りに使うには結構な悪路。
距離も比較的長く、毎回結構負担の大きい区間です。
見晴で早いお昼休憩。
赤田代、温泉小屋を経由して三条の滝へと向かいます。
だいぶ積乱雲が広がってきて雲行きは怪しくなってきます。
もともと降られる予想のもと歩いているので気分的には楽です;
平滑ノ滝は前日の雨のせいかやや水量は多めでした。
三条の滝の豪快に流れ落ちる景色に期待してさらに下っていきます。
登山道はぬかるみ多く、岩なども湿っています。
下りも岩場が多いのでやはり尾瀬ヶ原のハイキングがてら、軽装で来るのは少し難儀かなとも思います。
目的地の滝へ到着!
予想通り、水はやや濁っており水量は多かったですが、残雪の頃に比べると少ないかなと思いました。
展望台は始終貸切状態だったのでもう少しのんびり眺めていたいところですが、空がみるみるうちに暗くなってきたので急いで来た道を引き返しに入ります。
そういえば、滝のすぐ脇にクライマーが2人ほど。
三条の滝って登れるんでしょうか・・。帰ってから検索かけてみましたが、ルートや登った記録は特に見つかりませんでした。
再び歩き始めて15分も経たないうちに激しい雨が降りはじめました。
急いでレインウェアを着用し、雨の中来た道を登っていきます。
平滑ノ滝の見える場所を通過する頃には登山道はすっかり沢となっていました。
登り切って休憩所で雨宿りさせてもらいます。
雨だけならまだしも雷の中、周りに高いものがない湿原歩きは危険極まりない行為です。
この日は落雷による事故が大阪と槍ヶ岳で2件起きていたようですね・・
30分ほど休憩し、雨が一旦収まったところで再び歩き始めます。
見晴あたりは雨も降り止んでいましたが、白砂峠への登りに入ると再び激しく降りはじめました。
仕方がないので雨の中、沢の登山道を登ります。
余談ですが、レインウェアは今年で9シーズン目。防水機能は相当に低下し、穴も幾つか開いています。
大学時代からずっと着続けているので、そろそろ買い替え時かな〜と思っています。
白砂峠を越え、白砂湿原あたりから雨は弱まってきます。
沼尻に着くころにはようやく完全に止み、燧ケ岳も見えていました。
沼尻からは尾瀬沼南岸を通り、途中途中で開ける雨上がりの尾瀬沼の景色を楽しみながら、木道滑りに気を付けながら歩きます。
途中、逆さヒウチが良く見えている箇所もありました。
三平峠までは最後の登り。
登り切るとあとは下るのみです。
下り途中、行きで見つけたアリドオシランと格闘。
ピントを合わせづらい植物なので、なかなか諦めがつかずにだらだらと撮り続けました。
あたりは徐々に薄暗くなってくるので、断念して下りに入りました。
一ノ瀬からは時間稼ぎで軽く走ることにしました。
普通に歩くより20分強早く下山することができ、帰りに望郷の湯に寄り、帰宅しました。
ハードな一日でしたが、尾瀬沼・尾瀬ヶ原と歩くとその時期の尾瀬を満喫できるような気がします。
全然関係なしな話ですが、本日NHKで「奇跡の湿原 尾瀬」のドキュメンタリー番組を放送していました。
映像がとても綺麗で、ああいう写真をいつか撮れたら良いなと思いましたね。
尾瀬綺麗ですね〜
今年の7月に2泊で行こうと思っていたのですが
生憎の天気で中止になったんです、、、
時期を外すとのんびり歩けそうですね
それにしても日帰りの距離ではないですよ!
ビックリしました
コメントありがとうございます
7月の尾瀬はニッコウキスゲのピークの週末に当たると木道が渋滞するほど混みますよ
その時期の土日はまず避けてしまいます・・
8〜9月は比較的すいているので、長距離or快適に歩くとしたらこの時期がオススメです
尾瀬沼や尾瀬ヶ原は木道が整備されていて平坦なところも多いので距離の割には疲労は少ないですよ
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